2016年10月1日に、日帰りで鳴子温泉に行ってきました。
実は、鳴子温泉に行くのは7年ぶり!前回は2009年の11月下旬に、旅館すがわらさんに1泊したのが最初で最後でした。
東北出身かつ、温泉好きを自称しているのに、ちょっと信じがたい事実ですが……。
ひさびさに足を運んだ鳴子温泉は、音楽祭の真っ最中!良い天気&お祭りムードの中、楽しい時間を過ごすことができました。
日帰りで、時間が限られていたため、多少慌ただしくなってしまいましたが、かえって「次回はきっと連泊して楽しむぞ!」という気持ちになりました。
立ち寄った温泉や飲食店についてはそれぞれに記事を書きましたが、時系列に沿ってまとめ記事にしてみたいと思います。
鳴子温泉に立ち寄ったきっかけ
そもそも、なぜ鳴子に行こうと思ったかというと、実家に帰る用事があったからです。。。
私の実家は、鳴子温泉のある宮城県のお隣の山形県内にあり、帰省の際は近県で温泉に立ち寄ることがよくありました。
たとえば、新潟県の越後湯沢温泉や瀬波温泉。山形県内の蔵王温泉や小野川温泉、秋田県の田沢湖高原温泉に立ち寄ったこともあります。
それなのになぜか鳴子温泉には立ち寄ったことがありませんでした。
なんだか遠いような気がしていたんですよね……。
しかし、よく調べると鳴子温泉から実家の最寄り駅までは各駅停車の乗り継ぎで3時間以内!これなら立ち寄れる!と思い、今回の日帰り旅を計画しました。
東京から鳴子温泉まで 高速バス&各駅停車で移動
まず、前日の夜に新宿駅の高速バスターミナル「バスタ新宿」を23時40分に出る仙台行きの夜行バスに乗りました。
さくら観光の「4列ゆったりシート」のバスで、料金は5530円。
プラス200円で座席指定ができたので、バスの真ん中あたりの、窓際の席をとりました。
これが大当たり!で、乗車率は80%ほどだったものの、運良く隣は空席のまま、揺れも少なく、そこそこよく寝ることができました。
ちなみにですが、トイレ休憩で下車した安達太良サービスエリアで、ゲットしたラスクがめちゃめちゃおいしかったです。
安達太良サービスエリアでは、郡山の銘菓「ままどおる」を売っているので、それを目当てに売店にいったのですが、なぜか気になってこっちを買ってしまいまして。。。当たりでよかったです。
仙台駅に着いてから1時間ほど時間をつぶし(マクドナルドや24時間営業の飲食店あり)、6時発の東北本線に乗って小牛田(こごた)駅で陸羽東線に乗り換えます。
7時46分に鳴子温泉駅に到着しました。
鳴子温泉1湯目。共同浴場滝の湯
まずは、7時30分から営業している、共同浴場の滝の湯へ!
鳴子温泉の旅館に宿泊すると無料券が貰えることが多いこちらの共同湯ですが、朝一番はさすがに混み合ってはおらず、すばらしいお湯と雰囲気ある浴室を独り占めする時間もありました。
鳴子温泉神社の隣にあり、神社の御神湯として千年の歴史を持つお湯だそうです。
観光案内所へ「湯巡りチケット」を買いに行く
鳴子温泉では、観光案内所などで「湯巡りチケット」を販売しています。
1枚1300円で6枚のシールがついているチケットなんですが、たとえば「入浴料550円の宿ならシール2枚」で入浴できるなど、現金払いするよりもちょっぴりお得に湯巡りができるようになっています。
鳴子温泉の観光案内所は朝8時30分から18時まで営業しているので、滝の湯で入浴した後に、湯巡りチケットを買いに駅に戻ってきました。
湯巡りできる施設の営業時間や料金がまとまっているパンフレットや、地図なども貰えるので、チケットを買うにしろ買わないにしろ、観光案内所には寄ってみたほうがいいと思います。
ただし「滝の湯」「早稲田桟敷湯」の2軒の共同浴場については、なぜか現金払いのほうがお得な料金設定になっておりましたのでご注意を!
鳴子温泉2湯目。早稲田桟敷湯
次に、鳴子温泉駅近くにあるもう一軒の共同浴場、早稲田桟敷湯へ!
早稲田の学生がボーリングの実習で掘り当て、早稲田の名誉教授の設計による近未来的な建築の、あまり共同浴場らしくない共同浴場ですが、マイルドな泉質で長湯しやすそうでした。
高温の温泉を熱交換する際に出た熱で、床暖房になっているというのもおもしろかったですね。
露天風呂はないものの、天井が高くて開放感のある施設でした。
鳴子温泉3湯目。旅館岡崎荘
早稲田桟敷湯を出たところで時間は午前10時前。まだまだ湯巡りしますよ!
ということで3湯目は自炊の旅館岡崎荘へ。
2012年の12月に改装オープンした、まだ新しい宿でした。
加水ありですが、ほぼ中性の硫黄泉をかけ流しで独り占めしちゃいました♪
小さいけれど露天風呂があるのも○。写真は、露天風呂から見えた空です。
ただし、10月の時点でぬるめだったので、11月はもっとぬるそう。。。(露天風呂は12月~3月は休止)
喫茶店 大正館で地ビールと手作りチーズケーキでひとやすみ
岡崎荘を出て駅に向かう途中にあった、1年半前までは旅館を営んでおられた、今は喫茶店の大正館に立ち寄りました。
コーヒーと手作りチーズケーキに惹かれたのですが、中に入ると目に飛び込んできたのは「鳴子の風」という見たことのない地ビール。
風呂上がりの1杯をいただき、それから最初の目論見どおりチーズケーキとコーヒーを酔い覚ましにwいただきました。
こちらで、女将さんから「今日が鳴子温泉の音楽祭だ」ということを教えていただきました。
鳴子温泉4湯目 鳴子観光ホテル
大正館さんがあまりにも居心地よくて思いがけず長居してしまい、時間的に寄れるのはあと一軒かな……?
ということで、〆に立ち寄ったのが鳴子観光ホテルでした。
鉄筋コンクリート11階建ての、鳴子温泉の中ではかなり大箱の旅館だと思いますが、実は1620年(江戸時代初期)創業の歴史あるお宿。
お湯については加水あり・かけ流し循環併用方式とのことで、個性は薄めでしたが、大型旅館らしく浴室・脱衣所とも設備は整っており、実家に向かう前に身支度を調えるにはちょうどよかったです。
これまで、ほとんどすっぴんで湯巡りしていたので……そのまま実家に帰るわけにはいかなかったんですよねw
温泉街のパン屋さん カーベ・ホリエでパンをテイクアウト
鳴子観光ホテルを出ると、電車の時間まであと20分ほど!
考えたら今日は食事らしい食事をしていない……何か持ち帰りできる食べ物を……ということで立ち寄ったのがカーベ・ホリエさんでした。
どこの街にもある小さなパン屋さん、という風情ではありますが、買ってきたパンをいただいてみると、めちゃめちゃおいしかったです。。。
買うときも時間がなくて焦っていたので、なぜかすべてクリーム系の甘いパンを買ってしまったのがやや悔やまれますが……。
次回はきっと、しょっぱい系や総菜パン、サンドウィッチなどを食べてみたいです。
ちなみにコーヒーは、音楽祭の出店で買いました。
最後はバタバタしてしまいましたが。
楽しかったよー。きっとまた来るよー。
【おまけ】実家に向かう途中で途中下車した余目駅
鳴子温泉駅から陸羽東線、陸羽西線と乗り継いできて、最後に乗り換えるのが余目駅です。
難読地名としてたまにクイズに出てたりしますが「余目」は「あまるめ」と読みます。
乗り継ぎに30分ほど時間があったので、駅の外に出てみました。
まあ、普通に田舎の駅なんですけども。。。
最近こちらの駅前に「クラッセ」という商業施設ができまして、あの「アル・ケッチャーノ」「イル・ケッチャーノ」などで有名な奥田政行氏監修のレストラン「やくけっちゃーの」が入店したとのことで……。
まあ、この時間帯はどのみち、ランチ営業とディナーの間の中休みなので、入店はできないのですが、どんな感じの店か見てこようかなと思ったのです。
クラッセの建物。
道の駅ではないようなのですが、道の駅っぽい感じで、地元の名産品ショップとか地元のパン屋さんなども出店しているようです。
で、中に入って「やくけっちゃーの」を探すと、なんとこの日は地元企業のパーティ?か何かが行われていてやくけっちゃーのは夜まで貸切。
写真を撮れるような雰囲気でもなかったので、がっかりして駅に戻ってきてしまいました。
しかし「アルケッチャーノ」「イルケッチャーノ」まではわかるけど「やくけっちゃーの」ってもうなんか、やけくそみたいな名前ですね……w
駅に戻ってきて、売店にくっついてるカフェコーナーでソフトクリームを買っていただきました。
まあまあおいしかったです。
駅のホームから鳥海山が見えました!
くっきり。
秋の鳥海山にも登ってみたいな~。
楽しかった日帰り旅はこれにておしまい★