温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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【すべて1人泊可能】2023年はここに泊まりたい!各都道府県から1軒ずつ、一番泊まりたい宿を選出した【全47軒】

2023年も1人で、お湯が良くて食事もおいしい宿に泊まりたい

1年前に比べると、気兼ねなく旅の計画を立てられるようになった2023年。
全国旅行支援のさらなる延長も決まり、GWや夏に向けて旅の計画を練り始めた方も多いかもしれません。

そんな2023年も「1人で」泊まれる温泉宿に絞って、47都道府県から1軒ずつ、1番泊まりたい宿を選びました。

このリストはもともと私が「次の休みにどこに行こうかな?」と考えたときに、選択肢を絞りやすくするために作っているリストです。昨年もピックアップした47軒の宿の中から11軒の宿に実際に泊まりました。
ちなみに、毎年「泊まりたいリストじゃなく泊まってよかった宿のリスト出せ」というコメントをいただきますが、この記事の最後にリンク載せてるのでそっち見てくださいね。

私は基本的に食事は宿で食べたいので、今回も「1人でも2食付きで泊まれる宿」を選んでいます。

また、私自身土日休みの会社員で、土日を中心とした旅の予定を立てることがほとんどのため、1人で泊まれるのは平日のみか?土曜日などの休前日でも1人で泊まれるか?についても明記するようにしています。

自分のためのリストではありますが、多くの方の旅のきっかけになりましたらうれしいです。

また、手前味噌ですが、私なりの「一人旅に優しい温泉宿」の選び方については著書に詳しく書いていますので、ご興味のある方は手に取っていただけたらうれしいです。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

本稿は2018年から毎年公開している記事で、今回が6回目になります。 過去5回の記事は以下です。

2023年宿選びのテーマ

2023年も「お湯が良くて食事がおいしくて1人で泊まれる宿(できれば土曜日も!)」ということでシンプルに選びました。

私自身電話が苦手で、できる限りネット予約できる宿に泊まりたいので、選んだ宿はすべてインターネット予約が可能な宿です。「ネットでは1人泊のプランは出ていないけど、電話して空室があれば予約できる」宿はわりとありますが、今回の選定の対象からは除外しています。

また「直前に空室があるときのみ1人泊のプランが出る」宿についても除外しました。予約できない曜日や時期はあっても、基本的にはコンスタントに1人泊のプランを出している宿から47軒選んでいます。

また、登山やトレッキング、ハイキングと「温泉宿への宿泊」を組み合わせた旅は、今年もおすすめしていくつもりです。
過去に宿泊した「絶景+温泉宿」「登山+温泉宿」をまとめた記事はこちら↓です。

宿泊料金の表示について

「1人泊で1泊2食付きで泊まったときの最低料金」税込価格を表示しています。なので、素泊まり、あるいは朝食のみのプランならもっと安く泊まれる場合もあります。

また「1人泊の場合は素泊まり・朝食付きのプランしか提供しない」という宿もわりと多いのですが、私自身は宿で2食食べたい人なので、今回選んだ宿はすべて1人泊でも2食付きのプランが選べる宿です。
チェックインしたらもうどこにも出かけたくないので、1人で泊まるお客にも普通に夕食提供してほしいなと、切に願っています。近場に飲食店がたくさんあるような立地なら泊食分離も良いとは思うのですが、そうは言っても選択肢が多いとありがたいですよね……。

旅行支援で国内の需要も増え、外国人観光客も戻ってきたというのに宿泊施設では人手が足りず、一人客の受け入れをやめてしまった温泉宿はけっこうあります。
また物価高もあり、もともと割高になりがちな一人泊の宿泊料金は、数年前よりも確実にアップしています。2020年~2022年前半と比べると旅はしやすくなったけれど、一人旅にはちょっと厳しいご時世になったなと感じています。
47軒の宿はさまざまな価格帯の宿から選んでいますが「値段の高い宿が多い」と感じる方もいるかもしれません。

「今年泊まりたい宿」という、夢・希望・抱負を語る記事ですからある程度ご容赦いただきたいのですが「高い宿ばかりで参考にならない」あるいは「実際泊まった宿を紹介するんじゃないの?」と思われた方には以下の記事がおすすめです。

私が過去に泊まったことのある、土曜日でも2食付きで1万円以下で1人泊できる温泉宿をまとめています。

前置きが長くなりましたが、ここからはいよいよ2023年に泊まりたい宿のご紹介です!

北海道・東北で一番泊まりたい宿

記事公開日時点で、7軒中5軒の宿が「休前日1人泊可能」な宿です。
また、7軒中2軒は、以前にも泊まったことがあって「またぜひ泊まりに行きたい!」と思っている宿です。

北海道:豊富温泉 川島旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き10,890円~2022年は定山渓温泉 厨翠山を選出)

昨年選んでいた定山渓温泉の「厨翠山」には宿泊が叶い、評判どおりの美食の宿で大満足の宿泊でした。

2023年は、稚内に近い道北エリアにある豊富温泉の「川島旅館」を選びました。

石油試掘中に天然ガスとともに湧出した化石海水によるモール泉で、油分を多く含み石油臭がするのが特徴の温泉です。豊富温泉には5軒ほどの宿泊施設があるそうですが、川島旅館はシングルルームがあるので土曜日や連休でも1人泊可能、そして食事もおいしそうということで、以前から気になってはいました。


画像:じゃらんnet提供

しかし、最寄りの稚内空港は運航本数が少なく予定が立てにくいし、飛行機を予約しやすい千歳空港からは遠いのでなかなか足を運べずにいました。が……最近Twitterでこちらの宿に2泊する方を何人か見かけまして、食事のコースが「板長おすすめ」と「バターづくし」と2つから選べるんですが、かなりテイストが違って、どちらもおいしそうなんですよね。


画像:じゃらんnet提供

こちら↑は「板長おまかせ」の一例で、北海道の旬な味覚を詰め込んだコースです。
バターづくしは「豊富町の牛乳を使用した乳製品を使用した洋食ベースのコース」だそうで、そちらも大変おいしそう……。遠くてなかなか行けない場所だし、行くなら2泊して両方のコースを味わいたいな……と思い、計画を練っているところです。

ちなみに、1泊2食付き10890円からと、かなりお安いプランが出ていますが、こちらは「ビジネスプラン」なので食事の内容は異なります。写真を見たところビジネスは定食のようなメニューでしたが、ワンドリンク付きですし、連泊ならこちらで十分な方も多いかも。


画像:じゃらんnet提供

朝食では北海道の食材をバターに混ぜ込んだ「フレーバーバター」がいただけます。朝食はビジネスプランでも共通のようです。

交通については旭川から電車で行くか、札幌から高速バスのはぼろ号で行くのが現実的でしょうか。わりと温めのお湯のようなので、温かい季節にお邪魔したいです。

青森県:福祉健康保養センター つがる富士見荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12,100円~(2022年は酸ヶ湯温泉 八甲田ホテルを選出)

2022年は八甲田ホテルを選んでいましたが、宿泊が叶い、宿泊レポートも公開しました。こちらも再訪したい度満点の宿なので、いつかまた泊まりたいですね。

2023年は、北津軽郡鶴田町にある、福祉健康保養センター つがる富士見荘を選びました。弘前駅から五能線で40分弱の陸奥鶴田駅が最寄りで、駅からは送迎があるようです。

駅名、地名、宿の名前、いずれも馴染みがなく、じゃらんを見ていて「こんな宿があったのか」と最近知った宿なのですが、津軽富士湖の湖畔にある温泉ホテルで、湖にかかる鶴の舞橋の景観が大変美しいのだそうです。


画像:じゃらんnet提供

景観の美しさだけではなく、浴室は男女別の内湯のみですが、岩木山を眺めながらかけ流しのお湯に浸かることができます。食事の評判も味・ボリューム共に良く、それでいて2食付き1万ちょっとから1人泊できるリーズナブルな宿です。


画像:じゃらんnet提供

2食付きの最低料金は「12100円」としましたが、早割やセール中のプランを利用すれば10890円から2食付きで1人泊できます。ゴールデンウィーク中にもまだ空室がありますし、海の日連休やお盆でも1人で予約可能です。

津軽富士とも呼ばれる岩木山、弘前市内からしか見たことがないので、逆側から眺められるところも気になっています。

秋田県:小安峡温泉 旅館 多郎兵衛

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き17,600円~(2022年は白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉を選出)

2022年は、2021年に泊まって非常に良かったので再訪したい!と思っていた日景温泉を選んでいましたが……今年はさらに気になる宿が出てきました。

2023年に選んだのは小安峡温泉の旅館多郎兵衛です。1人泊できるのは平日のみですが、チェックしていると予約の少ないタイミングなのか土曜日1人泊のプランが出ることもたまにあります。

秋田県湯沢市の景勝地である小安峡の近くにある温泉宿です。恐らく、最も賑わうのは秋の紅葉時期ではないかと思います。奥羽本線湯沢駅が最寄りで、予約制で送迎もある模様。

天然秋田杉を使用した大浴場のほか、浴室は全部で4箇所あり、お湯はかけ流し


画像:じゃらんnet提供

女将自らこだわりの食材で作る料理も評判が良いようです。写真は春の夕食の一例ですが、山の宿なので山菜や筍などもありそうですね。


画像:じゃらんnet提供

1人泊でも予約可能な「グレードアッププラン」の「皆瀬牛サーロインステーキ」がおいしそうだったので、グレードアッププランで泊まってみたいですね。
あまり混まない時期にのんびり計画したいです。

岩手県:湯川温泉 萬鷹旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き13200円~(2022年は鶯宿温泉 川長を選出)

2022年は八幡平近くの秘湯の宿「鶯宿温泉 川長」を選んでいましたが、今年は他に気になる宿が出てきまして。

湯川温泉 萬鷹旅館」を2023年は選びました。北上線のほっとゆだ駅が最寄りで、駅からは乗合タクシーの利用となるようです。ほっとゆだ駅の駅名にもなっている温泉施設「ほっとゆだ」にもこの機に立ち寄りたいですね。

萬鷹旅館(まんたかりょかん、と読むようです)は、じゃらんでは「食べる宿 萬鷹旅館」という名前で登録されており、料理自慢の宿です。

「田舎会席」「手打ち蕎麦」「すっぽんコース」が売りで、すっぽんを余すことなく楽しめるすっぽんコースプランは、1名から予約が可能です!


画像:じゃらんnet提供

料理自慢の宿でも、特殊な食材を使用する宿プランは1名だと予約できなかったりすることも多いのです。1名ですっぽんコース食べれるって珍しいのでぜひ体験したいなと。


画像:じゃらんnet提供

浴室は男女別の内湯のみですが、かけ流し。
全4室の宿なので混み合うことはないでしょう。

1人泊は金曜日・土曜日の予約ができないのですが、土曜日に花巻あたり(台温泉や鉛温泉など土曜日1人泊できる宿が多いので)に泊まって、日曜日に萬鷹旅館に泊まる旅はどうかな……?などと考えています。

山形県:湯田川温泉 湯どの庵

休前日も1人泊OK・1泊2食付き24750円~(2022年は肘折温泉 湯宿 元河原湯を選出)

2022年は肘折温泉 湯宿 元河原湯を選び、宿泊してきました! 宿泊者専用の自家源泉の貸切風呂がすばらしく、朝食に出たつきたてのお餅に感動し、また泊まりたいし早く宿泊レポートも書きたいです。

2023年は湯田川温泉 湯どの庵を選出しました。
湯田川温泉は私の地元の温泉ですが、九兵衛旅館というお気に入りの宿があり、これまで何度も泊まっています。

しかし実は湯田川温泉にもう1軒、以前から気になっていた旅館がありました。それが湯どの庵です。


画像:じゃらんnet提供

浴室も含め館内の雰囲気が非常に良く、お湯は加温ありですがかけ流し。

食事もコース料理で大変おいしいと聞いていたのですが、たしか以前は土曜日は1人で泊まれなかったのですよね。それで「いつか泊まりたい」と思っているうちに数年前に食事をリニューアルして、コースではなく松花堂弁当のような一気出しの形に変わってしまったと聞き。それなら九兵衛旅館のほうがいいなあと思ってしばらく忘れていたんですが、今はまた、コース料理に変わっていました!


画像:じゃらんnet提供

「二十四節気を意識した月替わりのコース」とのことで、評判も上々のようです。しかも現在は、土曜日も1人で予約できます!

これは今のうちに泊まっておかなければ……と、計画を練っているところです。

宮城県:鎌先温泉 時音の宿 湯主一條

休前日も1人泊OK・1泊2食付き29850円~(2022年は鳴子温泉郷 旅館大沼を選出)

2022年は、以前から気になっていたけれどまだ泊まったことのなかった鳴子温泉郷 旅館大沼を選んでいました。昨年後半に改装のために休業したこともあって宿泊できなかったのですが……改装前より1人で泊まりにくくなってしまったので別の宿を選定しました。

2023年は、以前何度か泊まったことがありとてもいい宿だった「湯主一條」を選びました。最後に泊まったのは2018年で、宿泊レポートも公開しています。

浴室は「露天風呂付きの大浴場」と、昔ながらのタイル張りの浴室「薬湯」があり、それぞれに異なる源泉を使用しています。

広く快適で露天風呂付きの大浴場と、狭くて薄暗いけれど湯はすばらしい薬湯。どちらも楽しむことができるのがうれしいですね。

食事は、登録有形文化財にも指定されている、かつては湯治棟だった個室料亭でいただきます。

注文できるお酒の種類も多く、食事の内容や味も満足度が高く「また泊まりたい!」と思ったものの、ちょっと残念だったのが、一人泊だと予約できるのが「ひとり旅プラン」に限定されてしまい、食事をグレードアップできなかったんです。以前は。
それが今年チェックしたら、グレードアッププランである「美食プラン」が、一人泊でも選べるようになっていました!これは泊まりに行かなくては!!

美食プランだと、夕食の品数が多くなって食材もグレードアップされ、朝食では和食か洋食のどちらかを選択できるようになります。ひとり旅プランでは朝食は和食のみだったので、他の部屋の方が洋食を食べているのを知り「食べてみたい……」と思っていたのですよね。

お安い宿ではないので今年泊まれたら5年ぶりでしょうか。なんとか計画したいものです。

福島県:猪苗代沼尻温泉 沼尻高原ロッジ

休前日も1人泊OK・1泊2食付き29700円~(2021年はおとぎの宿 米屋を選出)

昨年選んでいたおとぎの宿 米屋も気になりつつ、今年は沼尻温泉の「沼尻高原ロッジ」です。

登山家の田部井淳子さんが始めた宿を、会津芦ノ牧温泉の「大川荘」がオーナーとなって再オープンした宿です。大川荘も泊まってみたいんですけどあちらは一人泊不可なんですよね……。でも、沼尻高原ロッジは今のところ休前日も1人泊可能です!

客室にはテレビを設置せず、代わりにiPadを貸してくれるというこだわりの宿。お酒も含むドリンクをフリーでいただけるラウンジなど、館内の雰囲気が非常に良い宿です。

浴室では、沼尻温泉の白く濁る酸性硫黄泉をかけ流しで、夜通し楽しめます。

そして……食事が大変おいしかった!見た目も美しく、地物食材も満載です。

食事の終盤で提供される蕎麦は、料理長が蕎麦の実の栽培から手がけたという十割蕎麦で、こだわりがすごい……そしてすべておいしかったです。

前回宿泊時は翌日に安達太良山登山を控えていたので、少しだけ慌ただしかったのですが……次回は登山と関係なしに泊まるか、登山後に宿泊してのんびり楽しみたいなと。前回は秋だったので、食材も変わると思いますし、別の季節に泊まってみたいですね。

一点だけ、最寄りの猪苗代駅から車で20分ほどの場所ですが、駅までの送迎はありません。

バスだと「中の沢下」というバス停で降りてそこから徒歩40分ほど。天気が良ければバス利用でも良いかなと思いますが、タクシー利用も視野にいれておいたほうが良いと思います。天気が悪いこともありますしね……。

この宿についてはタクシーを使っても行きたいすばらしい宿だと思っているので選出しました。車の運転ができない私の個人的な基準としては、タクシーは片道20分ぐらいまでの距離であれば、どうしても行きたい宿ならまあいいかな、と思っています。

関東で一番泊まりたい宿

2023年3月時点では、7軒中6軒の宿が「休前日1人泊可能」な宿です。
また、7軒中2軒は、以前にも泊まったことがあって「また泊まりたい!」と思っている宿です。

群馬県:万座温泉 万座亭

休前日も1人泊OK・1泊2食付き18,700円~(2022年は老神温泉 伍楼閣を選出)

2023年は「万座温泉 万座亭」を選びました。

万座温泉、有名温泉地だし近くに山もあるのにまだ泊まったことがないのです……。

万座の宿って古め・規模大きめの温泉ホテルが多くて食事はバイキング以外の選択肢がないところがほとんどですし、1人でのんびり泊まるには向かないなあと。近くに草津もあるし……草津でいいじゃん!と思っていたんですよね。

でも、温泉好きとしてやはり、万座にも1度は泊まってみたい。

実は、万座亭の食事は朝夕共にバイキングではなく、夕食は和食のコース料理・朝食は和食膳が基本です。そして写真で見た限りでは館内・室内もきれいな普通の温泉ホテルという感じ。女一人旅にもハードルが低いのでは……?


画像:じゃらんnet提供

という理由で、万座で泊まるなら万座亭だな!と、2020年にも「群馬県で泊まりたい宿」に万座亭を選んでいました。

しかしその直後にコロナ禍が始まり、そしてGoToトラベルを利用してこちらの宿に泊まった方が「料理多すぎ」とツイートして炎上するなどいろいろありまして……。しばらくの間1人泊のプランは出たり出なかったり……出ていても土曜日に泊まろうと思うとめっちゃ高かったりで、今はちょっと泊まりにくいな……と思っていたのです。

しかし現在は、現金支払い&1日2室限定のようですがコンスタントに「1人旅プラン」が提供されていて、土曜日も1人泊可能です。休前日の料金アップもほどほどで、個人的には許容範囲内かなと。


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美しい山並みを見渡せるログ丸太露天風呂に浸かったり、周辺にはハイキングコースもあるようなので天気が良ければ散歩したり。

万座温泉の他の宿への湯めぐりなどして楽しみたいですね。

栃木県:塩原温泉 創作料理と源泉掛け流しの宿 本陣

休前日も1人泊OK・1泊2食付き14,300円~(2022年は日光中禅寺温泉 中禅寺金谷ホテルを選出)

昨年は中禅寺湖半の温泉付きホテル「中禅寺金谷ホテル」を選んでいましたが、宿泊が叶い、宿泊レポートも公開しています。

2023年は、塩原温泉郷の古町温泉の「本陣」を選びました。塩原温泉のバスターミナルから徒歩10分ほどの宿ですが、連絡すればバス停までの送迎も可能だそうです。

「創作料理と源泉かけ流しの宿」と銘打っているこちらの宿、全5室の小旅館ですが、ありがたいことに土曜日でも1人で泊まることができます。


画像:じゃらんnet提供

浴室は2つあり、どちらも空いているときに貸切で利用する方式です。早めにチェックインしてお風呂三昧を楽しみたいですね。

食事の評判も非常に良いようで、地元食材をふんだんに使用した創作料理を楽しめます。


画像:じゃらんnet提供

また、日本酒にこだわりがある宿のようなので「利き酒セット」付きのプランで予約したいなと。なんと「焼き魚のおつまみ付き」だそうです。
利き酒セットプラン以外で予約した場合に利き酒セットがオーダーできるのか不明なので、日本酒好きなら利き酒セットプランで予約しておくのが間違いない選択だと思います。

茨城県:五浦観光ホテル本館/別館大観荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き25,300円~(2021年は湯の澤鉱泉を選出)

2022年は奥久慈(住所だと常陸大宮市)の鉱泉の宿「湯の澤鉱泉」を選び、こちらの宿も引き続き気になっているのですが……現在は一人泊できるのが火・水・木曜日のみで勤め人には計画しづらいので、今年は別の宿にしました。

2023年に選んだのは、北茨城市の海沿いの宿「五浦観光ホテル」です。1人で泊まれるようになったのは最近のようで、1年前は検索にひっかかってきませんでしたが、現在は土曜日も1人泊可能となっています。

海沿いのホテルなので、海を眺められる露天風呂などももちろんあるのですが……茨城にこんないいお湯が湧いていたのか!と驚くほどお湯が良いそうで。


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うっすら緑色に濁った、泉温70度近いナトリウム・カルシウムー塩化物泉にぜひ浸かってみたいなと。2人以上で泊まるときと比べると、1人泊はまあまあ料金アップしますが、それであってもちょっと気になるお湯です。

また食事は、茨城の海の幸を使用した会席料理で「かにグルメプラン」「あわびグルメプラン」などもあるようですが、個人的にはあんこう鍋の付く「あんこうグルメプラン」が気になりました。


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3月いっぱいで終了のようで、ちょっと紹介するのが遅かったでしょうか……。しかし、次の冬にでも計画してみたいものです。

千葉県:小湊温泉 自家源泉の宿 豊明殿

平日のみ1人泊可能・1泊2食付きで19,250円~(2022年飯岡温泉 いいおか潮騒ホテルを選出)

2023年は、千葉県鴨川市の小湊温泉にある「自家源泉の宿 豊明殿」を選びました。平日のみ1人泊可能な、全12室の小旅館です。

千葉県内でお湯の良い宿というのはなかなか難しいのですが、加温循環ありとは言え自家源泉を持つ小旅館ということで、きっと悪くはないんじゃないでしょうか!と期待しています。


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浴室から海が眺められるなど、シチュエーションはなかなかよさそうです。

食事は「南房総ならではの最高の魚料理」が楽しめるとのことで、こちらの写真が「スタンダードプラン」の料理例ですが、お刺身の盛り合わせや、金目鯛の煮付けが丸々一匹つくなどなかなか豪華。


画像:じゃらんnet提供

スタンダードプランのほかに、鮑の踊り焼きが付く「ちょっと贅沢プラン」もあります。近場で海を眺めて温泉に浸かって魚介と酒を楽しむ休日も、なかなか良さそうです。

埼玉県:和銅鉱泉薬師の湯 ゆの宿 和どう

休前日1人泊OK・1泊2食付き22,495円~(2022年は小鹿野温泉 須崎旅館を選出)

2023年は秩父七湯で最も古い歴史を持つという和銅鉱泉の「薬師の湯 ゆの宿 和どう」を選びました。秩父七湯は、江戸時代に選定されたという秩父地方にある七つの鉱泉のことで、以前ブログでもご紹介した「新木鉱泉」もその一つです。(諸説あり、和銅鉱泉を含めずに七湯とする場合もあるようです)

平日のみ一人泊可能な宿、と思っていましたが、調べてみると少し先の日程であれば土曜日も一人泊のプランが出ているようです。土曜日泊まれるのはなぜか「露天風呂付き(ただし温泉ではない)」のややお高い客室のみなのですが……選択肢が広がったのはありがたいことですね。ちなみに楽天トラベルでは1人泊のプランは出ておらず、じゃらんのみだったので一人旅の方はじゃらんでどうぞ。


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冷鉱泉の宿なので加温・循環ありですが、浴室は明るく広く、露天風呂もあり。


画像:じゃらんnet提供

食事の評判も良いようです。

最寄り駅の秩父鉄道和銅黒谷駅までは随時送迎していただけるとのことで、お湯については未知数ですが、きれいで食事がおいしい温泉宿という感じ。長瀞や宝登山に行くにも便の良い場所ですから、秩父観光やハイキングの前後に泊まるのに良さそうだなと思っています。

東京都:奥多摩の風 はとのす荘

休前日も1人泊OK・休前日1人泊15,840円(2022年も同じ宿を選出)

2022年に選んだ「奥多摩の風 はとのす荘」を今年も選びました。2021年に初めて宿泊し、2022年にも宿泊したのですが……やはりとても良かったのです。
宿泊レポートも書きました。

青梅線鳩ノ巣駅から徒歩5分、鳩ノ巣渓谷を見下ろす位置に立つ温泉宿です。

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↑こちらは鳩ノ巣渓谷を歩いた際に撮影した写真で、奥に見えるのがはとのす荘なのですが、全室から鳩ノ巣渓谷を眺められるというすばらしいシチュエーションの宿です。

お部屋は、1人でも新しくきれいなツインルームを利用します。

洋室の奥には琉球畳でくつろげるスペースもあり、畳の上にはテーブルと椅子もあってPC作業もしやすいです。

夕食は「秋川牛」など奥多摩の厳選素材を使ったイタリアンのコース料理、朝食は3種類の焼きたてパンとスープが大変おいしい宿でもあります。

実は2021年に初めて宿泊した際は、まん延防止重点措置の期間中だったのでアルコール提供がなかったのです!それで昨年「制限のないタイミングで泊まってお酒と一緒に楽しみたい」ということで2年連続で選んでいたのですが……。

2022年、満を持してお酒と一緒にイタリアンコースいただき、グラスワインの種類もなかなか多くて、1人でもかなり楽しめました

こちらの宿、ありがたいことに土曜日1人泊が可能な宿なので、奥多摩ハイキングや川苔山登山と合わせて、今年も泊まりたいなと考えているところです。

神奈川県:塔ノ沢温泉 福住楼

休前日も1人泊OK・1泊2食付き41,800円~(2022年は湯河原温泉 魚判を選出)

昨年は、湯河原温泉の「魚判」を選んでいましたが、2022年に初めて泊まった箱根塔ノ沢温泉の福住楼がものすごく良かったので、できれば今年もまた泊まりたいな……と思い、選出しました。宿泊レポートも公開しています。

こちらの宿、以前は1人で泊まれる部屋はもっと限定されていたと思うのですが……現在は、少し先の日程であればほとんどの部屋を1人でも予約できるようです。しかも、土曜日の宿泊も可能です!

客室の趣が部屋ごとにかなり異なる宿なので、どの部屋に泊まるかの選択肢が多いのはうれしい、それが「また泊まりたい!」と思った大きな理由でもあります。

浴室は、予約制で貸切利用する小浴室が3箇所と、時間交代で男湯・女湯になる大浴室が2箇所。

どの浴室も趣があり、お湯もすばらしく、しかも夜通しの入浴が可能です!

食事は朝夕共に部屋食で、派手な演出などはありませんが、上質で、しみじみおいしい料理です。部屋まで持ってきていただいたのにまったく泡が消えてない生ビールに感動しました。

朝食も、鰺の開きに湯豆腐と、旅館の朝ご飯の見本のようなメニューでした。

お安い宿ではありませんが、箱根には「なぜ?」と思うほどお高い宿もたくさんあるので、それを思うと福住楼は、1人泊の料金アップもあれど適正価格なのでは……と。年に1度ぐらいならがんばりたい……と思っています。

甲信越・北陸で一番泊まりたい宿

6軒中5軒の宿を新しく選び、1軒は昨年と同じ宿です。
また、今回選出した6軒のうち4軒の宿が「休前日も1人泊可能」な宿です。

山梨県:船山温泉

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き28,600円~(2022年は湯村温泉 弘法湯を選出)

昨年は湯村温泉 弘法湯を選んでいました。弘法湯については現在も気になっているのですが、現在宿泊プランが出ているのが7月と9月の平日のみでして。人気過ぎるのかそれとも休業しているのかわかりませんが、しばらく泊まりづらそうなので別の宿を選ぶことに。
というわけで2023年は、甲府・湯村温泉の「船山温泉」を選びました。

身延線内船駅から宿の送迎で10分「山の中のポツンと一軒宿」だそうですが、館内は新しく、大人向けの静かな宿のようです。1人泊できるのは平日のみですが、13時チェックイン、11時チェックアウトのプランが基本で、1泊でもゆったりと楽しめそうです。


画像:じゃらんnet提供

温泉は源泉100%ですが加温循環ありでかけ流しではありません。ですが温泉好きの間でもすこぶる評判の良い宿なので、どんな感じなのか1度泊まってみたいなと。

食事は「甲州ワインビーフ」のほか「鹿肉」や「熊肉」を使ったジビエ料理のプランもあり。


画像:じゃらんnet提供

食事のプランは複数あり、1人泊でも2人以上で泊まるときと同じだけ、プランの選択肢があるのがうれしいですね。甲州ワインビーフも気になりますが、せっかくなのでジビエを楽しんでみたいなと思っています。

長野県:Spa Lodge Redwood Inn(レッドウッドイン)

休前日も1人泊OK・1泊2食付き18,700円~(2022年は湯田中温泉 よろづやを選出)

昨年は「湯田中温泉 よろづや」を選び、宿泊が叶いましたので2023年は別の宿に。

2023年に選んだのは奥山田温泉の「Spa Lodge Redwood Inn(レッドウッドイン)」です。長野電鉄須坂駅からバスで30分の山田温泉で下車し、そこから送迎車で15分ほど。

「ヤマボクワイドルスノーパーク」なるスキー場の目の前にある宿です。

樹齢1650年のレッドウッドの巨木(アメリカの国立公園から輸入したものだそう)をくり抜いた露天風呂が売りの、山の宿です。


画像:じゃらんnet提供

露天風呂は自然の中にあり、晴れた夜には満点の星空を見上げつつの湯浴みが楽しめます。露天風呂のほかに内湯もあり、かけ流しの源泉を楽しむことができます。

また、新鮮な地野菜を使用した食事の評判も大変よく、自家製のスモークサーモンとワインがついたプランがあるのも魅力的です。


画像:じゃらんnet提供

1人で泊まれるのは8畳の屋根裏部屋タイプの2室のみですが、土曜日も1人泊が可能です。おそらく、スキーシーズンに混み合う宿だと思うので、雪のない季節に伺いたいですね。

ちなみに……こちらの宿の周辺から熊の湯温泉までトレッキングコースが整備されているようなので、晴れていれば熊の湯まで歩いてもいいかもしれません。3時間半ぐらいですが……熊の湯まではバスも通じているし、湯巡りついでに行ってみるのもいいかなと思っています。

新潟県:越後松之山温泉 凌雲閣

休前日も1人泊OK・1泊2食付15,400円~(2022年は友家ホテル TOMOYA HOTELを選出)

2022年は「友家ホテル TOMOYA HOTEL」を選んでいましたが、宿泊が叶い、レポートも公開しています。

2023年は「越後松之山温泉 凌雲閣」を選びました。
松之山温泉では「フレンチやイタリアンがおいしい温泉宿」の記事でもご紹介した「酒の宿 玉城屋」に以前泊まり、日本三大薬湯に数えられるうっすら緑色の濃厚な食塩泉が大変気に入ったのですが、玉城屋さんはお高いのでなかなか泊まれないのですよね……。松之山温泉でもう少し気軽に泊まれる宿はないかな?できれば土曜も1人で泊まれる宿で、ということで凌雲閣を選びました。

土曜日の1人泊の予約ができるのは直近の1ヶ月のみですが、休前日に1人泊のプランが出ているのはありがたいことです。最寄り駅のほくほく線まつだい駅からはバスかタクシーになりますが、1日1便のみ、送迎もあるようです。


画像:じゃらんnet提供

凌雲閣の本館は登録有形文化財に指定されており、部屋は1室ごとに異なる宮大工の手によるもので、1室として同じ部屋はないのだそう。どの部屋に泊まるかを自分で選べるところも素敵だなと思います。


画像:じゃらんnet提供

浴室は男女別の大浴場のほか、空いているときに貸切で利用できる貸切風呂もあります。


画像:じゃらんnet提供

食事は、山菜や天然のきのこを使用した山里料理。
新潟の地酒の利き酒セット
もあるようです。松之山温泉は熱いお湯なので、夏以外の季節に泊まりたいですね。

石川県:休暇村 能登千里浜

休前日も1人泊OK・1泊2食付き16,500円~(2022年は和倉温泉 おくだやを選出)

昨年は「和倉温泉 おくだや」を選んでいましたが、こちらは引き続き気になりつつも、今年は別の宿を選びました。

2023年に選んだのは羽咋(はくい)市にある「休暇村 能登千里浜」です。金沢からJR七尾線で約1時間の羽咋駅(はくいえき)が最寄りで、駅からは送迎バスがあります。

能登千里浜に面した立地で、近所には海水浴場やオートキャンプ場もあるので夏に賑わう場所でしょうね。

「国民休暇村」というとそんなにいいイメージがない方もいらっしゃるかもしれませんが、休暇村岩手網張温泉や休暇村指宿のように、お湯が良くてサービスや食事もがんばっていて、それでいてリーズナブル、という宿も実は多いです。

休暇村 能登千里浜は「自家源泉かけ流し温泉とのどぐろの宿」が売り文句のようで、露天風呂もある浴室では、かけ流しのお湯が楽しめます。


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食事も、夕食はバイキングではなく魚介メインの会席料理です。


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のどぐろのお造りと塩焼きの付く「里海会席のどぐろスペシャル」や「天然能登ふぐ会席」など、食事をグレードアップしたプランを1人でも予約できるのがうれしいですね。そして土曜日も1人泊可能な宿です。

金沢から和倉温泉に向かう途中にある宿ですから、和倉と1泊ずつして2泊の旅にするのも良さそうだなと思います。

富山県:日本の名湯 金太郎温泉

休前日も1人泊OK・1泊2食付き23,210円~(2022年は宇奈月温泉 お酒のお宿喜泉を選出)

2022年は「宇奈月温泉 お酒のお宿喜泉」を選んでいました。こちらも引き続き気になっているのですが、2023年は「日本の名湯 金太郎温泉」を選びました。

住所だと魚津市、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から車で10分。駅から送迎バスも運行しています。

泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉で、湧出温度は75度ほどの高温泉で湯量も豊富。「富山県内でお湯はここが1番」という方も多い、名湯の宿です。


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硫化水素臭のする食塩泉という特徴的な源泉を、露天風呂では5時~23時まで、内湯の大浴場では夜通し楽しめます。お隣にある「カルナの館」という日帰り温泉施設も、宿泊者は無料で利用可能です。

食事は富山湾で獲れる魚介がメインの会席料理。


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1人泊だと基本の会席料理がつく「大人の1人旅プラン」になり、食事のグレードアップの選択肢がないのは少し残念ですが、洋室シングルルームがあるので土曜日でも1人泊可能です。宿の名前からは庶民的な宿のイメージを受けますが……写真を見る限りでは客室・館内は新しく、高級感もありそうです。

どうも、以前は団体客向けの旅館だったのが、最近になって個人向けの宿にリニューアルした宿のようですね。すばらしいお湯を泊まってじっくり楽しんでみたいなと思いました。

福井県:越前あわら温泉 つるや

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き38,500円~(2022年も同じ宿を選出)

2022年にも選んでいた芦原温泉の「つるや」を2023年も選びました。
あわら温泉、かけ流しのお湯が楽しめる宿は多くないのですが、こちらの宿は自家源泉を持っており「加水・加温・循環は一切なしの源泉100%かけ流し」にこだわっているとのこと。


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口コミを読んでも、お湯の評判は良いようです。露天風呂付きの大浴場があり、深夜に男女が交換になります。浴室は夜通しの利用が可能です。

食事にもこだわりが感じられ、評価も高いです。
基本の料理コースである「月替わりの創作懐石膳」は「量より質にこだわりました」とのこと。


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基本プランの「創作懐石膳」のほかに「ヒレステーキ付き」のグレードアッププランもあるのですが、これらのプランも1人泊でも予約可能なのもうれしいですね。

現時点では1人泊できるのは平日のみですが、金曜日や日曜日も予約可能なので、勤め人でも1日休みが取れれば計画できそうです。

東海で一番泊まりたい宿

4軒中3軒の宿を新しく選び、1軒は昨年と同じ宿です。

また、2023年3月時点では4軒中3軒が「休前日に1人泊能」な宿です。ゴールデンウィーク中にまだ1人で予約できる宿もありましたので、ご紹介しています。

静岡県:天城湯ヶ島温泉 白壁

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き24,750円~(2022年は伊東温泉 陽気館を選出)

2022年は比較的リーズナブルに温泉浴室付きの部屋に泊まれる「伊東温泉 陽気館」を選んでいましたが、最近伊東に行く機会が多いので2023年は別のエリアから選ぶことに。

というわけで2023年は「天城湯ヶ島温泉 白壁」を選びました。修善寺駅からバスで30分ほどの湯ヶ島温泉の宿です。

男女の時間交代制となる内湯の大浴場のほか、巨石をくり抜いた「巨石風呂」、樹齢1200年の木をくり抜いた「巨木風呂」など見た目にも個性ある露天風呂を楽しめます。


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1人で泊まれるのは平日のみですが、特別フロアにある露天風呂付き客室も1人で予約できるのがいいですね。

泉質は硫酸塩泉で、加水も循環もなし。冬場のみ加温しているそうなので、春か秋に泊まってぬるめのお湯を楽しむのが良さそうですね。

食事の評判も非常に良いようで、天城産わさびをふんだんに使ったコース料理がいただけるそうです。


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看板料理は「天城しゃも」を使った「わさび鍋」だとか。その場でおろした伊豆のわさびはそれだけでご飯が食べられるおいしさですから、ぜひ、味わってみたいですね。

岐阜県:山の旅舎 中尾平

休前日も1人泊可能・1泊2食付き22,880円~(2022年は平湯温泉もずもを選出)

2022年は全室露天風呂付きの奥飛騨の宿「平湯温泉もずも」を選んでいましたが、こちらは宿泊が叶い、レポートも公開しています。

2023年に泊まりたい宿として選んだのは、もずもと同じ奥飛騨エリアにある新穂高温泉の「山の旅舎 中尾平」です。

2017年の秋に初めて泊まって宿泊レポートも公開していますが、実はその後、2021年の冬にも宿泊しています。

年に1度は泊まりたいお気に入りの宿なので、2023年も泊まりたいと思い、選出しました。

縁側にロッキングチェアがある琉球畳の部屋は快適そのもの。館内にある家具やランプなどのデザインも、山の宿らしく素敵です。

浴室は内湯が4室と露天風呂が2室あり、すべて空いているときに貸切で利用します。

全6室の宿で貸切風呂が6つなので、いつでもどこかは空いているのがうれしい。浴室の雰囲気や清潔感も申し分なく、湯も極上です。

食事は「一手間かけた家庭料理」とのことですが、奥飛騨産の食材がふんだんに使われていて、大変おいしいです。よくある旅館の和懐石とはたしかに全然違いますが「家庭料理」と言うにはレベルが高すぎかもしれません。
スタンダードプランにつく美しくサシの入ったローストビーフ、絶品です。

1人泊でも料理プランは選択できて「しゃぶしゃぶ」や「飛騨牛ステーキ」のプランでも予約できるのですが、ローストビーフがおいしかったのでついスタンダードプランを選んでしまう……でも次は、しゃぶしゃぶかステーキを食べてみたいかもしれません。

朝食では奥飛騨の郷土料理「朴葉味噌」も並びます。西穂高岳など登山の後に泊まるにも便利な立地なので、きっとまた、お邪魔したいです。

愛知県:まるは別邸 はずのほし

休前日も1人泊可能・1泊2食付き29,700円~(2022年は西浦温泉 和のリゾート はづ

2022年に選んでいた「西浦温泉 和のリゾート はづ」は、2023年3月の時点だと土曜日に2食付きで1人泊はできないようなので、別の宿を選びました。

今回新たに選んだのは、知多半島の南西端にある南知多温泉の「まるは別邸 はずのほし」です。

全室オーシャンビューの全7室の宿。知多半島の海の幸を存分に楽しめる大人のための宿です。土曜日も1人で泊まれるのがうれしいですね。


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内湯の大浴場は温泉ではなく、露天風呂でのみ塩化物強塩泉の温泉に浸かれます。
湯のすばらしさを求めていく宿ではないと思いますが、大浴場は畳敷きであったり設備が整った浴室で、快適な湯浴みを楽しめそうです。

食事は、仕入れ次第で毎日内容が変わる、大将お任せ料理。海鮮はもちろん、知多牛など地元食材をふんだんに使ったコース料理で、〆は釜飯だそう。


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愛知県で1人で泊まれる温泉宿というのはなかなか難しいのですが、こちらはダブルルームもあって休前日でも泊まれますし、いい休日が過ごせそうです。

三重県:湯の山温泉 湯元グリーンホテル

休前日も1人泊OK・1泊2食付き30,800円~(2022年も同じ宿を選出)

2022年に選んだ「湯の山温泉 湯元グリーンホテル」を2023年も選びました。
御在所岳の東側に位置する湯の山温泉にある湯元グリーンホテルです。

湯温45度という絶妙な温度の源泉が毎分500L湧出しているという源泉に恵まれ、広々とした露天風呂でかけ流しの源泉が楽しめる宿です。

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1人泊プランの宿泊料金はややお高めではありますが……それでも、土曜日も1人で泊まれるありがたい宿です。2023年3月末時点で、ゴールデンウィーク中もまだ1人で泊まれるプランが出ていますし、お盆休みや連休も一人泊可能です。

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食事は、スタンダードな2食付きのプランのほか、伊勢エビや松阪牛を味わえるグレードアッププランがあり、いずれも1人泊でも予約可能です。

湯の山温泉は御在所岳に上る「御在所ロープウェイ」が運行している温泉地なので、秋頃にでも御在所岳登山とあわせて泊まってみたいな……と考えています。

関西で一番泊まりたい宿

6軒中5軒の宿を新しく選び、1軒のみ昨年と同じ宿を選びました。

また、2023年3月時点で6軒中4軒が「休前日も1人泊能」な宿です。

和歌山県:南紀勝浦温泉 熊野別邸 中の島

休前日も1人泊OK・休前日1泊2食付き44,770円~(2022年は南紀勝浦温泉 料理旅館 万清楼を選出)

昨年は南紀勝浦温泉の「料理旅館 万清楼」を選んでいました。こちらの宿も引き続き気になりつつも、2023年は同じ南紀勝浦温泉の「熊野別邸 中の島」を選びました。

熊野別邸 中の島は、勝浦湾に浮かぶ「中ノ島」にある全44室の温泉宿。島全体がこの宿の敷地になっており、つまり宿以外何もありません。「一島一旅館」と呼んでいるようです。

勝浦港から専用の船でしか行き来できないという特別感……一歩間違えばクローズドサークルな事件が起こりそうなそのロケーションには憧れがありました。

しかもお湯は含硫黄ーナトリウムー塩化物泉のかけ流し。
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浴室は、大浴場が2箇所と露天風呂が3箇所あり、男女交代で利用します。
露天風呂は目の前が海です!

食事は南紀勝浦の海の幸、熊野の山の幸を使った会席料理。


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食事の評判も良いようです。

この特別感で土曜日も1人で泊まれるのですから、早く計画すればいいのですけど、温泉浴室付きの部屋というわけでもないのになかなかにお高いので「憧れかなあ……」と思っていました。

しかし、昨今の価格高騰で昨年よりもさらに料金アップしているようですし、このままでは本当に縁遠い宿になってしまう!と思い、今年なんとか計画できないかと考えているところです。

奈良県:十津川温泉 静響の宿 山水

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き12,300円~(2022年も同じ宿を選出)

2022年も選んでいた「十津川温泉 山水」を2023年も選出しました。
全9室の小旅館で、1人で予約できるのは平日のみですが、金曜日や日曜日も予約可能なので計画は立てやすそうです。

浴室については、男女別の露天風呂にはそれぞれに内湯が1つと露天風呂が2つあり、さらに、空いていればいつでも利用可能な貸切風呂が2つあるという充実ぶり!


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露天風呂は開放感抜群で、天気がいい日は星空が眺められそうです。泉質は単純泉とのことですが、ほのかに硫化水素臭がするという口コミもありました。

食事は「イノシシ」「スッポン」「鹿」「鰻と山菜」「紀州有田鴨」「熊野牛」など、山の宿らしい食材を使ったプランが並びます。


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ジビエが苦手な方には、地鶏や牛肉がメインのプランもあります。1人泊でもさまざまな料理プランから選択可能なのもうれしいですね。個人的には「鰻と山菜」のプランが気になっています。

十津川温泉への公共交通機関でのアクセス大変じゃない?という指摘をいただいたので補足しますが、バスの乗り換えなしだと和歌山県の新宮駅から奈良交通の路線バスで2時間10分というところです。
「十津川温泉にバスに行くには、6時間かかる日本一長い路線バスに乗る」ということでめちゃくちゃ時間がかかると思われているようなのですが、6時間かかるのは路線バスを終点から始発まで乗ったときの話で、十津川温泉に行くだけなら2時間です。逆方向の、奈良側の大和八木駅から乗ると4時間かかるので、和歌山側からのアクセスが無難でしょうね。
路線バス2時間は登山バスなどでありがちなので私はそこまで大変に感じませんが、あとは熊野大社の「本宮大社前」から十津川温泉まで1時間弱なので、湯の峯温泉あたりで1泊してから十津川温泉に向かう、というプランもいいんじゃないかなと思います。 

十津川村観光協会のアクセスマップ(ちょっとわかりにくいけど……がんばってるのは伝わってくる)も参考にできます。

滋賀県:レジーナリゾートびわ湖長浜

休前日も1人泊OK・1泊2食付き33,000円~(2022年は須賀谷温泉を選出)

2022年は、長浜市の小谷城跡からすぐのところにある「須賀谷温泉」を選んでいました。こちらの宿も気になっているのですが、2023年は長浜太閤温泉の「レジーナリゾートびわ湖長浜」を選びました。

全室温泉露天風呂付きの宿ですが、土曜日も1人で泊まれますし、温泉露天風呂付きの宿にしてはリーズナブルな価格設定です。お隣にある老舗温泉旅館「浜湖月」の姉妹館だそうで、食事は浜湖月の厨房から運んでいます。

長浜駅から徒歩8分と便の良い場所にあり、目の前に琵琶湖というロケーションの良さも魅力の一つですね。


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客室は全室琵琶湖ビュー。つまり客室露天風呂からも琵琶湖を眺められるのではないでしょうか。夕陽に霞む琵琶湖が美しいことで「日本の夕陽百選」にも選ばれている景勝地だそうなので、部屋風呂に浸かりながら夕陽を眺められるのは良さそうです。


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客室露天風呂のほか、露天風呂もある大浴場が2箇所あります。客室露天風呂だけだと少し物足りなく感じるので、これもうれしいですね。


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食事は朝夕共に部屋食で、季節によってメニューの変わる会席料理です。
食事の評判が良い姉妹館の浜湖月の厨房で作っているので、味も良いんじゃないかなと思います。

最後にこちらの宿「犬と一緒に泊まれる宿」であることも1つの売りになっています。
私は犬を飼っていないし、かと言って特に苦手ということもないのでプラスにもマイナスにも感じませんが、気になる方はご注意ください。

京都府:大原温泉 大原の里

休前日も1人泊OK・1泊2食付き11,200円~(2022年は久美浜温泉 湯元館を選出)

昨年は京都府北部にある「久美浜温泉 湯元館」さんを選んでいました。京都府内で温泉地と言うと、京丹後市などの日本海側になってしまいますが、東京から行くとなると交通の便が良くないのでなかなか計画できません……。

できれば京都市内で、温泉付きビジホではなく2食付きで、温泉旅行気分が味わえる宿はないか……?ということで今年選んだのが「大原温泉 大原の里」です。

京都市左京区大原にある、天然温泉付きの温泉宿です。
「京都大原の民宿〜100年続く希少味噌〜大原温泉 大原の里」が正式名称のようですが、全23室と民宿というには規模は大きめです。宿の説明書きを読むと「旅館のようにいたれりつくせりではなく、布団敷きなどはセルフである」ということで「民宿」としているようです。


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京都市内では貴重な、天然温泉に浸かれる宿です。五右衛門風呂になっている露天風呂では、緑の中での湯浴みが楽しめます。


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そしてこちらの宿の自慢は「味噌」。
「味噌庵」という手作り味噌のお店が姉妹店にあるそうで、味噌庵の手作り味噌を使った鍋を夕食で提供しています。
「味噌煮込みぼたん鍋」「京鴨の田舎鍋」「キジ肉味噌鍋」など、鍋の種類は予約時に選ぶことができますが、どれも大変おいしそうです。

土曜日も1人で泊まれますし、2食付きで1万円台前半と価格もリーズナブル。京都に行くことがあれば少し足を伸ばして泊まってみたいです。

大阪府:伏尾温泉 不死王閣

休前日も1人泊OK・1泊2食付き22,550円~(2022年は八尾天然温泉 八尾グランドホテルを選出)

2022年は「八尾グランドホテル」を選んでいました。お湯の良さで言えば八尾グランドホテルだろうなと思うのですが、今年はもう少し「温泉宿への滞在」を楽しめそうな宿がいいなと思い「伏尾温泉 不死王閣」を選出しました。

伊丹空港からタクシーで15分。電車の場合は阪急池田駅から送迎があります。
遠方から飛行機で大阪に来た際、最終日にこちらに泊まってタクシーで空港へ向かう……なんていう使い方が良いかもしれないですね。

浴室は露天風呂付きの大浴場があり、源泉は自家源泉の天然ラジウム泉です。


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加温・循環していますが、浴室やお湯の評判はなかなか良いようですね。

食事プランは、1人泊だと2人以上で泊まるときより選択肢が少し狭まりますが、「スタンダード会席」のほかに、グレードアッププランの「遊月会席」も選ぶことができます。「日本酒女子会プラン」という、利き酒セット付きのプランも1人で予約できるようですね……。


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エステや岩盤浴などのリラクゼーション施設もあり、普通に小ぎれいな温泉旅館という感じ。ですが大阪では、ホテルはたくさんあってもこういう普通の温泉宿(ちゃんと天然温泉に浸かれる)はわりと貴重なのではないでしょうか。
伊丹空港を利用する際にでも、計画しようかなと思っています。

兵庫県:七釜温泉 安楽荘

平日のみ1人泊可能・休前日1泊2食付き9,000円~(2022年は有馬温泉 ホテル花小宿を選出)

昨年は「有馬温泉 ホテル花小宿」を選んでいましたが、2023年は日本海の魚介がおいしい、兵庫県北部の宿から「七釜温泉 安楽荘」を選出しました。

七釜温泉は「浜坂温泉郷」を構成する温泉の一つですが、湯量豊富、かつ源泉温度が40度台後半と適温のため、加水加温する必要もなく、多くの宿が「源泉かけ流し」で温泉を提供しているのだそうです。

安楽荘は全9室の小旅館で、浴室は男女別の内湯のみですが、もちろんかけ流しのお湯に浸かることができます。

ほぼ中性のナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉です。

そして食事は量もたっぷりで豪華!と評判です。


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但馬牛や山陰の海の幸を味わえる料理プランが複数用意されており、1人でも量や好みに合わせて選択肢がいろいろあるのがうれしい。ビジネスプランもあって2食付きで9000円からと格安に泊まれます。そして、写真を見る限りではビジネスプランもまあまあ量が多いです……。

3月までは蟹のプランもあったのですが……紹介するタイミングが悪くて今年は既に終了してしまいました。冬にはきっとまた、蟹プランも復活するでしょう。

土曜日は1人で泊まれないのが少し残念ですが、金曜・日曜は予約できるので休みを取って計画したいです。

中国・四国で一番泊まりたい宿

中国・四国地方で選んだ9軒の宿のうち、6軒が「休前日の1人泊プラン」が販売されている宿です。

また、9軒中1軒は2021年と同じ宿を選びましたが、8軒は今年新たに選出した宿です。

鳥取県:鳥取温泉 観水庭こぜにや

休前日も1人泊OK・1泊2食付き17,000円~(2022年は皆生温泉 三井別館を選出)

2022年は「皆生温泉 三井別館」を選び、伯耆大山登山と絡めて宿泊が叶いました!リーズナブルでいいお湯、過不足ないサービスのすばらしい宿でした。

2023年は新たに「鳥取温泉 観水庭こぜにや」を選びました。
鳥取の温泉と言えば「皆生温泉」や「三朝温泉」が有名ですが、実は鳥取駅のすぐ近くにもけっこういい温泉があるらしい、と聞き。
調べてみると、その名も「鳥取温泉」なるいい温泉が湧く、いい旅館があったのです。

「観水庭こぜにや」は、鳥取駅から徒歩10分という近さ。鳥取駅周辺はこれまで何度か歩いていますが、地図を見ても「こんなところに温泉宿があるんだ……」と思ってしまうような場所です。


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浴室は内湯の大浴場×2と、露天風呂×2。そして「貸切家族風呂」と「貸切露天風呂」があります。
口コミなどを読むと「湯量が少ないので循環しているのではないか?」と書かれていたりしますが、公式サイトの「温泉について」というページに「循環ではありません」と書いてあるので、循環ではないのでしょう……たぶん。

宿泊者は無料で利用できる貸切風呂があり、こちらもかけ流しだそうなので、利用してみたいですね。


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食事プランは1人泊でもかなり選択肢が多くスタンダードプラン、グレードアッププランのほかに「量少なめ」「肉料理中心」など好みに合わせて選ぶことができます。

個人的に気になっているのは「旬の地元の食材と高級食材を使用した、料理長おまかせの特選会席」プランで、6月~8月中旬ごろまで鳥取産天然岩牡蠣焼きを提供予定、というところ。旅館で岩牡蠣がいただけることはあまりないですし、ぜひその頃に泊まってみたいなと思いました。

島根県:さぎの湯温泉 さぎの湯荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き28,050円~(2022年は温泉津温泉 のがわや旅館を選出)

2022年は、石見銀山にも近い温泉津温泉の「温泉津温泉 のがわや旅館」を選び、宿泊が叶いました。宿泊レポートも公開しています。

のがわや旅館、お湯良し食事良しサービス良しですばらしい宿でした。

2023年は「さぎの湯温泉 さぎの湯荘」を選びました。以前から気になっていて、数年前に「島根県で泊まりたい宿」に選んでいたこともある宿です。

JRの荒島駅、あるいは安来駅からバスに乗り「足立美術館前」で下車して徒歩3分。足立美術館のすぐお隣にある宿なので、美術館のチケット付きのプランもあり、美術館巡りとセットで宿泊する方も多いようです。(私は美術館にはあまり興味ないのですけどね)

さぎの湯荘の魅力は、湯量豊富な「含放射能ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉」の源泉に、夜通し入浴可能なこと。


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館内には露天風呂付きの大浴場が2箇所と、貸切風呂が2箇所あり、すべての浴槽でかけ流しのラジウム泉を楽しめます。

山陰の海の幸や島根和牛を使った会席料理も評判が良いようです。


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また、1人でも広い部屋や、温泉露天風呂付きの部屋を予約することができるなど選択肢が多く、食事は朝夕共に個室でいただくとのことで、一人旅に優しい宿なことは間違いありません。以前から気になっていましたが、2023年こそ泊まってみたいなと思っています。

岡山県:美作三湯奥津温泉 池田屋河鹿園

休前日も1人泊OK・1泊2食付き21,340円~(2022年も同じ宿を選出)

昨年選んだ「奥津温泉 池田屋河鹿園」を2023年も選びました。

実は……少し前にこちらの宿を予約して飛行機も取っていたのですが、前日に大雪が降って中止になってしまったのです。交通機関が動く保証がないので、キャンセル料はいただかないからキャンセルしたほうがいいのではないか、と宿の方からお電話をいただきました。その節はお世話になりました……!というわけで、今年こそ、です。

岡山県にはいい温泉はあちこちにあるのですが、電車で交通の便がいい場所にはなくて、行くまでになかなか苦労します。池田屋河鹿園のある「奥津温泉」も、JRの津山駅からバスで1時間ほど行ったところにある温泉地で、なかなかに遠いです。このバスが雪で止まってしまったら、宿にたどり着けないですね……。

「池田屋河鹿園」では、38.5度というぬる湯好きにはたまらない温度の源泉が常時かけ流されているそうです。土曜日も1人で泊まれるので、本当に……今すぐ行きたい。


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実はこちらの宿、最近になってオーナーが代わり、2018年4月にリニューアルオープンしてまだ日が浅い宿です。リニューアル前も浴室とお湯はすばらしかったようなのですが、現オーナーも「冬もなるべく加温せずに、源泉そのままのお湯を楽しんでもらいたい」という方針だそうで、ありがたいですね。

また、こちらの宿のいいところは「通常の和室はもちろん、温泉内湯やジャグジー付きの部屋にもいつでも1人で泊まれる」うえに「料理プランも提供しているすべてのプランを1人泊でも予約できる」ことです。

1人だと「一人旅プラン」しか予約できなかったり、グレードアップしたプランは1人では予約できなかったりすることが、けっこう多いのです。広い部屋を1人で使われては割に合わないだろうとは思いますし、1人のために特別な食材を仕入れるのは難しい、など事情もあると思うので、泊まれるだけでありがたい!とは思うのですが、そうは言っても選択肢が多い宿はうれしいし大好きです。

写真は、グレードアッププランの「山海会席」です。


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一人旅に優しい宿「池田屋河鹿園」に、2023年こそ泊まりに行きたいです。

広島県:宮島 離れの宿IBUKU別邸

休前日も1人泊OK・休前日1泊2食付き33,000円~(2022年はみやじまの宿 岩惣を選出)

2022年は宮島の厳島神社のすぐ裏手にある「みやじまの宿 岩惣」を選出していましたが、宿泊が叶いました。食事がおいしく、趣があって良い宿でした。

2023年は「宮島 離れの宿IBUKU別邸」を選出しました。名前に「宮島」とついていますが島内の宿ではなく、宮島を目の前に眺められる宮浜温泉の宿です。最寄り駅のJR大野浦駅から送迎があります。

実は私は宮島が好きで、数年おきに何度もおとずれているのですが、宿泊先には大抵「宮島錦水館」を選んでいました。温泉浴室とシングルルームがあって食事がおいしくてお気に入りだったのですが……現在は1人泊だと夕食付きのプランで予約できないんですよね……。温泉ではないけど姉妹館の「宮島別荘」なら2食付きで予約できるのですが。

それで、宮島の島外まで範囲を広げて探したところ「離れの宿IBUKU」を見つけました。少し先の日程であれば土曜日の1人泊も可能なので、旅の予定も立てやすそうです。


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全室温泉露天風呂付きで大浴場はない、お籠もりタイプの宿です。
個人的には大浴場はあったほうがうれしいけれど、部屋の露天はかけ流しのようですし、多くはない湯量を有効に活用しているということで、これはこれでありかなと思いました。


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食事は、地物食材を使った創作会席で「美味少量会席」「ワンランクアップ会席」などから予約時に選びます。

宮島に泊まるのも良いですが、宮浜温泉に泊まって宮島に渡る旅も楽しそうです。

山口県:湯田温泉 ユウベルホテル松政

休前日も1人泊OK・1泊2食付き19,800円~(2022年は川棚温泉 竹園旅館を選出)

2022年に選んだ「川棚温泉 竹園旅館」も引き続き気になりつつ、2022年は「湯田温泉 ユウベルホテル松政」を選びました。

竹園旅館は1人泊でも「ふぐフルコース」で予約できるのがいいなと思って選んでいたのですが、「ユウベルホテル松政」は土曜日も1人で泊まれるうえに、1人でふぐフルコースプランを予約できるのです。どんだけふぐ食べたいんだよ……と思いつつも、山口県に行くならやっぱふぐでしょ!と思う程度にはふぐ好きな私……。

ユウベホテル松政は、JR湯田温泉駅から徒歩13分と、駅から歩ける立地も良いですね。

全89室と比較的規模の大きい宿ということで、大浴場の内湯は「千人湯」と名付けられるほど広いようです。


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露天風呂もあり。公式サイトの浴室の説明に、露天風呂のところにだけ太字で「露天風呂は源泉100%掛け流しです」と書いてあるので、おそらく露天はかけ流しなのでしょう。内湯は広いから循環ありなのか、あるいは源泉が高温なので加水しているのかもしれないですね。


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料理プランはいくつかの選択肢から選ぶことができ、通常の和会席にふぐ刺しだけ付くプランや「とらふぐのひれ酒、白子、ふぐ刺し、ちり鍋、からあげ」などを存分にいただける「ふぐフルコース会席」まで、1人泊でも選択肢が幅広いです。ここまできたらふぐフルコース食べたいですね。

土曜日も1人で泊まれますし、温泉浴室付きの部屋にも平日のみですが1人泊可能なので、1人でも楽しみやすい、選択肢の多い宿です。

香川県:湯山荘 阿讃琴南

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き23,650円(2022年は夕凪の湯 HOTEL花樹海を選出)

昨年は、JR高松駅から車で10分の場所にある「夕凪の湯 HOTEL花樹海」を選んでいましたが、今回は別の宿に。

湯山荘 阿讃琴南」を2023年は選びました。徳島県との県境に近い、仲多度郡まんのう町という聞き慣れない場所にある山の中の温泉宿です。特急列車の到着に合わせて、JR琴平駅から1日1往復のみ送迎があります。

自家源泉の「美合温泉」を使用した露天風呂のシチュエーションがすばらしく、源泉量が豊富ではないためか加水加温循環ありですが、浴室の口コミ評価は非常に高いです。


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川のせせらぎや鳥のさえずりを聞き、美しい緑を眺めながらゆったりと湯浴みが楽しめます。お湯自慢の宿なら周りが枯れ木でも気にならないのでいつの季節に泊まってもいいですが、こういう宿には新緑の季節から秋までに泊まるのが良さそうですね。

また、一人泊できるのは平日のみですが、自家源泉をひいた温泉露天風呂付きの部屋にも1人で宿泊可能です。


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食事のプランの選択肢はなく共通のようですが、オリーブ牛や讃岐コーチンなどの地元食材を使った料理は盛り付けにもこだわっており、こちらも評価が高いです。

香川県の温泉宿はこれまで、高松空港や高松駅に近く便の良い、シティホテルに近い宿を選んでいましたが、山の中の温泉宿もあるんだなと。讃岐うどん屋巡り以外にも楽しみが増えそうです。

愛媛県:道後温泉 ふなや

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き29,700円~(2022年は旅館 常磐荘を選出)

2022年は道後温泉本館から徒歩1分という絶好のロケーションの宿「旅館 常磐荘」を選び宿泊が叶いました。常磐荘もすばらしい宿で、やっぱり道後はいいなあーまた行きたい!ということで今年も道後温泉の宿から「道後温泉 ふなや」を選びました。

常磐荘は全6室の小旅館で、木造建築の非常に趣深い宿でしたが、ふなやさんは全58室と規模も大きく、創業400年近い歴史を持つ道後一の老舗旅館です。

昭和天皇が宿泊したり、夏目漱石が松山中学校に赴任中に宿泊して「 はじめてのふなや泊りをしぐれけり 」と一句詠んだりしたそうで……こういう宿にも一度は泊まってみたいなと思って選びました。

老舗旅館らしく広い敷地を持ち、庭には自然の小川が流れているそうです。道後温泉駅から徒歩3分と賑やかなエリアからすぐの場所なのにどんな佇まいの宿なのか……。ランチも営業しているようなので、なんなら日帰りでもいいから利用してみたいです。


画像:じゃらんnet提供

浴室には露天風呂もあり、道後温泉のアルカリ単純泉がひかれています。

1人で泊まれるのは平日のみで、人気の宿のため空室も多くはありません。ですが食事の選択肢は一人泊でもそれなりにあり「フレンチフルコース」「和洋食」「和会席」から選ぶことができます。日にちは限定されますが、和会席を選んだ場合は部屋食の対応も可能です。


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フレンチの評判が良いようなので、フレンチフルコースで泊まってみたいですね。

徳島県:宍喰温泉 はるる亭

休前日1人泊OK・1泊2食付き8,350円(2022年はもみじ川温泉を選出)

2022年は「もみじ川温泉」を選んでいましたが、2023年は別の宿に。

ちなみに徳島県の温泉と言えば「ホテル祖谷温泉」が圧倒的に有名ですが、2023年3月時点では公式サイトからも1人泊の予約はできないようです。外国人観光客も戻ってきて、賑わっているのでしょうかね。また1人でも泊まれるようになってほしいな……。

2023年は「宍喰温泉 はるる亭」を選びました。宍喰温泉ってこれまでまったく知らなかったのですが、海部郡海陽町という、見るからに海の近くそうな地名で実際海沿いにある町の温泉です。

はるる亭はいわゆる「海の近くにあって新鮮な魚貝を安くたっぷり食べられる温泉民宿」です。シングルベッドルームがあり、土曜日も1人泊が可能です。


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温泉は、地下1000メートルから湧出するナトリウム・炭酸水素塩泉。湯上がりはすべすべになる泉質で、源泉100%でかけ流しているそうです。

こちらの宿の魅力はもちろん食事でしょう!


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「伊勢海老の刺身」と「伊勢海老のマヨネーズ焼き」が半身ずつ。つまり1人に伊勢海老が1匹ついた「伊勢海老+宍喰海鮮会席プラン」が2食付きで13500円です。しかも、土曜日の料金アップもなく、現時点でGW中の空室もあります。

伊勢海老はいらないのでとにかく安く!と思うなら、2食付き8350円という格安な値段で宿泊できます。8350円でもビジネスプランではなく「宍喰丸ごと会席」というしっかりと量のある夕食がつくようです。

最寄り駅が徳島駅から電車で2時間の宍喰駅で、駅からは徒歩20分。
時間はかかるけどアクセス困難な宿ではないので、のんびり電車に乗っておとずれたい宿です。

高知県:ホテル 松葉川温泉

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き11,500円(2022年は新安並温泉 安住庵を選出)

2022年は四万十川を一望できる高台の上に立つ一軒宿「新安並温泉 安住庵」を選んでいましたが今年は他にちょっと気になる宿が出てきました。

2023年は高岡郡四万十町にある「ホテル 松葉川温泉」を選出しました。
地名からもわかるように、四万十川の源流の渓谷沿いにある宿です。宿までの送迎は「7日前までに要相談」とあり、詳細が書いていないのでちょっと不安がありますね……。路線バスの運行もあり、JR窪川駅から四万十交通の路線バスで35分ほど。2時間に1本程度は運行しているようです。

温泉は、2つの異なる泉質の源泉があり、露天風呂と内湯でそれぞれに注がれているようです。


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露天風呂で使用しているのは単純硫黄冷鉱泉。泉温10度ほどなのでもちろん加温していると思いますが、ph9.6と高アルカリなのに硫黄泉というちょっとめずらしい源泉ですね。露天風呂では四万十川源流のせせらぎの音を聞きながら、湯浴みが楽しめます。

こちらの宿の魅力はやはり食事でしょう。


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「四万十鰻」や「四万十川の天然鮎」を使用した料理プランを、1人泊でも選択できます。鰻のかば焼きがおいしそうです……。

1人泊できるのは平日のみですが、せっかく行くなら「四万十天然鮎!四万十鰻!四万十極上黒毛和牛!四万十自慢の食材が揃った贅沢の極みプラン!」で泊まってみたいものです。

九州・沖縄で一番泊まりたい宿

九州・沖縄地方で選んだ8軒の宿のうち5軒は、2022年4月現在「休前日の1人泊プラン」が販売されている宿です。

また、8軒中1軒は2021年と同じ宿を選出しており、7軒を新しく選びました。

福岡県:原鶴温泉 旅館 佐藤荘

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き18,700円~(2022年は筑後川温泉 清乃屋を選出)

2022年は「筑後川温泉 清乃屋」さんを選んでいましたが、現在は2食付きのプランは1人では予約できないようなので今年は変えました。1人でも宿で夕食食べたい私です……。

というわけで2023年は「原鶴温泉 旅館佐藤荘」を選びました。
原鶴温泉は以前に「原鶴温泉 延命館」を「泊まりたい宿」に選んでいたことがあり、ずっと気になっている温泉地なのですが、延命館では現在一人泊できるのは電話予約のみなのです。
空室があれば電話予約できるそうなので、私も、もしかしたらチャレンジしてみるかもしれません。しかしこの記事では「ネットで1人泊の予約可能な宿」を選出しているので、原鶴温泉でネット予約できる宿はないかなあと思って調べたところ佐藤荘を見つけました。

最寄り駅はJR久大本線の筑後吉井駅。送迎はなくタクシー利用になるようですが、車で7~8分とわりとすぐです。歩いても50分弱だから、天気が良ければ歩いてもいいな……。


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浴室は男女別の大浴場があり、女湯にのみ露天風呂があるようです。
地下230メートルから湧出する、泉温46~47度という加水も加温もせずに使用できるベストな湯温の源泉をかけ流しています。


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一人泊だと「お一人様温泉プラン」のみになり、食事はスタンダード会席プラン以外の選択肢はありませんが食事の評判は良い宿です。「季節の具材を使った釜飯」などがおいしそうですね。

全10室の小旅館で、一人泊できるのは平日のみですが、日曜日や金曜日も泊まれるので予定は立てやすいかなと思います。

佐賀県:武雄温泉 湯元荘 東洋館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き19,800円~(2022年は武雄温泉 ホテル春慶屋を選出)

2022年は「武雄温泉 ホテル春慶屋」を選んでいましたが、2023年は同じ武雄温泉の「湯元荘 東洋館」を選びました。たぶんどちらも良い宿だと思うので、どちらかに泊まりたいなと……。

武雄温泉は博多駅から特急で1時間少々と交通の便の良い温泉地で、湯元荘東洋館は武雄温泉駅から徒歩10分。創業400年の歴史を持つ宿で、写真を見た感じでは建物にも風情があります。

浴室は1階と4階に内湯が2箇所ずつあって24時間入浴可能です。男女交代制ではなく、2箇所ずつあるのはうれしいですね。


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武雄温泉は循環している宿がけっこう多いのですが、東洋館の1階浴室はかけ流しで提供されています。4階の展望浴室は眺めは良いけれど循環しているそうなので、眺望重視の方と泉質重視の方が別々の浴室に分かれることになりそうですね・笑


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食事プランは1人で泊まっても2人以上で泊まっても1種類のみのようで、選択肢はないですがいっそすがすがしいです。また、1人泊の料金アップもなく、2人以上で泊まるときと同じ宿泊料金で泊まれるのもうれしいですね。

食事の評判も良いようなので1度泊まってみたい宿です。

大分県:湯平温泉 奥ゆのひら 花灯り

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き44,000円~(2022年は別府鉄輪温泉 山荘 神和苑を選出)

2022年に選んでいた「山荘 神和苑」には宿泊が叶い、レポートも公開しました。

外国人観光客が戻ってきたら1人では泊まれなくなるだろう……と思って泊まりに行ったんですが、大正解でした。今は1人泊のプランはなくなってしまいましたが、悔いは無いです!

2023年は湯平温泉の「奥ゆのひら 花灯り」を選びました。

湯平温泉は、由布院駅から2駅の「湯平駅」が最寄りの、20軒ほどの宿と共同浴場5軒からなる温泉地です。駅からはバスなどの運行はなく、タクシーか送迎利用になるため日帰りでは利用しづらく、いつか泊まってみたいと思っていた温泉地でした。(ちなみに共同浴場5軒は現在はすべて休止中です)タクシーでも10分ほどなのでそう遠くはないですが「奥ゆのひら花灯り」では、宿泊客向けに送迎のサービスがあります。

全8室の宿ですが、すべての部屋に温泉供給された「内湯」と「露天風呂」がついています。両方ついている宿は珍しいのではないでしょうか。

もちろん、温泉浴室付きの宿なのでそれなりのお値段はしますが、土曜日も1人で予約可能です。


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そして、客室露天風呂のほかにも見晴らしのいい大露天風呂があるのもうれしい!ph9.1の高アルカリの美肌の湯を存分に楽しめそうです。できたら、晴れた日に泊まりたいですね……。


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食事は、1人泊だとスタンダードプラン限定ですが、評判は良いようです。

自分をねぎらってあげたいときに、ゆっくり泊まりたい宿かもしれません。

長崎県:雲仙温泉 雲仙スカイホテル

休前日も1人泊OK・1泊2食付き20,000円~(2022年は雲仙温泉 青雲荘を選出)

2022年は「雲仙温泉 青雲荘」を選んでいました。雲仙温泉に一度泊まってみたかったので、休前日も1人泊できる、1人で泊まりやすそうな宿として選んでいたのですが……なんと現在は青雲荘から1人泊のプランはなくなってしまいました……。

雲仙温泉は外国人観光客が多い温泉地だと聞きますし、きっと本格的に、戻ってきたんでしょうね……。

そこで2023年は、雲仙温泉で現在も1人泊のプランが出ている宿の中から「雲仙温泉 雲仙スカイホテル」の宿を選びました。雲仙温泉では貴重になってしまった、土曜日も1人泊可能な宿です。

雲仙温泉へのアクセスはいくつか方法がありますが、諫早駅あるいは長崎駅からバスば通じています。諫早駅から1時間20分ぐらいかかりますが、雲仙スカイホテルへは「雲仙」バス停で降りてすぐです。

全47室の中規模な旅館で、男女別の大浴場には内湯と露天風呂があり、白く濁る硫黄泉がかけ流されています。


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浴室は「23時から6時まで」休止しますが、それ以外の時間入浴可能です。

食事は、スタンダードな会席プランのほか「雲仙ブランド あかね豚の豆乳しゃぶしゃぶ会席」や「うな重付きプラン」「島原名物具雑煮付き」プランなど、1人泊でも選択肢はけっこうあります。


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実は先日、雲仙温泉に行く機会がありまして、やっぱりすばらしい温泉だったし、次はできたら雲仙普賢岳にも登りたいので早めに計画したいです……。

熊本県:日奈久温泉 浜膳旅館

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き17,600円~(2022年は黒川温泉 旅館 山河を選出)

昨年は「黒川温泉 旅館 山河」を選んでいましたが、先日宿泊が叶いました!
黒川温泉も外国人観光客が戻ってきてかなり賑わっていました。旅館山河も現在は1人泊のプランが消えてしまったようで……ギリギリ1人で泊まれて良かったです。予想はしていたけれど、九州の温泉地はそういう傾向が強いですね。

2023年は、なんとなく、九州の中でも外国人観光客の影響は少なそうに思える八代市の「日奈久温泉 浜膳旅館」を選びました。

最寄り駅は肥薩おれんじ鉄道線の日奈久温泉駅。熊本駅からだと八代駅で乗り換えて1時間弱で着きます。宿までは駅から徒歩15分ですが、宿泊客は「八代駅」「新八代駅」「日奈久温泉駅」からであれば送迎してもらえるようです。

全12室の小旅館ですが、すべての客室にかけ流しの温泉半露天風呂がついています。


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浴室のデザインは部屋によって異なり、写真を見るとシンプルなものからちょっと変わった浴室までいろいろあって、好みで部屋を選ぶことができます。部屋風呂もわりと広めなのがいいですね。

そして、温泉浴室付きの部屋なのに、2食付き17600円から1人泊可能なのです。しかも土曜日も1人で泊まれます。ただ、土曜日だと倍ぐらいの値段になってしまうので、できれば平日に泊まりたい宿ですね……。

こちらの宿、温泉浴室は部屋風呂のみで、大浴場はない宿のようですが、2食付き2万ぐらいで部屋風呂付きの部屋に泊まれるなら、大浴場なくてもまあいいかな……と思いました。

食事のプランも、1人泊でもけっこう選択肢が多いです。


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1番リーズナブルなのが「伊勢海老&黒豚豆乳しゃぶ御膳」ですが「伊勢海老・鮑・黒毛和牛の彩り会席」「あか牛と黒豚のしゃぶしゃぶ会席」など、どれもおいしそう。食事の評判もかなり良いようです。

宮崎県:京町温泉 玉泉館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き10,450円~(2022年はホテル ピコ ラナイ えびの高原を選出)

2022年は霧島連山の最高峰・韓国岳の登山口近くの宿ホテル ピコ ラナイ えびの高原」を選んでいましたが、約10年ぶりの韓国岳とあわせて、宿泊が叶いました!

2023年は宮崎県を代表する温泉地、京町温泉の「玉泉館」を選びました。JR京町温泉駅から徒歩2分の便利な場所にあります。

大正4年創業の、京町温泉では老舗の旅館ですが、洋室のシングルルームがあって土曜日でも1人泊が可能です。2食付きのプランで平日10450円から、土曜日でも11000円から泊まれるという、老舗らしからぬリーズナブルさも魅力だと思います。

浴室は、男女別の内湯のほか「洞窟風呂」と呼ばれる大きな露天風呂があります。


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以前は混浴だったようですが現在は「男性時間」「女性時間」が設定されており、それ以外の時間は「家族、カップル専用」となっているようです。これは「グループ単位での貸切利用」ということなんでしょうかね。だったら1人泊の場合はどうなるんだろう……。

ちょっと謎ですが、土曜日2食付き1万ちょっとなら、内湯と女性専用時間に入れれば十分のような気もします。このご時世にこの安さ、すばらしいですね……。


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食事は、洋室シングルルーム利用だと食事処でいただくスタンダードプランのみになりますが、平日に「和室10畳」の部屋を予約したとき限定で「料理グレードアップ×お部屋食プラン」も予約できるようです。

まあ、スタンダードプランで十分かなとは思います。

鹿児島県:四季の杜 紫尾庵

休前日も1人泊OK・1泊2食付き36,300円~(2022年は吹上温泉 湖畔の宿 みどり荘を選出)

2023年は紫尾温泉の「四季の杜 紫尾庵」を選びました。
紫尾温泉、公共交通機関利用だとアクセスに悩む温泉地でして……どうやって行けばいいかわからなくてこれまで足が向かなかったのですが、昨年「空港バスで宮之城まで行ってそこからタクシー20分」という行き方を見つけて「旅館しび荘」に泊まってきました。そうしたら本当にすばらしいお湯でかつ、リーズナブルで食事もおいしい、すばらしい宿だったんですよね。

宿泊レポートに、アクセスについても詳しく書いています。1年で2度泊まってしまったよ、鹿児島なのに……。

しび荘でも十分満足と言えばそうなんですが、すぐお隣に同じ系列で、温泉浴室付きの部屋に1人で泊まれる姉妹館があると聞き、そちらにも泊まりたくなってしまいました。それが今回選出した「四季の杜 紫尾庵」です。

土曜日でも1人泊可能で、もちろん、しび荘に比べたら宿泊料金は高くなりますが、どこからとは書いていないけど送迎があるようなので、タクシーは使わずに来ることができます!たぶん。

紫尾庵には大浴場はありませんが、客室内の半露天風呂で夜通し、すばらしいお湯を楽しむことができます。


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実は、姉妹館のしび荘は浴室の利用可能時間がやや短めで……そこだけがちょっと残念だったので、あのすばらしいお湯に夜通し浸かれるってなんてすばらしいの、と。

ちなみに、滞在中はしび荘の大浴場にも入ることができるので、大きいお風呂にも入れます。

そして、食事の評判も良いのでかなり気になっています。


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1万円台で泊まれるしび荘の食事もかなり良かったので、きっと紫尾庵はもっとおいしいのではないか……と期待しています。

沖縄県:ロワジールホテル那覇

休前日も1人泊OK・1泊2食付き17,300円~(2022年はユインチホテル南城を選出)

2022年は「ユインチホテル南城」を選んでいましたが、2023年は「ロワジールホテル那覇」とを選びました。

「沖縄県のチョイスがいつも微妙では」との指摘があったのですが「天然温泉付き」で「2食付きで1人で宿泊できる」宿の選択肢が沖縄県だけはめちゃくちゃ少ないんですよ。じゃらんで検索すると、更新日時点で沖縄本島6軒、宮古島に2軒の計8軒だけです。「2食付き」の条件をはずせばもうちょっと選択肢増えるのですが……とりあえず2023年はその8軒の中から選びました。「沖縄に行きたい」人が「山と温泉のきろく」というタイトルのブログからわざわざ情報を探そうとするイメージないですしねー。

そんなわけで「山」と「温泉」が興味の中心である私にとって沖縄は最も縁遠い地なんですが、もし行くとしたら、あんまり島内をあちこち動きイメージが湧かないので、たぶん那覇市内の、交通の便の良い場所に泊まるのではないでしょうか。

という観点で、那覇空港から車で7分と非常に便の良い場所にある、ロワジールホテル那覇を選びました。

沖縄では貴重な、天然温泉を持つ宿で、地下800メートルから湧き出る泉温40度ほどの源泉を加温かけ流ししているそうです。


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沖縄ならぬるめでそのままかけ流しても良さそうな気がしますけど、そうもいかないのか……。浴室は2021年にリニューアルされたそうで、新しくきれいです。

2023年3月時点では、1人泊でも2食付きのプランが出ています。


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「期間限定」ということなのでおそらく夏には終了していそうに思いますが、ホテル1階のダイニングでいただく「コースディナー」あるいは「バイキング」の夕食と、モーニングビュッフェの2食付きで17600円から。

現時点では、1人でも部屋の選択肢もいろいろあります。何目的で行くにしろ、1人なら夏前に行ってのんびり過ごすのが良いのでしょうね。

47軒の選出を終えて

毎年公開しているこの記事ですが、本当に本当に、宿を選ぶのも書くのも大変なんですよ……「公共交通機関利用で旅をしている私」が実際に泊まることを前提で考えているので、すべての宿のアクセスを調べて、基本は電車とバス+少しのタクシー利用で行けるかどうかも調べたうえで選んでいます。

実は、2022年の前半、全国旅行支援が始まる前ぐらいまでは、コロナ禍前に比べて1人で温泉宿に泊まりやすい傾向がありました。家族やグループ旅行の需要もそこまで戻っていなかったし、外国人観光客もまだいなかったからです。

なので1年前の「2022年に泊まりたい宿」の記事は「以前は1人で泊まれなかったこの宿に今なら泊まれる!」「今のうちに泊まっておかなければ!」という観点で書いていました。実際に、去年は1人で泊まれたから選んだ宿だけど、今年はもう1人で泊まれない宿、たくさんありましたね……。

2022年10月からは外国人観光客も戻ってきたし、旅行支援も始まって、さらに物価高、そして宿の人手不足……と、割に合わない1人泊プランをなくしてしまう宿はかなり増えました。

しかし、こんな状況の2023年も1人で泊まれる、それも手間のかかる2食付きのプランを残してくださっている温泉宿の多くは、本当に「一人旅に優しい宿」だと思います。

泊まれるうちに、泊まっておきたいです。

関連記事:過去に泊まってよかった宿のまとめ記事はこちら

2022年に泊まった宿についても、今後執筆・掲載予定です。

好きな温泉地10選と好きな宿10選

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一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。