カプチーノ詩季
カプチーノ詩季は、盛岡駅の南口or北口から、バスターミナルを超えて開運橋方向に3分ほど歩いたところにある、昔ながらの喫茶店です。
お店の目の前にはエスプレッソマシンを模した大きなオブジェがあり、目印になっています。
盛岡駅前にはスタバやタリーズ、ドトールなどチェーン店のコーヒーショップが軒を連ねており、電車やバスの時間を待つために時間を潰す店を探すには事欠きません。
でも「時間を潰すついでに一杯」ではなく、盛岡駅周辺でおいしいコーヒーを飲みたい!という思いで店を探すなら、このお店が一番に候補にあがるんじゃないかなーと、個人的には思っています。
営業時間は朝9時から。日曜祝日のみ20時までで、月~土は22時までとわりと営業時間も長め。定休日は第2第4月曜日です。
岩手旅行の最後の最後に立ち寄ったのは、メニュー豊富で使い勝手のいい、しかもおいしい駅前の喫茶店
宿泊地の花巻から電車で盛岡駅に移動し、お気に入りの回転寿司でちょっと早めの夕食をいただいたこの日。
実はこちらの、清次郎フェザン店を出るとき、胃腸的にも時間的にも、少しの余裕を残した状態でお会計をしていました。
それというのも、旅の最後をこの喫茶店、カプチーノ詩季で締めくくりたかったからです。
公共交通機関を利用して旅をしていると、道中どうしても、時間に追われがちになるんですよね。電車やバスが出るまでの限られた時間で最大限に、いかに楽しむか、ということが大きなテーマになってきて。
それはそれで楽しくはあるのですけど、帰りの新幹線の時間ぎりぎりまで飲んでいて、バタバタと新幹線ホームに入って旅が終わると、なんだか旅行全体の印象が慌ただしくなってしまうように思うんですよ……。
電車に乗るまでに小一時間、喫茶店に入って少しの甘い物をいただきながら旅を振り返ることが、一つの儀式のようになっているところがあります。
そして、そんなときに立ち寄るお店はなんとなく、どの街で入ってもほとんど同じサービスを提供してくれるコーヒーチェーンではなく、その街ならではの喫茶店がいいなと思っているんです。そのほうが、思い出が濃くなるような気がして。
そんなわけで、しばしの間だけ盛岡駅を離れ、開運橋方向に歩きます。
途中、盛岡冷麺で有名な「ぴょんぴょん舎」の入っているビルの前を通ります。ぴょんぴょん舎も一度行ってみたいんだよなあ……。
ものの数分で、カプチーノ詩季の目印になっている、大きなエスプレッソマシンのオブジェを発見しました。
ちなみに、同じ建物に入っている、お隣の居酒屋「じょ居」にも一度行ったことがあるんですが、三陸産の魚介をリーズナブルなお値段でいただける、素敵な居酒屋です。
今回も、夕食を清次郎で食べるかじょ居で食べるか迷ったんですよね……。
カプチーノ詩季に来るのは今回が2回目。
前回は日曜日の夜で、そこそこお客さんが入っていましたが、今回はどうかな……?
全面喫煙可のお店なので、あまり混んでていて煙いのはちょっとな~などと思いながら、中に入りました。
お腹いっぱいの状態で来るのがもったいないくらい、フードメニューが豊富なカプチーノ詩季
あら!なんと、無人でした。
月曜日の夕方6時、観光客はいないし、地元の人がのんびりお茶するような時間でもないのかもしれないですね。
ちなみに、前回来た日曜の夕方は、地元の人6割、観光客4割ぐらいで、席も半分ほどは埋まっていました。
ちょっと気難しそうなマスターが1人、カウンターの中にいて、なんだかお店全体の、時間が止まってしまったかのような雰囲気です。(ちなみにマスターは、気難しそうな雰囲気なだけで、別に気難しくはないと思います)
カウンター席に座り、メニューを眺めます。
今回は食後ですし、ケーキセットにしようと決めていました。
ケーキのメニューはこちら。
と、こちら。
ケーキもわりと種類が多いし、セットにできるドリンクの種類が多いのも良いですよね。
セットドリンクはブレンドコーヒーか紅茶のみというお店も多いと思いますが、こちらは、コーヒーだけでも「ブレンド、アメリカン、エスプレッソ、カフェオレのホットとアイス。アイスコーヒー」から選べます。追加料金50円を払えば自慢のカプチーノをセットにすることも可能です。瓶のコカコーラがあるのもおもしろいですね。
カプチーノとコーラが同じ値段なのか。。。
もちろん紅茶も、ホットorアイスのストレートティとミルクティがセットにできます。
一番気になったケーキと、基本のブレンドコーヒーを注文しました。
コーヒーとケーキが来るまでメニューを眺めます。
基本のコーヒーメニュー。
こちらのお店は、普通のブレンドやアメリカンよりも先に、エスプレッソが書いてあるんですね!
気になるのは「ローマンエスプレッソ」
「レモンと角砂糖で苦みをやわらげたエスプレッソ」って、なんだか味が想像できませんw
店名にもなっている「カプチーノ」などのアレンジコーヒー。
「バニラアイスのエスプレッソがけ」のことを「ジュレップコン エスプレッソ」って呼ぶのか。「アフォガート」より格好いいな。
カフェインレスのコーヒーもちゃんとメニューにあるのがいいですね。
冷たいコーヒーと、紅茶、ココア。
「バナナモカクーラー」ってなんですか!!おいしそう!!バナナとコーヒーのミルクセーキだって!
紅茶は、茶葉の種類にこだわるお店ではないようですが、グレープフルーツティなども置いていて、紅茶党でも不満に思うことはなさそう。
カプチーノ抹茶とか、シナモンココアとかにも心惹かれますね。
ジュース類とアイス、アルコール入りの飲料。
ラムココアっておいしいですよね!私も山でよくやりますよw
ちなみにラムミルクティーもおいしいと思う。
フードメニュー。
あ!!!チーズトーストがある!!
私、普通のトーストよりもピザトーストよりも、チーズトースト派なんですよ。
最近、小倉トーストはよく見かけるようになったけど、案外チーズトーストを置いている喫茶店って少なくて……。今度朝来てみようかな~。朝9時からやってるんですよね。
そして「シナモンシュガートースト」などの甘い系のトーストもおいしそうだ。。。朝から食べ過ぎてしまいそうw
ホワイトソースたっぷりのグラタンにも心惹かれますね……。
モーニングは午前9時から11時まで。
バタートースト、サラダ、オレンジジュースにドリンク付きで620円。
コーヒー単品の値段が480円なことを考えると、けっこうお得ではないでしょうか。
ランチは午前11時から午後2時30分まで。
サラダたっぷりのホットサンドがドリンク付きで700円!
ら
ホットサンドは「ミックス」「ツナメルティ」「ベーコンエッグ」「照り焼きチキン」から選べます。もちろんドリンクもチョイス可能。いいですね~。
ひとしきりメニューを眺めたところで、店内を観察します。
カウンターの中はこんな感じ。
目の前に「手作りリーフパイ」や「ビスコッティ」が置いてあって、かなり気になりました。。。
マスターがエスプレッソマシンでコーヒーを淹れている手が写っていますね。
こちらのお店は、基本はドリップではなく、ブレンドコーヒーもエスプレッソマシンで淹れるみたいです。
立派なエスプレッソマシン。
棚の上のほうには、オブジェとかいろいろ、不思議なものがw
「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、恋のように甘い」の名言が、福助さんの後ろに貼ってありますね。
お店の入り口方向。
大きなサイフォンなどが飾られていました。
雑然としてはいるものの、とても居心地のいい空間です。
きました!
今回は、ケーキは「ヌーベルショコラ」にしました。
エスプレッソマシンで淹れた苦みの強いコーヒーと、こってりしたチョコレートソースがよく合います。
ケーキのマーブル模様がきれいですね。
ちなみに、前回来たときは夏で、苦いコーヒーを飲む気分ではなかったので、アイスミルクティとニューヨーカーチーズケーキを注文しました。
こちらも、しっとりとしていて濃厚なチーズケーキで、おいしかったですよ。
少し酔いの残る頭でぼんやりとこの3日間のことを思い返しながら、ゆっくりコーヒーとケーキをいただいて、帰りました。
【再訪したい度】★★★★★ いつも夜に来てしまうのだけど、次は昼に来てトースト食べたい
今回も、ゆったりと良い時間を過ごすことができたなーと思います。
なんとなく、旅の最後に寄りたくなるお店で、いまだ日のあるうちに足を運んだことがないんですよね……。
ランチのホットサンドや、チーズトーストが食べてみたいので、次は午前中のうちに来てみたいなーと思っています。