ビアカフェバテレ(Beer Cafe VERTERE)
ビアカフェバテレは、奥多摩駅から徒歩1分、駅の目の前にある小道を入ってすぐのところにある、自家醸造のクラフトビールと軽食を提供するブルーパブです。
オープンしたばかりの頃は、普通にクラフトビールを出すカフェだったのですが、その後醸造免許を取得し、造り立てのフレッシュなクラフトビールがいただける、ブルーパブとなりました。
しかも……お店は一軒屋の古民家です。門構えからしてただならぬ雰囲気が漂っています。
ブログでご紹介するのは初めてですが、実はこれまでも何度も立ち寄っている(というより奥多摩で登山後に時間が許せば必ず立ち寄る)お気に入りのお店だったりします。
満を持して、レポートしてみたいと思います。
登山の後は温泉、そして、温泉の後はやっぱりビール!!!
日本酒が好きな私ですが、やはり、温泉の後の一杯はビールをいただきたくなります。
しかも私は、プロフィールにも「日本酒・クラフトビール・寿司・蕎麦・鰻が好きで、旅先では特に好んで食します」と書くほどのクラフトビール好き。
まあ、好きなだけで特に詳しくもないんですけどね……とは言え旅先で自家醸造のクラフトビールが飲めるとなったらもう、それだけでテンションが上がるし、なんなら「自家醸造のクラフトビールを飲むための旅」を計画してもいいなと思ってしまうぐらい。
ですが、旅先でブルーパブに出会うこと自体少ないですし、あっても交通の便のいい場所(=公共交通機関で旅をする私にとって行きやすい場所)にあることは本当にまれな気がします。パッと思い浮かぶのは、甲府のホップスアンドハーブスぐらいじゃないかしら。。。
ホップスアンドハーブスも本当に素敵なお店です。料理もおいしいし。
クラフトビールメーカー直営のビアバーだったら、もっといろいろ思い当たるところがあるんですが、店舗で醸造までしてるところは多くないんですよね。
しかし、そこでビアカフェバテレです。
奥多摩は、甲府よりは少し行きやすいし、なんと言っても登山の際に頻繁に足を運ぶ場所。どうして奥多摩にブルーパブを作ろうと思ったのかわからないけど、本当にありがたいことです。
ビアカフェバテレへのアクセス・定休日・営業時間
駅から徒歩1分と書きましたが、迷わずまっすぐ来れば、30秒ぐらいかも。
地図上でビアカフェバテレの上に立てたピンが、ほとんど駅と重なって見えます。。。
定休日は木曜日ということですが、登山者の多い紅葉の季節などは無休で営業していたり、逆に少ない季節は「火・水・木」の3日間がお休みになったりと、わりとフレキシブルなようです。
金・土・日は基本的には営業しているようでしたが、貸切営業になることもあるようですから、行く前に公式サイトでチェックしておいたほうが良いでしょう。
営業時間も、季節によってやや変動があり、基本的には14時から20時までは営業しているようです。(閉店1時間前がフードのラストオーダー、30分前がドリンクラストオーダー)
ただし、営業時間も日によってまちまちで、12時から営業している日もあれば、閉店は21時のこともあるようです。毎日の営業時間についても、公式サイトの営業日カレンダーに掲載されているようでしたから、早め・遅めの時間に行く際は特に、チェックしておいたほうが良さそうです。
では、いよいよ中に入ってみたいと思います。
門の前にある黒板に描かれたビールのイラストがかわいい。
門から中を覗いたところ。
お庭があるので、お子さんが遊んでいることもよくありますね。
では、一歩踏み出して門の中へ。
右側の扉から店内に入れます。ちょっと入り口がわかりにくくて(扉が小さくてなんか勝手口っぽいので)最初来たときは奥の庭のほうに行ってしまった私。。。
お店の中に入る前に、奥の庭をちょっと覗いてみます。
うん、特にどうということはないけれど、田舎の家の庭という感じだ。
では、中に入ってみたいと思います。
ビアカフェバテレの店内・テラス席もあり
店内は築70年の古民家を改築したものだそうで、テーブルも椅子も手作りっぽい、木製のもの。
お好きな席にどうぞ、と言われたので、端っこのほうのテーブル席に座ります。
むき出しの梁と、シーリングファンもいい感じ。
この日は暖かかったので暖房は付いていなかったと思うのですが、あれはもしかして薪ストーブでしょうか?
次回は冬に来て、このストーブが活躍しているところを見てみたい。
店内は30席とのことですが、実はテラス席20席もあります。
屋根がないので雨の日は利用できませんが、晴れた暖かい日に外で飲むビールは最高でしょうね!
この日は、10人ぐらいの団体客がテラス席で飲んでいました。テラスは賑やかだけど店内は静かで、ちょうどよかったw
メニューはテーブルに持ってきてくれるのですが、メニューを見て注文したいものを決めたら、カウンターでオーダーしてその都度支払うというキャッシュオン方式です。
混んでいたらカウンター席も客席として開放されるのでしょうかね……。
ビアカフェバテレのメニュー
ビアカフェバテレの基本のビールメニューがこちら。
こちらの5種類はレギュラーで、売り切れない限りは常にタップがつないであるようです。
このほかに、シーズナルで期間限定のビールが2種類ほど出ていることが多いようです。
あとはソフトドリンク。コーヒーと紅茶も飲めるのは地味にうれしい。
もうビールはお腹いっぱいだけど、電車の時間まではまだあるな……というとき、最後にコーヒー飲みたくなるんですよね。
以前はこのページにゲストタップ(他の醸造所のビール)があったりしたんですけど、現在は自家醸造のビールのみなんですね。
フードメニューもなかなか魅力的です。前菜・おつまみとサラダ、揚げ物類。
「豚肉のペースト」とか「自家製ビールのオニオンリング」が気になるなあ。
フィッシュ&チップスやチキン&チップスが、わりとリーズナブルなお値段で出ているのも良いですね。
1200円とかでどーんと量があると、1人では注文しづらいので。。。
フードメニューはもう1枚ありました。お肉やピザの一品料理とご飯もの。そしてデザートも。
とりはむ、ローストポーク、グリーンカレーも気になるけど、カレーを頼むと他に何も入らなくなるのがつらいな。。。
だいたいオーダーが決まったところで、カウンターで注文したいと思います。
黒板の下に書いてある2つのビールが、季節限定のビールですね。
ビアカフェバテレでいただいたビールと料理
今回は、ビールは季節限定の「クリーム」のSサイズからいただきます!
定番のクリームよりもスパイシーで、肉料理に合いそう……ということで!
一緒にいただくのに選んだフードは「豚肉のペースト」です。
粗めのペーストでお肉がゴロゴロしていて、食べごたえがあります。
臭みもなく、バゲットにのせていただくと幸せな味わい。 おいしい。もちろんビールに合う。
Sサイズなのでわりとすぐになくなり、2杯目はベルジャンウィート。
こちらも苦みが少ない小麦系のビール。
苦みはないけどスパイシーさはあり、こちらも好み。
雲取山荘で朝食を食べた後何も食べていなかったので、まだ食べれるな……ということで、チキン&チップス。
思っていたよりたっぷりの量でした。
チキンの衣にもちょっと甘めの味がついていて、そのまま食べてもおいしい。
別添えのマヨネーズを付けるともちろん、さらに格別な味わいです。
もう1杯、定番のクリームを最後にいただきます。
「麦の甘みと酵母の香り。苦みを抑えたまったりとした味わい」とのことでしたが、たしかに苦みが少なくフルーティな香りもあり、好みの味でした。
私は、ビール好きなくせに苦いビールが苦手という甘ちゃんなので(というか、苦いビールが苦手だから、苦くないビールがあるクラフトビールが好きなのかも)苦くない、フルーティ&スパイシーなビールが複数ラインナップされてるビアカフェバテレはすばらしいなと思います。IPA専門店とかだと飲みたいものなくなるのでw
最後に、まだ時間があったのでデザートをいただきます。
バニラアイスのビアコンポート添え。
りんごのコンポートでしたが、特にビールの苦みなどはなく、お子様でもおいしくいただける味だと思います。
ビールの〆にコーヒーをいただける幸せ。
ゆっくりといただいて、お店をあとにしました。
キャッシュオンなので最後にお会計で待たされる心配もないし、電車が出る5分前までいられるのがすばらしいですね!ごちそうさまでした。
以前いただいたビールとおつまみ
以前来たときにいただいたものの写真もご紹介したいと思います。
このときの1杯目はベルジャンウィート。
小麦ビール好きなんです。
この日は、焼き椎茸がおすすめとのことで、いただいてみました。
醤油味がついていてさっぱり。
そしてとりはむ。
奥多摩産のわさびを使ったわさび醤油でいただきます。
とりはむもやわらかく、わさび醤油によく合いました。
この日はフィッシュ&チップスをいただきました!
量もしっかりあって、やはりビールにはこれだなと。
ごちそうさまでした♪
【再訪したい度】★★★★★ 奥多摩に来たら毎回立ち寄りたいお気に入りの店
正直な話、このお店の存在を知ってから、奥多摩の山に登る機会が増えました。
そのぐらいお気に入りのお店で、大好きだけどあまり混んでほしくない気持ちもあり、ちょっと複雑ですw平日に来れればいいんですけどね……。
登山帰りに温泉に入って、そして出来たてのクラフトビールを飲んで〆る。想像しただけで幸せな休日ですよね。
またそのうち、お邪魔したいです。