温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

山と温泉のきろく

信州下諏訪温泉 旅館ぎん月宿泊記 諏訪大社秋宮に近い食事のおいしい宿に一人泊

信州しもすわ温泉 ぎん月

中央線の下諏訪駅から徒歩10分ほど、住宅街の中にたたずむ全15室の温泉旅館が、今回ご紹介する下諏訪温泉のぎん月です。

諏訪大社の下社秋宮のかなり近くにあり、窓から下社秋宮が見えるほか、朝は太鼓の音が聞こえたりしました。ふらっと散歩に行ける距離のところに下社秋宮がありますから、諏訪周辺の観光の拠点にするにも良い宿です。

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そして、便がいいだけでなく、食事が大変おいしいのがこちらの宿の特徴ですね。
お湯もかなり良いですし、サービスも良い宿ですので、どんな人にでもおすすめしやすい宿だなと泊まってみて思いました。

しもすわ温泉ぎん月さんについて、レポートしてみたいと思います。

霧ヶ峰や入笠山登山の前後に、諏訪に宿を取ると幸せになれる

上諏訪温泉・下諏訪温泉は、中央線の駅から徒歩圏内にある温泉街ということで、公共交通機関利用で旅をしている私にとって非常に身近でありがたい温泉地です。

しかも、諏訪の近くには「入笠山」「霧ヶ峰」という、登山初心者でもさくっと登れて、高山の爽やかな空気を味わえる山が2つもあります。

入笠山も霧ヶ峰も、コースにもよりますが3時間もあれば十分楽しめる山ですから、それほど早起きする必要もないですし、朝早く着けば午後の早い時間には登山を終えられます。
なので温泉好きとしては、登山の前後に諏訪の温泉に宿泊すれば、よりいっそう信州を満喫できるというわけで。

これまでも何度か諏訪の温泉宿に泊まり、その前後にトレッキングを楽しんできました。

たとえば、下諏訪の旅館おくむら。

全8室のくつろげる、食事が大変おいしい宿です。

下諏訪駅から車で10分ほどの距離にある、毒沢鉱泉の神の湯。

神の湯はレモンジュースのような酸性の冷鉱泉なので、夏は冷たい源泉浴槽が気持ち良いかも……。

上諏訪では諏訪湖の湖畔にある宿、湖泉荘など。

そして2018年の6月に、霧ヶ峰をトレッキングした後におとずれたのが今回ご紹介する下諏訪の旅館ぎん月です。

詳しくはこちらの記事↑に書いていますが、霧ヶ峰行きのバスが、下諏訪駅のお隣、上諏訪駅から出ているのです。

この日は霧ヶ峰高原からバスで、14時40分に上諏訪駅に戻ってきまして。そこから中央線で下諏訪駅に向かいました。着いたのは15時少し前だったと思います。

下諏訪駅から徒歩10分で旅館ぎん月へ

駅舎にタリーズコーヒーがあったり、比較的賑やかな上諏訪駅と違って、下諏訪駅は静かな駅です。

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でも、諏訪大社や温泉宿など、観光客の乗降が多い駅ですので、タクシーは常に駅の前で待っています。

下諏訪駅からぎん月までは徒歩10分ほど。
天気が良ければタクシーに乗るほどの距離ではありませんし、途中にはセブンイレブンや昔ながらの共同湯もありますので、のんびり歩いていきます。

こちらがその共同浴場、菅野温泉です。 

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のれんの向こうが薄暗くて、入るのにやや勇気がいりますが、わりと入りやすい共同浴場です。共同浴場が実は苦手な私ですが、この菅野温泉はかなり好きで何度もおとずれていまして、かなり前ですが入浴レポートも書いています。

5時30分~21時30分までと、早朝から営業しているのも素敵なポイントですね。

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菅野温泉を通り過ぎた後は、5分ほど住宅街の中の道を歩いていくと……。

着きました!4階建ての建物です。 

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13室の旅館と聞いて、もっとこぢんまりした普通の家っぽい感じをイメージしていましたが、わりとちゃんと、旅館らしい建物ですね。

庭も手入れが行き届いており、足元のお花も美しいです。 

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旅館ぎん月のチェックイン可能時間は15時からですが、このときちょうど15時ごろ。
早めにチェックインして、のんびりお風呂を楽しみたいと思います。

旅館ぎん月にチェックイン!

玄関から入ってすぐのフロントで、声をかけるとすぐに人が出てきてくれました。

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小さな旅館に早めにチェックインしようとすると、なかなかフロントに人が現れなかったりしますが、このあたりも「ちゃんとしてる」宿だなと思いました。

フロント奥の窓際に、ソファとテーブルがあり、こちらで宿帳に記入します。 

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その後は、避難経路やお風呂の場所などを教えていただきつつ、お部屋に案内していただきました。 

私は今回「スタンダードタイプ・和室8畳」のお部屋で予約していたのですが、なんと、最上階の角部屋という良い場所の部屋でした。

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4階建てで、各階に3~5室の客室があるという造り。エレベーターで4階へ向かいます。

お部屋は角部屋の「山月」です。 

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スタッフの方に案内いただきつつ、部屋の中へ。

【部屋】★★★★☆ 広く清潔で快適!諏訪大社を眺められる縁側が涼しくとても良い

さて……どんなお部屋でしょうか。ドキドキ。

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ちなみに、お部屋の手前に洗面所がついています。

シンプルな和室ですが、清潔に掃除されており、部屋の隅には空気清浄機が。 

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部屋の奥には、広めの縁側があるのが見えますね。

部屋の奥側から見たところ。 

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テレビはやや小さめかも。まあ、そんなにじっとテレビを見ているわけではないので、問題ないですが・笑

仲居さんにお茶を淹れていただき、食事の時間帯などを相談します。 

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ポットは湯沸かし機能付きじゃないのね……残念!と思っていたのですが。 

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よく見ると「貸し出し備品のご案内」があり、その中に「湯沸かしポット」の無料貸し出しもある旨が書かれていました。借りればよかったかも。滞在中は気がつかなかったです。

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湯沸かしポットのほか、充電器や体温計、裁縫セットに加湿機能付きの空気清浄機、お子様用の浴衣などさまざまな備品の貸し出しがあるようでした。

あまりなんでもかんでも部屋に置いておくより「必要な人に必要なものを無料で使ってもらう」というのは良いですね。

さて、スタッフの方もいなくなって一人になり、お茶も飲み終わったので気になっていた縁側へ。

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普通の縁側って、細長くて廊下みたいですけど、この部屋の縁側は正方形に近く、ここだけで一つの部屋っぽい感じ。

窓からは諏訪大社下社秋宮が見え、朝は太鼓の音が聞こえました。

縁側に置いてあった冷蔵庫の中は、ほぼ空で、サービスのミネラルウォーターが1本杯っていました。 

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好きに飲み物を持ち込んで使ってくださいね、という感じ。

栓抜きやワインオープナー、グラス類もしっかり揃っていました。 

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普通のグラスがある宿は多いですけど、おそらく日本酒用と思われる、90ccぐらいの小さなグラスが部屋にあるのは珍しいですね。

というわけで、駅の売店で購入した地ビールを冷蔵庫で少し冷やして、お風呂上がりに縁側でいただきました。

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アルクマかわいいなー。
「信州浪漫」の地域限定ビールです。小麦を使った、さわやかなタイプのビールでした。

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いただきます!

いい気分で、ビールを飲みつつブログなど更新していました。

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旅館ぎん月ではお部屋の中も含めて、館内で無線LANによるインターネットを利用できます。 

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速度も十分出ていましたし、接続についての説明がしっかりお部屋の座卓に置いてあってすばらしいなと思いましたよ。

「LANはあるようなんだけど、パスワードがどこに書いてあるのかわからない」宿もけっこうあるので。ぎん月さんの心配りを感じました。

洗面所もピカピカ。 

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シャワーキャップにヘアブラシ、歯ブラシがアメニティとしてありました。ドライヤーも部屋にあるのはありがたいですね。 

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トイレもお部屋についているのですが、ウォッシュレット付きのきれいなトイレでした。

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クローゼットの中には浴衣と帯と羽織、タオルとバスタオル。 

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そしてカゴが用意されていました。けっこうしっかりしたカゴで、お風呂への移動だけじゃなく、浴衣でそのへんを散歩する際にも使えそうでいいですね。
ただ、下諏訪温泉はあまり温泉街らしいところはないので、散歩するとすれば一番手近なのは諏訪大社になるのでしょうか。浴衣で諏訪大社に行ったら浮かないかしら……などと考えたり。

お部屋で少しのんびりした後は、お風呂に向かいます!

【風呂】★★★★☆ 夜9時~12時までは貸切利用もできる露天風呂がすばらしい

旅館ぎん月の温泉浴室は、男女別の内湯と、男女別の露天風呂があります。内湯と露天はつながっておらず、一度服を着てから異動しなければなりません。

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また、露天風呂には体を洗うための洗い場やシャワーはないので、まずは先に、内湯に行く必要があります。

滞在中、深夜も利用可能な内湯

内湯と露天風呂は両方とも1階にあり、こちらが女湯です。 
内湯は、チェックインから翌朝9時30分まで、夜通し利用可能です。

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入り口には貸しタオルとして浴用タオルが置いてありました。一応、浴室には部屋のタオルを持っていってね、ということにはなっているのですが、忘れたときに借りれるのはありがたいですね。

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脱衣所には脱衣カゴと、洗面台。
そんなに広くはありませんが、全13室の宿なら十分でしょう。 

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この日は女性客が少なめだったようで、大浴場でも、その後入った露天風呂でも、ほとんど他のお客さんと出会うことがありませんでした。土曜日だというのに、ありがたいことです。

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洗面所には、化粧水・乳液・ヘアブラシ、シャワーキャップ、綿棒、コットン、ヘアゴムなど、アメニティがしっかり。

ドライヤーはPanasonicのもの。 

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ではいざ、浴室へ!

木の壁と石の床が美しい内湯です。窓が大きいのもいいですね。 

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洗い場が4つあり、DHCのシャンプー&コンディショナー・ボディシャンプーが置いてありました。 

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お湯はぴりっと熱めですが、さっぱりとした浴感の、よいお湯です。 

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透明で、温泉らしい香りなどは強くないタイプのお湯ですが、湯口には温泉成分が白くこびりついていました。
浴槽の側に大きな窓があり、網戸も張ってあったので、窓を大きく開けて風を感じながら湯浴みを楽しめたのが良かったですね。

脱衣所には温泉分析書が張ってありました。
ph8.18、泉温57.5度、弱アルカリ性の単純温泉です。 

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源泉利用状況もありました。

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加水なし、加温なし、消毒あり、そして残念ながら内湯に関しては循環ありです。
「湯口から出ている源泉は循環していない源泉だが、浴槽内のお湯は循環している」タイプですね。
おそらく、それほど源泉の供給量が多くないために、大きめの浴槽では循環せざるを得ないのかなと思いました。でも、特に消毒剤の香りがするようなこともなく、言われなければかけ流しと言われても違和感のない、よいお湯でしたよ。

露天風呂は源泉かけ流しで、夜9時~午前0時まで貸切利用も可能

次に露天風呂へ行ってみたいと思います。

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内湯の脱衣所から廊下に出るとすぐ、勝手口のような小さな玄関口があるのが見えます。そこが、外の露天風呂に続く玄関です。

内湯は浴槽内のお湯を循環していましたが、露天風呂は源泉かけ流しで提供されているとのこと。 

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「綿の湯源泉」なる源泉だそうです。
調べてみると綿の湯源泉は、下諏訪温泉の始まりとなった由緒ある源泉なんだそう。

スリッパを下駄に履き替えて、外にある露天風呂の脱衣所に向かいます。 

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隣には池があり、金魚や鯉が大量に泳いでいました。

しかし、訪れたときはちょうど虫もまだ少なく、それでいて暖かいというちょうどいいシーズンで、良かったなあと。 

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冬になると、露天風呂に行くたびに外に出るのはちょっと億劫になりそうな予感もしました。あと夏場は、池の隣は虫が多そうな気も・笑

下諏訪のお湯は熱めだから、本当は冬のほうがゆっくり浸かれていいんですよね。

手前が男湯で奥が女湯になります。扉を開けると脱衣所です。 
麻すだれの向こう側に、なんだか素敵な空間が広がっているのが見えますね。

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おお……。 

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湯面に写る木々の緑が美しい……。

お湯は少量ずつですが、絶え間なく浴槽に追加されています。 

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ああ、いいお湯です!!! 

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屋根と壁とすだれに覆われていて、あまり「露天」という感じがしないと言えばそうですが、とは言え爽やかな風を感じながら極上のお湯を味わえるのはやはり、露天風呂ならでは。

屋根があるから雨や雪の日でも楽しめるわけですしね。
内湯ではそれほど感じなかったほのかな硫黄の香りもします。
気がつくと浴槽の上のほうだけが熱くなってしまうので、ときどきかき混ぜながら入りました。 

しかし、湯口の上に置いてあるこの、木の札みたいなのは何なの……。 

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なんでも「恋札占い」ができるんだとか。 

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まあ、1人ではあまりこういうのはやらないですけど、友達と一緒に入るときなんかは楽しいかもしれないですね。

露天風呂、実はめちゃくちゃ気に入ってしまい、夕食前に2度入りに来たのですが、ずっと貸切状態で使えました。

ちなみに、お客さんが多くてあまりのんびり露天に浸かれなかった!というときは、夜9時から午前0時までは無料で露天風呂を貸切利用できるそうなので、そちらを利用することもできますね。

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「使用中」の札をかけて中から鍵をかけて入るそうです。貸切であれば家族や恋人同士で一緒に入れるのも良いですよね。
私は、夕食前にしっかり満喫してしまい、朝にまた入りましたけど、夜は入らないでしまいました。まあ、ずっと貸切状態だったし、いいか、と。

浴室の前に「湯上がり伝言板」があり、残っていたメッセージになんとなく和んだり。 

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浴室の前には飲み物の自動販売機もあります。 

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ソフトドリンクのほか、ビールやハイボール、チューハイも一応売っていましたので、途中で買い忘れてきたとしても、館内で調達することは可能です。

お風呂あがりは部屋でビールを飲みつつのんびりし、夕食の時間を待ちます!

【食事】★★★★☆ 昔ながらの旅館の会席&朝食だが、基本に忠実でしみじみおいしい

旅館ぎん月では、夕食は基本的には部屋食ですが、3名以上での宿泊の場合は個室食事処になったり、「お部屋おまかせプラン」という、ちょっとリーズナブルなプランの場合は、1階の広間での食事になることもある、ということでした。

私は今回、1人で「スタンダード客室」のプランで宿泊しましたので、夕食はお部屋でいただきました。 

ぎん月のドリンク&別注メニュー

部屋食なので、ドリンクメニューも最初から部屋に置いてありました。
長野といえばりんご、というわけでキリンのハードシードル。

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熱燗でいただける日本酒が2種類と、300mlの小瓶の日本酒が5~6種類。
720mlの瓶が3種類。 

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生ビールはキリン一番絞り。その他、瓶ビールやノンアルコールビール、焼酎、ウィスキー、グラスワインなど。

ワインはグラスワイン以外、ボトルでも赤3種類、白2種類が用意されていました。  

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それと焼酎3種に梅酒、ソフトドリンク。
今気づいたんですけど「自家製シソソーダ」ってめちゃめちゃおいしそうですね!飲んでみたい。。。

別注の単品料理のメニューもあります。
信州牛の石焼き、信州鯉の新月煮、信州蕎麦、信州のお漬物、など。 

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ちなみに私、今回食事のコースをグレードアップしていたんですが、別注料理の「鯉の新月煮」と「信州牛の石焼き」がコースの中に含まれていました。
なので、別注料理をオーダーするときは「この料理は私のオーダーしているコースに含まれていないか」を聞いたほうがいいかもしれませんね。

ぎん月の夕食:油通しされた野菜に感動!

夕食は6時30分でお願いしたので、6時15分ぐらいに電話でお酒をオーダーし、夕食と一緒に持ってきていただけるようお願いしました。

お品書き!本日食事をグレードアップして「極上会席」プランにしてしまいました!食事がおいしいと評判の宿なのでつい……。

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最初に卓上に並べていただいたのがこちらの料理。
お椀や焼き物、煮物などは後から持ってきていただけます。 

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左は食前酒の自家製レモン酒。梅酒はありがちだけど、レモンはちょっと珍しいですね。甘さも酸っぱさもほどよく、食欲を増進させるおいしさ。まさに食前酒……。

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お酒は、高天の純米吟醸をいただきました。

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いただきます!

さて、前菜から。
枝豆豆腐、蛍烏賊の酢の物、稚鮎の天ぷら、筍、ミートローフ、玉ねぎとトウモロコシのスープ、クリームチーズ、鹿肉の佃煮。 

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6月だったので、春の香りのするホタルイカや筍と、夏らしい枝豆、稚鮎、トウモロコシなどがちょうど入り交じって、季節を感じさせる楽しい前菜盛り合わせでした。

玉ねぎとトウモロコシのスープが、優しい味でおいしかった……。

お椀は「帆立の真丈、高原レタス巻き」

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盛り付けも色鮮やかで美しいし、真丈をレタスでくるくると巻いている姿は見た目にもかわいい。もちろん味もすばらしい。。。

お造りは、さより、鯛、スズキ。

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氷の器に入っています!!夏っぽい!きれい!

次はぎん月の名物料理「鯉の新月煮」 

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鯉を甘辛い味付けで煮たものです。
鯉を食べる地域はあまり多くありませんが、私の地元山形県と長野県では食べるんですよね。
なので私は子供の頃から鯉を食べ慣れていて、それゆえにおいしい鯉もおいしくない鯉も知っているのですが・笑
ぎん月さんの鯉はまぎれもなく「おいしい鯉」です!下手に調理すると泥くささが残ったり、味付けが濃すぎたり、柔らかく煮すぎてドロドロになってしまったりするのですが、さすが、味付けも煮方も絶妙です。日本酒がすすむ……。

そして、信州牛の石焼き。
信州牛のほかに、カボチャやシシトウ、パプリカやズッキーニが添えられていますが……。 

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感動したのは、これらの野菜が「一度油通ししてあり、さっと温めるだけでおいしくいただける状態になっていた」ことです。 

旅館の会席で、自分で肉を焼いていただくことはけっこう多いですが、野菜ってうまく焼けないんですよね……。

肉よりも焼くのに時間がかかると思って先に焼きはじめたら焦げてしまったり、反対に、もう火が消えているのにまだ生っぽかったり……。

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今回は先に野菜に油通ししてあったので、お肉と一緒に野菜もおいしくいただけました。

青じそ蕎麦。 

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薬味が多めでさわやか。おいしい。

焼き物は和風味噌グラタン。

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具は、アスパラ、丸茄子、帆立、海老、よもぎ麩、信州サーモンとかなり豪華です。
味噌とチーズが合わさって甘く濃厚なグラタンソースとなり、日本酒にも合うし最高においしいです。

煮物は鰻と湯葉豆腐。 

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添えられているのは赤蒟蒻と六方芋、筍。
赤蒟蒻の色が鮮やかで見た目にも楽しいですね。

最後に長野県産コシヒカリのご飯と香の物。信州味噌のお味噌汁。

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さんざんお料理をいただいた後の白いご飯ってそんなに食べられないのですけど、ぎん月さんは白いご飯がとてもおいしくて。
漬けものもちょうど良い浸かり具合だし、信州味噌のお味噌汁もご飯が進む味で、ご飯のお替わりを我慢するのが大変でした。
さすがにここでお替わりは食べ過ぎなので、明日の朝食に回したいところ。

さて、最後のデザートです。
デザートも凝ってる!すばらしい~。 

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「寒天寄せ」ということでしたが、上は小豆、下は高原牛乳ときなこだそう。
きなこが入っているところが一工夫あって素敵でした。大変おいしかったです!

ぎん月の朝食:まごわやさしい、しかもおいしい

翌日の朝食は、1階のフロント前にある食事処でいただきます。
7時30分以降、30分刻みで時間を指定できます。

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私は、食後にもう一風呂浴びたいので一番早い時間帯の7時30分でお願いしました。

一人泊の私は、テラスを眺められる特等席に案内していただけて、うれしい♪ 

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朝食も色とりどりのおかずがたくさん並んで、テンション上がります! 

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前菜のようにきれいに盛り付けられたおかずたち。 

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なんかすごく体に良さそうなラインナップだなーと思ったら、あれですね「まごわやさしい」に基づいた料理なんですね。

豆の「豆腐」胡麻の「胡麻豆腐」「わかめと寒天」野菜は「ぬか漬け」 「焼き魚」「椎茸」、そして芋は「ポテトサラダ」

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健康を意識したメニューというと、味気ないものを想像してしまいますが、ぎん月さんはそもそも使っている素材が良いものなのでしょうか、どれもおいしくいただいてしまいました。

そして、ご飯とお味噌汁が今日もおいしいです!

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温泉玉子とフルーツも。 

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林檎ジュースも濃厚だし。

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野菜サラダ。 

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旅館の朝食のサラダがおいしいことってそんなにないように思うのですが、こちらのサラダはドレッシングも自家製でおいしいし、何よりもこの、野菜の上に載っているトマトの寒天!これがとても良かった。

トマトってサラダの定番ですし、味も単体ではおいしいとは思うのですけど、サラダの中に入るとちょっと水っぽさを感じることがあって。
でも、こんな風に寒天にしていただくと、トマトの甘さが強く感じられて、水っぽさもなくなるし、大変おいしくいただきました。

飛竜頭の煮物。薄味で上品な味付け。 

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最後まで大変おいしくいただきました。ごちそうさまでした! 

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コーヒーを注文するかどうか迷うなーと思ったら、朝食のドリンクメニューにも「瓶ビール」があるんですね。わかっていらっしゃる・笑
大瓶はさすがに1人だしどうかと思うけど、334mlの小瓶とかがもしあったら、ちょっと頼んでしまうかもしれない……。

食事を終えて部屋に戻ろうとすると手渡されたのがこちら。 

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女将からのメッセージが細かく書いてある!
そしてアンケートと、小さな封筒に入っているのは……?

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金太郎飴でした。

夕食も朝食も派手さはないのですけれど、どれも手がこんであるのがわかる味でしみじみとおいしく、微妙な味のものが一つも出てこないのはすばらしいなと思いました。
ごちそうさまでした!

【再訪したい度】★★★★★ おもてなしの心を感じる、すべてにおいて基本を完璧に抑えた料理旅館

「部屋」「風呂」「食事」いずれの観点から見ても、微妙なポイントが一つもないのは素敵だなと思います。基本を完璧に抑えている、という感じ。

そして料理はかなりのおいしさです!この宿は「料理旅館」なんだなーと泊まってみて感じました。

スタッフの方も皆、ベテランっぽいたたずまいで、かしこまった感じではなく気さくに接してくれるのですけれど、心遣いを感じる温かな接客で。
チェックアウトのとき、この後の予定を聞かれ「あまり決めてないけれどそのへんをぶらぶらして帰る」と言ったらば、荷物を預かることもできるけれど大丈夫かと聞いてくれたり、インスタ映えするお寺の場所を教えてくれたりと、最後まで至れり尽くせりでした。

インスタ映えはそんなに求めない人なので、教えていただいたところには結局行かなかったのですけど、気を遣ってもらえてありがたいなと思いました。

下諏訪に、好きな宿が一つ増えました。また季節を変えて泊まりたいです。