温泉ブログ 山と温泉のきろく

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奥多摩温泉 もえぎの湯 入浴記 口コミは賛否両論!奥多摩駅から徒歩10分の日帰り温泉は実際どうだったか

奥多摩温泉 もえぎの湯

奥多摩駅は、大岳山や御前山などの奥多摩の中でもメジャーな山の登山口が近くにあり、また、雲取山の登山口や奥多摩湖行きのバスも出ているため、公共交通機関利用のハイカーにとって非常に馴染み深い駅です。

その奥多摩駅から徒歩10分という絶好の立地にある日帰り温泉「もえぎの湯」ですが、私は登山を始めてから丸7年近くの間、一度もここに足を踏み入れたことがありませんでした。

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なぜなら、その抜群の立地ゆえ、特に週末の午後は非常に混んでいて入場制限が行われることもある、と聞いていたからです。

しかし、混んでいなければ果たしてどうなのか……温泉好きとして一度は行ってたしかめてみたいと思い、今回、早めの年末年始休暇をいただいたタイミングでついに行ってきました!レポートしてみたいと思います。

もえぎの湯は、混雑していなければ良い温泉施設なのだろうか

「もえぎの湯」でGoogle検索すると、わりと上位に表示されるのがこちらの、口コミです。

www.tripadvisor.jp

こちらの口コミ自体は3年以上前のものなのですが、これ以外にもトリップアドバイザーでのもえぎの湯の口コミは、辛口なものが多いです。

www.tripadvisor.jp

このへんもちょっと……行く気を失せさせる口コミですね。。。
比較的最近の、2017年の口コミでも

www.tripadvisor.jp

こんな感じで。。。どうも、口コミを総合すると

・お湯はヌルヌル感があって悪くはないが、休日は混みすぎて衛生状態が心配

・ロッカーの鍵トラブルが、混んでいる週末は特に起こりやすい

・混んでいると食事処で出てくるのが遅かったり、注文のミスも……。

とにかく混んでいる週末はろくなことがない模様です。。。

とは言え私も会社員。奥多摩で登山をするのは、ほぼ週末です。
しかし、そこまで混んでいるもえぎの湯はどうしても避けたくて、丹波山村の「のめこい湯」に行ったり、小菅村の「小菅の湯」に行ったり、あるいは奥多摩駅近くの旅館で日帰り入浴したりと、避けに避け続けて来たのですが、今回ようやく!登山帰りに平日の午後、もえぎの湯で日帰り入浴することができました。

ちなみに、旅館の日帰り入浴はわりと良かったので、おすすめです。

さて、混んでいないもえぎの湯は、どんな感じだったのでしょうか??

もえぎの湯へのアクセス:奥多摩駅から徒歩10分

 奥多摩駅からもえぎの湯まで、徒歩だと10分ほど。

なぜかGoogleマップで経路検索すると、奥多摩駅の裏側から出発するルートが表示されてしまい……そのせいか「所要時間14分」と出ておりますが、10分で着きます。

新日川トンネル手前の分岐で右側の道へ。

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短いトンネルをくぐります。

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川沿いの道をしばらく歩いていきます。

f:id:happydust:20180129130636j:plain川向こうに、奥多摩の家並みが見えました。

気づくと、道沿いのそこここに「もえぎの湯」の、のぼりがはためくように。

f:id:happydust:20180129130656j:plain前を歩く2人は、同じバスに乗って雲取山方面から来たテント泊装備のパーティです。
あんまりぞろぞろ大勢で歩くのもいやですが、10分間一人きりで歩いていると「この道で合ってるのかな?」って不安になりますので、先導していただけてよかったです・笑

もえぎの湯の駐車場へ。

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口コミによれば、土日は満車で停められないこともあるようですが、今日は空いていたのでホッとしました。
車の方は、週末は別の温泉施設に行かれたほうがいいとは思います。奥多摩周辺、車が使えればちょいちょい温泉ありますからね。。。

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10分で、無事にもえぎの湯に到着です!

もえぎの湯の駐車場には足湯がある

ちなみに、今回は利用しませんでしたが、もえぎの湯の駐車場には足湯があります。

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けっこう立派な施設ですね。

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外で寒いからか、誰も使ってないけれど。。。

もえぎの湯の利用者は無料で利用OKなようですが、足湯のみの利用は100円かかるのですね。

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建物内に券売機が見えました。
もえぎの湯は、週末は入場制限したりするそうですから、入場制限中に足湯を使えたりすれば便利そうなのですが……入場制限するときって、整理券配ったりとかするんでしょうかね?

整理券でも配ってくれるなら、その間足湯でもして待っていればまだ気が楽な気がするけれど、もし、玄関前にじっと並んで待つような感じだったらもう、その時点で嫌になりそうですね。。。

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館内に入ります。
この日は12月下旬でしたが、既に門松の用意がしてありました。

もえぎの湯の基本情報

もえぎの湯の営業時間

開店は9時30分からで固定ですが、閉店時間は季節変動があります。12月~3月の冬期間は19時閉店でした。受付終了は、閉店の1時間前までです。

各季節の営業時間の詳細はこちらに書いてありました。

もえぎの湯の定休日

月曜日が定休日ですが、祝日の場合は営業し、翌日の火曜日が定休日になるそうです。

もえぎの湯の利用料金

大人は2時間780円で、1時間ごとに追加料金が200円かかります。
子供は2時間410円。追加料金については記載がありませんでした。

入館して受付で料金を払うと、入館時間が書かれた紙と、脱衣所のロッカーキーを手渡されます。帰るときに入館時間の書かれた紙を見せて、超過している際は追加料金を払うという仕組み。

この日は平日だったからか「サービス中で同じ料金で3時間までご利用できます」と言われましたが、本当に助かりました。

正直、基本料金の設定が「2時間」というのはかなり慌ただしいのではないかと。せめて普段から3時間にしてほしい……。本当にお風呂だけ入るのならまあ、2時間もあれば十分ですけど、ちょっと食事でもしていこうと思ったら2時間では足りないですよね。

トリップアドバイザーの口コミにも

「食事をしていこうと思って早めに風呂を切り上げ、食事処に行ったらかなりの混雑。なるべく早く出るメニューを選んでささっと食事を済ませようとしたのに今度はオーダーを飛ばされ『そちらのミスなのだから延長の追加料金はかからないよね?』と聞いたら『それはちょっとわからない』と言われ困惑……」

という内容のものがあり、2時間内で混んでいる日に食事をしようとしたらそうなっちゃうよなあ……と。
いっそ土日と平日で利用料金に差をつけたらどうかと思うんだけども、とは言え混んでいて窮屈な日により高い料金というのもどうなんだろうと言う気もするなあ……。

こちらが、館内利用方法についてのご案内です。

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タオルは、ハンドタオル220円、バスタオル600円で販売しています。

【もえぎの湯のお風呂】★★★ たしかに、空いていれば悪くはないお湯ではある

男女別の浴室は、玄関からまっすぐ入って右手側にあります。

f:id:happydust:20180129140016j:plain左手が男湯で右手が女湯。

脱衣所を出たところには、湯上がり処的なスペースがあり、マッサージチェアが3台。10分200円で利用可能です。

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その他に椅子が少しありますが、館内には食堂以外に座って休めるような場所はここしかありません。

同性のみで来た場合はいいですが、男女で来て、食事をしないで帰る場合はここで待ち合わせるしかないのか……と思うと、混んでいる日のことを考えるとちょっとげんなりはしますね。あとは、外で足湯して待つか。ああ、だから足湯があるのでしょうかね。

ここには、温泉分析書が刑事してありました。

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湧出温度は18.9度、ph9.9のアルカリ性の冷鉱泉なんですね。
泉温は冷たいものの、フッ素とメタホウ酸が多いため、温泉法上の温泉に該当するそうです。

源泉利用状況について。

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加水無し、常時加温あり。循環ろ過・消毒あり。
加水していないので、一応100%源泉利用ではあります。循環してますけど。

脱衣所にはザック置き場あり!

脱衣所に入ると鍵付きのロッカーが並んでおり、受付で手渡されたロッカーキーで鍵を開けて利用します。つまり、使うロッカーの場所は受付で指定される方式ですね。

大きなザックなどロッカーに入りきらない荷物に関しては、脱衣所の隅にザック置き場がありました!登山者としてはこれはありがたいです。

ただ、それほど広いスペースではないので、登山者がぞろぞろと訪れたらすぐに置き場がなくなってしまいそうな感じはありました。脱衣所には化粧水などのアメニティはありませんが、ドライヤーはあります。

内湯は換気は悪いがぬるめで入りやすい

浴室の画像についてはこちらの記事が一番参考になりました。公式サイト内にも小さな画像しかないので……。実際入ってみて、この記事の画像が、一番雰囲気が実際の浴室と近いです。
内湯の浴室は左手に浴槽があり、右手に洗い場。洗い場にはリンスインシャンプーとボディシャンプーあり。

洗い場の数は10ぐらいだったと思いますが、この日はさすがに空いていましたけど、混雑すると順番待ちになってしまうそうです。
内湯のお湯はややぬるめで、入りやすい温度でした。

そして、季節的なものもあるかもしれませんが、内湯は湯気がすごいです!
あまり換気が良くないのかなと思いました。肝心のお湯は「ぬるぬる感を感じる」ようなものではありませんが、塩素臭はそんなにしなかったです。奥多摩周辺の日帰り温泉施設としては平均的な感じのお湯です。

露天風呂は空いていれば良いお風呂

内湯から階段を下って露天風呂へ。
露天風呂の泉温は41度ぐらいでしょうか。適温で長湯できる、いいお湯です。
というか、外がめちゃくちゃ寒いので、一度入るとなかなか上がれません!・笑

川を見下ろす場所に露天風呂があり、冷気が下から上がってくるようですね。冬なので寒いですが、夏なら涼しくていいんでしょうねー。新緑に包まれながら、気持ちよく湯浴みを楽しめそうです。

また、お湯も、この日が空いているからかもしれませんが、そう悪くはないお湯です。塩素臭も特に感じず、人も少ないのでじっくりお湯に浸かれましたよ。

【もえぎの湯の食事】★★★ よくある日帰り温泉施設の食事

休憩・お食事・売店は、階段を上って上の階にあります。

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手前にテーブル席と売店。奥に座敷があります。 

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「休憩所」ということになっていますが、飲食物の購入なしにこの場所で過ごしてよいものなのかは不明です。

この日はガラガラだったので問題なさそうですが、混んでいる日はどうなんだろうなー。

「奥多摩・青梅の旬の食材を使っている」という「東京の森ピクルス」 650円。

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見た目もけっこうかわいいし、お土産に喜ばれそう。

食堂はセルフサービスなので、まず席を取り、席においてあるメニューを見て注文を決めます。 

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お酒は生ビール、瓶ビール、サワーなど基本的なラインナップ。
おつまみは、奥多摩の食材を使った川魚の刺身や塩焼き、さしみこんにゃくなどもあります。

それ以外は、そばやうどん、丼やカレーなど、ごく一般的な感じです。 

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生ビールとのセットメニューもあるのかー。どうしようかな。。。 

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注文したいものが決まったら、券売機で食券を購入し、受付で手渡します。 

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ビールはすぐに出してくれたので、座敷席に座り、とりあえずお疲れさまでした! 

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呼び出し用の端末が渡され、オーダーした料理が出来上がると音がなるというやつです。

のんびりとビールを飲みながらくつろぎます……。 

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しかし実際は、座敷席の奥のほうに「おじいちゃん2人とそれぞれの孫たち」というグループがいまして、孫たちが食事処を飛び回る飛び回る。

鬼ごっこ的な遊びをこの階全体で繰り広げており、おじいちゃんはまったく注意してくれないので、あんまり落ち着いて飲めませんでした。

混んでたら誰か注意したんでしょうけど、空いているとこういうの、注意していいものかどうか悩みます。

そうこうしているうちに注文した料理がぞくぞくと届きます。

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もつ煮込み380円。
「手作り」と書いてはあるけれど、本当でしょうか……。

焼き鳥(たれ)3本、480円。

f:id:happydust:20180129141237j:plain風呂上がりのビールにはとてもよく合う、ジャンクな味。

そしてさらに肉!豚トロ炭火焼き、500円。 

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サラダ的なものも付いています。
登山中の食べ物って、ご飯やパンやお菓子など、糖質に偏りがちなので、下山後はたんぱく質を取りたいのですよね!あとは野菜ですが、ここで野菜をいただくのはちょっと厳しいかな・笑
川魚料理も気になりましたが、ビールには肉系のほうが合いそうだなということでこういう注文に。
めちゃくちゃおいしい!ってこともないですが、とりあえずおいしくビールが飲めたし、そんなに待たされなかったので普通に満足です!ごちそうさまでした。

【再訪したい度】★★★ 平日なら、そんなに悪い選択肢ではないかなという感じ。

奥多摩ではド鉄板の日帰り温泉だというのに、鉄板すぎて登山歴7年目にして初訪問となりました。

この日は空いていたので、特別に嫌な思いをするようなことはなく(食事処の子供らにちょっとイラッとした程度)お風呂も食事も楽しむことができました。

と書いたけど「楽しむ」って感じではなかったかもなー。

やはり「駅近で手短に風呂と食事を済ませるならちょうどいい」みたいな感じの施設だと思います。食事も、奥多摩駅前にはビアカフェバテレをはじめとして、まあまあおいしい店もありますから、電車で帰るのなら駅前に出てきたほうがいいんじゃないかなと。

(この日は、冬の平日ということでビアカフェバテレは休業日だったのですが)

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もえぎの湯の建物も前に「奥多摩周辺温泉マップ」がありました。

公共交通機関利用だとなかなか行けないところも多いのですが、実はこんなに温泉あるのですね。

車で奥多摩に来られる方は特に週末は、もえぎの湯以外のところに行かれることをおすすめします!公共交通機関利用のハイカーだと「もえぎの湯しか思いつかない」方も多いと思うので。。。

公共交通機関利用で奥多摩駅でバスを降りた場合は、もえぎの湯じゃなかったら行きやすいところは……河辺駅で途中下車して梅の湯とかでしょうかね。電車代はちょっと余計にかかってしまいますが、私も今度、試してみたいと思います。

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