2025年の7月~12月に1人で泊まった、各エリアで最も印象深かった温泉宿をご紹介
本稿は、2025年の7月から12月に1人で宿泊した宿の中で印象に残っている宿、端的に言えば「また泊まりたい」と思った宿を「北海道」「東北」「関東」「甲信越・北陸」「東海」「関西」「中国・四国」「九州・沖縄」の8つのエリアから各1軒ずつ選んで紹介する記事です。
1年間に泊まった記事から特にすばらしかった宿を紹介する記事を毎年公開しているのですが「宿泊した宿すべてを公平に比較してしっかりとご紹介したい!」という思いから、どうしても選定・執筆に時間がかかってしまいます。
こちらが、2024年版のまとめ記事です↓
また、毎年ご好評いただいているまとめ記事ではあるのですが「選出された宿のエリアが偏っている」というお言葉をいただく年もありました。
「今回は西日本の宿が少なめだからこっちの宿を選ぼう」というような忖度をせず、純粋に良かった宿を選んでいるので仕方がないのですが、これらのまとめ記事とは別に、偏りなくすべてのエリアの宿をご紹介する記事を出したい気持ちもありました。そこで、半年間毎に宿泊した宿の中で各エリアで1番印象に残った宿を紹介する記事を別途公開することにしました。



今回選定した8軒の宿はすべて、公共交通機関を利用して私自身が1人で泊まった宿です。
また、8軒の宿のうち7軒が2026年1月現在土曜日も1人泊のプランが出ている宿です。みなさまが旅を計画する際の参考になりましたら幸いです。
なお、2025年上半期に泊まった温泉宿については以下の記事にまとめています。
こちらも合わせてお楽しみいただけるかと思います。
温泉宿や登山についてのブログには書けなかった情報や本音、日記などが読めます。
- 2025年の7月~12月に1人で泊まった、各エリアで最も印象深かった温泉宿をご紹介
北海道エリア:森のスパリゾート 北海道ホテル
土曜日も1人泊OK・2食付き15,700円~
北海道エリアからは帯広市にある「森のスパリゾート 北海道ホテル」を選出しました。
帯広駅から徒歩13分。定時運行の送迎バスあり。土曜日も1人で泊まれる温泉付きリゾートホテルです。

象設計集団という著名な建築事務所による設計で、十勝産のレンガで作られた外壁の模様はアイヌの伝統模様を模しているのだそう。
館内にはチャペルと美しい庭があり、結婚式場が併設されています。


外観も内観も美しいホテルで、館内のあちこちに木彫りのクマが佇んでいるのですが、よく見ると思わず笑みがこぼれてしまうようなユニークなポーズをとっていて、センスがいいなあと思ったりしました。
2025年の8月に初めて宿泊したところ、湯も食事もサービスも良い宿でものすごく気に入ってしまい、3ヶ月後の11月に再訪してしまいました。本当に良いホテルだった……。
実は帯広に足を踏み入れたのは2025年8月が初めて。だったのですが、この宿も翌日泊まった宿もすごく良く、外食したお店も良いお店ばかりでした。とても楽しかったので旅のきろくをnoteに公開しています。
夕食の洋食コースも選べる朝食も抜群においしい!モール泉もとてもよかった
北海道ホテルにはシングルルームもあるので「シングルルーム+軽めの洋食」の組み合わせだと、2食付き1.5万ぐらいから1人で泊まることができます。
1人なのでシングルルームで十分!と思っていたのですが、宿泊した日には空室がなく「ノルディックツイン」に宿泊。この部屋も十分快適でしたが……。


2度目の宿泊時はシーズンオフに入りつつある11月だったこともあり、夏よりもややお安くなっていたので思いきって温泉露天風呂付きの「フォレストスパツイン」に宿泊したところ、すばらしく快適なお部屋で、ものすごく気に入ってしまいました。
コーヒーやお茶の種類が豊富で、ホテルオリジナルのドリップパックはパッケージのイラストもかわいい!


冷蔵庫内の飲み物も無料で、なんとサッポロクラシックが3本も入っていました。
露天風呂はベランダに設置してあり、やや熱めのモール泉をいつでも楽しむことができます。


朝方に部屋露天に入ったところ、朝焼けを眺めつつの湯浴みを楽しめました。

もちろん、お風呂上がりにはサッポロクラシックを。
普段はあまり部屋でお酒を飲まないのですが、部屋風呂付きで、かつ冷蔵庫に無料のサッポロクラシック!となると、つい飲んでしまいますね……。
大浴場も、モール泉のかけ流し(加温あり)浴槽、露天風呂、ジャグジーなど揃っていて、湯も浴室の快適度も良いです。


また、こちらの宿ではサウナに力を入れているそうで、セルフロウリュ可能なフィンランドサウナと水風呂。そして露天風呂のそばには休憩用の椅子も設置してありました。

ちなみに、大浴場は撮影禁止です。あらかじめご相談して早朝の営業開始前に、撮影許可をいただいています。
夕食は「洋食」と「和食」のプランがあり、私は洋食を選択。
北海道産ワインもグラスでいろいろ揃っていたし、十勝産の食材にこだわった内容で、大変おいしかったです。


十勝は乳製品が有名だし、洋食がおいしいわけですよね……。
2度目の宿泊では和食を選ぶことも考えましたが、洋食コースがとても気に入ったのでまた洋食を選択。季節が変わってコースの内容もがらりと変わっており、2度目も期待を裏切らないおいしさでした。
ホテル内にはいくつかレストランが入っているので「夕食が付かないプランで泊まって当日予約することもできるのかな?」と思ったのですが、どうやらレストランの予約は前日で締め切ってしまうことが多いようです。夕食付きでないプランで泊まる場合は、あらかじめ館内のレストランに別途予約を入れるか、外食することになると思いますのでご注意ください。
朝食は「和食」「洋食」「スープカレー」から、その日の気分で選択できます。ハーフバイキング形式で、サラダとチーズフォンデュ、トースト、フルーツ、ヨーグルト、ドリンクはセルフでいただきます。
1度目の宿泊では洋食を選び、ホテルメイドの焼き立てパンと名物の白いオムレツを楽しみました。パンは食べきれなかった場合は持ち帰りも可能です。


2度目はスープカレーを。野菜たっぷりでスパイシーだけど辛みはそれほどでもなく、お子さんでも食べやすい味に仕上がっていました。セルフでいただけるトーストもカレーによく合いました。
羽田からなら帯広空港便もありますし、新千歳空港から帯広駅までバスも運行しています。2025年は帯広と北海道ホテルに出会えて良かったです!
東北エリア:青森県 大鰐温泉 ヤマニ仙遊館
土曜日も1人泊OK・2食付き14,500円~
東北エリアから選出したのは、青森県の大鰐温泉にある「ヤマニ仙遊館」です。
大鰐温泉は鉄道駅から徒歩でアクセス可能な温泉で、最寄り駅の大鰐温泉駅までは弘前駅から奥羽本線で2駅11分。東北の温泉の中では便の良い温泉地だと思います。
大鰐温泉と言えばワニ……ではなく、もやしです。
「大鰐温泉もやし」なる、温泉熱と温泉水を利用して栽培した、普通のもやしより歯ごたえがあって甘みが強い伝統野菜があります。そんなわけで、大鰐町のゆるキャラは、もやしの「もやっぴー」です。


ワニはいませんが、駅前にはピンクのワニの像が建っています。この子は「あじゃりん」というのだそう。
今回選んだ「ヤマニ仙遊館」には2024年の12月に初めて泊まったのですが、すごく気に入ったので2025年9月に早くも再訪しました。
2024年の宿泊時の旅のきろくはnoteに公開しています。
また「2024年に泊まったコスパ最強の宿ベスト10」を選ぶ記事でも、ヤマニ仙遊館を2位に選出しています。
2025年は、前日の夜のうちに弘前に着いて駅前で1泊し、岩木山を登った後の宿泊でした。


弘前駅のコインロッカーに登山に不要な荷物を入れて登れるので、これはなかなか良いプランでした。
マジョリカタイルの浴室は雰囲気抜群!蔵でいただく食事は今回もおいしかった
大鰐温泉駅から徒歩10分少々、悪天候でなければのんびり歩いて行くのがおすすめです。


明治5年創業、現在使用している建物には明治30年建築の棟(文化財棟)もあり、登録有形文化財に指定されています。夜に外から眺めるとまた雰囲気が変わって良かったですね。
1人で泊まれるのは「昭和ロマン棟」の6畳間か8畳間。


客室内は清潔で、冷蔵庫やポットなどの備品もしっかり揃っています。トイレと洗面所は共同ですが、改装済みで新しく、デザインもとても素敵です。部屋にトイレと洗面所がないと無理!という方でなければ、快適に過ごせると思います。
浴室は男女別の内湯のみで、時間帯による男女の交換はありません。実は前回泊まったときにお願いして男湯の写真も撮らせてもらったのですが、湯気で写りがよくなかったので女湯だけご紹介。

ステンドグラスとマジョリカタイルに美しく彩られた雰囲気抜群の浴室に、熱めの湯が静かにかけ流されています。

湯口が大鰐温泉にちなんで「ワニ」なのもかわいい。
浴室は見た目に美しいだけでなく、浴槽内に腰かける段差もしっかりあったりと快適に利用できました。
2食付きのプランでは大鰐温泉内にある「焼肉店」と「居酒屋」、あるいは宿に併設された「文化財土蔵カフェ」での夕食から予約時に選ぶことができます。
前回泊まった際に土蔵カフェでの夕食がとても良かったので、今回もカフェでいただきました。前回は「大鰐温泉もやし」の旬の初冬の宿泊だったので、もやしたっぷりの鍋などが出ましたが今回はどんな料理だろう……期待しつつ蔵を改装したカフェへ。


グループ用の大きなテーブルは卓球台を、少人数用のテーブルはミシン台のリメイクで、土蔵の雰囲気とぴったり。
地酒を飲みつつ、前菜の「帆立のプロヴァンス風」をいただきます。青森の帆立……おいしい……。


今回の鍋は鶏鍋!一緒に蕎麦が提供され、鍋に入れるかつけるかしていただくとのこと。楽しい……。

鴨のローストに嶽きみとアスパラガスの天ぷら。嶽きみはもちろん、アスパラガスも地物で味が濃い!
前回は序盤で刺身が出たのですが、今回はお刺身ないのかな……?と思ったら、〆のご飯がちらし寿司でした。

デザートは柚子のシャーベット。2食付き1万5千円以下で泊まれる宿の食事とは、とても思えません。
朝食は宿泊施設内の食事処で。夏の朝に飲むりんごジュースが爽やかでとても良かったです。


朝食のおかずもしっかりと手作りされていて、ご飯もおいしい。お湯、食事、部屋、サービス、すべての満足度が高い宿でした。
注意点として、土曜日もひとり泊のプランが出ていますが、2026年1月時点では土曜日は2食付きでひとり泊はできず、素泊まりか朝食付きのプランになります。
おそらく土蔵カフェの席数の問題かなと思うのですが、土曜日に1人で泊まりたい場合は夕食は近所の飲食店を予約しておくのがおすすめです。
関東エリア:群馬県 谷川温泉 別邸 仙寿庵
平日のみ1人泊可能・2食付き56,900円~
関東エリアからは11月下旬に初めて宿泊した谷川温泉の別邸仙寿庵を選出しました。
姉妹館の「旅館たにがわ」には以前に宿泊したことがあって、こちらにもいつか泊まってみたい……と思っていたのですが、ようやく叶いました!


宿泊した翌日がとてもよい天気で、庭から真っ白に雪化粧した谷川岳の美しい姿を眺めることができたのも良い思い出。
全室に露天風呂付きの宿で、1人で泊まれるのは平日のみ。
もちろん宿泊料金もお安くはないので「どんなものだろう……?」と内心ドキドキしながら宿泊しましたが、思った以上にすばらしい宿で。
滞在中にちょうどこの記事↓を書いていたのですが
別邸仙寿庵もまさに「ここに泊まっておけば間違いない宿」のすべての条件を満たす宿だったので、追記してご紹介してしまいました。
13時→11時まで滞在できて湯も食事もサービスも上質!期待以上にすばらしい宿
谷川温泉は公共交通機関だと不便な場所にありますが、最寄り駅の水上駅まで事前に連絡すれば送迎してもらえます。
そしてこちらの宿、13時に早くもチェックインできるのがうれしい!

ウェルカムドリンクは「スパークリングワイン」のほか「一口ビール」「梅ジュース」「コーヒー」「紅茶」と選択肢もさまざま。スパークリングワインも、お茶うけのアロエの水饅頭のようなお菓子も大変おいしかったです!
最もお安く泊まれる12.5畳の和室に宿泊しましたが、1番小さいお部屋でもかなり広々。

おつまみやお茶うけのお菓子もいろいろと置いてあり、すべて水上周辺で作られた商品だったところからも、宿のこだわりが感じられます。



冷蔵庫の飲み物はビールも含めて無料。コーヒーカプセルも無料で、しかも夕食前にコーヒーカプセルを1つ使用していたのですが、夕食後にはさっそく補充されていました。

客室露天風呂は屋根があるので雨の日でも安心です。
腰かける段差もあるので、半身浴と全身浴を交互に行って、のんびりと浸かることができました。
全室客室露天風呂が付いていますが、館内には露天風呂付きの大浴場も2箇所あり、時間帯で男湯と女湯が交換となります。

内湯はスタイリッシュなデザインで、露天風呂は広々。屋根付きでありながら開放感もしっかりあります。

今回は11月下旬の宿泊で、紅葉も終わって露天風呂からの景色はやや寂しい感じでしたが、いつか新緑や紅葉の季節にも泊まってみたいなと。
食事は朝夕共に個室でいただきました。案内されたのは、茶室のように入口のドアの背が低くなっている不思議な部屋で。天井の半分ほどがガラス張りになっていて、サンルームのような作りでした。


詳しめのお品書きがあるのもうれしい。達筆度合いもほどほどで、ちゃんと読める字なのもありがたいです。
食事は、口コミを見ると「すごく良かった」という方と「それほどでもない」という方に分かれるようで、どんな感じかなあと思っていたのですが……私は「すごく良かった!」と感じました。
一品一品丁寧に作られているのが感じられるお味で、季節感も感じられるし、あしらいも美しい。私がそんなに口が肥えていないからかもしれませんが……満足度の高い夕食でした。


ドリンクはペアリングメニューがあると聞いてそちらをオーダーしたのですが、料理一品毎に少しずつ違うお酒を出してもらえるので楽しいし、すべておいしかったです。
通常のドリンクメニューを見るとボトルワインの種類がかなり豊富でしたが、1人でボトルを頼むとそれしか飲めなくなってしまうので……。日本酒、シャンパン、ワインといろいろな種類を少しずつ飲めてとても良かったです。ペアリングって、料理との相性が良いお酒を出してもらえるのはもちろんありがたいのですけど、それ以上に「1人でもいろんな種類のお酒を楽しめる」ことがうれしくて、ペアリングがあると大抵頼んでしまいます。
部屋に戻ると、お布団敷きの際にセットしていってくれた夜食のちまきが、蒸籠とIH調理器と共にセットされていました。直前に温めて食べれるようにということでしょう。

夜食を出してくれる宿はたまにありますが、提供方法まで工夫している宿に泊まったのは今回が初めてです。もちろん、ちまきもおいしかったです!
朝食は和食か洋食から選ぶことができ、和食の場合は焼き魚を「酒」「鮎」「鯵」の3種類から。洋食の場合は卵料理を選ぶことができます。

迷った末、今回は和食でお願いしました。
朝からまったく手抜きのない、料理人が手をかけて作ったことが感じられる内容で、大変おいしかったです。
必ずまた泊まりたい宿だし、次回は洋朝食を食べてみたいなと思っています。
甲信越・北陸エリア:山梨県 ロッジ・アトリエ
土曜日も1人泊OK・2食付き22,162円~
甲信越・北陸エリアからは、山梨県小淵沢町にある「ロッジ・アトリエ」を選出しました。
最寄り駅の小淵沢駅からは車で10分ほどで、予約制で駅、または高速バスのバス停まで送迎してもらえます。送迎の予約締め切りが「宿泊の7日前まで」とちょっと早めなので、その点だけ気をつけておいたほうがよいでしょう。
宿泊したのは11月下旬、勤労感謝の日を含む3連休です。


連休初日と2日目は山小屋泊で金峰山に登り、天気に恵まれすばらしい登山を楽しめました。
瑞牆山荘に下山後、バスで韮崎駅に向かい、韮崎から電車で小淵沢駅へ。

お願いしていた送迎車に乗り、ロッジアトリエに到着。
金峰山や瑞牆山の下山後は増富温泉の「増富の湯」で日帰り入浴していくのが定番でしたが、増富の湯は2023年から休業中なので最近は甲府の温泉銭湯に寄って帰ったりしていました。
今回は3連休で、ロッジアトリエが連休でも1人で泊まれる宿だったので登山+温泉宿への宿泊をセットで楽しむことができました。旅のきろくをnoteに書いています。
ステーキレストランでいただく夕食、かけ流しの温泉がすばらしく客室も快適
宿泊したのは最もお安く泊まれる8畳の和室です。


シンプルな和室ですが、窓ガラスがステンドグラス風になっていて素敵です。トイレ・洗面所付きで冷蔵庫やポットなどの備品も揃っています。布団敷きは自分でやりますが、布団は広げればいいように部屋の隅にセットされていたので敷くのも楽でした。
ちなみにこちらの宿、ペットと泊まれるお部屋があるので(和室はペット不可)ときおり子犬の鳴き声が聞こえたりします。
廊下は天井が高く、アンティークな家具が飾ってあったりと雰囲気が良いです。


また、レコードが自由に聴けるラウンジの雰囲気もすばらしい!ドリンクサービスなどは特になくオーダー制なのですが、ついビールを注文してしまいました。
浴室は貸切風呂が2室あり、空いているときに鍵をかけて利用する方式です。
ph7.2とほぼ中性、泉温31度のナトリウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉。


加温ありですがよく温まるとても良いお湯です。小淵沢のあたりにこんな良いお湯があるなんて知りませんでした!
ただ1点だけ、全11室の客室に対し2室の貸切風呂なので、満室の日は時間帯によっては入りたい人が集中してしまうことになります。この日は連休で宿泊客も多かったので、チェックイン時にそのように聞いていましたし、早めにチェックインしたのでなるべくお風呂も早めに利用したことで事なきを得ましたが。
できれば空いている日に泊まりたいところではありますが、休前日など混んでいるタイミングで宿泊する際は、なるべく早めにチェックインしたほうが良いでしょう。(翌朝朝食後は空いてました)
夕食は「キースプリング」という宿の隣にある同経営のステーキレストランへ。


ここでいただいた夕食がすばらしかったです。
ログハウス風のレストランの雰囲気も良いですし、コース料理の量、内容もいいし味も良い。そしてグラスワインの品揃えがかなり豊富で、つい飲み過ぎてしまいました。


チェックイン時に「甲州ワインビーフステーキ」か「ビーフシチュー」のプランを選ぶので、私はステーキにしていたのですが、良い肉で、焼き加減も上々。
プランについているコースはお得度も高いと感じたのですが、レストランの通常メニューも魅力的で、食べてみたい料理がいろいろとあったので、朝食付きで泊まって、レストランの席だけ予約しておく……というのもありなのかもと思いました。

一夜明けて、朝食はラウンジで洋食をいただきます。パンもサラダも卵もソーセージもおいしい!ドリンクはセルフでフリードリンクです。
あまり温泉のイメージがない小淵沢でしたが、こんなに良い温泉、良い宿があるとは驚きでした。ちなみに送迎してくださったスタッフの方に聞いた話では
「熊は出ないですか?と問いあわせがよくあるが、小淵沢で熊はまったく見たことがない」
とのことでしたので、熊に怯えなくてもとりあえずは大丈夫そうです。
きっとまた泊まりたいすばらしい宿でした。
東海エリア:静岡県 リフレッシュスポット風未来
土曜日も1人泊OK・2食付き27,500円~
東海エリアからは、静岡県の南伊豆エリアにある温泉付きオーベルジュ「リフレッシュスポット風未来」を選出しました。
伊豆急下田駅からバスで30分。宿の目の前にバス停があります。宿のあるエリアは昔ながらの漁港という雰囲気ですが、徒歩30分(バスで10分)ほどの場所に「弓ヶ浜」という美しい砂浜があり、夏には海水浴客で賑わうようです。


地図上だと宿から弓ヶ浜はほんのすぐそこに見えるのですが、移動するには橋の位置の関係でけっこう時間がかかるのですね。

「リフレッシュスポット風未来」は「土曜日もひとりで泊まれる」「15歳未満お断りの大人のための宿」「伊豆の魚介をたっぷり使った食事がとにかくおいしい」とのことで、以前から気になっていた宿でした。数年前に「静岡県で泊まりたい宿」に選んでいたこともあったのですが、2025年にようやく宿泊が叶いました。
noteに宿泊時の旅のきろくを公開しています。
客室は自分の部屋のように寛げて、朝夕共に魚介をめいっぱい楽しめた
宿泊したのは2階にある洋室ダブルのお部屋。


フローリングに毛足の長いラグが敷いてあり、何となく自宅のような雰囲気……。
一般的なホテルのように靴を履いて中に入るタイプの洋室だと、寛げる場所がベッドの上しかなかったりしますが、この宿の洋室は居心地がすばらしく良かったです。ライティングデスクもあって執筆も捗りますね。
浴室は1階にあり、内湯のみですが清潔で快適。空いているときに鍵をかけて貸切で利用する方式です。


濃厚な食塩泉がかけ流されています。高温の源泉を加水せず、投入量で温度調節する方式。熱いときは加水もできますがこの日は熱めの適温で楽しめました。
注意点として、客室数9室に対して貸切風呂が1室なので、満室の日に泊まると希望した時間になかなか入れないこともあると思います。実はこの1点が気になってなかなか計画を立てられなかったのですが、今回はオフシーズンだったからか、土曜日なのに宿泊客は私ともう1組だけ。お風呂もいつでも使うことができました。
浴室は夜通し利用可能なので、混んでいる日は深夜早朝を狙うと入りやすいでしょう。
さて、お待ちかねの食事は1階のレストランで。


お刺身盛り合わせは、伊勢海老の姿造りに、いさき、めじな、カンパチ、鰺など。わさびは目の前でたっぷりとすりおろしてくれました。
お酒は日本酒の飲み比べセットを。日本酒は静岡のお酒もありますが、魚に合うことを重視して選んでいるそうで、そこまで静岡産にこだわらず、全国のお酒からラインナップされていました。


白ワインには伊豆半島で育った葡萄を使って伊豆で醸造したワインもあり、ボトルのみなので注文しませんでしたがこちらも気になりました。
「伊豆ワールド」と呼ばれている豪華な前菜盛り合わせ。


金目鯛の煮付けも上品な味付けで抜群においしい。
トコブシのステーキに魚介のアヒージョ。



〆は地金目と中トロの握り。最後までおいしくいただきました。

翌朝の朝食も1階レストランで。
かまぼこやわさび漬け、まぐろの山かけなどの伊豆らしいおかずのほか、焼き鮭やきんぴらごぼう、ひじき煮、だし巻き卵、納豆など定番のおかずもたくさん並び、伊勢海老の味噌汁と一緒にすべておいしくいただきました。
1人でも泊まりやすい宿なので、混んでいなそうなタイミングを狙って、きっとまた泊まりたい宿です。
関西エリア:和歌山県 インフィニートホテル&スパ南紀白浜
土曜日も1人泊OK・2食付き36,300円~
関西エリアからは、和歌山県白浜温泉の「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」を選出しました。

こちらの記事に書きましたが、2025年の年末は関西エリアを旅しておりまして、こちらの宿が2025年最後に宿泊した宿でした。
高台の上に建つ眺望の良い温泉付きリゾートホテル、という雰囲気の宿で。
土曜日も1人で泊まれますし、お湯や露天風呂からの眺め、食事やサービスの評判も良いので気になっていた宿でした。今回宿泊を決めたのは、年末でひとり泊のプランが出ていない宿が多いタイミングでしたが、こちらの宿は普段の土曜日宿泊と変わらない値段でひとり泊のプランが出ていたこと。
お安い宿ではありませんが、この時期にこの値段で泊まれるならお得だな……!と思い予約したところ、思った以上に良い宿でした。
白浜駅や白浜空港までは、事前予約で送迎をお願いできます。
天気も良さそうでしたし、行きは路線バスを利用してバス停から歩いていきました。Googleマップによればバス停から14分とのことでしたが……かなりの急坂です!


しかも、Googleマップのナビを頼りに歩いたところ「ここは道じゃないだろう……」というような荒れた道を歩かされるはめにになり……帰りは素直に送迎をお願いしました。宿のせいではまったくないのですが……路線バス利用を考えている方は心に留めておいてもらえたらと思います。
露天風呂からの眺め、部屋の快適性、湯と食事とサービスもとてもよかった
15時過ぎに宿に着くと、既に大勢のお客さんが到着していて、眺めのいいラウンジでウェルカムドリンクを飲みつつチェックインしていました。


ラウンジは10~18時はカフェラウンジとして、18時以降はバーラウンジとして営業いています。夕食前の時間帯に、ハッピーアワーで生ビールをお安く飲めるとのことだったので、風呂上がりのビールを飲みに行きました。カフェ営業中に見本が出ていたケーキもおいしそうで気になった……。
今回は「温泉露天風呂付オーシャンビュー・ラナイJrスイート」に宿泊。年末の関西旅で温泉浴室付きの部屋に宿泊したのはここだけでしたが、この部屋がすばらしかった!

シックなブラウンのフローリングのお部屋で、インテリアも茶系で統一されています。ソファなどの家具も座り心地よく、荷物を置ける台(左手前に写っているもの)があるのもうれしい。洋室は荷物の整理がしにくいことが多いですが(床の上ではやりたくないけど、折りたたみの荷物台は安定しないしあとはベッドの上しかない……)細かいところまで行き届いたすばらしいお部屋でした。
バスルームのアメニティはブルガリ。ブルガリのアメニティとひさびさに対面した気がします。


冷蔵庫の中のドリンクは無料。ミネラルウォーターに炭酸水、みかんジュースにチューハイ、スーパードライの缶が入っていました
そしてこの部屋には、海を見下ろせる眺めのいい露天風呂が付いているのです!


かなり寒い日でしたが、湯は熱めの適温に調整されていて「熱すぎて長湯できない」ということもなく。快適な湯浴みを楽しめました。
大浴場の露天風呂のほうが眺めは良いのですが、浴槽が小さいこともあって湯使いは部屋の露天のほうがよく、新鮮さが感じられるお湯でした。
大浴場は2箇所あってそれぞれに眺めの良い露天風呂も付いており、時間帯で男湯と女湯が交換となります。
浴室は清潔で快適、露天風呂はインフィニティプールのようになっていて、どちらの浴室も眺めがすばらしく良かったです!
食事は「和会席」か「洋食」を選択できます。この旅では他に洋食の宿がなかったこともあり、ここでは洋食を選びました。


牛肉ラグーソースのリガトーニが大変おいしかたです!
グラスワインがもう少しあると(白・赤・泡1種類ずつだった)さらにうれしかったですが、、まず1杯目はグラスのスパークリング。
2杯目は和歌山の地酒「紀土」の純米大吟醸をグラスでいただきました。これは洋食にも合ってとても良かったです。魚料理の「海老のスフレと真鯛の蒸し焼き」にはベストマッチ。


肉料理の「サーロインローストビーフ」にも案外よくあって、最後までおいしくいただきました。
翌日の朝食は、夕食と同じレストランでバイキングを。

昨夜の洋食もおいしかったし、フレンチトーストがおいしそうだったので最初は洋食中心でいただいていたのですが……。

和歌山名物だという「梅うどん」と「めはり寿司」、そして揚げたての天ぷらがどんどん追加されているのを見てつい、〆にうどんを食べてしまいました……お腹いっぱい。
夕食のときは気づきませんでしたが、レストランの窓からはプールが見えました。

冬なのでもちろん営業はしていないはずですが、ちゃんときれいにキープされているのですね。
チェックインのときから常連客が多い雰囲気を感じていたのですが、湯・食事・部屋・サービスいずれもよく、近いエリアにこんな宿があったら常連になってしまうだろうなと。
2025年の最後に、白浜エリアで自信を持っておすすめできる宿が見つかって良かったです。
中国・四国エリア:島根県 さぎの湯温泉 さぎの湯荘
土曜日も1人泊OK・2食付き39,875円~
中国・四国エリアからは、島根県の「さぎの湯温泉 さぎの湯荘」を選出しました。これまで「島根県で泊まりたい宿」に選んだことのある宿で、実は2025年にも選んでいたのですがようやく泊まることができました。
一般的な和室の客室のほか、露天風呂付きの客室もあり、どの客室にも土曜日も1人で泊まることができます。

最寄り駅の山陰本線安来駅からは車で15分ほどで、宿では送迎を行っていないのですが、隣にある「足立美術館」の無料シャトルバスを利用することができます。
ただ、行きは普通に駅から乗れたのですが、帰りは「乗車整理券」を美術館の受付より奥のエリアで配布していまして……。
空席があれば整理券なしでも乗れるようですが、ここはさすがに「美術館の観覧客優先」ということなんでしょうね。
もしかしたら「整理券だけもらう」方法もあったのかもしれませんが……まあ、せっかくなので美術館も見ていこうかなと思い、一通り眺めて帰りました。


美術館にとんと縁のない私ですが、足立美術館の売りである庭はとてもきれいでした(月並み過ぎる感想ですみません)。
土曜日も1人泊OK!お湯、食事、サービスすべて上質な山陰のご褒美宿
宿泊したのは露天風呂付きの和室です。どうせならご褒美感を目一杯味わえる部屋に……と思い、奮発しました。


「露天風呂付き」と言ってもいろいろな宿がありますが、さぎの湯荘の部屋付きの露天は浴槽も広々としている上に隣には足湯と、快適に足湯を楽しむための椅子まで設置してあります。


露天風呂の向こうに見える庭もしっかりと手入れされていて美しいし、浴槽の手前には椅子とテーブルがあって湯上がりにお茶を飲みつつ涼めるのもすばらしいなと。
時間帯で男女が交換とな大浴場も広々としていて、開放感たっぷりの露天付き。


空いているときに自由に利用できる貸切露天風呂もあり、いずれも夜通しの利用が可能です。そしてすべての浴槽が源泉掛け流し。部屋風呂付きでない部屋に泊まったとしてもお風呂三昧が楽しめる宿です。
食事は朝夕共に個室でいただきました。


島根県の地酒「月山」をいただきつつ、山陰の魚を楽しめる会席コース。


私の名前の由来ともなっている「月山」は、日本百名山にも選ばれている山形県の山が有名ですが、実はさぎの湯温泉の近くにも「月山」という山があるのです。お酒はその山の名前を冠しているのですが、地酒の知名度で言えば山形よりも島根の「月山」のほうが有名ですね。
朝食は、夕食とは別の個室でいただきました。

夕食も朝食も、奇をてらわず素材の味を活かしたおいしい和食でした。
お安い宿ではないですが「ここに泊まっておけば間違いない宿」として紹介できる宿だなと感じたので、こちら↑の記事でも紹介しています。
九州・沖縄エリア:長崎県 雲仙観光ホテル
土曜日も1人泊OK・2食付き29,700円~
九州・沖縄エリアからは、鹿児島県の霧島市にある「雲仙観光ホテル」を選出しました。
雲仙観光ホテルは「2023年に泊まった部屋と建物が良かった宿第1位」に選んだ宿です。
お安い宿ではありませんが、土曜日も1人で泊まれる宿です。また、冬の間はオフシーズンなのでしょう。12~3月の間は宿泊料金がややお安くなっており、平日と土曜日の価格差も小さくなっています。


そんなわけで前回も今回も冬の宿泊。前回2023年は2月でしたが、2025年は12月に宿泊。


この時期だけのクリスマスのイルミネーションやクリスマスツリーを楽しむことができました。
建物や浴室、食事、サービス、いずれも相変わらずのすばらしさ
館内の雰囲気は言わずもがな、すばらしいです。


ビリヤード場など、用もないのに写真を撮りまくってしまいました。(前回泊まったときも撮ったのに……)
今回宿泊したのは、最もお安く泊まれる「スタンダードツインルーム」です。

コンパクトなツインルームですが、1人で泊まるなら十分な広さ。
このすばらしい建物に泊まりつつ、ちゃんと温泉にも浸かれるのがうれしいですね。浴室もホテルの雰囲気にぴったりのドーム型の天井が美しいデザイン。


酸性硫黄泉のかけ流しですが、硫化水素臭はあまりせず、さっぱりとした浴感のお湯です。
夕食はダイニングでフレンチのディナーを。


ダイニングの雰囲気もすばらしく、料理も軽やかな感じのフレンチで大変おいしかったです。グラスワインの種類もけっこうあって楽しめました。


メイン料理を+1800円で「雲仙鹿牧場の鹿のグリエ」に変更できると聞き、せっかくなのでお願いしてみました。

さっぱりとした味わいの鹿肉ですが、物足りなさを感じることもなく、大変おいしくいただきました。元のメインは「牛ロースのロティ」だったので、かなりヘルシーになった気がします。
そこに運ばれてきたデザートワゴン。このサービスは前回203年に宿泊したときはありませんでした……うれしい!


「全種類少しずつでも大丈夫ですよ!」と言っていただけたので、お願いしました。メイン料理がヘルシーになったぶんをあっという間に取り返してしまいましたが……。ホテルの名物だという「ゴルゴンゾーラのチーズケーキ」が、イチジクとナッツがたっぷり入っていて濃厚、かつとろけるおいしさでした。
朝食も同じダイニングで。洋食か和食をチェックイン時に選んでいましたが、前回洋食だったので今回は和食で!


おかずもすべて丁寧に手作りされており、鯛の漬けがついてきて最後に鯛茶漬けにできるのも良かったです。
実は前回、洋食をお願いしたときに卵料理をオーダー後に調理するためか、すべての料理が出てくるまでけっこう時間がかかったのですよね……。今回は前回よりも泊まっていたお客さんも多く、さらに時間がかかりそうだなと思ったのもあって和食にしたのですが、正解だったと思います。洋食も味はとても良かったです!
チェックアウト後はフロントで荷物を預かってもらい、歩いてすぐの場所にある雲仙地獄へ。


猫がたくさんいて猫天国でした。
惜しくも選外となった宿をnoteで公開しています
今回、1エリア毎に1軒の宿を厳選してご紹介しましたが「すごくいい宿で紹介したいけれど惜しくも選外となった」宿がいくつもあります。
前回同様、次点の宿をnoteのメンバーシップ会員向けに公開しました。
メンバーシップに加入されている方は、こちらも合わせてお楽しみください。








