雨三屋(あめみや)
甲府と言えばほうとう、そして甲州ワインに甲州地鶏、甲州ワインビーフなどが有名ですが、今回紹介する「雨三屋(あめみや)」はそのいずれとも関係ない「焼きとん」のお店です。
(あ、よく調べたらワイン豚っていうのも、いるにはいるんですね……)
看板には「やきとん やきとり」って両方書いてありますが、こちらは焼きとんがメインのお店だと思います。
平日月曜から金曜までは17時から23時まで、土曜日は16時から23時まで営業しており、日曜祝日が定休日です。甲府駅から徒歩5分ぐらいと駅に近い、便利な場所にあります。
早い時間から地元のお客さんで盛り上がっている人気の焼きとん屋さん、雨三屋について今回はレポートしようと思います。
※2017年11月に再訪したので追記しました。
ビジネスホテルの1階にあるけどいつも地元民でいっぱい!安うま焼きとん屋さん
雨三屋は、甲府駅南口から徒歩5分ほど。ホテル末広というホテルの1階にあります。
駅近でビジホの1階というと、出張や旅行で甲府に来たお客さんが多いのかな?と思いますが、行ってみると地元の人だらけです。
雨三屋さんができたのは2011年の5月ということで、それほど古いお店ではないのですが、人気のお店としてすっかり定着しているようです。
日曜祝日がお休みなので、私は土曜日の夜に行くことが多いのですが、18時ぐらいで既に満席状態なことがほとんど。
休前日の夜に確実に入店するためには、開店と同時に行くか、予約して行くことをおすすめします。
予約についてですが、テーブル席のみ事前予約が可能で、カウンター席は時間を指定しての予約は受け付けていないそうです。
ただし、行く直前に電話して
「今から行きたいんだけど席空いてます?」
と確認した場合は、そこから10分ぐらいだったらカウンターであっても席をキープしておきますよ、とのこと。
カウンターからテーブルまですべて予約でいっぱい!という状態にはしたくないということなんでしょうね、この方式、けっこう好感が持てますね。
雨三屋のお店の周りはこんな感じ
この店に行くとき私は、駅から直接行くのではなく、泊まっているホテルから向かったり、あるいは草津温泉で一風呂浴びた帰りに風呂上がりの一杯を飲みに行くことが多いです。
駅から近いんですが繁華街にあるわけではなく、すぐ近くに公園があったりと、わりと静かな通りにあります。
1ブロック先の左手、ちょっと明るくなっているところに雨三屋はあります。
こちらです!
ホテルとは入り口が別なので、直接お店に入れます。
では、いざ店内へ!
雨三屋の店内の様子はこんな感じ
お2人ぐらいのスタッフで回しているお店ですので、正直広くはないです。
事前予約が可能なテーブル席は、4人掛けのテーブルが2つと、2人掛けのテーブルが1つ、とかそのぐらいだったと思います。なので当日予約しようとすると週末はけっこういっぱいなことが多いです。
フロアにはテーブル席が3~4脚。隅っこにテレビがあります。
夕方早めの時間だと大相撲がついてることが多かったですね。
テーブル席のほかには、カウンター席が5席ぐらいあります。
私が行くときはいつもお客さんでいっぱいで、店内の様子はなかなか撮影することができないので、カウンター席の雰囲気はこちらのブログが詳しいです。
こちらのブログ、山梨の居酒屋情報が豊富で大変参考になりますね。。。
カウンター席が幸いにも5席なので、2人組のお客さんが2組入るとちょうど1席あまり、当日直前に電話しても、1人なら入れることが多いのが素敵なところ。
それと、カウンターがいっぱいになっても実は、1人客専用の補助席的なテーブルがあるんです。
この写真で、手前のお客さん座っている席がそれ!
わざとピントをあわせずに撮ったんですよ!
1人暮らしの学生が使うような折りたたみのテーブルが1脚用意されていて、1人のお客さんが来たけど空席がないと、折りたたみテーブルを出して座らせてくれるのです。
ある意味、1人客に優しいお店かもしれません。地元のおじさん1人客はよく見かけますね。女1人で来てる人は自分以外見たことないですが。。。
でも、本当に安くておいしいし、1人で入りやすい店なんですよねー。私、東京では1人で焼きとんには行かないんですけど、甲府に来るとつい、このお店に足を運んでしまいます。あまり広い店じゃないのもいいんですよね。
雨三屋のメニューはこんな感じ。1杯目の生ビールは300円!
ドリンクメニューです。1枚にコンパクトにまとめられていて見やすいですね!
下町の居酒屋的なメニューではありますけど、けっこうメニュー豊富なように思います。
酎ハイもいろいろあるし。。。焼酎はキンミヤ焼酎なんですね!下町の味。
当然ホッピーもありますね~。
キンミヤ焼酎だけじゃなく、芋や黒糖などの焼酎もあるし、日本酒もそこそこ置いてるし。
甲州ワインも「八幡白ワイン」と「プチルミエール赤」のみだけど、グラスでいただけるし。電気ブランもあるし。
カウンターにどーんと、電気ブランが置いてありましたw
生ビールは500円なんですが「1杯目の生ビールは300円」と壁に貼ってあったので、1杯目は生ビールにします。
この「1杯目の生ビール300円」は、以前来たときもやってたんですけど、いつもやってるんでしょうかね。。。
フードのメニューはこちら。
こちらも1枚にギュッとまとめられていてわかりやすいです。
さて、何をいただきましょうかね。
雨三屋で2016年12月にいただいたのはこちら
まずは、1杯目300円の生ビールのジョッキ。
キリンの一番搾りです。スーパードライじゃなくてよかったw
こちらのお店はお通しはありません。(ただし席料は100円だけかかる)
なので何かサッと出るものを1品、ということで頼んだのが、ポテトサラダ!350円。
枝豆が入っているところと粗挽きの黒こしょうがかかっているところが好き!
あまり癖のある野菜は入っておらず、マヨネーズはやや少なめでおいしいポテトサラダです。
あと、これもすぐ出るかなあと思って頼んだ、煮込みです。400円。
なんか、思ってた以上に量が多くてびびる。
普通においしい煮込みです。
ご飯にかけたらおいしそうね、と思ったら「煮込みライス350円」というものもありました。
刺身盛り合わせ。400円。
手前から時計回りに「コブクロ」「耳」「センマイ」です。
センマイは酸っぱ辛い味付け。コブクロと耳はポン酢で味がついています。
臭みやクセなどなく、ちゅるっといただけます。
レバゴマ。100円。
サッと炙った豚のレバーをごま油ベースのタレで味付けたもの。おいしい!!大好き!!
以前はこれ、串に刺さった状態で提供してましたけど、最近は串じゃないんですね。
このあたりでビールがなくなったので、次はハイボールにしました。
基本の角ハイです。あれ、そう言えば前はトリスだったんだけどな。。。
まあ、どちらでもいいんですけども。
ちれ(脾臓)です。
焼きかげん絶妙でおいしい!
上がテッポウ(直腸)。下がピートロ。
どちらも脂たっぷりな部位ですが、私はここの焼きとんでは「ちれ」「ピートロ」「テッポウ」の三品が好きで、よく頼んでいます。
ちなみに、焼きトンはどれも1本100円です。
今回、シマチョウ(1本200円)も頼んでみました。
シマチョウは「塩ポン酢」か「辛タレ」を選べるので辛タレにしました。
あと、最後に〆のつもりで「牛レアステーキ350円」も注文!
初めて食べたんですが、これもかなり気に入りました。ごちそうさまでした!
ちなみに、食べて飲んでお腹いっぱいになっても、大抵2000円台です。
【再訪したい度】★★★★★ 安い!うまい!早い!スタッフの対応が気持ちよい 大好きなお店
こちらのお店の好きなところは、安くておいしいところはもちろんですが、店員さんの対応がちゃんとしているところです。
キッチンとホール合わせて2~3人で回されているのですが、すごく混んでいてお店の中が騒がしい日でも、オーダーしたいなと思って見ていると、ちゃんと気づいてくれます。1人で行ったときは特に、これがけっこううれしいポイントなんですよね。
また、料理もお酒もわりとささっと出てくるので「待たされた」と思うことがありません。
ちょっと残念なのは日曜祝日がお休みなこと。私は、土日で山に行って帰りに甲府に立ち寄ることが多いので、日曜日に甲府で飲む機会が多いんですよね。日曜もやってればなあと、たまに思います。でも、少人数で回してるお店だから仕方ないですよね。
なので、土曜日や平日に甲府で飲む機会があると「それなら雨三屋だ!」とばかりに行ってしまいます。
そう言えば、食べログの口コミで、雨三屋さんのことを「四文屋に似ている」と言っている方が何人かいたんですが……。
四文屋に私は行ったことがないんですけど、中野に本店があり、都内を中心にチェーン展開もしている居酒屋のようです。焼きとんのメニューが豊富で、お通しはないけど席料が100円かかる、というシステムも同じらしく。
そうしたら、その四文屋がなんと、2016年に甲府駅前にも出店してきたんです!
もともと、甲府に焼きとん屋は少なく「甲府 焼きとん」で検索するとほとんど雨三屋さんしかヒットしなかったんですが、四文屋が来て、これからは様子が変わるかも……?
東京でも行ったことのない四文屋ですが、今度日曜に甲府に来たときにでも行ってみようかなと思っています。
2017年11月、再訪しました!
2017年11月、金峰山登山の後に再訪して、一杯いただいてきました。
やはり、ポテトサラダとレバゴマははずせない。。。
駅前に「四文屋」という焼きとんのチェーン店ができてから1年以上経ちますが、雨三屋の客足は変わらず、相変わらずの繁盛ぶりでした。
雨三屋さんは「四文屋とメニューがそっくり」と以前から言われていたようですが、店主の方がもともと四文屋で修行された方なんだそうですね。そりゃ似てるわけですね。
気になって、東京吉祥寺で始めて四文屋にも行ってきたんですが、正直な話、雨三屋のほうがおいしいなって思いました。
たしかにほとんど同じメニューなんですけど、四文屋はときどき盛り付けが雑だったり、焼き方にも少々ばらつきがあったんですよね。
たまたまかもしれないし、チェーン店だから仕方ないのかなとも思いますが。
四文屋もすばらしいお店だとは思うのですが、甲府で焼きとんをいただくなら、やはり雨三屋かなと思いました。
それか、雨三屋は日曜定休だけど四文屋甲府店は年中無休なので、日曜に焼きとん食べたいときは、四文屋に行くのが良いのかもしれません。