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温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

山と温泉のきろく

鳴子温泉 西多賀旅館で日帰り入浴 まるでバスクリン!?ミルキーグリーンの硫黄泉を独り占め

鳴子温泉 西多賀旅館

西多賀旅館は、宮城県の鳴子温泉にある、全8室のこぢんまりとした湯治宿です。

全室キッチン付きで、自炊湯治に対応していますが、2食付きで宿泊することもできるそう。日帰り入浴も可能で、湯めぐりチケットの利用にも対応しています。

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2016年の年末に日帰り入浴して、笹濁りの極上湯を楽しんできましたので、レポートしたいと思います。

年末鳴子旅の始まりは、西多賀旅館から

2016年の10月、所用で帰省する電車を途中下車して、実に7年ぶりに鳴子温泉に立ち寄りました。日帰りで食事や温泉を楽しんだのですが、それが思っていた以上に素敵な体験だったのです。

↓その際のまとめ記事がこちら。

実家から、がんばれば各駅停車を乗り継いで行ける場所にある鳴子に、なぜ今まであまり足を運ばなかったんだ!灯台もと暗しとはまさにこの事よ……と後悔し、取り返すように年末にまた、鳴子温泉に行く計画を立てました。

今回も前回同様、東京から前夜に仙台行きの夜行バスに乗り、仙台駅から各駅停車で鳴子温泉駅に向かう、というスケジュール。最終目的地が山形県内の実家なことも前回同様ですが、今回は、途中鳴子温泉の宿に宿泊してゆっくりと楽しむ予定です。

仙台駅のスタバでゆっくりとコーヒーと朝食を楽しみ、8時1分に仙台駅を出る東北本線一関行きに乗車。

小牛田(こごた)駅で陸羽東線に乗り換え、10時2分に鳴子温泉駅に着きました。

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まずは駅併設の観光案内所で湯めぐりチケットを買い、各宿の日帰り入浴の営業時間とつきあわせて、どこに行くかの作戦を練ります。

鳴子温泉駅周辺の旅館の、日帰り入浴の営業時間と利用料金については、こちらのページにまとまっています。

朝10時というこの時間帯に、湯めぐりチケットで日帰り入浴ができる宿は、鳴子温泉周辺に7軒ほどありましたが、その中で前回10月に来たときに立ち寄らなかった「西多賀旅館」に行くことに決めました。

西多賀旅館へのアクセス

Googleマップだと、西多賀旅館へは徒歩11分、いったん駅と反対方向の姥乃湯のほうに出て、街道沿いを歩いてくるというやや遠回りな道が表示されます。

西多賀旅館は、地図上で駅の右方向にあるのに、いったん左に向かって右に戻る道なんですよね。

車だとこのルートを通るしかないのかもしれませんが、徒歩ならばもっと近道できました。
まず、地図上で右方向、商店街沿いの道を、線路と交差するあたりまで道なりに歩きます。商店街沿いの道とはつまり、こちらのパン屋さん、カーベ・ホリエなんかが軒を連ねている道ですね。

そして線路と交差したあたりで左に折れ、歩行者しか通れないであろう細い道を下っていくと西多賀旅館です。

f:id:happydust:20170303162345j:plainこんな感じの道です。車は通れないですけどね。。。

西多賀旅館に到着!です。駅から6~7分で着くんじゃないかなと。

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こちらの道のほうがだんぜん近いですし、交通量の多い街道沿いを歩いてくるよりも、温泉街らしい商店街の中を歩いてくるほうが楽しいしで、おすすめです。

ただし、雪が積もっているときは、もしかしたら最後の細い坂道は、除雪されていなかったり凍結したりしていそうなので、注意が必要かもしれませんね。

西多賀旅館の日帰り入浴可能時間と料金について

日帰り入浴は、朝10時から夕方の16時まで可能です。料金は現金だと500円、湯めぐりチケットだと2枚です。

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宿の前に出ている泉質を明記した看板に、料金について記した紙がくっついていました。
入浴のみだと500円ですが、広間での休憩付きだと入浴料込みで1000円。
個室利用だと2名からで、1人2000円とのこと。

ちなみに、お隣にある東多賀の湯は、日帰り入浴可能時間は11時から14時までとやや短め。もちろん、西多賀旅館の後に行くつもりです♪

西多賀旅館に宿泊して湯治するには?

西多賀旅館では、宿泊の予約をする際、1~2泊のお客さんと、3泊以上のお客さんを分けて、予約を取っています。

言うなれば「旅行のお客さん」と「湯治のお客さん」で分けている、というところでしょうか。たとえば、こんな風に違います。

【1~2泊のとき】

・予約は宿泊したい日の2~3日前に宿に電話し、空いていたら泊まれる。前もっての予約はできない。

・自炊の場合、浴衣とバスタオル付きで税込5000円。

【3泊以上のとき】

・予約は電話のみだが、何日前からでも予約できる。

・自炊の場合、浴衣とバスタオルは付かないで税込3990円。

・いつまで泊まるか決めずに泊まっている人もいる。

とのこと。

そういえばうちのおじいちゃんも、鳴子ではないけど近場の温泉によく、2週間ぐらい湯治に行っていたけれど、何日に帰ってくるってあんまりしっかり決めてなかった気がする。「飽きたから帰ってきた」とか言って、予定より早く帰ってきたりもしてたし。その逆もあったわ。。。
湯治宿って本来そういうものなんでしょうね。期限を決めずに宿泊できるような身分じゃないので、まだよくわからないのですが。

西多賀旅館の宿泊時の料金体系についてはこちらのページに詳しく書いてありました。

おそらく自炊派の方が多数だとは思うのですが、朝夕2食付けて8000円で泊まることもできるようです。

西多賀旅館の館内 優しそうな女将さんが対応してくれた

玄関から入ると誰もいなかったのですが、右手に「御用の方は下のボタンを押してください」との貼り紙がありました。

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ボタンを押すと、奥から優しそうな女将さんが出てきて、対応してくださいました。
湯めぐりチケットからシールを2枚はがしてもらいます。

「鍵のかかるロッカーなどはないので、貴重品はお預かりしましょうか?」

と言っていただけたので、お言葉に甘えて、帳場で財布を預かっていただきます。最悪、浴室内に財布を持ち込めばいいや!と思っていたのですが、やはり預かっていただけるとありがたいですね。

ちなみに私の財布は登山仕様でして、karrimor(カリマー)というアウトドアブランドで出している、ナイロン製のコンパクトなやつなので、ビニールの袋にでも入れれば、風呂場に持ち込めないこともありません。。。

この奥が帳場でした。

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女将さんは普段は、奥の扉の向こうにいるようです。
帳場の前にソファがあるので、男女で来た場合など、待ち合わせに使えそうですね。

それでは、お風呂に向かいましょうか。

あ、こっちにもソファがありますね。

f:id:happydust:20170303210507j:plain玄関前のスペースは、ちょっと、個人のお宅に招かれたような雰囲気ですw
実は、前回10月に来たときは西多賀旅館には足を運ばなかったのですけど、7年前に初めて鳴子に来たときには、西多賀旅館で日帰り入浴しているんですよね。

1階の廊下。

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客室は8室と聞きましたが、建物に奥行きがあって、なんとなく、もっと部屋数がありそうな雰囲気です。

2階もありますけど、2階も客室なんでしょうかね。 

廊下の途中に、広間がありました。

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日帰り入浴料金に+500円で利用できます。

中は20畳の和室で、休憩や食事に使えるようです。西多賀旅館さんで昼食営業は特にしていないと思うのですが、お弁当を買ってきて食べたりしてもOKということでしょうね。

少し前までは西多賀旅館のすぐ近くにスーパーがあって、食料品を買ったりするのに便利だったんですが、最近閉店してしまって、少し不便になってしまいました。

とは言え、鳴子温泉の駅前にはお弁当屋さんもありますし、西多賀旅館は、徒歩圏内にセブンイレブンもあるので、便利なほうだとは思います。カーベホリエでパンも買えますしね!

 あ、女湯がありました。

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のれんをくぐると、いよいよ女湯入り口のドアです! 

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2回目ではありますが、かなりドキドキ!

西多賀旅館のお湯は、硫黄の香る笹にごりの極上湯だった

いざ、脱衣所へ。
わーい、誰もいません。(バッグは私のです)

f:id:happydust:20170303213750j:plain木の棚とベンチ、カゴと洗面台という、シンプルな構成の脱衣所です。

洗面台には固形せっけんとシャンプー。でも、なぜシャンプーがここにあるのか。。。

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コンセントは使えますが、ドライヤーの設置はありません。宿泊時はお借りできるのか、それとも持ち込みになるのかしら。
まあ、ドライヤーがあることを期待して来たわけではないのですが、一応ね。

頭上にはお湯の特徴と入浴上の注意書きが。

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夜10時になると清掃が入るとのこと。
宿泊の場合、入浴できるのは朝6時から夜10時までです。

温泉分析表がありました。

泉質は「含硫黄・ナトリゥム・炭酸水素塩・硫酸塩泉」で、ph値は6.6

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湧出温度は50度ぐらいで、加水・循環・消毒・もちろん入浴剤もなし。
加温のみ、気温が低い場合することもあるとのこと。50度あれば十分な気もしますが、ひいている間にぬるくなってしまうのでしょうかね。

それでは、浴室へ参ります。

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ドアを開ける前から硫黄の香りが漂ってきますよ!興奮!!

西多賀旅館のお湯は、本当に見事な緑色のお湯。ミルキーグリーン。

浴室内にはしばらく誰も入っていないみたいで、湯気がこもっていました。

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ですが、湯気の中でもはっきりとわかる、緑色のお湯です!
まるで入浴剤が入っていそうな色ですが、天然の色ですよ。。。

洗い場には、シャワーが1つだけありました。

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一応お湯も出るはずのシャワーなのですが、冬ということもあり、なかなか温度は上がらず、かなりぬるい状態で体を洗います。

しかし、洗い場が狭いので、このシャワーを使ってざばざばシャンプーしたりしたら、1人のときならいいけど、居合わせた人に気を遣ってしまうかもw

さて、お湯につかりますよ。

見事な緑色です。ケロリンの桶との対比が美しい。

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浴槽内に腰掛ける段差などはなく、深めの、シンプルな浴槽です。
入ったときは「やや熱めかな」と思ったのですが、少しつかっているとちょうどよく思えてきました。最初に熱めに感じたのは、体が冷えていたのかもしれません。

私は、どちらかと言えばぬるめのお湯が好きですが、熱めのお湯でも、かけ流しのいいお湯だと、普通に長く入れてしまうなあと思います。湧かし湯で熱いと、すぐ出ちゃうんですけどね。。。

浴槽の表面には、温泉成分がこびりついています。

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濃い硫黄の香りと、ほんのりと灯油のようなアブラ臭。
お湯の表面には油膜のような湯の花が浮いていました。

湯口からは、新鮮なお湯が途絶えることなくかけ流されています。

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午前10時半という時間帯も良かったのかもしれませんが、最後まで浴室を独占して、すばらしいお湯を楽しむことができました。

【再訪したい度】★★★★★ ミルキーグリーンのお湯はすばらしく、案外いつ来ても空いている

西多賀旅館さんって、お隣の「東多賀の湯」とセットで「鳴子温泉と言えば!」で思い浮かべる人の多い有名旅館のように、個人的には思っていたのですけど……、不思議なことに、前回も今回も、日帰り入浴時は浴室独占状態でした。

午前中のうちに来たのが良かったのかもしれません。
でも、お隣の東多賀の湯は、日帰り入浴の開始時刻からすぐに行ったのに、前回はけっこう混んでたんですよね。。。

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お湯は本当にすばらしいし、ずっとつかっていてもぜんぜん飽きないのですが、まあまあ熱いですし、強いお湯なのであまり長湯はしないようにはしています。

いつか湯治で来て長逗留してみたいなと思いつつ、また次回も、立ち寄りでお風呂だけいただきに来てしまいそうな気も。

女将さんも優しくていねいな接客で、なんだか癒やされました。ありがとうございました。

では次はもちろん、お隣の東多賀の湯へ向かいます!