温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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登山では本当にダイエットできないのか、登山女子的な視点から真剣に考えてみた

登山は趣味だが、ダイエットは女子にとって、逃れられない宿命のようなもの

単独登山女子と呼ばれるようになって数年経ちますが、登山は趣味であり「やりたいからやるもの」であって「やらなくてはならないもの」ではないと考えています。義務感が出てきたら楽しくなくなってしまいますよね。

しかし、翻ってダイエットは、女子にとって物心ついたときから逃れられない、いわば宿命のようなもの。

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私は、比較的華奢なほうの体型の人、だと思うのですけど、それでもダイエットのことを考えない日は1日だってありません。けっこう努力してるよいつも!!

そんな相反する存在である「登山」と「ダイエット」を結びつけて化学反応を起こすことは本当にできないのか、考えてみることにしました。

「登山でダイエット」について考えを巡らすようになったのはそう、あのブログを読んだから

登山はスポーツ、という側面はもちろんありますので「山に登ってたら痩せるんじゃね?」と思ったことがなかったわけではありません。そう、登山を始めて本当に間もないころは少し、そう思っていました。

けれど、本格的に登山を始めてすぐに「いや、これで痩せようって思うのは難しいのでは」と思うようになり、最近はむしろ「健康診断の2週間前からは激しい登山はしない」ようにしていたりします。健康診断前はダイエットに集中したいんでね。。。

「登山で痩せようと思うのは間違い」と思うに至った経過については後述しますが、数年間、「登山では痩せねえぜ」と思っていた私が再度「登山でダイエット」について考えを巡らすようになったのは、こちらの記事がきっかけです。

yamasha.net

いやこの記事、本当にすばらしいんですよ。もう、何も言うことはないです。登山でダイエットはできないですよねー、間違いない。みんなに読んでほしいです。

でも、あまりにも完璧すぎたので、ちょっといたずら心と言いますか、何かが私の中にわき上がりましてw

ダイエットのために登山をするというのはやめたほうがいいと私も思います。

ですが、男性と女性はダイエットの目的や目指している体型も異なることが多いですし、女子的な視点で、登山とダイエットの関係性についてもう一度、考えてみようかなと思ったのでした。

「登山では痩せない」となぜ思ったのか

まず、私自身がなぜ「あ、登山で痩せようとは考えないほうがいいな」と思ったか、その経緯をご説明したいと思います。

高尾山にばかり登っていたころは、体重が減った

登山を始めたばかりの頃は、毎週末高尾山に登っていました。
こちらの記事にも書きましたが「山って一人で登っちゃいけないんじゃないかな」と、最初のうちは思っていたんですよ。

一人で登っちゃいけないかもしれないけど、高尾山ぐらいはまあ、大丈夫でしょう、ということで、高尾山にばかり登っていたんです。

当時は、高尾山口駅の駅舎はまだこんな感じの、古い駅舎でした。晴れた週末はほぼ毎週、この駅に来ました。

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高尾山は、どのルートを使っても1時間30分程度で山頂に着く山です。下りは1時間ぐらいでしょうか。ゆっくりと休憩をとっても、登山開始から下山まで3時間程度というところですね。

ルートなどの詳細はこちらの記事に書きました。

実は、この頃は登山した後、けっこう体重減るなって思っていたんですよ。
今思えば、高尾山だけ登っていたときは体重が減った理由は、下記の3つではないかと思います。

・短時間の登山なため、カロリー消費が激しすぎなかった
・身近な山過ぎて「旅」という意識がなかった
・標高1000メートルに満たない低山だった

この3つについて、以下に解説したいと思います。

カロリーを激しく消費しすぎるから登山では痩せない?

先に紹介させていただいたブログにも書かれていますが、登山は運動強度こそ「ジョギング」や「スイミング」と同程度でそれほど高くありませんが、行程によっては10kg~20kgの重量を担いで歩くことになるため、かなりの勢いでカロリーを消費します。

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写真は、私が初めて担いだテント泊用のザック。
あんまり軽量化とかも考えていなかったので(それは今もですが……)2泊以上するときは水を入れて20kgとか普通に担いでいました。水がね……重いんですよね。

さらに、登山はとにかく長時間歩きます。水泳やジョギングを、大会などの特別なときは別として普段から5時間も6時間も続けて行う人は多くないと思いますが、登山なら5~6時間歩くのは当たり前ですよね。ウォーキングだって6時間も続けたら飽きてしまうのに、登山だとどうして続けられてしまうんでしょうか。。。

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それはもう、登山道が起伏に富んでいて楽しかったり、景色がすばらしかったりするからですよね。それこそが登山の醍醐味ですからね。。。

「かなりの勢いでカロリーを消費する運動を、なぜか長時間続けられてしまう」のだから、巷では「登山なら簡単にダイエットできる!」なんて話になってしまったりするわけです。が、登山のような激しいスポーツをしている最中に、摂取カロリーよりも消費カロリーが大きく上回ってしまうと「シャリバテ」とか「ハンガーノック」とか呼ばれる、急激な低血糖状態に陥ってしまうことがあります。

幸い私はまだなったことがありませんが、山仲間のL氏は何度かハンガーノックになりかけたことがあるそうです。

直近では、L氏が燕山荘のテント場にテントを張って、空身で燕岳を往復していたときのこと。

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すぐ向こう側に見えるピークが燕岳です。
片道30分弱、往復1時間あれば十分行き来できる道ですし、重い荷物も下ろして身軽になったし、ピークを踏んで戻ったら昼食を食べよう!と思って、多少の空腹感は感じつつも燕岳のピークに向かったL氏。

難なく燕岳の山頂に到達し、後は燕山荘に戻ってカツカレー食べるぞ!と足取り軽く来た道を戻り始めたのもつかの間、急に足が鉛のように重くなり、一歩も歩くことができなくなってその場に座りこんでしまったんだそう。
幸いにも、山頂で言葉を交わした別の登山者が心配して声をかけてくれ「カントリーマアム」を分けてくれたので事なきを得たそうですが、もしも危険な岩場なんかで同じ症状が現れてしまったらと思うと……ゾッとしますね。

「いやー、ほんのちょっとの距離だからと思って甘く見てたよ」

とはL氏の談ですが、こういう話を聞くと、歩き始める前はしっかり食事を取っておくべきだし、行動食の重要性を身にしみて感じます。

そんなわけで、登山は「カロリー消費が激しすぎる」スポーツゆえ、こまめなカロリー補給が必須となります。

登山では「お腹が空いた状態」で行動してはいけないのですよ。
「摂取カロリーよりも消費カロリーが上回ること」がダイエットを成功させるための鉄則になりますから、登山でそれをやろうと思うのは効率が悪いし、危険でもあるというわけです。

高尾山ではなぜ体重が減った?

高尾山の場合、コースタイムが上り90分、下り60分程度と、それほど行程が長くないですし、荷物もかなり軽かったため、ジョギングや水泳と比べてもそれほど激しいカロリー消費はなかったと思います。

お腹が空いたときのために、おやつや菓子パンなどは持っていきましたが、登り始める前にしっかり食事をしておけば、空腹感を感じないまま下山できる程度の運動強度でした。

ハンガーノックを心配して、普段よりも多めに食べる、とまではしなくてよかったので、結果的に消費カロリーが摂取カロリーをやや上回っていたのではないかと思います。

「高尾山レベルならあまり食べずに登っても大丈夫!」というわけではないので、お間違えなきよう。。。

山を「旅」するようになると、おいしいものが食べたくなる

このブログで、私は登山のきろくを「山旅」というカテゴリに入れています。
山を登ることを運動としてだけではなく「旅」として楽しみたいと思っているんですよね。

そうなると、山に泊まったらビール飲みたいですし。

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山と言えばカレーですし。

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ご当地ソフトクリームを出してくれるような山もけっこうありますし。

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山なのに小倉トーストが食べれる小屋とかありますしね。。。

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春は、 山菜の天ぷらをいただけたりね。

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だってね、最低でも電車で1時間以上かけて行ってるのに、現地のおいしいものを食べないで帰ってくるなんて、もったいないじゃないですか。

旅行中はダイエットはお休みっていう方も多いと思うんですよね。私もそっちの人です。はい。

山中でカレーやビールを楽しめるようなところではなかったとしても、下山後は温泉の後にビール飲みたいですし。

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現地で滞在時間が短かったとしても、電車で駅弁食べたいです。

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旅に出てダイエットのことを考えてるのって、なんだかもったいなくないですか……?

 

高尾山ではなぜ体重が減った?

高尾山にも、たくさんの茶店があっておいしい団子やらソフトクリームやらを売っていますし、そこら中に蕎麦屋もあります。

かつて、こんな記事も書きました。

ただ、高尾山はあまりにも身近すぎて「高尾山に来たのにこれを食べずに帰れるか!」みたいな思い入れがあまり発動しないため、一度に何軒もの茶店を寄り道したりとかはせずにすんだのだと思います。しょっちゅう登りに来るから「この店は次回寄ろう」とか思えますしね。

ちなみに、高尾山口駅周辺でおすすめの蕎麦屋さんは、栄茶屋さんの自然薯蕎麦です。

蕎麦前もいろいろあって楽しいです。

標高の高い山ではむくみやすくなる

これは私の体質的な問題ですが、2000メートルを超える高山を登ると、体がむくみやすくなるのです。。。

高山病の症状の一つに「むくみ」も含まれるようですから、一種の高山病なんだろうなーと思います。まあ、頭痛がしたり眠気を感じたりといった不快症状が現れることはほぼなくて「山頂記念写真で顔がむくんでて嫌」というだけなので、そんなにたちの悪いものではなくて助かると言えば助かるんですが。

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1500メートルぐらいなら、まだ平気かな。。。
むくむということは水分を蓄えてしまうので、登山直後の体重が増えてしまうんですよね。

よく「○日間縦走したら体重がXkgも減っちゃって」みたいなことを話している方がいますけど、私は登山後すぐに体重が減るということはまずありません。
水の飲み方が足りないのか?とか考えていろいろやってみましたけどあまり改善せずで……登山せずにただ高いところに泊まるだけでもむくむので、やはり高所に行った影響なんだと思います。

数日すればむくみも解消されて、体重も元に戻るんですけど、登山後すぐに「やった!○kg減ってる!」という喜びがないので「登山で痩せた!」という実感は、今後も得にくいんだろうなと思います。

言うまでもなく、高尾山は標高600メートルほどの低山ですから、高山病の心配もなく、汗を流したぶんだけ体重も減ってくれたわけです。実質、運動直後に減ってる重量ってほぼ水分ですよね。。。

じゃあ、どんな登山をすれば痩せるのか

「運動強度が高すぎない、高尾山程度のコースタイムの低山」を、あまり荷物も背負わずに、ダイエットのためと割り切って繰り返し登るのが一番いいのかな、と。

それと、週1回、週末に登るだけでは痩せないような気がします。

以前ジムに通っていたとき、週1回のトレーニングでは筋トレという意味でもダイエットという意味でも、「現状をキープ」することはできてもそれ以上は無理なんだな、と実感しました。

筋力をアップしたり、体重を減らすためには少なくとも週2回、できれば3回は通わないとダメだなあと。
ということは「高尾山に週2~3回登り、かつ帰りに寄り道して一杯やったりしない」ことを習慣にすれば、登山で痩せることも可能かもしれません。

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でも、それ、楽しいか……?と。
いくら高尾山が好きな私でも、なんか飽きそうな気がします。
だったら近所のジムに行ったほうが早くない?と。

そう……ただ痩せるだけだったら登山するより、週2~3回ジムに行ったほうが絶対確実だし、早いんですよ。それは間違いありません!

それでもなんとかして、登山でダイエットするには?

しかし、先にも申し上げたとおり、女に生まれた以上ダイエットは逃れられない宿命です。
「登山をやっているからダイエットを諦める」という選択はありません。それならば、登山とダイエットをどうやって両立するか、登山とダイエットで相乗効果を生む方法はないのかを、登山女子として真剣に考えてみました。

平日は糖質制限して、週末登山では好きなだけ炭水化物を食べる

私はよく、Twitterにステーキの画像をあげていますが、単に肉食という理由でステーキを食べているわけではなく、流行りに乗って糖質制限をやっていたりします。

なので付け合わせのコーンはブロッコリーに替えてもらっていたり。
まあ、そんなガチな糖質制限ではなく「1日の食事で糖質を取るのは1食だけにする」という比較的ゆるいやつです。昼食でカレーを食べたら朝夕は糖質抜く。夜に飲む予定があるなら朝昼は糖質を抜く、みたいな感じ。

肉はうまいので、そんなに糖質制限がつらいわけではないですけど、でも、糖質って本当においしいですよね。。。
特に私は、パンが好きなんです。でも、普段の生活ではほぼ、パンは食べません。
その代わり、山に行くときは行動食はいつもパンです。

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菓子パンは、山で食べるにはローソンのやつが好みです。セブンの菓子パンより潰れにくいんですよね。

先に述べたように、山では「糖質は我慢すべきものではない」ので、好きに食べるのが正なのです。

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前日の夜に、ちょっといいパン屋に行って翌日食べるパンを仕入れることもあります。


山でコーヒーや紅茶を淹れてパンをいただく時間は本当に幸せ!

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マルセイバターサンドだって食べちゃう。

 

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揚げパンだって。。。

おっとダイエットの話でした。
つまり何かと言うと、常時「炭水化物は1日1食」と制限していると、なんか窮屈に思えてくるんですけど「週末は山に登って好きにパン食べるぞ!」と思うと、別に苦にならないんですよね。

しかも、登山中に食べたぶんの多くはカロリー消費しているはず!と思えば、たくさん食べても罪悪感もありません。

何でもメリハリが大切ということで、登山は食事制限にメリハリをつけるのに役だっていると思います。

登山はヒップアップに効く

メリハリと言えば、ボディメイクという意味でも、ただ細いのよりメリハリある体を目指したい、という方が多いんじゃないかと思います。

私は20代半ばぐらいからジムに通っていたのですが、そのとき親しくしていたインストラクターの方に

「エアロビクスとかダンスをやっていても、お尻の筋肉って加齢で落ちちゃうから、そこだけは筋トレしないとダメ」

と言われていました。(ちなみにインストラクターは、男性のゲイの方でした)

たしかに、お尻の筋肉が落ちると急に老けて見えそうな気がする……。
そう思って、ヒップアップのために筋トレを続けていたんですが、お尻だけを鍛えるのって難しいんですよ、スクワットとかも飽きますしね……。

それでついでに他の部分も筋トレしていたら、若くて筋肉がつきやすかったということもあり、なんだか無駄に背中とか腕にも筋肉がついて、マッチョになってしまいましてw

それで嫌になってジム通いをやめたら筋肉はすぐ落ちたんですが、登山を始めて気づいたんです。

なんて効率的に、お尻の筋肉を鍛えることができるんだ!と。

登りではトレッキングポールを使わないことで、よりヒップアップできる

私は、荷物が重いテント泊登山の後は必ずお尻が筋肉痛になります。テント泊でなくても、ちょっときつめの、急勾配を登るような登山のときは筋肉痛になりやすいです。

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ちなみに、雪山の登りも筋肉痛になりやすいです。。。

痛みがあるのはつらいですけど「がんばって鍛えたなー」と思えるので、悪くはないです。見た目的にも効いている!と感じています。

ただ、山仲間の話をトータルすると、どうも「登りでもトレッキングポールを使う人」は、お尻が筋肉痛になりにくいようなんです。
私はもともと下山時しかポールを使わないのですが、登山でお尻が鍛えられるのは「登りで自分の重さを上に持ち上げるとき」なんだそう。だから、ポールを使ってしまうと重量が腕に分散されるため、お尻に負担がかかりにくく、筋肉痛にもなりにくいんだとか。

登山でヒップアップ効果を最大にするなら、登りではトレッキングポールを使わず、自分の脚力だけで山頂を目指したほうがよさそうです。

ただ、登山ってがんばっても「月に数回」行くのがいいところだと思いますから「週1回トレーニングしてもせいぜい現状維持」の法則に照らし合わせると、加齢になんとか逆らうぐらいの効力はありそうな気がするのですが、マイナスからプラスにまで持っていけるかどうかは未知数ではありますけどね。。。

結局楽しく登るのが一番

いろいろ書きましたが、やはり登山はそれ自体を目的にするのが一番いいよな、と思います。

「ヒップアップのために登山」「思いきりパンを食べるために登山」するようになっては本末転倒だよなと思うんですよね。。。

ダイエットは宿命ですが、登山は趣味です。
趣味は「やらなければならない」という義務感が出た時点で純粋に楽しめなくなってしまうように思うので、今後もあまり深く考えず、好きなように登っていきたいなと思います。