ホップス アンド ハーブス (Hops and Herbs)
アウトサーダーブルーイング(Outsider Brewing)は、山梨県甲府の商店街の中に醸造所を持つ、クラフトビールメーカーです。
ホップスアンドハーブスは、その醸造所の2階にある直営ブルーパブで、まさに出来たてのビールを、おいしい料理と共にいただくことができます。
土日祝日は正午から営業しており、昼飲みに最適です!
実はあの小作と同じぐらい、甲府市内でも通っているお店です。2017年に記事を公開しましたが、その後も2018年、2019年、2021年に再訪しています。
2022年1月、再訪した際にいただいたものについて追記し、最新のメニュー写真をアップしました。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。
- ホップス アンド ハーブス (Hops and Herbs)
山梨と言えばワイン、だけど甲府にはクラフトビールのすばらしいブルワリーがある
お酒では圧倒的にビールと日本酒が好きなのですが、山梨県というとやっぱり「ワインの国」という気がしますね。
日本酒は、最近七賢を出している酒蔵さんなどがんばっておられるようですが、クラフトビールは、有名どころって富士桜高原ビールぐらいじゃない……?と思いきや、あるんです!甲府市内の一等地に、醸造所が……。
甲府駅からは徒歩13分ほど。商店街の中にあります。
以前このブログでも紹介した「ドーミーイン甲府」から徒歩30秒ぐらいのところにあります。
と言うと、ドーミーインに泊まった夜にここに飲みに行くのかな?と思われるかもしれませんが、私がこのホップスアンドハーブスに来たのはすべて、休日の午後、昼酒です。
というのも食べログの口コミを読むと「土曜日の夜は大変な賑わい」で、しかも「甲府にこんなに外国人がいたのか!?と思うぐらい外国人だらけで外国に来たみたい!」という情報があったため「なんか混みそうだし面倒だな……昼もやってる店だから昼に行こう」という運びになったわけです。
ちなみに、何度も行っていますが、土日の昼間は本当にすいていて、昼寝したくなるぐらいです。
Hops and Herbsの定休日と営業時間
Hops and Herbsは定休日はなく、年中無休の営業とのこと。
また、営業時間は
平日:17:00~24:00
土日祝日:12:00~24:00
で、休日の昼も営業している大変ありがたいお店です。
特にランチメニューのようなものはなさそうだったので、昼も夜もメニューは一緒だと思います。
アウトサイダーブルーイングの醸造所の2階に、ホップスアンドハーブスはある
商店街のアーケードを歩いていると見えてくる「CRAFT BEER」と書かれた看板が目印です。
1階は醸造所なので、醸造用の設備が覗けます。
まさに、”作りたて”の地ビールがいただけるわけです。
こちらの階段を上った突き当たり、2階がブルーパブです。
お店の入り口の前に、樽が2つ並べておいてあるのですが、こちらは喫煙所です。
店内は完全禁煙なので、煙草を吸われる方はこちらに出て、ということになります。
ホップスアンドハーブス(Hops and Herbs)の店内
2021年11月にお伺いした際の店内の様子です。
テーブル同士の間隔はもともと広くとってあったのですが、4人掛けのテーブルには透明な仕切り板がセットされています。
窓際はカウンター席のように外を眺める形で椅子が置かれています。ここも一応透明な板があるんですけど、この置き方だとあまり意味がないような気もしますね。まあ、私は1人なので問題ないですし、恐らくこちらの席は1人で来たお客さん向けなんでしょう。ありがたく座らせていただきます。
この席の頭上にはスクリーンがあって、この日はクライマックスシリーズの阪神対巨人戦が投影されていました。
最近はぜんぜん野球見てないんですが、ビールを飲みながらぼんやり眺めるには、自分にとってどうでもいい野球の試合ぐらいがちょうどいいような気もします。
ホップスアンドハーブス(Hops and Herbs)のメニュー
2021年11月来店時の、1番新しいメニューを掲載しています。
こちらは定番の6種類のビール。
「bitterness(苦み)」「Aroma(香り)」「Body(厚さ・重み)」について★の数で目安があるのがうれしいですね。
こちらの6種類のビールは「テイスティングセット」として小さなグラスでいただくことができます。
「自分の好きなビールを4種類選んで800円」か「全6種類で1200円」かを好きに選べるのも素敵です。
ソフトドリンクやワイン、カクテル類も揃っています。
ビールが苦手な同行者がいたとしても安心です。
FOODメニューはこちら。
以前来たときは写真付きで冊子になっているメニューだったんですが、紙に印刷されたシンプルなメニュー変わっていました。
メニュー減っちゃったのかな?と少し心配になりましたが、これまで食べたことのある代表的なメニューは全部残っていたのでホッと一安心。
黒板には、本日のおすすめビールと料理メニューが書かれていました。
本日限りのメニューですから、こちらで気になるものがあればまず頼みたいところです。
ホップスアンドハーブス(Hops and Herbs)でいただいたもの
毎年のようにお邪魔しているホップスアンドハーブスで、これまでいただいたものをご紹介したいと思います。
2021年11月はシーズナルビールとポークリエット、スモークプレート、ハムカツを
2021年11月は、1杯目にシーズナルビールの「Bombay Chai Brown」を選びました。
赤みがかった澄んだブラウンのビール。
「チャイ」のスパイスを再現したビールで、口に含むとクローブやシナモンのような香りが広がります。
料理もシーズナルメニューの「ポークリエット」800円です。
ピクルス、マスタード、バゲットと一緒に、瓶に入って登場しました。
瓶の蓋を開けると豚の脂が!
マスタードと一緒にたっぷりとバゲットに載せていただきます。バゲット追加注文はできれば避けたいので、贅沢にたっぷりと載せました。脂がうまい……。脂をほんのりと甘くスパイシーなチャイブラウンビールで流しこむ瞬間がたまりません。
こちらもシーズナルメニューの「スモークプレート」です。
たっぷりの生野菜、ピクルスと共に、鴨スモーク、豚タンスモーク、自家製ベーコンが盛り合わせられています。
このあたりで2杯目のビールを。
こちらもシーズナルの瓶ビール「MUSCAT BERRY A WEIZEN 」を注文しました。
赤っぽいオレンジ色はぶどうの「マスカットべーリーA」によるもの。
華やかな香りと酸味のある、山梨らしいヴァイツェンです。
冷たい料理が続いてしまったので、最後に何か温かいものを……と思い、定番メニューの中から「ハムカツ」500円をオーダー。
かなりのボリューム!
500円だからこの半分ぐらいの量かなと思っていました。下町の大衆酒場みたいな値付けですね……。
粒の細かいパン粉で揚げられたハムカツ。見た目より重くなくて、フルーティなビールとソース味が好相性。最後までおいしくいただきました。
2019年6月は限定のグレープサイダー、洋風枝豆、冷製牛肉、ほうとうパスタ
コロナ禍前の2019年に来店時の店内の様子。
2021年にお邪魔したときよりもテーブルの数が多いですね。
この日の1杯目は、定番ビールの中で1番好きな「ドランク マンク トリペル」を300mlの小さいほうのグラスで。
山梨県産の桃の酵母を使ったフルーティで濃厚なビール。アルコール度数も8%と高めです。
桃のビールは他でもいろいろ飲んだことがありますが、このビールはあまり日本のビールらしくない、まったりと重めな味わいが気に入っています。ベルギーの修道院スタイルのビールだと聞いて、なるほどと思いました。
このときのフードメニューがこちらです。
最新の手書きのものよりカラフルですね。内容はそれほど変わっていないようです。
まずは定番メニューの「洋風えだまめ」をオーダー。
サヤから出した枝豆を塩胡椒とバターで炒めたシンプルな料理ですが、これがめちゃめちゃおいしいのです。
家でも作れるメニューなのですが……意外と、さやから豆を出す作業が面倒なんですよね。
本日のシーズナルフードメニューがこちら。
「冷製牛肉」が気になったのでオーダーしてみました。
ローストビーフ的なものを想像していましたが、少し違って、低温調理でしょうか。
スパイシーな味つけで、パクチーによく合いました。
〆は「ほうとうパスタ」をオーダー。
山梨県が誇る平打ち麺の郷土料理「ほうとう」の麺を、パスタとして使用した一品です。「味噌クリーム」「山椒香る担々混ぜ」「トマト&ベーコン」から「味噌クリーム」をチョイス。
それから、本日の限定ビールの「グレープサイダー」も注文しました。
にごりワインのような見た目で、サイダーと言ってもアルコール度数は8度。ビールというよりワインに近いような味わいです。
味噌クリームほうとうは思ったよりあっさり、さっぱりといただけました。
グレープサイダーをデザート代わりに、ゆっくりと味わって、ごちそうさまでした!
2018年11月は定番ビール2種と自家製チャーシュー、サラダ巻き、ビスマルク
2018年11月にお邪魔した際は、前回飲みくらべセットを飲んで気に入った「インペリアルスタウト」をまずはオーダー。
当時の定番ビールのメニューがこちら。最新のものより説明書きが多めですね。
地獄のように黒いスタウト。
濃いコーヒーのような苦みと、ほんのり甘みがあります。
つまみの1品目は、自家製のチャーシュー。
豚肉の脂はビールの苦みに合いますね!
野菜のつまみで気に入っている「サラダ巻き」を。
サラダ菜と、煮きり醤油に漬けたクリームチーズ、海老アボカドを海苔で巻いたもの。サラダより食べやすいのが気に入っています。
2杯目は「ドランク マンク トリペル」を。
桃の酵母の濃厚なビール。やっぱり1番好き。
この日の〆は、ピザの「ビスマルク」を注文しました。
10インチ(25cm)と14インチ(35cm)サイズがあり、1人なのでもちろん10インチを。
具は半熟の目玉焼きとベーコン、あとはアボカドが入っているのがこちらのお店流でしょうか。
半熟卵が流れ出てくるので少し食べにくかったですが、ビールとピザはもちろん相性抜群ですから、お気に入りのビールと一緒に平らげました。おいしかったです。
2017年3月は6種類飲みくらべセット、やみつきキャベツ、1人用ピザ
2017年3月に伺った際は、最初に6種類の飲み比べセットを。
6つのグラスを橫一列に並んでいるところを見ると、ワクワクしてきますね。
1種類の量はほんの一口ぶんかなと思っていましたが、150CCぐらいはゆうにありそうで、この日はお酒はお代わりせずに満足してしまいました。
料理で注文したのは、シーズナルメニューの中から、やみつきパリパリキャベツです。
コンビーフとたっぷりのキャベツを軽く炒め合わせた感じのおつまみで、キャベツにはきちんと火が通っているにもかかわらず、パリパリした食感がしっかり残っています。いくらでも食べれてしまいそうでした。
このときのみ、フードメニューに「1人用メニュー」がありました。1人のお客さんにだけ出してくれるメニューで、ピザは少し小さめに、ソーセージやチキンは少なめの個数で提供してくれるそう。
1人用のピザメニューの中から、ミニサイズのビスマルクを注文しました。やっぱりビスマルクが好き……。
小ぶりなピザ生地の上に、アボカドとベーコン、温泉卵がこれでもかというほどにのっかっており、大変贅沢な味わいでした。ピザ生地も、もちっとしていておいしかったです。
2016年3月には定番のベルジャンホワイトをサラダ巻き&アヒージョと共に
2016年3月にお伺いした際は、定番ビールの中から、フランダーズ・ベルジャンホワイトをパイントでいただきました。
定番ビールの中ではこちらもお気に入りです。
おつまみは、定番メニューの中からサラダ巻き。
2品目のおつまみは、冬らしいジーズナルメニューのアヒージョを。
ビールとの相性も最高で、パイント一杯ですっかり満足してしまいました。ごちそうさまでした!
2015年11月には、シーズナブルのサイダー2種とチリビーンズ、キッシュ
2015年11月に伺ったときは、定番のビールメニューよりも気になるものが、ジーズナルメニューにありました。
グレープサイダーとピーチサイダーです!もちろん、ただのサイダーではなく、お酒です。
まずは「サマーデイズ・ピーチサイダー」をいただきました。
山梨県産の桃の果汁がたっぷりと使われており、ほんのり甘く爽やかな飲み口。サイダーなので苦味はありません。おいしい!!
いただいたフードは、やはりジーズナルメニューで出ていたチリビーンズ。
ピリ辛なチリビーンズをトーストしたパンにつけていただきます。おいしかったけど、これを食べるならスッキリしたビールのほうが合うかもしれませんね。
2杯目は「ファンタスティック・グレープサイダー」をいただきます。
こちらも、ぶどうの果汁がたっぷり入った贅沢な味わい。
2品目のつまみは、季節のキッシュ。
この日はカボチャでした。おいしかったです。
【再訪したい度】★★★★★ ロケーション、ドリンク、フード共にすばらしいお店
毎年のようにお邪魔しているお店ですので、もちろん「再訪したい度」は5点満点です。
あんまり混んでいるとすぐに面倒になってしまう私なのですが、休日の昼営業はお客さんも多くなく、のんびりと昼酒が楽しめる最高の空間だと思います。
コロナ禍を経て、大変な時期もあったのではないかと思うのですが……料理メニュー、ビールメニュー共に目に見えて減らすことなくがんばって営業されていてうれしかったです。
いつまでも土日の昼営業を続けていてほしいなと思います。また必ず行きます!
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。