温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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新潟県 銀山平温泉 白銀の湯で日帰り入浴

銀山平温泉 白銀の湯

越後駒ヶ岳登山の後、立ち寄った日帰り温泉施設です。

基本的に公共交通機関利用で登山や温泉を楽しんでいる私ですが、越後駒ヶ岳登山の際は、避難小屋で隣り合わせた女性(松本から来られた方だったので、仮に松本さんと呼びます)のご厚意に甘えて、登山口から駅まで車に乗せてもらえることになりました。

くわしくは、こちらの記事をご覧ください。

白銀の湯には、帰る前にまず風呂と食事を!ということで、松本さんの車に同乗させていただき、足を運びました。

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豪雪地帯ゆえでしょうか?石垣とログハウスが組み合わさったような建物で、2002年に建てられたという話で、新しくきれいです。

芝生の上にログハウスが点在する銀山平。秘境・秘湯っぽさはあまりない

銀山平は、越後駒ヶ岳や平ヶ岳の登山の拠点としてい利用されることの多い温泉地らしいのですが、私は今回初めて足を運びました。

バス便が浦佐駅から一応出てはいるのですが、1日に上り2本下り2本の季節運行なので、なかなか利用しにくいものがあったのです。

今回、松本さんに声をかけてもらう前、バスで駅まで向かおうと考えていたときも、銀山平に下山して、白銀の湯でお風呂に入って浦佐駅までバスで向かう、という選択肢もあるにはあったのですが、バスの本数が少なすぎて、帰りがかなり遅くなってしまうため、断念したのでした。

松本さんも銀山平は初めてとのことで、避難小屋で「どこかいい日帰り温泉ありませんか?」と聞いて教えてもらったのが白銀の湯だったんだそうです。
枝折峠から山道を車で15分ほど走ると、急にひらけた場所に出たのですが、そこが銀山平でした。

いろいろ調べてみると、この銀山平という土地は、江戸時代は地名の通り銀山として栄えたらしいのですが、崩落事故などもあって江戸末期には閉山し、その頃銀を運ぶために使われていた道が、今もトレッキングルートとして残る「銀の道」だと。

で、それ以降は近隣の小出や湯之谷、あるいは会津側の檜枝岐の住人が移り住んで開墾していたところ、昭和に入って奥只見ダムが作られることになり、その工事のために作られたのが、今も銀山平に向かうための主要な道路である「奥只見シルバーライン」というトンネルだらけの道らしいです。

んで、奥只見ダムの開発により、ダムの底に沈むことになった集落の人も銀山平に移り住み、道ができたこともあって現在は観光に力を入れているみたいですねー。うーん、わかったようなわからないようなw

まあ、ダムができたことによって当時は、補償金などでいろいろあったみたいです。

ちなみにですが、「このミステリーがすごい!」で国内部門第一位にも選ばれたことのある、真保裕一の「ホワイトアウト」という作品は、奥只見ダムがモデルとなったダムがテロリストに占拠される話で、シルバーラインはテロリストに爆破されてしまうんだそうですwwちょっと読んでみたくなりました。

白銀の湯は、銀山平の宿泊施設に泊まると無料で入ることができる

さて、白銀の湯です。ちなみに営業時間は朝10時から夜8時まで。まあまあ長めで、実用的ですね。

入館すると券売機があり、650円で入浴券を購入して入場します。
ちなみに子供料金が350円、バスタオルとタオルのセットをレンタルすると350円かかるようです。

一部ネットの情報で「館内着あり」という表記を見たことがあるのですが、特にそういうものはなさそうでした。

ちなみに、銀山平の旅館や民宿、ログハウスなどに宿泊すると、白銀の湯に無料で入ることができるそうです。

実は銀山平の宿には、宿泊すると平ヶ岳の登山口に送迎してくれるサービスをやっているところがあって、それでちょっと気になっていたんですよね……まあ、それはまた別の話ですが。
館内に入ると右手に休憩スペース。左手に自動販売機やトイレなどがあります。

休憩スペースは畳敷きで広く、くつろげるようになっていますが、食事の提供は特になく、ただ、飲食物の持ち込みは自由だそうです。
自動販売機はアイスやジュース、牛乳、ビールや酎ハイなどいろいろありました。

私たちはお腹がすいていたので「食事は出していないんでしょうか?」と受付に聞いてみたのですが、「おでんとモツ煮なら出せる」というお返事が。

調理場があるような感じはしなかったし、看板なども出ていなかったので、電子レンジで温めるタイプのものか、缶詰などがあるのかなあと予想し、特に注文はしませんでした。

浴室は2階にあります。

【風呂】★★★ 設備はきれいでロッカー無料なのも良いが、お湯はまあ普通な感じでドライヤーが少ない

浴室に向かう途中に貴重品ロッカーがあり、100円が戻るタイプだったのでとりあえずそこに財布を預けます。

脱衣所も新しい木造りできれいでした。
脱衣所の中にも、無料で使える少し大きめのロッカーがありました。ありがたいことです。

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魚沼市公式サイトより

浴室。内湯は広めです。

41度ぐらいの適温のお湯で満たされていました。
アルカリ単純泉で循環もありなので、あまりお湯の特徴はありませんでしたが、塩素臭のようなものは特に感じず。まあまあいいお湯です。

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魚沼市公式サイトより

露天風呂。

小さな浴槽が2つあり、立ち上がると山並が見えます。が、囲いがそこそこ高いので、入浴時の目線では山は見えませんw

左側の浴槽は加温・循環ありで、こちらでは、内湯では感じられなかった塩素臭が若干しました。投入量が内湯に比べて少ないからかもしれません。

右側の浴槽はかけ流しで、泉温はぬるめ、38度ぐらいだったと思います。

9月の時点でこの温度なら、もっと寒い時期は加温なしではちょっと入りづらい温度になってしまうかなーと思いました。

ちなみにこちらの施設の営業期間は、4月下旬から11月上旬までで、冬期間は休業してしまいます。でも、10月以降の入浴は、かけ流し浴槽はきびしそうだなー。

ちなみにこの日は天気が良く、気温も高かったので、狭いかけ流し浴槽に人が集中してしまい、あんまり入りたいと思える雰囲気ではありませんでした。

でも「かけ流し浴槽に入らずに帰るわけには!!」と思って、最後にちょっと入ってみたのですが、投入量が少ない小さい浴槽なのに、多くの人がつかっているので、お湯がなまっていて、ちょっと、あんまりでしたね。。。

洗い場にはリンスインシャンプーとボディシャンプーあり。

脱衣所にはドライヤーが1つありました。

このときは空いていたのでそこまで気にならなかったけど、混雑したときは、女性の脱衣所にドライヤー1つというのは、つらい気がしますね。

【再訪したい度】★★★ 登山後の入浴施設としては平均的

きれいだし、ロッカー無料だし、登山帰りの入浴施設としては、まあまあ悪くないかなとも思いますが、ドライヤーが1個だけというのがちょっとつらいかな。。。空いていればいいんですけどね。

食事の施設はないが、持ち込み自由、ということを最初からわかっていて使うなら、本数の少ないバスを待つために利用できるかもしれません。お酒は売ってますし、お弁当を持ち込めばいいですから。

ただ、今回は車で連れていってもらったので詳しい場所は確認しませんでしたが、地図を見た限りではこの施設、浦佐行きのバス停からはけっこう離れたところにあるんですよね……。

バス利用なら、銀山平キャンプ場にある「かもしかの湯」のほうが、便が良いのかもしれません。