温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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乗鞍高原プチホテル アルム宿泊記 朝食の自家製パンが絶品の宿に泊まり、乗鞍岳ご来光バスに乗る一人旅

自家製パンを始め食事がおいしい高原の宿 プチホテルアルム

先日、「旅するメディア びゅうたび」で、乗鞍岳ご来光バスに乗る旅についての、記事を書かせていただきました。

いつも公共交通機関を利用して旅をしている私ですので、「びゅう」と名の付くメディアからお声がけいただいたのは、かなりうれしかったです。

上記の記事は「ご来光バス」にかなり重きを置いた内容になっており、宿泊したお宿についてはまったく触れていないのですが、実は、宿泊したお宿もかなり良いお宿でした。

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特に食事が本当においしく、宿の方たちの対応も温かくて、個人的にリピートしたいなと考えている宿ですので、ブログでご紹介させていただくことにしました。

また、文字数の都合上びゅうたびの記事には掲載できなかった、乗鞍高原を楽しむのに役立ちそうな情報についても、こちらでご紹介したいと思います。

夏の乗鞍高原は繁忙期!1人泊の予約はかなり取りにくい

今回の旅は、午前3時40分に乗鞍観光センターを出発するご来光バスに乗ることがマスト!でしたので、観光センターから徒歩圏内の宿を予約する必要がありました。

たとえば、以前このブログでご紹介させていただいた「山水館信濃」も、徒歩15分と深夜1人で歩くには多少不安はありますけれど、一応観光センターから徒歩圏内の宿です。

しかし、ご来光バスが運行する7月中旬~9月中旬は、乗鞍高原が最も混みあう、宿にとっては繁忙期。取材ということで日程はかなり前から決まってはいたのですが、その時期は1人泊の設定がない宿も多く、なかなか宿は見つかりませんでした。

実を言うと、普段よく利用している楽天トラベルとじゃらんでは全滅だったのですが……一縷の望みをかけてYahoo!トラベルで検索してみると、るるぶトラベルで、今回ご紹介するプチホテルアルムさんの宿泊プランが見つかったのです。良かった……。

通常は楽天トラベルとじゃらんでもプランが出ています。*1

しかも、ラッキーなことにプチホテルアルムさんは、乗鞍観光センターから徒歩2分という近さ!女の1人歩きでもびびらずに歩ける距離です。宿の方も、ご来光バスに乗る宿泊客の対応に慣れており、ご来光がよく見えるスポットについてのレクチャーもあって、本当に助かりました。

事前に情報を調べてはいたのですけれど、やはり現地の方から直接お話を聞けると、不安が解消されますよね……。

初日は松本駅から乗鞍高原に向かい、周辺を散策

東京から乗鞍高原までの交通機関は、特急スーパーあずさ1号で松本まで来て、そこからアルピコ交通の電車とバスを乗り継いで向かうのですが、松本での乗換時間帯に、おすすめの情報が1つあります。

おすすめ情報1:上高地・乗鞍2デーフリーパスポートがお得!

松本駅の向かいに、アルピコ交通のバスターミナルがあり、高速バスチケットなどを取り扱うカウンターも併設されています。

松本駅の目の前です。

日帰りではなく1泊して楽しむなら、そして乗鞍高原を散策するだけでなく「乗鞍岳の畳平」まで行くか「ご来光バス」に乗るのであれば、バスターミナルのカウンターで販売している「上高地・乗鞍2デーフリーパスポート」を買うとかなりお得だし楽!なのです。

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2日間乗り放題で大人6000円、子供3000円です。
高いなーと思われるかもしれませんが、これで乗鞍岳の畳平まで行けて、ご来光バスにも乗れますし、乗り継ぎちょっと面倒だけど上高地にも行けてしまいます。やろうと思えば「初日は乗鞍高原を満喫して乗鞍高原温泉を満喫し、2日目は上高地に寄ってランチしてから帰る」なんていうプランも、このチケットだけで実現できてしまうのです。*2

実は「松本駅から乗鞍観光センター」までの往復運賃は3300円。
そして「乗鞍観光センターから乗鞍山頂(畳平)」までの往復運賃は2800円です。
別々に往復チケットを購入するだけで6100円かかりますので、単純にお得なんですよね。

それに、2日間乗り放題になりますので、何よりも下車時に小銭もいらずお会計が楽ですし、乗鞍高原周辺を散策する際に「観光センターから休暇村乗鞍高原の間だけバスに乗って楽する」みたいな使い方も気軽にできます。

唯一注意が必要なポイントとしては、松本バスターミナルのカウンターに並んで買わなければならないため、乗り継ぎ時間に余裕を持っておかなければならない、という点でしょうか。

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夏の間は特に、登山者や上高地に向かう人たちでかなり混み合うのですよね。

ちなみに私は、スーパーあずさ1号で松本駅に9時39分に着き、まっすぐバスターミナルに向かって2デーフリーパスポートを購入してすぐに駅に戻り、10時10分発の新島々駅行きの電車になんとか間に合いました。

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上高地に向かう人たちも同じ電車に乗るので、週末のこの電車は比較的混雑します。

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新島々からはバスで乗鞍高原に向かい、11時42分に乗鞍観光センターに着きました。

おすすめ情報2:喫茶メープルでボリュームたっぷりの山賊焼ランチ

ちょうどお昼前なのでまずはランチをいただいて……というわけで、乗鞍観光センターのお隣にある「喫茶メープル」に立ち寄りました。

観光センターの駐車場の奥のブロックにあります。

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乗鞍高原は、8月に「マウンテンサイクリングin乗鞍」なるヒルクライムレースが開催されることもあり、自転車を楽しむ方もかなり多く訪れます。

この日はどうやら、自転車のサークルの方が大勢で席を予約されていたらしく「テラス席しか空いていない」ということだったのですが……。

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緑あふれるテラス席で、なかなか素敵でした。

メニューもかなり豊富!

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メープルの喫茶メニュー
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アルコール&食事メニュー

私は山賊焼定食900円をオーダーしたのですが、900円でこんなに!?と驚くボリュームでした。

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お肉もたっぷり、しかも表面はサクサク、中はジューシーで柔らかく、私がこれまで食べた中でもかなりおいしい山賊焼でした。

最初「ご飯多いな」と思ったんですが、なんとカレーも付いてきたので、ご飯もきれいにいただけてしまうという恐ろしさ。

ちなみにアイスコーヒーは別料金で400円なんですが、暑い日だったのでつい、頼んでしまいました。おいしかったです。

おすすめ情報3:宿でもらえる「女将おすすめのりくら散策ガイド」が詳しい

ランチの後は乗鞍高原を散策する予定でしたが、その前にいったん、本日宿泊するプチホテルアルムさんに立ち寄りました。散策に必要のない荷物を、先に預かっていただきたかったのです。
快く預かっていただいたのはもちろんですが、その際「女将おすすめのりくら散策ガイド」なるものをいただきました。

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「女将おすすめ」と銘打っているのは、乗鞍観光協会に属する宿の女将さんたちが、実際に歩いて作られたガイドだからなんだそうです。

「山と高原地図」の乗鞍高原のマップを頼りに歩くつもりでしたが、こちらのガイドのほうがかなり詳しくて、参考になりました。 消費カロリーや日陰が多いルートかどうかまで載っています。

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今回私は、こちらのガイドのEコース「善五郎の滝・牛留池コース」を参考に歩くことにしました。

こちらを読んだところ、このガイドブックは、乗鞍高原の宿、もしくは観光案内所で50円で販売しているそうです。あら、いただいてしまったけど本当は50円なんですね。宿泊者にはサービスであげているのかな。。。

ちなみに、デジタルパンフレットも用意されており、こちらは無料ですので、活用いただけたらと思います。PDFで3.4MBとけっこう重いデータですので、出発前にあらかじめダウンロードしていったほうが良さそうですね。

乗鞍高原散策の詳細については、びゅうたびの記事でがっつり紹介していますので、こちらでお読みいただけたらと思います。

さて、午後3時過ぎには散策を終えて観光センターまで戻ってきました。

本日のお宿、プチホテルアルムさんは、観光センターから白骨温泉に向かう方向にほんの少しだけ歩いたところにあります。

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橋を渡って、左手にある、緑に包まれたロッジ風の建物です。

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では、中に入ってみたいと思います!

 プチホテルアルムにチェックイン!

プチホテルアルムは、元々は喫茶店からスタートしたホテルなんだそうです。
現在も、お昼の11時から14時までは、軽食と喫茶の営業をしています。

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入り口を入って右手側が、宿のフロント。

そして左手側には「コーヒーハウスアルム」の看板がかかっており…… 

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薪ストーブとダイニングが見えました。 

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こちらのダイニングでお昼はカフェ営業を行っており、朝と夜は宿泊客が食事をするのですね。
ちなみに、宿泊客以外に対しての、ディナータイムのレストラン営業は行っていないようです。(夜、食事できますか?と訊ねてきた方に対しては近所の別のお店を紹介していました)

フロント前のロビーの隅には、マムートのマンモスのぬいぐるみが!

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大中小と積み重なっていてかわいい。

宿泊者用のお部屋は2階にあるので、靴を脱いで階段を上ります。

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スリッパを履く必要はなく、素足や靴下でお部屋のある2階へ上がります!

【部屋】★★★★ 冷房ないが清潔な洋室で、Wi-Fiも利用可能

2階の見取り図はこちらです。 

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ツインベッドルームが5室と、和室が2室。和室のほうが定員が多いです。

廊下には余計なものが置いてあるようなこともなく、整然と整理され、掃除も行き届いていました。

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では、本日泊まるお部屋の中へ。 

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シンプルなツインベッドルームです。
今回は1人での宿泊なので、奥のベッドだけがベッドメイクされていました。

窓際にはソファがあり、窓が開いていて風が入ってきます。 

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そして、ここで気がつきました……エアコンがありません。
このあたりの標高はたしか、1500メートルほどです。そしてこの日は8月上旬。
うーん、夜になって気温が下がってきたら窓を開けておけば大丈夫だけど、日中はちょっとだけ暑いかも。

その他の室内の設備は、液晶テレビにタオルとコップと歯ブラシ。それから箱ティッシュ。

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民宿やテンションだとけっこう、箱ティッシュがないことがあるので、置いてあるとそれはそれでうれしいです。

全室にユニットバスがついています。

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後ほどご紹介しますが、プチホテルアルムさんには、温泉を引いた半露天風呂の浴室が1つあり、予約して利用することができます。

ただし、時間制限もありますし、洗い場も外ですから冬は特に、髪を洗ったりするのは外のお風呂では厳しいかもしれません。露天風呂を利用する前に部屋のユニットバスで体や頭をあらかじめ洗ってしまえば、制限時間いっぱいに温泉のお湯を楽しめるなと思い、私はそうしました。

ユニットバスにも、温泉浴室にあるのと同じ、シャンプー&コンディショナーと、ボディシャンプーが置いてありました。また、バスタオルもユニットバスに置いてあり、温泉浴室に行くときもそれを持っていきます。

お部屋にある備品は以上なのですが、そう言えば、浴衣がないですね?
それからお茶セットや冷蔵庫も……果たして、ないのでしょうか?
それらは実は、廊下と談話室に置いてあるのです。

冷蔵庫やお茶セットは談話室に

まず浴衣は、廊下に置いてあるワゴンに洗濯済みのものが積まれていますので、サイズを見て自分に合うものを選んで持ってきます。

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それから2階には、1階のロビーと吹き抜けになっているスペースがあり、そこに書棚やテレビ、お茶セットや冷蔵庫などが置いてあるのです。 

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ソファーが2つ並んでおり、その奥には冷蔵庫と、部屋にあるのより大きいテレビが。

冷蔵庫には麦茶が入っており、こちらは好きなときに飲んでOKなサービスの麦茶です。

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冷蔵庫に、自分で買ってきた・持ってきたものを入れたいときは、ペンで名前を書くか、名前を書いた袋にいれてから冷蔵庫に入れます。

熱い湯の入ったポットと急須、コーヒーカップ。

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お茶のティーパックとインスタントコーヒー。
ポットは湯沸かし機能はついていない、保温用のポットでしたが、お湯が少なくなると新しいポットがいつの間にか置かれており、ありがたかったです。
私はここで、持参したドリップパックのコーヒーを淹れて、部屋で飲んでいました。

でも、部屋まで戻らなくてもこの談話室は、1階ロビーと吹き抜けになっており、開放的で光も風もよく入る、気持ちの良い空間です。 

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本棚には児童書も置いてあり、家族連れのお客さんが読みふけっていました。

【風呂】★★★☆ 予約制で温泉の半露天風呂を貸切で利用できる

では次に、お風呂について紹介したいと思います。
プチホテルアルムでは、各部屋にユニットバスがついていることは先ほどご紹介しましたが、それ以外に貸切で利用できる温泉浴室があるのです。 

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フロントの前においてあるこちらのボードが、浴室の予約用のボードです。30分刻みで予約できます。

予約の時間になったら、ダイニングの奥にある浴室へ。 

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椅子の上に置いてある札が「入れます」になっていたら、ひっくり返して「入浴中」にし、奥のドアを開けると……。

廊下を渡って左手に見える棟が、浴室です。

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脱衣所。 

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脱衣カゴが並んでいる、シンプルな造りです。

源泉の利用状況が貼ってありました。 

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加水無し、加温あり、循環なし、消毒あり。
わりと良さそうなお湯ではないですか!

源泉名は鈴蘭源泉。泉温38.8度。 

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ph6.91のほぼ中性泉です。
湧出量が書いてないけれど、湯量豊富だといいなー。

では、浴室へ。  

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湯温が下がるのを防ぐためか、浴槽の上にシートが被せられていました。
浴室内にはシャワー付きの洗い場が1つ。
暑い日なので外で体を洗うのも気持ちよいですね。冬はしんどそうなので、ユニットバスで洗ってから来たほうが良さそうですが……。

シートを取り除いて、浴槽に入ります。

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浴槽内の側面にあるパイプが熱くなっていて、これでお加温する仕組みなんですね。 

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ということは、湯口から出てくるお湯は、ボイラーなどで加温はしていないそのままの源泉ということなんでしょう。それはちょっとうれしいな。

浴槽内のお湯は、40度ほどの適温に調整されていました。

お湯は、少しだけ茶褐色の色がついています。 

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やや色づいている以外はあんまりクセのない、入りやすい温泉です。 

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夜、日が暮れてから入るべきか、明るいうちに入るべきか迷いましたが、緑が美しいこの時間帯に入れて良かったなと思いました。

屋根があるので、夜に星が見えるということも特になさそうですので……。 

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30分という時間制限があるのは残念ですが、時間いっぱいのんびりと、湯浴みを楽しみました。

ちなみに、宿泊者は宿から徒歩5分ほどのところにある日帰り入浴施設、湯けむり館の割引入浴券をいただけるので、こちらに入りに行くというのも一つの手です。

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徒歩5分の近さだというのに、湯けむり館のお湯は白濁の硫黄泉! 

まったく個性の違う温泉を歩いてハシゴできるのも乗鞍高原の良いところですね。

湯けむり館は、乗鞍高原に来るたびに立ち寄っている、お気に入りの施設です。ブログにも書いていますし……

今回の旅でも最後に立ち寄って日帰り入浴と昼食をいただきました。びゅうたびの記事でもレポートしていますので、合わせてお読みいただけたらうれしいです。

【食事】★★★★★ さすがレストランからホテルに進化した宿!朝も夕もすばらしい

さて、お待ちかねの食事です!

夕食、朝食共に1階のダイニングでいただきます。

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こちらは、夕食前の時間帯に浴室に向かう際に撮影した、誰もいないダイニング。
磨き上げられた、歴史を感じさせる食堂でした。

それでは夕食です! 

プチホテルアルムのドリンク&別注料理メニュー

夕食は19時からで固定です。時間になったらダイニングに降りていきます。

f:id:happydust:20180905230349j:plain別注料理の「岩魚の骨酒」と「馬刺し」については、注文したいときは夕食開始の1時間前、18時ごろまでにオーダーする必要があるそうです。

ではまず、テーブルの上に置いてあった飲み物とおつまみのメニューをちらり。 

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生ビール、瓶ビールはアサヒスーパードライですが、お値段ややお高めながらも地ビールもあります。
日本酒は大雪渓と真澄。焼酎、ウィスキー、グラスワイン、自家製の果実酒など。

私は、食事中にあまり甘いお酒を飲まないので果実酒のことは気にしていなかったのですが、常連らしいお客さんが「今年は○○のお酒はないの?」「今年は不作で……今は梅だけなんです……」というようなやり取りを、宿の方としていました。

おそらく、季節によってさまざまな種類の果実酒が提供されるんでしょうね。

そして、ワインリスト。

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ボトルのワインがけっこう豊富に揃っていますね。
ハーフボトルが1650円からあるし、ワインが好きな人なら1人で来てもいろいろ楽しめそうですね。

信州産のワインのほか、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、ニュージーランド、アルゼンチンなど、ずいぶんさまざまな国籍のワインが揃っているようです。

翌日早起きする必要がなければ、そしてワインが好きなら、ナッツやチーズの盛り合わせなんかを頼んで、ダラダラ飲み続けても楽しそうです。。。 

プチホテルアルムの夕食

今回私が注文したのは「穂高ビール」のケルシュです。

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日本酒と迷いましたが、今回はおそらく完全に洋食メニューだと思われますので、ビールかな、と。

ケルシュはアルトよりもすっきりしてクセのないビールなので、食事中に飲むのにちょうど良いはず!

ビールを注文して待っている間に、テーブルにはサラダと野沢菜、スープが並びました。

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そこにビールも来ましたので…… 

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いただきます!

色とりどりの野菜の中に、鴨のローストが入っており、ボリューム十分なサラダ。 

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野菜は宿の畑で取れたものだそうで……新鮮な野菜をシンプルなドレッシングでいただき、食欲が目覚めたような・笑

野沢菜漬けもほどよい漬かり具合で、日本酒に合いそうですが、ビールのつまみにもぴったりです。 

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コーンスープも滑らかで、とてもおいしい……。

次に、箸休めという感じで持ってきていただいたのがこちら!

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「番所きゅうり」なる、乗鞍高原の伝統野菜だそうです。普通のきゅうりよりもふわっとした食感で、おもしろい。お味噌をつけていただきます。

金目鯛のラタトゥイユ添え。 

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カリッと揚がった金目鯛にたっぷりのラタトゥイユが添えられており、野菜たっぷりでうれしい。

そしてメインのビーフシチューです。 

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牛肉の大きなかたまりがどーんと3切れ。
そろそろビールがなくなりそうだったので、ここでご飯をいただきました。

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ビーフシチューとご飯と野沢菜漬け。幸せな組み合わせですね。。。

すっかり満足してお腹いっぱいだなあと思っていたら

「デザートはどれにいたしますか?」

と声をかけられました。
デザートは「ブルーベリーのタルト」「グレープフルーツのシャーベット」「花豆のプリン」から選びます。コーヒーか紅茶付き。

花豆のプリンとかなり迷って、ブルーベリーのタルトを選択。 

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恐らく、花豆のプリンは1年中あるのではないか?と思ったのですが、タルトは季節によってフルーツが変わりそうだなと思い。
Instagramなどで調べたところ、春は苺のタルト、秋になると紅玉のタルトが登場したりするようですね。

花豆のタルトは、お昼の軽食営業でも提供しているようなので、今度食べに来てもいいなー。 

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などと考えつつ食事を終えると、隣のテーブルで食事をしていた4人家族が「今夜ご来光バスに乗る」ということで、宿のスタッフのお姉さんに見学場所についてなんかを聞いているところでした。

そこで私も「私もご来光バスに乗るんで、一緒に聞いていいですか?」と混ざらせてもらい、深夜どこから出ればいいか、などを教えてもらうことに。いろいろ貴重な情報を聞けてラッキーでした。

順番で言えばこの後は、部屋で午前3時ごろまで仮眠を取ってご来光バスに乗るのですが、それは後ほどご説明させていただくとして、先にプチホテルアルムのおいしい朝食についてご紹介したいと思います。 

プチホテルアルムの朝食

プチホテルアルムの朝食は、朝8時から。
ご来光バスから戻ってきてからいただきました。

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オレンジジュース、スイカ、自家製ジャム、野菜サラダ、ハムエッグ、そして自家製のロールパンが2個というメニューです。

この、焼きたての自家製パンが本当においしかった!  

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バターのいい香りが漂う、ふんわりと柔らかいパンなんですが、焼きたてで熱いうちにバターを載せて、さらに自家製の苺ジャムを載せていただくと……

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至福です。
手作りの焼きたてパンってと手作りのジャムの組み合わせ、おいしいに決まっていますよね。。。

野菜もたっぷりで、卵の焼き加減もちょうど良いです。 

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あっという間にパンを2個たいらげてしまい、もう少し食べたいかも……と思っていたら「お替わりありますよ」と声をかけられました。た、食べたい……。

しかし私は今日はランチの取材もあるので、ここであまり満腹になりすぎるのは良くないのですよね……というわけで、かなり我慢して「大丈夫です」とお断りしました。

ちなみに、お替わりのパンはロールパンのほかにトーストもあるそうです。トーストもおいしそうだなーーー。

スイカも甘く、スープもおいしかったです。

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最後にコーヒーをいただいて。

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ごちそうさまでした! 

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隣のテーブルでは、私同様ご来光バスに乗って、さっき戻ってきたご家族も朝食を食べていました。ご来光見れて良かったよねーほんとに。。。

最後に、ご来光バスについて大事なことをまとめた

というわけで最後に、ご来光バスについて。
プチホテルアルムの宿のお姉さんにうかがったお話と、実際行ってみて大事だなと思ったポイントをまとめておきたいと思います。

ポイント1:冬山に行くつもりの装備で!

この取材を行ったのは2018年の8月上旬、下界はかなりの猛暑で、帰りに立ち寄った松本駅の電光掲示板には「現在の気温40度」の文字が表示されていて驚いた記憶があります。
しかし、そんな真夏でもご来光ポイントは標高が高いため、気温は10度を下回ったり、強風が吹き荒れていて体感温度は零度以下となることもあるそうです。f:id:happydust:20180905231154j:plain

びゅうたびの記事に掲載した写真は、実はもう少し霧が晴れてからのものなのですが、バスを降りた直後は、こんな風にあたりは濃い霧に包まれていました。霧の中だとかなり寒く感じますよね。

夏山気分で行くと低体温症の危険もありますから、フリース+ダウンジャケット+レインウェアぐらいあっても、準備しすぎではないと思います。手袋もあったほうがいいですね。

私は、夏に3000メートル近いところでテント泊したことが何度もありますので、そのときと同様の装備で「レインウェア+インナーダウン」で良いかなと思って用意していました。しかし宿のお姉さんに「ちょっとそれでは寒い気がするから、うちの上着を貸しますよ」と、綿入りのヤッケのようなものを貸していただきました。
保険として持っていっただけで、結局着ないですんだのですが、たしかにレインウェアと薄手のダウンだけでは長時間停滞したら寒いな、という気温でしたね。

考えたら、私が何度も経験しているテント泊のときは、夜明け前に強風地帯に長時間停滞したりすることはないので、同じ条件ではなかったのですよね。。。

ポイント2:風が強ければバス停で、強くなければ大黒岳で見る

ご来光は「標高2716メートル」なるバス停で、バスを降りたその場でも眺めることができるそうです。なので、風が強いなと思ったら、無理に高いところに登らずにその場でご来光を待つのがおすすめです。

でも、そこまで風がなければ、バス停から10分ほどで登頂可能な「大黒岳」に登って眺めるのがおすすめ!と、宿のお姉さんが教えてくださいました。

山頂がかなり広い山なので、大勢の方が登っても視界を遮られることがないのです。

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こちらが大黒岳の山頂周辺です。大勢の方がご来光を待っていますが、このときはまだあたりに雲も多く、本当にご来光を見れるのかは微妙なところでした。

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ですが、太陽が顔を出す直前に周辺を取り巻いていた雲が取れ、美しいご来光を眺める ことができました。本当によかった……。

ちなみに、大黒岳の反対方向にやはり10分ほどで登頂できる「富士見岳」なる山もあるのですが、そちらは山頂が狭くて大人数が留まることが難しいので、よほどこだわりがあるのでなければ大黒岳に登ったほうがいいよ、と宿のお姉さんに教えていただきました。

ポイント3:ご来光は必ず見れるわけではない 

無事にご来光を見終わって、ホテルに戻って朝食時に「ご来光見れましたか?」と聞かれたんですが「見れました!」と言ったら、女将さんとお姉さんにめちゃめちゃ拍手されました・笑

私も、山中で泊まった際に何度も経験がありますが

「下界が晴れているからと言って山の上が晴れているとは限らない」ですし

「山の上が晴れていたら絶対ご来光が見れるわけでもない」のです。

周りは晴れているのに、たまたま東の方角にだけ雲がかかっていて、ご来光はぜんぜん……ということも何度もありました。

「ご来光目当てで4回泊まって4回とも見れなかった人もいるのに1回で見れたのはラッキーですよ!」

と言われ、たしかにそうだよなあと思います。

なのでここで何を言いたいかと言うと、ご来光を見れなかったとしても、あまりガッカリしないこと!

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そこそこ晴れていれば、周辺では美しい山の景色も楽しめるはずですし、夏なら高山植物のお花畑もすぐ近くにあります。

このときは、コマクサもかなり咲いていました。お花畑やコマクサなど、周辺の写真についてもびゅうたびの記事に掲載していますので、ぜひ見てみてください。

それと、このときは次の取材予定もあり、乗鞍岳の山頂に登ることはせずに帰りのバスに乗りましたが、天気が良ければ乗鞍岳の山頂まで登山をするのも楽しいです。

標高3000メートルを超える乗鞍岳ですが、ご来光ポイントから1時間30分ほどで、山頂まで登ることができます。

私もこれまで季節を変えて何度も登っている、大好きな山です。

この日は、畳平のバス停まで歩いて、帰りのバスに乗りました。 

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観光センターの駐車場まで戻ってきたのは午前7時前でしたが、既に空は夏空そのもの! 

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駐車場からは、さっきまで歩いていた乗鞍岳の姿がくっきりと見えました。
ついさっきまで、あそこにいたなんてにわかには信じられないですよね。

この後宿に戻って、温かくおいしい朝食をいただきました。 

【再訪したい度】★★★★☆ ご来光バスに乗るなら超おすすめだし、食事めあてに別の季節にも泊まりたい

今回宿泊したプチホテルアルムさんは、なかなか予約の取れない繁忙期の週末に空室があったのでたまたま予約したお宿だったのですが、期待以上に素敵な宿だったと思います。

ご来光バスに乗りたいなら特におすすめできますし、ご来光バスには乗らずに食事めあてでのんびり滞在し、乗鞍高原をちょっと散策したり、畳平までバスに乗ってぶらぶらする旅も楽しそうだなと。

とにかく食事がおいしいですし、宿の方の対応も温かいし、常連客が多いのも頷けました。

私もまた、季節を変えて泊まってみたいです。

*1:というか今日検索したらるるぶではプランが見つからなかった。不思議……。

*2:もちろん、宿泊に関しては別途手配が必要ですが。