温泉ブログ 山と温泉のきろく

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旅館 玉翠荘 奥多摩駅から徒歩4分 雲取山登山後の日帰り入浴の穴場

旅館 玉翠荘

雲取山のほか、奥多摩駅を起点に登山する際、登山後の日帰り入浴の第一の選択肢になるのは、奥多摩駅から徒歩10分の「もえぎの湯」だと思います。

むしろ「もえぎの湯」以外どこにあるの?と思われる方も多いかもしれません。でもそれゆえに、週末のもえぎの湯は、時に入場制限がかかるほどに混雑すると聞きます。

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ですが実は、もえぎの湯よりも駅の近く、徒歩10分の場所に日帰り入浴ができる旅館「玉翠荘」があるのです。

先日、雲取山登山後に立ち寄ってきましたので、レポートしたいと思います。

奥多摩駅周辺では、日帰り入浴の選択肢は多くない

登山口まで車で移動するのであれば、下山後少し足を伸ばせば、このブログでもご紹介している小菅の湯のめこい湯 をはじめ、いくつかの日帰り温泉施設が候補になりますが、公共交通機関利用だと、遠回りを覚悟しなければ奥多摩駅周辺で探すしかないのが現状です。

ですがそれゆえに「もえぎの湯」は週末は本当に混みます。口コミサイトで「駐車場で待ち、温泉に入るのに待ち、洗い場で待ち、いいところが一つもない。二度と行かない」などと書かれてしまうほどに混んでいます。

なので私は下山後、あえて駅の反対方向のバスに乗ってのめこい湯に行ったりしていたんです。

 

のめこい湯は本当にいい温泉なのです。大好き。

ですが、たとえば雲取山に登って鴨沢登山口やお祭登山口に下山すると、のめこい湯は駅と逆方向になるのでバス代も余計にかかりますし、帰りの時間も遅くなってしまうんですよね。

雲取山の登山口やルートについては↑こちらの記事に書きました。

それで今回「日曜日と月曜日」の2日間で雲取山に登山し、下山日は月曜だったの

「今日ならさすがにもえぎの湯も混んでないでしょ!」

と、意気揚々と奥多摩駅に戻ってきたんです。

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さて、もえぎの湯まで歩きますか……と思ったところに、観光案内所の貼り紙が目に入りました。

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なんか「本日休館日」とか書いてあるな。そうか観光案内所も今日は休みか……月曜日だものね。などと考えていたらば。

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ちょっと!本日休館なのはもえぎの湯のほうじゃないですか……やだー。
月曜日に奥多摩に来ることなんてめったにないから、知らなかったよ。。。

でもそこで、かすかな記憶をたどって思い出したのです。たしか、奥多摩駅から徒歩圏内に日帰り入浴を受け付けている温泉宿が、実はあるんだってどこかで読んだよな、と。

そこで、いろいろ検索をしたりして見つけたのが、今回ご紹介する玉翠荘です。

玉翠荘は駅から徒歩4分という近さにある温泉宿

なんとなく「もえぎの湯よりは遠いんだろうな、15分ぐらいは歩くのかも」と思っていたのですが、実は徒歩4分の近さでした。

しかし、月曜日なんてお客さん少なそうだけど、ちゃんと日帰り入浴の営業をしてるのかしら?と訝しんだ私は、宿に電話をして「今日これから日帰り入浴できますか?」と聞いてみました。

それで無事に「大丈夫ですよ」というお返事をいただいたのでお伺いすることに。

こんなに近いんだからちょっと顔出して「やってます?」と聞けばいいことなんでしょうけど、行ってから玄関先で断られると、ちょっと心が折れるんですよね……。

玉翠荘の日帰り入浴の営業日・営業時間・料金

日帰り入浴の営業は、やはりといいますか毎日必ずやっているわけではなく

「12月~3月は、基本火~木曜日を中心にお休み。
4月~11月は、平日週 2日平均でお休みをいただきます」

とのことでした。

月曜日は、おそらくもえぎの湯が休業なこともあって、営業していることが多いのでしょうね。なので、確実に入浴したい場合はやはり、あらかじめ電話を入れて確認したほうが間違いないとは思います。

電話番号は0428-83-2363です。 

営業時間は9時~18時まで。入浴料金は大人750円、小学生500円、小学生以下400円です。

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駅から徒歩4分、あっという間に玉翠荘に着きました。

玉翠荘の館内

玄関から入ってフロントで声をかけると「お電話くださった方ですね」と宿の方が出てきたので、入浴料の750円を支払います。

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「脱衣所にロッカーなどはないので、貴重品お預かりしましょうか?」と声をかけていただいたので、財布を預かっていただきました。

女性用の浴室はなんと……地下4階とのこと!遠いw

フロント前には、くつろげそうなスペースがありました。
男女グループの際は、あがった後ここで待ち合わせできそうですね。

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洗面所の前を通り、奥の階段で地下に下ります。 

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全館案内図がありました。玄関が1階で、男湯は地下1階なんですね。

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しかし、地上3階地下4階建てってなんかよく考えるとすごい縦に長いのね。
ちなみに、こちらによく来られている方のお話だと、基本的には地下4階が女湯、地下1階が男湯で固定なんだそうですが、ごくたまに、逆になっていることもあるそうで。

でも、どういうタイミングだと交換になるのかはよくわからないそうです。。。
広さが違うとかで、その日の宿泊客の男女比で変えてるとかですかね……。

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こちらが地下1階にある男子風呂入り口。

男子風呂の前にも、湯上がり処的に使えるのでしょうか、テーブルと椅子や、マッサージ機などが置いてありました。

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さらに階段を下ります。

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「女子風呂」の看板からまだ下る。

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バーのある地下3階からもう1階下って、ようやく女湯に到着です。

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けど、駅前の民宿みたいな感じかと思っていたら、館内にバーなんてあるんですね。
現在も営業しているのかどうかはわかりませんが……。

玉翠荘のお風呂

地下4階、女湯の脱衣所です。

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左手にある棚の中に脱衣かごが置いてあったので、そちらに服を入れます。

洗面所には、化粧水と乳液の瓶が置いてありました。

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しかし、登山後の入浴に重要な、ドライヤーが、ない?

と思ったら、電圧の関係で、脱衣所ではドライヤーは使用できないもようです。

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フロント近くの洗面台で使えるんですね。よかった。

では、安心したところで浴室へ。

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内湯のみ、浴槽1つのこぢんまりとした浴室ですが、窓の外には木々の緑が見えて雰囲気は良いです。
地下4階というから窓なんてないかと思いきや、傾斜の上に立っているということなんでしょうね。窓の大きい浴室でした。

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お湯はそれほど特徴のあるお湯ではありませんでしたが、少しぬめりがあり、塩素の香りなども特になく、適温の入りやすいお湯でした。

洗い場も、それほど広くない浴室のわりには4つあり、シャンプー・コンディショナー・ボディシャンプーも備え付けられています。

平日ということもあるでしょうが、私が入ったときは先客もおらず、のんびりと湯浴みを楽しめました。

温泉分析書が壁に貼ってありました。湧出地もすぐ近くのようですね。
泉質は「アルカリ性単純硫黄泉」になるんですね。特に硫黄の香りは感じませんでしたが。

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源泉温度は29.6度と低めなので、加温しているようです。ph値は9.75とかなり高いですね!循環濾過はしているようですが、それでもぬめりがあるわけですね。。。 

着替えて1階まで戻ってきて、洗面所でドライヤーを使わせてもらいました。 

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ドライヤーがここに置いてないときは、フロントに言えば貸してもらえるようです。 

【再訪したい度】★★★★ 駅に近いし悪くないお湯。混雑状況を確認してから伺いたい

なんと言っても奥多摩駅からすぐという立地がすばらしいですし、今回は平日の立ち寄りでしたが、口コミを読むと土日でも、もえぎの湯ほどは混雑していないようです。

こぢんまりとした浴室ではありましたが、ドライヤー、シャンプー&コンディショナーなどの設備やアメニティは必要十分に揃っていました。お湯も、ぬめりの残る良いお湯で、塩素のにおいも特に気になりませんでした。登山後の日帰り入浴としては、十分幸せになれるレベルをキープしていると思います。

ただ、浴室は広くはないので、混み合うとつらいかもしれません。平日は毎日営業しているというわけでもないようなので、行く前に電話して営業しているかどうかと混雑具合を確認してから行くのが良さそうだなと思いました。

温泉の後は、奥多摩駅前に戻ってビールを飲みます!