温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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黒百合ヒュッテでランチを食べるためのゆるふわ日帰り山さんぽ

バス利用で日帰りで八ヶ岳を歩くなら、目的地は黒百合ヒュッテがいい

梅雨入り前の土曜日、久々に彼氏と2人で山を歩いてきました。

東京から電車とバス利用で、日曜はさほど天気が良さそうじゃないので日帰りで、麓の温泉で一泊して帰る、というゆるふわ山旅。

那須岳に登って那須湯本温泉、霧ヶ峰を歩いて上諏訪温泉なども考えましたが、そう言えば、最近緑の多い季節に八ヶ岳に行ってないなあということで、行き先は八ヶ岳に決定。

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北八ヶ岳ロープウェイから登れば北横岳、もしくは縞枯山のピークが踏めるし、蓼科温泉に宿を取って北八ヶ岳を歩くか?と最初は考えたのですが、直前予約ではあまり気に入った宿が見つからなかったので、ピークを目指さずに黒百合ヒュッテにランチを食べに行くことにしました。そして下山後はもちろん「あの宿」へ……。

この季節の黒百合ヒュッテはかなりひさびさでなかなか楽しかったので、ゆるっと行程をご紹介したいと思います。

スーパーあずさ1号で茅野駅に降り立ち、バスで渋の湯へ向かう

週末彼と、軽く登山しつつ出かけようという話はしていたものの、具体的なプランがまとまらないまま木曜日を迎えてしまいました。

行き先の候補の中に「霧ヶ峰」と「八ヶ岳」が入っていたので、とりあえずキャンセルも覚悟で新宿駅7時発のあずさ1号の指定席を予約。既に横並びの席は取れず、通路側の縦並び2席。でも、取れてよかった……。

前日の金曜日になってようやく、ピークを目指さず黒百合ヒュッテでランチしにいこう!というプランがまとまったので、指定席券も無駄にならず、土曜日の朝9時7分に茅野駅に降り立ちました。

茅野駅で多くの人があずさを下り、駅のホームが一気に登山者であふれたので「これは早めにバスに並ばないとやばいかも」と思い、慌ててバス乗り場に向かったのですが……ホームにいたほとんどの人が美濃戸行きのバス停に向かったので、9時20分発の渋の湯行きはガラガラでちょっと表紙抜け。

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約1時間の乗車で渋の湯に到着です。天気がよくてうれしい。

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登山口の橋を渡るところの手前に登山計画書を提出するポストがあります。
私はWeb経由で提出済みだったので素通り。

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渋の湯前を流れる川の流れがきれいで、彼氏が感動していました。
橋を渡り、10時30分から登山開始です!(ゆるふわだけど)

渋の湯から約2時間登って黒百合ヒュッテへ

渋の湯からは樹林帯の道を登っていきます。

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歩き始めからしばらくは傾斜もそれほどきつくなく、歩きやすい道が続きます。
登山口の渋の湯の標高が1840メートルで、黒百合ヒュッテの標高は約2400メートル。

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標高差600メートルほどを2時間ほどで登りますが、アップダウンではなくほぼ登りっぱなしなので体はきつくありません。今日は日帰りなので荷物も軽いですし。。。

何よりも、歩いている人がびっくりするほど少ない!

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私自身も、混んでいる山が苦手で常に空いているルートを模索していますが、彼氏は「空いているから雨の日の登山が好き」という筋金入りでして。(さすがに理解できない)
今回の登山はいい天気の土曜日だったにもかかわらず、歩いていても前後にまったく人がいない状況がかなり長く続いたのでテンションが上がりました。

下山するまで、20人ぐらいしか人を見なかった気がします。どうしてこんなに空いていたんでしょうね。6月初旬の渋の湯ルートは穴場なんでしょうか。

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1時間半ほど歩くと後半は傾斜がやや急になり、登山道のところどどころに残雪も現れました。

残雪が手強かったときのために、念のためチェーンスパイクも持ってきていましたが、スパイクは使わなくても大丈夫でした。ただ、私はビビリなんで下りはトレッキングポールを使うことにしましたが。

2時間強歩いて、12時40分に黒百合ヒュッテに到着です!

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今日は登頂はせず、ヒュッテでのんびりランチをいただいて下山します。

黒百合ヒュッテでカレー&しょうが焼き丼&コーヒーをいただく

天狗岳登山のおりなどに、何度も立ち寄ったり、宿泊したり、テント泊したりしている黒百合ヒュッテ。

宿泊レポートもこちらに書いています。↑この記事の中でも「おはぎ」「コケモモジャム入り紅茶」「マシュマロ入りココアとカップケーキのセット」など、いくつかこれまでいただいた軽食メニューについてご紹介していますが、今回いただいたランチついてもご紹介したいと思います。

のみもの、軽食メニューはこちら。

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下山途中で立ち寄ってバスの時間まであまり余裕がなかったり、行動食でそこそこお腹が膨らんでしまって胃袋に余裕がないことも多いのですが、今日はここでランチを食べるために来たので、時間も胃の容量も万全です!

迷った末に彼氏はカレーライス、私はしょうが焼き丼をオーダーしました。

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喫茶メニューがオーダー可能なのは8時から16時まで。けっこう長い時間オーダー可能なのがうれしいですね。
受付には人がいないことが多いので、軽食営業を行っているのかちょっと不安になりますが、厨房には誰かいますので声をかければ出てきてくれます。

5分ほどでカレーライスが到着。

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野菜たっぷり!基本な感じのカレーです。一口もらましたがなかなかおいしかった!

私がオーダーしたしょうが焼き丼は、10分ほど待ちました。

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高菜漬けもおいしそう……。

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お肉たっぷりで豪華です!
レトルトなんかではもちろんなく、しっかり作られてるのがうれしい。。。
ちょっと味は濃いめだけど、ご飯がたくさん食べられるお味です。

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最後はコーヒーをいただいてごちそうさまでした!
コーヒーも、オーダーが入ってからドリップされていて、淹れたてでおいしかったです。

最後に、去年の秋に来たときに食べたので、今回はあえてはずしたビーフシチューをご紹介。

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サラダとライスorパンが付いて1500円。
ややお高めではありますが、正直なことを言えばこちらが一番おいしかったように思います。次来たときはまたビーフシチュー食べよう……。

唐沢鉱泉に向かって下山

小一時間休憩して、1時30分ごろから下山開始。元来た道を歩き始めます。

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下り始め、残雪が残っている箇所は転ばないようにトレッキングポールを使いました。

途中の分岐で、渋の湯ではなく唐沢鉱泉に向かう分岐へ進みます。

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苔むした、雰囲気のある緩やかな道を下っていきますが、下りも本当に人が少なかったです。

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途中、樹林帯を抜けて少し開けた場所に一瞬だけ出ます。少し曇ってきましたね。

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樹林帯の登山道を、黒百合ヒュッテから1時間30分ほど下ります。橋を渡ればもう、唐沢鉱泉はすぐそこです!

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唐沢鉱泉の源泉地を少し眺めて……。

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宿の前には、ツツジや石楠花が美しく咲いていました。

 

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午後3時に唐沢鉱泉に到着!

ゆるふわハイクでしたが楽しめました。この後は唐沢鉱泉に一泊して帰ります。

宿泊レポートは後ほど更新しますが、唐沢鉱泉まではバスは通っていないのですけど、宿泊すれば茅野駅まで送迎していただけるのです。
公共交通機関利用で「日帰りハイク+温泉泊」を楽しむなら、渋の湯→黒百合ヒュッテでランチ→唐沢鉱泉の組み合わせ、かなりおすすめです。