温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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奥飛騨温泉郷 平湯温泉もずも 宿泊記 飛騨牛料理が絶品!全10室の大人のご褒美宿に一人泊

全室露天風呂付き、20歳以上の大人だけが泊まれる奥飛騨のご褒美宿

乗鞍岳や西穂高岳、上高地の玄関口となる奥飛騨温泉郷平湯温泉に、20歳未満の方の宿泊お断り、全室露天風呂付き、全10室の大人のための温泉宿があります。

平湯温泉もずもは、平湯温泉バスターミナルから徒歩6分の場所にあるとはとても思えない、原生林に囲まれた場所にある宿です。

浴室の写真を見てずっと憧れていましたが、以前は1人泊の予約は難しかった記憶があります。コロナ禍以降のことだと思いますが、土曜日も1人泊での予約が可能となっていたので、思いきって予約をしてみました。

自然の中で一人湯に浸かれるすばらしいロケーション、飛騨牛がこれでもかと提供されるのに不思議と重く感じない夕食など、どれを取っても満足度が高く「また必ず泊まりたい宿」になりました。

私にとっても気軽に泊まれる宿ではないのですが「自分へのご褒美」にするには最適な宿だと思いますのでレポートしたいと思います。

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一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

平湯温泉バスターミナルから徒歩6分、乗鞍岳登山や上高地散策前の宿泊にも便利

首都圏から平湯温泉に公共交通機関利用で向かう場合、最も楽で早いのは「松本駅まで特急あずさに乗り、松本から平湯温泉まで直通のバスに乗る」方法だと思います。

高山・新穂高・平湯温泉~松本線|高速バス | 濃飛バス公式サイト

今回は、13時5分に松本を出発する平湯温泉行き(終点は高山濃飛バスセンター)のバスに乗り、ほぼ定刻どおり、14時45分に平湯温泉バスターミナルに到着しました。

そして実は……↑この写真は翌日に撮影したもので、到着日の天気は曇りときどき小雨。

平湯温泉バスターミナルは、上高地や乗鞍岳、西穂高岳などに向かう登山客で混雑しますが、この日は本格的な登山シーズン前ということもあり、天気も微妙だったので登山客の姿はまばらでした。

本日宿泊する「平湯温泉 もずも」は、バスターミナルから徒歩6分の場所にあり、登山前後の宿泊にも便の良い宿です。

旅館が建ち並ぶ通りをしばらく歩き、それから横道に入ります。

あっという間に緑が増えてきました。この道の左側に見えているのが「もずも」の建物です。

こちらがエントランス。中が見えないほど木々が生い茂っていますが、ここから中に入ります。

もずもへのチェックインは午後3時以降

平湯温泉もずものチェックイン可能時刻は午後3時から。

午後3時ぴったりになるまでは「チェックインは午後3時からになっております」という立て看板が立っています。私は3時になるギリギリ前に着いたので、写真を取っていたら宿の方が看板をしまいに出てきました。

奥飛騨温泉郷の宿は、チェックイン可能時間になるまでこの看板を立てている宿が多いです。これはこれで、公平で良い試みだと思います。

石畳の道を歩いて、宿の建物に近づいていきます。

玄関前で検温・消毒してから中に入り、チェックイン手続きを行いました。

【部屋】★★★★★ 浴衣・バスタオルは2枚ずつあり、扉のある寝室がうれしい

玄関で履き物を脱いでスリッパに履き替えます。

チェックインは、フロント前にあるこちらの、畳敷きのラウンジのようなスペースで行いました。

外の緑を眺められる気持ち良いスペースです。
しかし、基本的にお籠もり宿なのでこの素敵なラウンジに来たのはチェックイン時のみでした・笑
こんな素敵な場所があるなら、コーヒーとかお茶でも飲めるようになっていたらいいのに……と思ったりもしましたが、感染症対策もありますしね。部屋でのんびりしよう。

お部屋に案内いただきます。廊下も窓が大きくて雰囲気良い。

宿泊するお部屋はこちらです。

室内に入ると左手に冷蔵庫が置いてあり、奥にある部屋に向かって廊下が続いています。

冷蔵庫の上に電気ポットとお茶セット。

冷蔵庫の中には有料のドリンクがいくつか入っています。おや珍しい、ハートランドの瓶ビールがありますね。

そして実は、もずもでは飲料の持ち込みは無料なんですね。
後で食事のところでご紹介しますが、こちらの宿、料理の凝り具合の割にはドリンクメニューはそんなに多くなかったのです。どうぞ好きなものを持ち込んでください、というスタンスなんでしょうね。

部屋に入る前にクローゼットがあり、浴衣とカゴバッグ、ブランケット、金庫などが置いてありました。ちなみに浴衣は1人に2枚、バスタオルも2枚置いてあるのもうれしい。

間違えて2名分置かれていたわけではなく、1人に2枚という運用なのです。

トイレはもちろんウォッシュレット付きで清潔でした。

さて、お部屋です!

琉球畳が敷かれた囲炉裏のある和室。
ちなみに、囲炉裏はおそらく飾りで、食事で囲炉裏を使うということも特にありませんでした。

琉球畳だと広さがちょっとわかりにくいですが、たぶん10畳ぐらい。

座卓の上には灰皿と茶菓子が。「もずも」はパブリックスペースや食事処は禁煙だそうですが、客室はすべて喫煙可能です。公式サイトによれば「オゾン脱臭機で消臭対策を行っている」とのことで、私は特に煙草のにおいは気になりませんでした。

茶菓子は「かたりべ」という、きなこ味の半生菓子で、緑茶に合うおいしいお菓子です。

床の間にはテレビと内線電話。

マルチタップ付きの延長コードが置いてありました!うれしい。
部屋が広かったり、コンセントが少ない宿だと、これがないと座卓でPC作業がしづらかったりするんですよね。

Wi-Fiも完備で速度も十分出たので、ワーケーションも可能だと思います。

そして扉を開けるとロータイプのベッドが2台置かれたベッドルームが。
昼からいつでもごろごろできるし、食事のとき(部屋食なので)は扉を閉めておけば、寝具の乱れも気にならないしすばらしいですね。

室内に縁側はありませんが、掃き出し窓からテラスに出られるようになっています。

そして……このテラスは客室付きの露天風呂とつながっているのです!
露天風呂で温まってテラスで一休み……をエンドレスリピートできる、すばらしいお部屋だなと思いました。

【風呂】★★★★☆ 飲泉も可能な自家源泉のかけ流し、露天風呂の雰囲気もすばらしい

「もずも」はすべての客室に露天風呂が付いている宿ですが、男女別の共同で利用する露天風呂もあり、そちらは客室露天風呂より開放的な雰囲気で、趣が異なります。

ただし、共同の露天風呂にはシャワーや洗い場がなく、ただ浸かるだけの浴室なので、先に客室のほうで体を洗ってから共同の露天風呂に向かうのが良いと思います。

温泉分析書はこちらです。

「山の湯」なる自家源泉をすべてかけ流しで使用しています。

鉄分が多く含まれた炭酸水素塩泉。飲用許可も得ており、湯口から源泉を飲むことも可能です。

客室露天風呂は屋根付きで、雨の日でも景色を楽しめる

まずは、客室の露天風呂へ。

こちらが、洗面所兼脱衣所です。奥のほうに脱衣カゴがありますね。

洗面所にはアメニティが、男性用・女性用それぞれに揃っています。

女性用の基礎化粧品は雪肌精シリーズです。

シャンプー&コンディショナーとボディシャンプーは数回使えるチューブタイプのもの。ヘアブラシ、歯ブラシ、綿棒とコットンなども一通り揃っていました。

ドライヤーは業務用のもので、もちろん風量は問題なし。

脱衣カゴの中には浴衣と帯、バスタオルとフェイスタオルが。浴衣の色が旅館の浴衣としてはなかなか珍しい濃色で、新鮮ですね。

ではいざ、露天風呂へ!

おお……すばらしい……。
手前にシャワー付きの洗い場が1つあり、水圧・温度なども問題ありません。

体を洗って浴槽へ。

少し鉄っぽい香りのする茶褐色の源泉です。

42度ほどの熱め適温に調整されています。浴槽内に段差もあるので、全身浸かったり半身浴したりしながら長湯を楽しみました。

露天風呂ですが、屋根が付いているので雨の日でも気にならず湯浴みを楽しめます。

こちらから見るとお湯の色がはっきりわかりますね。
飲泉可能とのことで一口いただきましたが、鉄っぽい味なのでおいしくはないけど、効きそうな味です。

すべてがすばらしい浴室なのですが、1点だけ気になったのは「洗い場が外にしかない」ことです。体を洗っている間、夏は虫が気になりそうだし冬は寒そう……。
洗い場は外になくていいので、室内にシャワーブースがある形だと完璧だったんですけどね。それで星を半分減らして4つ半にしています。

春か秋なら文句無しで満点のお風呂だと思います。6月初旬のこの日も、平湯はまだ肌寒い気候でしたので、虫もそれほどおらず快適な湯浴みを楽しめました。

共同露天風呂「山の湯」は開放感抜群

客室付きの露天風呂のほかに、男女別の共同の露天風呂がありますので、そちらもご紹介したいと思います。

露天風呂の脱衣所は外にあるので、スリッパをサンダルに履き替えます。

石畳の通路を進みます。

けっこう長い……そして周りが本当に緑がいっぱいで驚きます。
平湯温泉バスターミナルから徒歩5分ぐらいの場所なのに……。

脱衣所の入口まで来ました。左が女湯で右が男湯です。

脱衣所は脱衣カゴと、雨の日用でしょうか?編笠がいくつか置いてあるのみのシンプルな作りです。

木の塀に囲まれた中に、石造りのまん丸な浴槽が!

客室のお風呂よりは少し大きいものの、4~5人入ればいっぱいかなという広さです。

とは言え、すべての部屋に露天風呂がある宿なので、こちらの露天風呂に何度も入りに行く人は少ないのでしょう。貸切状態で利用できました。

塀に囲まれてはいるものの、屋根がないので開放感があります。
この日は曇りでしたが、晴れて青空の下であればより気持ちよさそうですし、夜は星空が眺められるでしょうね。

ちなみにこちらの露天風呂は、冬季は閉鎖となってしまうそうです。平湯はかなり雪が降りますので、屋根がないこちらの露天風呂は温度が下がってしまうのだと思います。

浴室の満足度で言うと、やはり冬以外に泊まるのがいいかもしれません。
でも、冬は客室露天風呂から雪見露天が楽しめそうですし、それはそれでありかもしれません。

【食事】★★★★☆ 夕食は飛騨牛づくし!朝食は奥飛騨名物の朴葉味噌が並ぶ

もずもでは、予約の際に「個室食プラン」と「部屋食プラン」を選びます。
部屋食可能なお部屋は少し広めのお部屋に限定されているため、部屋食プランのほうが個室食プランより2000円ほど値段が高くなります。

私は、特に部屋食にこだわりがあるわけではないので、個室食プランでも良かったのですが、この日は「部屋食プラン」のお部屋しか空室がなかったので部屋食で予約していました。

もずものドリンクメニュー

夕食時にいただけるドリンクメニューはこちらです。
このメニューはチェックイン時からお部屋に置いてあり、夕食のタイミング以外でも、21時までルームサービスでオーダー可能だそうです。

生ビールはキリンの一番搾り。瓶ビールは一番搾りとハートランドのほか、飛騨の地ビールもあるようです。
また、日本酒のラインナップは季節によって異なり、この日は「地酒三種飲み比べセット」もあるようでした。

芋焼酎と飛騨ホワイトビール・ブラックビールの紹介が。

こちらは季節限定の地酒の紹介です。左の「和」というお酒は500mlの瓶のみでの提供ですが、右の純米吟醸はグラスでの提供も可能なようでした。

さて、何を注文しましょうか。

もずもの夕食は、とにかく上質な飛騨牛づくし!

夕食は「18時」「18時15分」「18時30分」から開始時刻を選択します。
18時30分スタートでお願いしたところ、5分ぐらい前に係の方が、夕食の準備に来られました。

半月盆と箸、しゃぶしゃぶ用の鍋とカセットコンロ、石焼き、羽釜が並びました。卓上で加熱する料理がわりと多いのですね。
しゃぶしゃぶの出汁の入ったコンロと、炊くのに時間がかかる羽釜には最初から火を入れていただきました。

ややあって、半月盆の上に前菜盛り合わせと突き出し、お造りの盛り合わせが並びました。

お酒はやっぱり!地酒3種の飲み比べセットを選択。
最初にお猪口に1杯ずつ3種類いただき、気に入ったものを1種類、升酒でいただきます。それで1500円。

左から「白真弓 番外品」「蓬莱 号外品」「天領氷雪貯蔵酒」と、名前からしていかにも限定品なお酒が3種並びました。

ちなみに、もずもはお品書きがありません。これはちょっと残念。
以下は説明いただいた内容のメモをもとに書いていますが、聞き間違いなどもあるかもしれません。ご容赦ください。

左上の突き出しは「茄子のオランダ煮です」と言われて提供いただきました。「オランダ煮」で検索すると甘辛く煮た料理ということのようですが、そこまで甘くはなく、上品なお味でした。

前菜盛り合わせで目を引くのは、なんと言っても飛騨牛の握りです。

あらかじめタレがつけてあり、1貫にはわさびが、1貫には生姜がのせられています。
タタキにされた飛騨牛はほどよく脂ものっていてめちゃくちゃおいしいです。そしてこの後に続く飛騨牛料理への期待を高めてくれました。

飛騨牛握りの右隣は「鮎の塩焼き」とのこと。小さいので、いわゆる「稚鮎」でしょうか。日本酒によく合います。

盛り合わせの左側は、エンドウ豆の塩ゆで、茶巾絞りに海老をのせて手毬寿司風にしたもの、いちじくにはくるみだれっぽいソースがかかっていました。

お刺身は「ぼたん海老」「本鮪」「かつおのタタキ」の3種盛り。

かつお用のおろし生姜と、わさびは鮫肌のおろしで自分でおろして使います。
わさびとおろしについては「飛騨牛の陶板焼きにわさびをつけてもおいしいので」とのことで、食事の最後までそのまま置いておかれました。

飛騨牛のしゃぶしゃぶ。

なんと美しくサシの入った飛騨牛でしょう!量もたっぷりあります。うれしい。

野菜もしっかり量があり、鍋も固形燃料で小さな鍋を熱するのではなく、大きめのしゃぶしゃぶ鍋をカセットコンロで熱していただきます。

固形燃料が途中で燃えつきる心配もなく、ゆったりしゃぶしゃぶできるのがうれしい。

しゃぶしゃぶはポン酢かごまだれでいただくのですが、一緒に「おろしニンニク」が提供され「途中でごまダレに入れて味を変えるとおいしいですよ」とのこと。
やってみるとコクが出てちょっと中華風な味わいになって本当においしい!これは家でもやってみようと思いました。

このあたりで最初の3種飲みくらべを飲み終わったので、1番気に入った「蓬莱 号外品」を升酒でいただきます。

おそらく1合ぐらいはありそうです。150周年限定だという「号外品」、大変おいしかったです。

煮物は器も美しいですね。穴子の炊き合わせです。桂剥きにした大根で巻いてあり、長芋や絹さや、おそらく白舞茸と思われるきのこなどと炊き合わせてありました。上品なお味。

このあたりで料理の最後を飾る飛騨牛陶板焼きが登場しました。

塩胡椒かポン酢、出汁醤油でいただきます。鮫肌でおろしたワサビを使うこともできます。

ものすごく脂がのってます。

焼きすぎない程度にしっかり焼いていただきました。
玉ねぎなどの野菜も、飛騨牛の脂を吸っておいしくいただけます。

最後に、羽釜で炊いた炊きたてご飯!

もちろんおいしいのですが、1人用の羽釜で炊いたご飯って、ちょっと固めに炊き上がりますよね……。私は固めもっちりなご飯が好きなんですが、もう少し柔らかい炊き上がりでももいいかも……と思いました。

とは言え、炊きたてのご飯はおいしい!赤だしも、漬けものもうれしい。

デザートに抹茶アイスをいただいて、ごちそうさまでした。

もずもの朝食は朴葉味噌と、旅館の朝食の定番料理がずらり

朝食は「7時45分」「8時」「8時15分」から開始時刻を選びます。

開始時刻の5分ほど前に係の方が現れて、座卓に料理を並べてくださいました。
朝食が部屋食だと特に、食事開始前の布団あげや、布団あげがない場合は乱れた布団がちょっと気になってしまいますが、もずもは寝室が別にあって扉をしめておけるので楽でいいですね。

朝食では七輪で炙っていただく、奥飛騨名物の朴葉味噌が。

固形燃料で温めていただく鍋の中身はお味噌汁です。ワラビや青のりが入っていて具だくさん。

ほかにも、焼き鮭、ぬか漬けと梅干し、納豆、温泉卵、ポテトサラダとひじきの煮物、野菜サラダ、ととろなど、ご飯をたくさんいただける、旅館の朝食の定番メニューがずらりと並びました。

どれもおいしく、お腹いっぱいになりましたが、夕食のすばらしさに比べると正直ちょっと普通かな、という感想になりました。
夕食があれほど飛騨牛ずくしだったので、朝食でも「飛騨牛のしぐれ煮」とかあると、特徴があっておもしろかったんじゃないかなあと。贅沢な希望かもしれませんが!
食事に関しては夕食が★5つ、朝食が★4つというところで、トータルで★4つ半としました。

朝食後は持参したコーヒーを淹れて一休みし、最後に部屋のお風呂にもう1度浸かって、10時にチェックアウトしました。

チェックアウト後は上高地に向かい、徳澤まで散歩

チェックアウト後は、平湯温泉バスターミナルから上高地に向かいます。

平湯温泉バスターミナルからは「乗鞍岳の登山口畳平」「西穂高岳などの登山口新穂高ロープウェイ」「上高地」に向かうバスが出ており、登山の前後に泊まるにはこれ以上ないほど便が良いのです。

せっかく憧れ宿「もずも」に泊まるので、早朝に出発するつもりは最初からなかったのですが、10時から向かっても楽しめる場所があるのが平湯のすばらしいところ。
この日は「晴れれば乗鞍岳登山、曇りなら上高地をぶらぶら」しようと思っていたのですが、当日の天気は曇り、乗鞍岳山頂の登山天気予報は「雨」でしたので上高地へ向かいました。

途中に流れる川の美しい水の流れに癒やされます。

思ったよりいい天気になってきました。上高地から明神を経由し、徳澤へ向かいます。

おひさしぶりの徳澤!またここでキャンプしたいです。

徳澤園の「みちくさ食堂」で「天然酵母の厚切りトースト」をいただきます。

ブルーベリーとはちみつのハーフ&ハーフで。紅茶も一緒にいただきました。

徳澤に来ると、みちくさ食堂を素通りすることはできない、大好きなお店です。というかみちくさ食堂に行きたくて今日も徳澤まで来てしまった……。

トーストの後は来た道を明神まで戻り、明神からは行きとは異なる「右岸コース」を歩き、岳沢湿原を経由して河童橋まで戻ってきました。

なんか、来たときよりもいい天気になってますね……。

これなら乗鞍岳にも行けたような気もするけれど……上高地ー徳澤も楽しかったからまあいいか。

河童橋の目の前にある「五千尺ホテル」の1階ラウンジで、苺のタルトとコーヒーをいただいて一休みし、上高地バスターミナルから帰路につきます。

「もずも」に泊まるならなるべく早くチェックインして、ぎりぎりまで部屋でのんびりしたいなあと思っていたのですが、めいっぱい長く滞在した後に上高地トレッキングまで楽しめた、充実した休日となりました。

【再訪したい度】★★★★☆ 飛騨牛と自家源泉の湯を味わいに、冬以外にまた泊まりたい

客室露天風呂付きの宿なので、もちろんお安くはないのですが……とは言え「客室露天風呂付きの宿の中ではリーズナブルな宿」だと思います。飛騨牛づくしの食事内容を考えると尚更、コスパは良いんじゃないかと思ったり。

平湯温泉には意外と1人で泊まれる宿が少なく、特に登山シーズン中は、泊まれても2人以上で泊まるときよりかなり料金アップしてしまう……ということがしばしばあります。新平湯温泉・新穂高温泉まで足を伸ばせば1人で泊まれる宿も増えますが、バスの便は少し悪くなってしまいます。

もずもはもともとお高めの宿ではありますが、1人泊の料金アップは控えめなので、支払った料金に見合うサービスを受けられるという点も一人旅におすすめなポイントです。
「2人で泊まると1人あたり15000円」だけど「1人で泊まると25000円」という宿だと
「25000円払ってこの食事・サービスか……まあ2人以上なら1万5千円で泊まれるんだものなあ」
と思ってしまうこともあるんですよね……その点もずもは大丈夫です。

夏の間は少しお値段が高くなっていますが、春~6月ごろまでは夏よりもリーズナブルでした。おそらく、登山シーズンが終わった11月ごろからはまた安くなるのではないかと思いますので、その頃が狙い目かなと思っています。

冬は、洗い場が外にしかない&共同の露天風呂がお休みなので、春か晩秋にまた泊まりにきたいなあと。(ただ、部屋付の露天風呂からの雪見露天はすばらしいだろうとは思う)

平湯温泉は登山の前後泊にものすごく便利な場所ですが、もずもは、登山の前日に慌ただしく泊まったりせず、のんびり泊まりたい宿ですね。今回はゆったり滞在できて大満足の2日間でした。

【1人旅に優しい度】90点:実はかなり一人旅に優しい、ご褒美一人旅に最適な宿

泊まりやすさ 15/20
現時点では、土曜日や連休、お盆などの混雑期でも1人泊のプランが出ている。1人泊の料金アップは数千円程度。

食事場所の配慮 20/20
部屋食もしくは個室食なので、1人でも気兼ねなくゆったりと食事をいただける。

プランの選択肢 20/20 
以前は「リーズナブルな食事プランは1人では予約できない」という制約があったのだが、現時点では「リーズナブルな食事プラン」自体が消滅し、1人で泊まっても2人で泊まってもすべて同じプランを予約できる。そして3名以上では予約できない。

ドリンクオーダー  15/20
ビールは生ビールと瓶ビールの小瓶が3種類ほど。日本酒はグラスでオーダーできるものが3種類と、飲み比べセットがある。焼酎とウィスキーもグラスオーダー可能。
ワインはボトルのみだが、夕食時も飲料の持ち込みOKなので、好きなものを持ち込めばよく、かなり良心的だと思う。

フリーWi-Fi完備 20/20
客室内でWi-Fi利用可能。速度も問題なかった。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。