温泉ブログ 山と温泉のきろく

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東鳴子温泉 勘七湯(かんしちゆ) 薬湯「不老泉」で有名な湯治宿で日帰り入浴

鳴子温泉郷 勘七湯

東鳴子温泉の勘七湯は、創業が天明4年(1784年)という古い歴史を持つ湯治宿です。

ご家族を中心に営まれているということですが、 総部屋数は33室とそれなりの規模があります。
休前日でも1人泊のプランがいくつも用意されており、素泊まりなら5000円ぐらいから、2食付きでも1万円以内で泊まることができるので、宿泊先の候補としても考えていました。f:id:happydust:20170328200932j:plain

2016年年末の鳴子温泉郷旅行の際、立ち寄って日帰り入浴してきましたので、レポートしたいと思います。

鳴子温泉旅3日目は東鳴子温泉で湯めぐり!

鳴子温泉を旅した2日目は、東鳴子温泉の旅館紅せんに宿泊。

貸切の露天風呂や、夕食では釜で炊きあげる舞茸ご飯などを堪能しました♪

3日目の朝、宿をチェックアウトした後はTwitterでも評判の宿、阿部旅館さんで日帰り入浴。

評判どおりのすばらしいお湯をたった300円で堪能し、大満足で阿部旅館さんを後にしたところで、時間はまだお昼前。

阿部旅館さんの日帰り入浴は、現金のみでに受付だったこともあり、鳴子温泉郷共通の湯めぐりチケットはあと4枚残っています。さて、どこに行きましょうか……。

宿泊した紅せんの前までいったん戻り、温泉街のある鳴子御殿湯駅の方向に向かって橋を渡ります。

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このとき、私が次の日帰り入浴先として考えていたのは「いさぜん旅館」でした。

いさぜん旅館さんは、何匹もの猫を飼っていることと、ご主人がタイガースファンなことで有名な宿です。
日帰り入浴の受付時間は10時から20時までなので、きっと入れるでしょう!

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と思いながら立ち寄って日帰り入浴をしたいと申し出たところ

「今日は掃除をするのが遅くなったので、まだお湯がたまっていなくて、混浴のお風呂しか入れない」

とのこと。それはちょっと、ハードルが高いですね。。。
それでいさぜん旅館さんはあっさりあきらめ、数軒先の勘七湯さんに行くことにした次第です。

いさぜん旅館で日帰り入浴できず、勘七湯さんへ

いさぜん旅館と勘七湯の間は82メートル、徒歩1分の近さです。

あっという間に勘七湯さんに着きました。

f:id:happydust:20170328204322j:plain古びてはいますが、鉄筋3階建ての宿です。

隣にある建物にも、壁にうっすらと「勘七湯」の文字が見えます。

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こちらの建物も使われているんでしょうかね。

玄関前には鳴子温泉郷定番の立て札。

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「総重曹泉」と「含食塩・芒硝・重曹泉」の2つの泉質があるようです。

玄関には「1泊2食付き10000円」「1泊2食付き(低料金タイプ)8000円」などの料金体系が書かれていました。

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日帰りの場合、5時間までの個室休憩が2000円、入浴のみで500円。
湯めぐりチケット利用の場合は2枚必要です。 

玄関から入って、近くにいた、宿の方らしいおばあちゃんに「日帰り入浴をしたいのですが」と声をかけると「ちょっと待ってね」と言われ、しばらく放っておかれましたw

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なんだかお取り込み中みたいなので、売店の写真など撮りながら待ちます。
お菓子やカップラーメン、タオルなどが売られていました。

5分ほど待って浴室に案内していただくことに。

受付と浴室の間にはロビースペースがありました。

f:id:happydust:20170328205446j:plain日帰り入浴後の待ち合わせにも使えそうですね。

暖房がきいていて暖かかったです。

f:id:happydust:20170328205600j:plainロビーの前にはソフトドリンクや酒類の自動販売機もありました。

浴室はこちらだそう。

f:id:happydust:20170328205643j:plainこちらは「大浴室」なんですね。

女湯ののれんをくぐり、脱衣所の入り口へ。
こちらでスリッパを脱ぎます。f:id:happydust:20170328210234j:plain

 

脱衣所。

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脱衣かごと洗面台というシンプルな作りです。
貴重品ロッカーなどは見当たらなかったので、特に何も言われなかったけど本当は、フロントに預けたほうが安心かもしれません。

洗面台が2つ。

f:id:happydust:20170328205840j:plainドライヤーもありましたが、ちょっと風力が弱いタイプなので、私はあまり使いたくないかも。。。

源泉分析表がありました。
ph7.4の、中性のお湯です。

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湧出温度は66.4度、使用位置では48.4度。

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加水あり・循環なしのかけ流しです。

ではいざ、浴室へ!

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浴槽が2つ。

f:id:happydust:20170328210207j:plainほんのりと石油のような、いわゆる「アブラ臭」が感じられます。

洗い場は4つで、いずれもシャワー付き。

f:id:happydust:20170328210258j:plainリンスインシャンプーとボディシャンプーあり。今日、もう3湯目だからかけ湯でいいですかね……。

お湯は、やや熱めですが新鮮さの感じられるいいお湯です。

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透明で、濁りがほとんどないのでわかりにくいですが、お湯はやや黄色っぽい色がついていました。

湯口からは絶え間なくお湯が流れ出ています。

f:id:happydust:20170328210311j:plain浴槽は2つに分かれていますが、両方入ってみたものの、温度差などは特に感じられませんでした。41~42度ぐらいでしょうか。

熱めなのでそんなに長湯できる感じではないですが、よく温まるお湯です。

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貸切状態でしばらく堪能し、他のお客さんが入ってきたタイミングで上がることにしました。
加水しているせいか、それほどパンチの強いお湯ではないものの、なかなかいいお湯でした。

【再訪したい度】★★★★☆ 次回は「不老泉」につかってみたい!

訪問時は、いさぜん旅館で日帰り入浴できなかったために急遽勘七湯に行くことにした、という流れだったのであまり下調べができていなかったのですが、じつはこちらのお宿の名物は「不老泉」と呼ばれる小浴室のほうなんだそうです。

入り口の看板に「総重曹泉」と「含食塩・芒硝・重曹泉」の2つの源泉があると書かれていましたが、「総重曹泉」のほうが「不老泉」と呼ばれるお湯で、「含食塩・芒硝・重曹泉」のほうが、今回入った大浴室のお湯でした。

館内案内図に「小浴室」という表示があるのには気づいていたんですけど、浴室に案内されたとき、大浴室のほうしか勧めてもらえなかったので「日帰りでは小浴室は入れないのかなあ」と勝手に思い込んでしまったんですね。

でも、そんなことはありませんでした。他の方のブログや口コミを読むと、日帰りでもちゃんと、両方の浴室に入ることができるようです。なんで案内してくれなかったんでしょうね。。。また、掃除中とかだったのかなあ。
あるいは「小浴室は貸切使用も可」ということだったので、どなたかが貸切で使用中だったのかもしれません。

正直なところ、大浴室にしか日帰りでは入れないのであれば再訪はないかなと思ったんですが「不老泉のほうが圧倒的にいいお湯」という意見が多いので、次回はぜひ、不老泉に入りたいなと。
もしも受付したとき、おばあちゃんに大浴室にしか案内されなくても、今度来たときは必ず「小浴室には入れないんでしょうか?」と聞いてみようと思いました。

勘七湯さんを出た後は、湯めぐりチケット残り2枚を手に、電車で鳴子温泉駅へ戻ります!