温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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金峰山小屋でワイン付きディナーを楽しむために、晩秋&冬の金峰山に登る山旅

金峰山小屋

金峰山は、奥秩父主脈に位置する標高2599メートルの山です。
長野県と山梨県の県境にあり、山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と呼ぶ……と、Wikipediaには書いてありますが、個人的には「きんぷさん」という呼び名のほうが一般的なように思います。(小屋番さんも「きんぷさんごやです」と言って電話に出ていました)
山頂には五丈岩という大きな岩があり、近隣の山から眺めてもかなり目立ちます。山座同定をしているときにも「あそこの山は五丈岩が見えるから金峰山だね」という会話をよく聞きますね。

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何を隠そう私、好きな山を5つあげろと言われたら必ず名前をあげる程度には金峰山が大好きで、2016年には2回登っています。

交通の便が比較的良かったり、山容のすばらしさも好きな理由の一つですが、何よりも、山頂直下にある「金峰山小屋」の食事が大変おいしいから!というわけで2回とも金峰山小屋に宿泊して登りました。

5月と11月に登ったうちの、直近の11月の登山について、レポートしたいと思います。

2018年1月に再訪したので、追記しました!

あえて紅葉が終わるのを待って、人の少なくなった金峰山に行く計画を立てた

金峰山の紅葉シーズンは10月中旬から下旬ごろで、11月の文化の日の頃までは登山口の近くでギリギリ紅葉を楽しめることが多いです。しかし、人の多い山が好きではない私は当然、あえて紅葉シーズンが終わるのを待って金峰山に行く計画を立てました。

情報によれば11月の初旬には雪が降り、金峰山も一度は白く雪化粧をしたとのこと。

「雪が降ったら行かない」という人も多いですから、これはチャンスです。

今回は珍しく、数少ない山仲間のL氏と2人で登ることになりました。(山仲間と呼べる人は2人しかいないですw)

金峰山に登るルートと交通機関

金峰山に登るルートは主に3つあります。

①瑞牆山荘から登るルート 上り4時間20分 下り3時間15分

韮崎駅から、登山口の瑞牆山荘までバスが出ているので、公共交通機関でも利用しやすい登山口です。

おいしい水場のある富士見平小屋を経由し、奥秩父らしい樹林帯歩きと稜線歩きを両方を味わえ、大日岩という巨岩も眺められたりと見所の多いコース。

車で行くなら十分日帰りできるコースタイムですが、バス利用だと歩き出しが10時過ぎぐらいになるので、晩秋に公共交通機関利用で日帰りするのは、かなり健脚な方でないと厳しいかも。

バスは、山梨峡北交通で運行しているのですが、冬季は運休しています。

【2016年度の運行は終了しました】茅ヶ岳みずがき田園バス 2016/11/24 – 山梨峡北交通株式会社

ちなみに、登山口の瑞牆山荘の標高は1510メートルですので、金峰山の山頂との標高差は1000メートルちょっと。なかなか登り甲斐のあるコースです。

 ②大弛峠から登るルート 上り2時間30分 下り2時間の最短ルート

標高2365メートルから上り始めることができ、稜線も歩けるためかなり人気の高いコースですが、数年前まではバスの運行はなく、車で行く以外方法がありませんでした。

しかし、数年前から、予約制ではあるもの(そして乗換もあるものの)塩山駅からバスの運行が始まりました!(ちなみにWeb予約可能です)

私は、バス利用でこのルートを歩いたことはないのですが、金峰山から大弛峠を経由して甲武信岳に縦走した際にこのルートを通りました。

大弛峠から甲武信岳まではかなりきつい道ですが、金峰山から大弛峠への道はよく整備されていて眺望もあり、楽しかったですよ♪

ちなみに大弛峠に向かう林道は冬季は閉鎖されますので、11月の勤労感謝の日ぐらいまで利用可能なルートです。

③廻り目平(まわりめだいら)から登るルート 上り3時間30分 下り2時間30分

こちらの道のみ、私は歩いたことがないのですが、クライマーが集まるという「廻り目平キャンプ場」があり、そこまで車で入ることができます。

廻り目平の少し手前(徒歩で1時間15分ぐらい手前)にある川端下というところまでは信濃川上駅からバスが出ています。

林道歩きが長かったりで、個人的にはあまり魅力を感じないルートではあるのですが(何よりも東京からだと、信濃川上駅に行くのに時間がかかる)瑞牆山荘から登るよりはコースタイムが短いため、冬季に利用する人はけっこういるみたいでしたね。ツアー客もこちらのルートを利用していました。

小屋番さんも(ご自宅が長野方面だからでしょうけども)こちらのルートから上がられているようです。

今回は、というか今回も、なんですが、①のルートを利用しました!

東京から中央線の各駅停車で韮崎駅へ

山梨峡北交通で運行している韮崎駅発・瑞牆山荘行きのバスは、スーパーあずさ1号の到着時刻に合わせてあるため、東京方面からはスーパーあずさ1号に乗ってくればとりあえず、乗ることはできます。(ちなみにバスは11月下旬から4月上旬までは冬季運休中です)

しかし私はあえて、スーパーあずさ1号(8時37分着)より少し早い8時28分に韮崎駅に着くよう、各駅停車を乗り継いで行くようにしています。高尾駅を6時42分に出る電車に乗ることになりますので、あずさを使うよりかなり早起きになりますが、もしもこの電車に間に合うなら、絶対各駅停車で来たほうがいいです!

なぜなら、山梨峡北交通のバスは山岳路線のため小型タイプのバスなのですが、増発などは絶対にないんですね。

ほとんどの方があずさで来ますので、10分でも早く来ていれば、確実に座れます!

事実、今回もバスの中はこんな感じの状況でした。。。

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この狭いバスで立ったまま山道を含む2時間!つらいですよ。。。
最初に来たときだけ、知らずにあずさで来て2時間地獄を味わったので、以降は始発バスに乗るときはあずさを使わないようにしています。

(ただし、2017年には運行時刻に変更があるとのことなので、状況は変わるかもしれません)

ちなみに、韮崎駅で4人でタクシーに乗れば、バスと同じ値段で瑞牆山荘まで行ってくれますので、4人のグループor足りない人数をナンパできるコミュ力のある人ならそっちのほうがぜんぜん楽だし、お得です。

小型バスに2時間揺られて、瑞牆山荘に到着!

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身支度を調えて、歩き始めます。

瑞牆山荘から富士見平小屋を経由し、宿泊地の金峰山小屋へ

同じバスで到着した人たちがどんどん出発していく中、どうせ今日は泊まりだしね……とかなりダラダラと支度をしていた私たち。

バスが着いてから30分後、ようやく出発です!

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登山届けのポストがありました。(私は山梨県警にメールで提出済み)

ゆっくり支度をしていたのはなぜかと言うと、同じバスに乗ってきた大勢と一緒に歩きたくないからですよ!

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歩き始めた瞬間から誰もいない、静かな空間。。。
あ、今回は山仲間のL氏も一緒なんだったw

なので、写真を見ると静かそうですが、実際は近況報告などし合いながら歩いております。

振り返ると、木々の向こうに南アルプスでしょうか?見えますね。

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ほとんど葉が落ちてしまったので、視界が開けていいですね。

まもなく、木々の向こうに瑞牆山が見えるポイントへ!

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私の写真の腕がいまいちなので、そんなに大したことなさそうに見えますが、実際は木々の向こうであってもすごい迫力なんですよ!瑞牆山。

瑞牆山のビューポイントからしばらく歩くと、地面が水で濡れているところに出ます。

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濡れているのは富士見平小屋の水場から流れてくる水です。富士見平小屋はもうすぐ!
水場に立ち寄り、水を補給してから小屋のほうへ向かいます。金峰山小屋は水場がなく、天水かペットボトルの水の購入になりますので、必要な水は、持てるだけ持っていったほうがいいです!

富士見平小屋。

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見た目は昔ながらの小屋ですが、実は中はけっこうすごかったです。帰りに立ち寄ります!

テント泊にはかなり寒い季節になってきましたが、富士見平にはそれなりにテントが張られていました。

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富士見平小屋にテントを張って、初日に瑞牆山、2日目に金峰山を登る人が多いみたいですね。

しかし私とL氏は

「富士見平にもまたテント張りたいけど、金峰山に登るならやっぱり小屋に泊まりたい」
「じゃあもう、登らないで富士見平に鍋だけしに来ようよ。それで気が向いたら瑞牆山ぐらい登ったらいいんでね」

という、やる気があるんだかないんだかわからない会話をしていました。。。

行きは富士見平小屋は素通りで、こちらのトイレの左側の道を通って金峰山に向かいます♪

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トイレは男女1つずつでくみ取り式。ちょっと暗くて紙もないのですが、小屋の方がいつもきれいに掃除してくださっています。ありがたいことです。。。

※2017年11月追記
富士見平小屋のトイレ、以前は和式で紙もなかったんですが、改装して洋式になり、トイレットペーパーも常備されてとても使いやすくなっていました。手を入れてくださって、本当にありがたいことです。

富士見平小屋から少し登ったあたりには、緑が少し残っていました。

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針葉樹と、苔ですが。。。

しばらく歩くと「鷹見岩」という展望ポイントへの分岐を通ります。

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2人とも既に行ったことがあるので華麗にスルーw
意見が合うってすばらしいですよね。。。

それかまもなくすると、時折、大日岩の頭の部分が見えるようになります。

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こう見るとすぐ近くに見えますが、岩がでかいからそう見えるだけで、実はまだまだ先なんですよ。。。

大日小屋に来ました。営業小屋ではないので受付を富士見平小屋でする必要がありますが、ここにもテントを張ることができます。

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明るくていいんですけど、水場もないし(一応池みたいな水場らしきものはあるけど煮沸したほうが良いとのこと)小屋のトイレも「使えるの?」という状態なので、私はここでテントを張りたいとはあまり思わないですね~。

少し下りたところに小屋があります。

f:id:happydust:20170118221220j:plain大休止するにはまだ早いのでこちらもスルー。

歩き続けるといよいよ大日岩直下のポイントにある鎖場へ。

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鎖がなくても通れる人は通れてしまう岩場ですが、頑丈な鎖がしっかりついていて、ありがたいです。

着きました!大日岩です。

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岩のすぐ側で昼食休憩を取りました。

ここは展望ポイントです。すばらしい眺め~。

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実は、大日岩はこんな風に途中まで矢印でルートもついていて、登ることができます。

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私も以前、途中までは登ったことがあるのですが今回は特に挑戦もせず、のんびり菓子パンなど食べていましたw かなりのんびり休憩してから出発!

大日岩のあたりから、地面にときおり雪が混じるようになりました。

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ただ、しばらくはまだ傾斜も緩く、雪もあったりなかったりなのでアイゼンは付けずに進みます。

このあたりで、早朝から日帰りで登っていた方たちとのすれ違いが多くなってきたのですが、みな口々に

「この先アイゼンないときついよ~。アイゼン持ってる?チェーンスパイクが一番いいけど」

とおっしゃいます。チェーンスパイクがいいってことは凍結箇所があるってことか。まあ、予想どおりですな。。。

モンベル(mont‐bell) チェーンスパイク 1129612 ブルー BL M

モンベル(mont‐bell) チェーンスパイク 1129612 ブルー BL M

 

 実は私は今回、軽アイゼンではなくチェーンスパイクを持ってきていました。
一度降雪があったとは聞いたけど、そんなにまとまった量が降ったわけではなさそうだから、日なたはもうとけてるだろうと思ったんですよね。

普通のアイゼンだと、雪がないところは歩きづらいし、歯も削れてしまいますが、チェーンスパイクなら多少は大丈夫。雪と土のミックスはチェーンスパイクの大得意ジャンルです。

間もなく、傾斜が急になり、積もった雪が一度溶けて凍結したような道が連続して現れたので、私はチェーンスパイクを装着。

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やはり!快適に歩けます♪

さて同行のL氏は……?と思ったら、なぜかこの方、チェーンスパイクでも軽アイゼンでもなく10本爪のセミワンタッチアイゼンを持ってきていました。まじですかw

何でも、新しく買ったから使ってみたかったんだとw
別にいいけど、新品なのにそれで雪のないところ歩いて歯が削れたら嫌じゃないの……?

案の定、それから先小屋に着くまでL氏は、2回、アイゼンを付けたり外したりしていました……大変だね……orz

さて、凍結気味の急坂をしばらく登ると稜線です!

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空が青い!!

さっき大日岩のところで写真を撮ったのと同じ方角ですが、だいぶ上まで登ってきたのがわかりますね。

f:id:happydust:20170118221354j:plain右手前に見える、岩がゴツゴツしている山が瑞牆山です。

これから歩いていく稜線。。。なんといういい天気!

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しかし、やっぱり雪はあんまりないですねw

 

稜線に出ると、時折富士山も見え隠れするようになりますが、この日は富士山の方角は雲がかかっていて、てっぺんぐらいしか見えませんでしたね。

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稜線を20分ほど歩くと、稜線上を山頂に向かう道と、金峰山小屋に直接向かう道の分岐があります。

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五丈岩もさっきより大きく見えていて、まもなく山頂に着くはずなのですが、我々、今日は少々のんびり来すぎてしまいました。この時点で15時少し前。

f:id:happydust:20170119011839j:plain山頂を経由してから小屋に行くと、16時にはならないけど、15時30分ぐらいにはなっちゃうね。晩秋の到着時間としては、やや遅くない?
それに、どうせ明日はご来光を見に必ず山頂に行くのに、今日も行かなくても別に良くない?

みたいな内容で合意し、山頂を経由せずに直接小屋に向かいました。2人いるのに1人のとき以上にだらだらしてるって何なんだ、私たち。。。

いや、2人いるからダラダラしちゃうんだよな、きっと。
自分がそういう人間だってわかってるから「たまには人と行くのもいいけど、基本は1人」なんですよきっと。お互いね。

分岐から20分ほど。15時過ぎに金峰山小屋に到着。

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こちらは小屋の前にあるテーブルと椅子。

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この岩のあたりが夕日を見るための絶好のスポットなので、後でお茶セットでも持ちつつここに来ようかな。

そんなことを思いながら金峰山小屋の中へ!

金峰山小屋の看板犬 ゆずひこくんと久々のご対面

小屋の玄関を開けて中に入ろうとすると、中から黒い塊がぶつかってきました!

この子です!

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つぶらな瞳がかわいい金峰山小屋の看板犬、ゆずひこくん。10歳だそう。

我々が開けた扉から外に出ようとしていたのですが、外に出しといていいもんかわからなかったので、とりあえず中に入っててもらいますw

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玄関先でうろうろするゆずひこくん。

ちなみにこちらは丸5年前の11月、初めて金峰山小屋に来たときに撮らせてもらったゆずひこくん。

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このときはまだ5歳だったのかー。
やはり、体つきは昔のほうがややシャープな気もしますね。

同行のL氏は、久々にゆずひこくんに会いたくて今回来たようなものだったので、さっそく会えてご満悦のようでした。よかったよかった。

冬季営業中に宿泊したところ、ゆずひこくんは留守でした(※2018年3月追記)

2018年1月、週末のみ冬季営業中の金峰山小屋に宿泊したところ、その日はゆずひこくん、不在でした。

「冬季営業中はいないのかな?」と思ったらそうではなく、ゆずひこくんはオーナーの吉木さんが連れてくるため、吉木さんが小屋にいない日はいないんだそうです。その日はお客さんが少なかったこともあり、女性の小屋番さん1人で営業していました。

金峰山小屋宿泊記 寝室・布団・トイレ・売店で買えるおみやげについて

玄関入ってすぐのところで受付をします。
私は、前回5月に来てからまだ半年も経っていないので「前も来たことあるよね」と言われました。覚えてていただきありがとうございます♪

金峰山の宿泊料金は?予約は必要?

金峰山小屋の宿泊料金は、1泊2食付きで8500円。1泊夕食付きで7500円。1泊朝食付きで6500円です。受付時に前払いです。

八ヶ岳の山小屋と一緒で、予約がいっぱいになると断ってしまう小屋ですので、予約はしておいたほうがいいと思います。

ホームページのメールフォームからも予約できますが、電話予約のほうが、現在の道の状況などを教えてもらえるのでおすすめです。

今回も電話で予約しましたが「積雪がところどころにあって凍結もしてるから、チェーンスパイクか軽アイゼンあったほうがいいよ」と教えていただきました。(L氏にもちゃんと伝えたんだけどなーw)

金峰山小屋の布団は?小屋の中は寒い?

金峰山小屋は個室などなく、2段ベッド式の大部屋のみです。

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実は私が初めて金峰山小屋に泊まった日、「ヒュッテ」という雑誌の取材で来ていたモデルのKIKIちゃんも泊まっていたんですよ。

でも、個室などないので普通に大部屋で寝てましたね。向こうは女性のみのグループで、私は女1人だったので寝る場所も近くでした。

布団は、こんな感じでその日の宿泊者の数に合わせて、整然と並べられています。

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好きな場所に寝るのではなく、受付の際に「何番と何番使ってね」と指定されます。

布団は、まさかの羽毛布団で、清潔だし、ふっかふかです。
私の家よりもいい寝具を使っているような気がする。。。

布団のせいもあると思いますが、金峰山小屋はかなり、暖かい山小屋だと思います。
私が泊まったのは11月や1月、一番気候のいいときで5月といつも夜はけっこう寒いはずなのですが「寒くて目が覚めた」ということもなく、体力回復できてよかったです。

金峰山小屋の新しくなったトイレはめっちゃきれい!

金峰山小屋は、建物内にはトイレがなく、すべて外トイレになります。
以前は普通のくみ取り式のトイレだったのですが、最近建て直してかなりきれいになってました。

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小屋の裏手にある、真新しい建物が外トイレです。

雪がある時期はちょっと滑りやすいですが、すぐ近くなのでサンダルを借りて行って大丈夫です。
また、夜になるとトイレの前の道にセンサー付きのライトが点き、人が通ると点灯するので、トイレに行くだけならヘッドランプも特に必要ありませんでした。

トイレに入ったところ。

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嫌なにおいなどまったくせず、新しい木の香りがします。

鏡がたくさんあるのも女性にはうれしいですね。

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洗面台は一つとやや少ないですが、稜線上にある水場のない小屋なので、貴重な天水を手洗いに使わせてもらえるだけでありがたいです。。。

個室は3つあり、洋式便座もあるバイオトイレです。紙もあり。
使用した紙は個室内にある筒状のダストボックス?に入れる仕組みになっています。これは、においや虫を抑えるためでしょうか。そのせいか本当に、嫌なにおいがしません。

大好きな小屋のトイレがきれいになっていてうれしかったです!

金峰山小屋には更衣室もありました!(※2018年3月追記)

これまで私が気づいていなかったのか、それとも新しくできたのかは不明ですが、2018年1月に宿泊した際、金峰山小屋に更衣室があったことに気がつきました。

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場所は1階の、玄関から入ってすぐ左手です。
「更衣室」という表示があり、普段はカーテンが開いていますが、使用するときはこちらのカーテンを下ろせばいいようです。

私は、自分の寝床で毛布を被ってささっと着替えてしまったりするのですが、混み合う日などはそれもやりにくかったりしますから、更衣室を使わせてもらうのもアリだと思います。

金峰山小屋のおみやげ 手ぬぐいとランプシェードに心惹かれる

玄関を入ってすぐ、外扉と中扉の間におみやげが置いてあります。

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山バッジや絵はがき、シェラカップなど定番ものから、パッと見では何に使うのかわからないものまでさまざま。

いいなと思ったのは手ぬぐいです。1200円
ちょっと淡い色合いで、女子っぽくてかわいい。

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ただ、手ぬぐいってそこまで使う機会がないのですが(温泉タオルとちがって、もったいなくてあまり乱雑に扱えないw)ちょいちょい買っているのでけっこう家にたまっているんですよね。
また増やしてしまうのはどうなんだろう……。

そしてもう1つ気になったのはこちら。

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ゆらゆら風にゆれる「モビール」とな?
なんだか不思議なカエルのイラストですな。。。

お土産売り場で見たときはあまり気にならなかったんですけど、小屋の中で実際にランプシェードとして使っているのを見たら、なんだかかわいかったんですよ!

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カエルはこんな感じ。

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ちょっと欲しくなってしまったんですが、わが家にはランプシェードを使えそうな場所がぜんぜんないよ。。。

というわけで今回は購入せず。でも、ブログを書くために写真を見返してみたら「やっぱり手ぬぐい買えばよかったー」と思ってしまったので、次回行くことがあれば買ってしまうかもしれません。

お待ちかね!金峰山小屋の朝食と夕食。冬期営業時のスペシャルメニューのご紹介

夕食は、1階にある食堂兼談話室のようなところでいただきます。

以前、ちょっと混んでいる日に泊まったときは1回目2回目で時間が分かれていたときもありましたが、今回は18時から全員一緒にいただきました。

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食堂兼談話室のようなところ。今回、食事の時間より少し前に来てくつろいでいました。

こたつもあり、なんと膝掛けまで置いてあって「ご自由にお使いください」と。。。

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チェックの膝掛けをお借りしました。あったかいなー。

壁際には本棚もあり、山の本や漫画が置いてありました。

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宇宙兄弟が置いてあるw

中央にあるストーブの周りではバーナーを使うことができるのでお茶でも淹れようか……と思っていたらば。
なんと!宿泊者限定で自由に飲んでいいコーヒーとお茶がありました!

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5月に来たときは、こんなサービスなかったように思うんですが……トイレも新しくきれいになるし、どんどんサービスがよくなっていてびっくりします。

ちなみに、別料金でいただける飲み物とフードのメニューがこちら。

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無料でいただけるコーヒーはインスタントですが、ちゃんとドリップのコーヒーも販売していました。

ちなみに、前回5月に来たときは、日本酒を熱燗でいただき、缶詰をつまみに飲みましたねえ。

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山の夜は寒いので、お酒を温めて出していただけるのはうれしいサービスです。

金峰山小屋の夕食はワイン付きのワンプレートディナー。まさかのカレーもあり。

18時より少し前に「食事の用意ができましたー!」というお声がかかり、厨房からそれぞれに食事を受け取りに行きます。

じゃーん!

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なんと!ワインとメロン付きです!
11月なのに……どうなっているんでしょう?

野菜サラダとマッシュポテト、ご飯とチキンソテーがワンプレートに盛り付けてあります。豪華!

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ご飯はどこ?と思いきや、お肉の下にしっかりあります。

ちなみに、前回5月に泊まったときの夕食はこちら。

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メロンの色とワインがロゼなところと、サラダの野菜がちょっと違うかな。基本的には、無雪期はだいたいこんな感じのメニューのようです。

ちなみにワインは今回もロゼも選べましたし、メロンが緑の人もいました。
ワインをいただいた後は何かお酒を注文しようと思い……。

厨房のほうに行くと、普通の缶ビールのほかに、やや値が張るけれどボトルのクラフトビールがあると書いてあったので

「クラフトビールいただけますか?」

と聞いたらば、なんと、今日は小屋の方のお友達(たぶん)が樽生を担いで来てくれたので、ボトルビールの他にドラフトのクラフトビールがいただけますよ、とのこと。マジですか……。

そんなわけでいただきました!セゾンデュポンのドラフト。

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まさかの、グラス500円。安い!

そして厨房のほうから

「ご飯はおかわりできますし、カレーもあります

とのお声がけが!

この「カレーもあります」サービス、前回5月に来たときもやっていて「まかないのカレーでも残ったのかしら」と思っていたのですが、今回もありました。定番化したのかしら。

「金峰山小屋ではワイン付きのワンプレートディナーをいただける」

という情報は、雑誌などにもよく載っていますが「カレーもいただける」とは、これまで聞いたことがありません。でも私は、2回カレー食べましたよ。。。

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普通に一人前に近い量をいただいてしまったw

こちらのカレー、雑穀?とかいろいろな材料が入っていて、ルーもちょっと凝った味付けだし、辛すぎず甘すぎず。おまけとはとても思えないおいしいカレーです。
ランチで出していたらお金払って食べたいぐらいなんですけど、黒板に書いてあった軽食のメニューには、カレーはないんですよね。。。

もしかして、ご飯が残らないようなのかなあ。お酒も飲むので、おそらく「カレーがある」と言われなかったらご飯のお替わりはしなかったと思うんですよね。でも、カレーがあったのでつい、いただいてしまった。

いただいたクラフトビールも、ほんのりと苦味があってカレーと一緒にいただくのにちょうどいいお味でした。

しかし、カレーで満たされてしまったのでそれ以上お酒は入らず、ワイン1杯とクラフトビール1杯でこの夜はごちそうさま。今回もおいしかったです!

2017年11月再訪時の夕食メニュー

2017年11月、またしても人の少なくなった金峰山小屋に宿泊してきましたので、その際いただいた夕食をご紹介します。

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今回もワンプレートディナーで、メインがチキンステーキ。
野菜は、グリーンサラダとマッシュポテトに加えて、にんじんのサラダも付いており、彩りがより美しくなっていました。
フルーツは今回、メロンではなく洋なし。こちらもさっぱりしていておいしかったです!(ちょっと固めだったかもw)

そして、メインの後は今回もおかわりカレーが!

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挽肉とキノコが入っていて、味も本格的なんですよね。。。すっかり定番化したのかしら。

ちなみに、カレーをいただくときに小屋番さんに

「前回来たときもカレー出た?」

と聞かれたので「出ましたよ!いつも出してるんですか?」と尋ねたところ

「基本出してるけど、面倒だと出さない」

と言っていました・笑

実は、今回すごく小屋が空いていたので、カレーが出るかひそかに心配していたんですよね。。。出てよかったです。

年末年始と1月の土曜日のみ、冬期営業時はスペシャルメニューのディナーがいただける

金峰山小屋では、年末年始と1月中の土曜日だけ、冬期営業されているようなのですが(年によって営業期間が異なることもある)2014年の1月に1度だけ、冬に泊まりに来たことがあります。

その際知ったんですが、冬は、夕食のメニューが無雪期と違うんですよ!

冬のスペシャルメニューがこちら!

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ワインが付くのは変わらずですが、チキンステーキではなく正真正銘のステーキですよ。。。

野菜は、体を冷やさないため?かわかりませんが、生野菜のサラダではなくボイルした芽キャベツときのこのマリネ。
メニューが変わっても、山小屋とは思えないおしゃれ感と、おいしさは変わらずです。

そして、デザートはメロンではなくチョコレートケーキ!!
めっちゃおいしかったです。

金峰山小屋では、食材は担いで上げていると聞いたのですが、チョコレートケーキ、どうやって歩荷したんでしょうか……。

2018年1月再訪時の冬の夕食メニュー(※2018年3月追記)

2018年の1月に、週末のみ冬期営業している金峰山小屋に泊まってきました。金峰山小屋には毎年のように泊まっていますが、冬期営業中に宿泊するのは4年ぶり。

登山の詳細についてはこちらの記事に書きました。

今回も、雪のない時期とは少しメニューが異なりましたので、ご紹介したいと思います。

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食事のメニューは「チキンステーキと生野菜を中心としたサラダ&副菜&ワイン」で、無雪期と一緒なんですが、冬の間はデザートが!やはりフルーツではなくケーキでした。

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食べてみるとパイ生地はしっとり、リンゴがゴロゴロ、スパイスが効いていてかなり本格的な味わいのアップルパイでした。冬は宿泊客が少ないのと、営業が週末のみでその都度荷揚げをしていると思いますので、デザートが豪華になるんでしょうかね。想像ですが。

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今回もカレーもついてました。おいしかったです!

金峰山小屋の朝食はたっぷりの付け合わせと共にいただくお粥 

金峰山小屋の朝食は、2016年までは白いお粥とたっぷりの付け合わせという組み合わせでした。

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お粥はもちろんお替わりOK。朝、あまり食欲がなくてもこれなら食べれる!という方も多いんではないでしょうか。
朝ご飯をたくさん食べ過ぎると、歩き出しが億劫になったりしますが、消化のいいお粥ならたくさん食べても問題ないですね。

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難点は、消化がいいぶん腹持ちはよくないので、わりとすぐにお腹がすいてしまうことでしょうか。

ちなみに、私はお願いしたことがないのですが、朝食をお弁当に替えていただくこともできるというお話です。
私は、自分でパンとか持ってきて簡単にすませてしまうのですが、これだけ食事にこだわっている小屋ですから、お弁当をお願いしたら何をいれてくれるのか、ちょっと気になってきましたよ。

2017年から金峰山小屋の朝食がマイナーチェンジ!(※2018年3月追記)

実は私、白いお粥がそんなに得意ではなくて、金峰山小屋に泊まっても朝食を食べずに出発して、途中で持参したパンなどを食べることが多かったんです。

ところが2018年1月に、ひさびさに朝食をお願いしたところ「実は朝食のメニューが2017年に少し変わった」とのこと。

現在の朝食は、お粥はお粥でも中華粥でした!

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副菜の数は以前より少し減りましたが、今度はお粥自体に中華風のスープ味と生姜の風味がついており、鶏肉や野菜などの具も入っています。具は、日によって海老のこともあるそうです。もちろんお替わりできます。

私は、白いお粥よりもだんぜん中華粥が好きなので、うれしかったです。次回もお願いしようかな。

金峰山小屋から日の出・日の入りは見れるの?

金峰山小屋は、山頂から見て北西方向に伸びる尾根沿いに立っているので、日の入りは小屋の目の前から眺めることができます。

今回も、小屋の前にあるテーブルでお湯を湧かしてお茶を飲みながら日の入りを待ち、すばらしい夕暮れを眺めることができましたよ。

日が暮れるよりも少し前。八ヶ岳も夕焼けに染まってきれいでした。

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この日の八ヶ岳はずっと、標高の低いところから雲が取れず、薄雲から頭だけ出しているような見え方だったんですが、その、邪魔な薄雲が夕日に染まっているところがなんだか幻想的で、よかったです。

f:id:happydust:20170119201916j:plain八ヶ岳を、ちょっとひいて見たところ。

そして日の入り。

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日が落ちるまで見ていたらめちゃめちゃ寒かったですが、途中でその場を離れることができない美しさでした。

山の際に、月も昇ってきていましたね。

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ちなみに、西側の斜面に小屋があるということは……日の出は、山頂まで行かないと見れません。

小屋から山頂までのコースタイムは20分ほどですが、日の出の30分前には出発できるように起きよう&支度しよう、とL氏と示し合わせてその夜は眠りにつきました。 

さて翌日!
夜が明ける前に暖かい布団から脱出するのは至難の業ですが、なんとか迷いを断ち切って身支度をし、出発の用意をします。

靴を履いていると、金峰山小屋のオーナーの吉木さんが「年末年始も営業するし、1月も週末は営業してるから良かったらまた来てね」と声をかけてくれました。(L氏には「すっかり常連ですね」と言われる)

ありがたいことだ……しかし、冬は、交通機関的にも安全面的にも、1人でふらっと行くには難易度が高いから、行くとすればまた、L氏と予定を合わせてかねえ。。。

さて、なんだかんだで予定より5分ほど遅れましたが、日の出の25分前に金峰山小屋を出発です。

今回も最高にご飯がおいしくてくつろげたよ金峰山小屋!

小屋から山頂までに20分は、大きな岩と雪の上りです。

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そんなに大変な道ではないのですが、歩き始めということと「のんびり歩いててて日が昇っちゃったらどうしよう!」という焦りできつく感じます。

ちなみにこの道、途中で分岐があり「山頂に出る左側の道」と「五丈岩の前に出る右側の道」に分かれるのですが、どっちに行っても見え方は一緒なので、個人的には五丈岩の前で見るのがおすすめです!

というのは、山頂周辺は大きな岩がごろごろした場所で足場が悪いのに、ほとんどの人が山頂でご来光を見ようとするので、正直ちょっと見づらいんですね。

五丈岩の前だと、見やすいわ人は少ないわで言うことなしです。

結局、日の出ギリギリの時間に五丈岩に到着!

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まだ日は昇っていません!間に合った!!

しかし、実はこの日はここから長くてですね……ちょうど山の際にかかった雲に隠れて、日は昇っているんでしょうけれど、太陽は顔を出さず。

予定の時間から10分ほど遅れて、ようやく太陽の光を拝むことができました。

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ありがたい光ですな……。

しかし、雲の中から出てきたせいか、ちょっと輪郭がぼやっとした感じの日の出でしたね今回は。

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きれいはきれいだったけどね。

そして今日も富士山は、やや雲に隠れ気味。

f:id:happydust:20170119205452j:plain五丈岩の左側に富士山が見えますが、てっぺんだけ顔を出してる感じですね。

昨日は薄雲に包まれていた八ヶ岳ですが、今日はすっきり。美しい~。

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パノラマ写真も撮ってみました。

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こう見ると、富士山の方向だけが薄雲が取れないんですねw

私は、景色が見えなくてもあまり気にしない人ではあるのですが、金峰山には何度も来ていて、もっとすごい写真が撮れてしまったこともあるので、過去の山行での写真をご紹介したいと思います。

過去の山行で撮影した、金峰山頂での写真

ある晩秋の山行で。山の際には雲がなく、とてもクリアな日の出が撮影できました。

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太陽がものすごく真っ赤で、近くの雲に光が反射してきれいでしたね。

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この日は富士山も、いい感じで雲から姿を覗かせていました。

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このときは、一緒にいたもう1人の山仲間のD氏の提案で、五丈岩の隣にあった岩に登ってみることに。

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こう見ると、すごい高いところに上っているように見えますが、実は簡単に登れる岩です。
OLYMPUSのカメラについている「アートフィルター」でびっくりするような素敵な写真が撮れました。サンキューOLYMPUS!

そして皆様、覚えていらっしゃいますでしょうか。
以前私が「ヒュッテの取材に来ていたKIKIちゃんご一行と同じ日に金峰山小屋に泊まった」ことを。

実は、この写真を撮った日がまさにその日なんですが、この日の私、翌年のヒュッテに載ってましたw

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びっくりしたw

あと、実は同じ日に翌年に出版されたこちらの取材カメラマンさんが、金峰山小屋に泊まられてまして。

もっと行きたい! 東京近郊ゆる登山 (ブルーガイド)

もっと行きたい! 東京近郊ゆる登山 (ブルーガイド)

 

この本にも、岩に登ってる私の写真が載ってました。

こんなに山の本に載ることはもうないだろうなー。
簡単に、けっこう素敵な写真が撮れますので、ぜひ、金峰山で朝日をみる機会があったらこの構図、使っていただきたいですw

2018年1月に撮影した金峰山から眺める日の出(※2018年3月追記)

2018年1月に宿泊した際は、朝は風も強くなく、雲もなく、空も赤く焼けてかなり美しい日の出&朝焼けを眺めることができました!

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山では、天気予報は晴れでも朝のうちだけ雲が出てしまったり……ということも多いもの。

日の出が見れるかどうかは運次第ではありますが、金峰山の山頂付近から日の出を撮影すると、富士山と太陽を1枚の写真に収めることができるのが素敵だなあと。

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泊まってよかったなあと思えるすばらしい光景でした。

 帰りは元来た道を、富士見平小屋を経由して戻る

この日は晩秋のわりにけっこう暖かく、早朝でもそんなに寒くなかったので、すっかり長居してしまいました。

朝食にパンなどいただき、元来た道を歩き始めます!

稜線からは雲海と、向こうには北アルプスが小さく見えます。

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稜線は30分ぐらいであっという間に終わり、あとはひたすら元来た道を下ります。

帰り道のお楽しみは富士見平小屋でのコーヒー

あと40分下れば登山口に出る、という場所にある富士見平小屋。

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行きは素通りしてしまいましたが、帰りは立ち寄ってコーヒーを飲むことに。

外に出ていたおいしそうなメニュー。

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なんと「瑞牆ビール」「富士見平小屋ビール」という、ここでしか飲めないビールがあるんです!

でも、あとわずか40分とは言え、私は下山or宿泊地に着くまでは酒は飲まない主義。
なのでお酒は我慢です。いつか富士見平にテント泊して、浴びるほど限定ビールを飲みたいです。

そして、日の出に合わせて出発しているので、このときはまだ朝10時前。食事のメニューは始まっていないんですよね。。。これもいつかここに食べにきたいところ。

小屋の中にコーヒーを注文しに来ました。

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売店の後ろにキッチンが見えますが、なんだかカフェの厨房のようなおしゃれな雰囲気でびっくりしましたよ。

コーヒーは、1杯800円からと、山小屋価格とは言えけっこう高額。
しかしこちらのコーヒー、本当に豆からこだわられていておいしいのですよ。。。

注文が入ってから豆を挽くので、時間がかかるからできたらお声がけします。と言われ、待つこと数分。

きました!器もかわいいです。スプーンもカップとお揃いの陶器で、本当に、山小屋とは思えないですね。。。

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クラッカーはサービスでいただけるもので、自家製のバラのジャムが載っています。

晩秋の山を眺めながら、ゆっくりコーヒーをいただく。。。

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本当にぜいたくな時間です。

ちなみに、5月に来たときも同じコーヒーをいただきました。

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新緑を眺めながらいただくコーヒーも、もちろんおいしかったですよ!

しかし、5月に来たときは、コーヒーと一緒にいただくと良さそうなスコーンも売っていて、次来たらこれ食べたいなーと思っていたんですが……

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秋にはなかったんですよね……季節でメニュー変わるんですな。
やはりこういうのは一期一会ですね。次はどんなメニューと出会えるのか楽しみです。

コーヒーをいただいて一息ついたら、最後のひと下り。

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無事に登山口の瑞牆山荘に着きました!

ちなみに、瑞牆山荘でもレストランの営業をしていて、なかなかおいしいのですよ。おいしい山ですね、金峰山は。。。

冬の金峰山はこんな感じでした!

最後に、今はまさに冬!ということで、冬の金峰山の写真を紹介したいと思います。

五丈岩に向かって稜線を歩いていくところ。

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冬でもけっこう登山者がいました。

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朝焼けの富士山。

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北アルプスに向かって、稜線を歩いて帰ります。

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雪の金峰山は、天気さえよければ危険な岩場などはないので、普通に雪山を歩いている人なら問題なく歩ける山だと思います。

稜線歩きがそれなりに長いので、きちんとした冬山装備は必須ですが。

山も、山小屋もすばらしい金峰山に、また近いうちに行きたいと思っています。