小諸駅前の紅茶専門店 ティーサロン寿徳
ティーサロン寿徳は、長野県の小諸駅の目の前にある紅茶専門店です。
「ティーサロン」の名に恥じないおいしい紅茶を、かなりリーズナブルに提供してくれる素敵なお店ですが、このお店のすばらしさは紅茶だけではありません。
「東京人もビックリ！当店自慢の絶品生クリーム 至福の一時をお約束！」
とは。。。
ずいぶんな自信ではないですか。
気になって思わず入ってしまったのですが、想像していた以上に素敵な店で、初めて入った日の三ヶ月後に再訪してしまいました。。。小諸なのに。（住まいは東京です）
そんなティーサロン寿徳について、レポートしてみたいと思います。
東京から、新幹線としなの鉄道を乗り継いで小諸駅へ
5月中旬の土曜日、朝から北陸新幹線に乗っていました。
前日に、長野県の高峰高原にある高峰温泉の一人泊の予約が取れたからです。土曜日は天気が微妙だったのですが、日曜日はまあまあ良さそうだったので、土曜日はのんびり温泉につかって、日曜日に黒斑山に登ろうと考えていました。
高峰高原へ公共交通機関で向かうにはJRのバスに乗っていくことになりますが、このバスには、新幹線の「佐久平駅」もしくはJRとしなの鉄道の「小諸駅」のバス停から乗ることができます。
前回、2月に雪の積もる高峰高原に向かったときは、佐久平駅から乗車しました。
高峰高原ホテルも、食事がおいしいすばらしい宿でしたね。
しかし、今回は佐久平の手前の軽井沢で新幹線を降り、そこからしなの鉄道で小諸駅に向かい、小諸駅前からバスに乗車することにしました。バスの乗車地を変えたのは他でもない、小諸駅前にある「ティーサロン寿徳」に行きたかったからです。
朝食は軽めに……ということで、サンドイッチにしました。
東京駅の地下に出店している卵焼き専門店「つきぢ松露」の松露サンドです。
前回、東京駅の地下でお弁当を買ったときにとても気になっていたのですが、そのときは売り切れていたんですよね。。。今回は朝早めの出発だったので、替えました。
厚焼きの卵焼きにマヨネーズという組み合わせはいかにもおいしそう！！！
だったのですが、食べてみると案外普通というか。。。すみません、あまり好みの味ではありませんでした。
どんな味なのかあまり想像つかなかったんですが、卵がけっこう甘いんですね。で、だしをたっぷり含んでいる。それとマヨネーズ、というのが……いまいち馴染めなかった。やっぱ卵焼きは卵焼きだけで食べるものだな。。。卵サンドは普通にゆで卵とマヨネーズのやつが、結局私は好きなのかもしれません。
東京駅を出て早々に卵サンドをたいらげてしまい、一眠りするともう軽井沢駅。
しなの鉄道に乗り換えます。
この日は予報どおりあまり天気がよくなく、車両は霧に包まれていました。雨もぽつりぽつりと。
11時32分には小諸駅に到着。
静かな駅です。
なんだか懐かしい感じの外観の駅です。
駅を背にして、ロータリーの右手側の通りに、ティーサロン寿徳はあります。
逆側から見るとこんな感じ。
「おいしい紅茶の店 日本紅茶協会の認定」だそう。
それでは、入ってみたいと思います。
ティーサロン寿徳の店内
中は、籐の椅子と丸テーブルの2人がけの席が中心の、比較的広い店内です。
そして実は、ティーサロン寿徳さんは、がっつりとWi-Fi完備です。
Wi-Fiが完備されているお店でも、壁に「Wi-Fiあります」と書いてあるだけのお店も多いですが、こちらのお店はマスターが
「スマホとか使うようだったらWi-Fiありますから、使ってくださいね」
と、注文と同時に声をかけてくれました。
メールアドレスなどの登録も不要で、掲示されてあるパスワードを入力すれば使用することができます。スピードも十分でした。
壁際の席はソファ席で、座り心地がよかったです。
ちなみにティーサロン寿徳さんでは、コンセントも使わせてもらえます。
Wi-Fiを案内していただく際に「コンセントも使って大丈夫ですからね」と教えていただいたので、私がスマホの充電をしようとしたら「その席からだとちょっとコンセント遠いから」と言って、延長コードまで貸してくださいました。至れり尽くせり。。。ありがたかったです。
ティーサロン寿徳のメニュー
こちらが、お店の外に出ていたメニューの看板です。
トーストがおすすめのようですね。
こちらが店内のメニューです。
紅茶専門店だけあって紅茶のメニューが豊富です。
ダージリン、アッサム、アールグレイ、ディンブラといった紅茶の定番メニューのほか、キャラメルカスタード、アップルティなどのフレーバーティ、すりおろし生姜を加えるジンジャーティもありました。
コーヒーやジュースなどのメニューもいろいろありました。
生クリームが自慢の店だけあって、ウィンナーティやウィンナーコーヒーもありますね。
コーヒーや紅茶など、ドリンクメニューの多くは400円です。リーズナブルだと思います。
こちらが、フードの写真付きメニューです。
クリームトースト300円。
小倉クリームトースト 400円。
チョコレートケーキ 300円。
チョコレートパフェ 600円。
パフェとセットだと、コーヒーor紅茶は＋200円でいただけるので、かなりお得です。
小倉パフェも600円。
クリームラスクケーキ 300円。
チョコバナナケーキ 300円。
さて、何をいただきましょうか。
ティーサロン寿徳でいただいたもの
初めてティーサロン寿徳におとずれた2017年の2月には、小倉クリームトーストとアッサムティーのセットをいただきました。
この、小倉クリームトーストが本当に本当においしかったんです！！
あんこもクリームもたっぷりで、食パンはもっちりしていてぶ厚い。
自慢の生クリームも「これは！！」と目を見張るおいしさ。濃厚なのにしつこくなく、あっさりしていていくらでも食べれそうでした。
あっという間に半分以上食べてしまい、残りの2/3ほどを大事にいただきました。
食べかけの画像ですみません。。。
このときの衝撃が忘れられず、3ヶ月後に再訪してしまいました。
2度目に訪れたときは、まずはチョコレートケーキを注文しました。
前回来たときもかなり気になっていたんですよね。やはりチョコレートと生クリームは鉄板ですよね？と思い。。。
しかし、マスターにチョコレートケーキをオーダーすると「もし、今お腹がいっぱいじゃないならトーストをおすすめします」と言われてしまいました。
チョコレートケーキは、そんなにお腹がすいていない人のために用意しているけれど、お店としてはトースト、それも小倉クリームトーストが一番おいしいと思っていると。
しかし私、前回も小倉クリームトーストを注文しているんですよね。もちろん、それがおいしかったから再訪しているわけですが。
できれば今回は別のものを食べてみたい！ということで、やはり初志貫徹でチョコレートケーキに。
今回も、紅茶はアッサムティー。
チョコレートのプチケーキの上に生クリームが一絞りされています。
思ったとおり、チョコレートと生クリームの相性はばつぐんです。
あっという間に食べ終わってしまいました。
しかし、ランチ替わりとしては物足りないし「チョコレートケーキはお腹がすいていない人向けのメニュー」というマスターの言葉どおり、ボリューム控えめだったので……これは、まだ食べられる。
ということで、今回は小倉あんなしの「クリームトースト」を注文したところ、マスターに「生クリームの味をストレートに味わうならクリームトーストだけど、やっぱり一番おいしいのは小倉クリームトースト」と言われてしまいましたｗ
たしかに、前回衝撃的においしかったんですよね～。どうしようかな。。。
迷っていると
「旅行で来てるんだよね？もう来ないでしょ？せっかくだからクリームと小倉と半々で出しますよ」
と言っていただきました。ありがたい！
けど「もう来ないでしょ」と言われたけど、私既に2回目なんですけどねｗ
というわけで、2色のクリームトーストです！
これはまさに至福。
生クリームの固さが、固すぎず柔らかすぎず、なんとも絶妙なんですよね。。。
そして、両方食べてみた結果、いただいた「チョコレートケーキ」「クリームトースト」「小倉クリームトースト」の３つでは、圧倒的に小倉クリームトーストがおいしかったです。
すごく軽いクリームなので、それだけがトーストの上に乗っていると、ちょっと物足りなさがあるんですよね。おいしいんですけど。
クリームトーストだけでいただいてたら「やっぱり小倉クリームトーストのほうがおいしかった」って思っていたと思うので、２種類出していただけてよかったです。
紅茶はポットサービスで、2杯分たっぷりいただけます。
セットだと300円でいただけるのに……量もたっぷりで味も香りもすばらしい紅茶でした。
1杯いただいた後もまだこんなにある。
アッサムはミルクに合うので、２杯目はミルクティーにしていただきました。
そういえば、2月にいただいたときはバレンタインデーが近いということで、チョコレートもいただいたんです。
何の形だ？と思ったのですが、バンビだそうです。
バンビ……。
形は不思議だけど、ビターチョコレートで、こちらもおいしかったです。
【再訪したい度】★★★★★ 生クリームたっぷりのパフェも気になる
何しろ3ヶ月の間に２度行ってしまったお店なので、再訪したい度はもちろん★5つです。
いただいた物の中では「小倉クリームトースト」がだんとつでおいしかったのですが、実は「チョコレートパフェ」と「小倉パフェ」も気になっています。
また、紅茶と生クリームのおいしさもさることながら、マスターの心地よい気遣いと店内の居心地の良さも魅力の一つで、このお店に立ち寄りたいために、また小諸に行ってしまいそうです。
ティーサロン寿徳を出た後は、バスで高峰高原へ向かいます！
