温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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新潟県 越後湯沢温泉 湯元共同浴場 山の湯で日帰り入浴

越後湯沢温泉の「山の湯」は、越後湯沢駅から徒歩20分ぐらい歩いた、小高い丘の上にある共同浴場です。
駅からはそこそこ距離がありますが、越後湯沢の他の共同浴場は、泉質にはあまり特徴のない単純泉のお湯を使っているのに対して、こちらの山の湯さんだけは、ほんのりと硫黄の香りのする単純硫黄泉を使っているという大きな違いがあります。

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越後駒ヶ岳登山の締めくくりに、こちらの共同浴場に立ち寄ることにしました。

川端康成も入りに来たという名湯・湯元源泉を、立ち寄りで気軽に楽しめる共同浴場

2016年9月に、避難小屋に1泊して越後駒ヶ岳を登山した後に立ち寄りました。実はこれまでも2~3回来たことがあります。

 

登山のきろくはこちら。

www.yamaonsen.com避難小屋で隣り合わせた女性登山客の松本さん(仮名)に車に乗せてもらい、一緒にお風呂も食事も済ませて越後湯沢駅まで送っていただいたのが15時少し前。(松本さん!本当にありがとうございました!!超感謝です!)

それから新幹線の指定席を予約しようとしたら、席が空いている一番早い電車は17時台と、2時間以上先でした。スキー客の増える冬じゃないから大丈夫でしょう!と思っていたけど、そうでもなかったかー。
日曜日の午後ですし、金曜日を休みにすれば4連休になる週でもあったので、旅行客が多かったのかもしれません。越後湯沢の駅でも、団体旅行らしき集団を何グループも見かけましたし。

それで、2時間あるならどこか一風呂浴びて来ようかな、と思い、ひさびさにこちらの共同浴場に向かうことにしました。

越後湯沢駅西口を出て、右方向にひたすら歩きます。

途中、お気に入りの寿司屋さんである大寿司の前を通り過ぎます。

湯沢高原ロープウェイの前も通り過ぎてしばらく経つと、山の湯の青い看板が見えてきます。

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見えてきましたね。
ちなみに、左上に見えるのが山の湯の建物です。

ここを左に曲がると、坂道になっており……

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坂道を上りきると、山の湯に到着です!

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山の湯の入り口です。

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営業時間は午前6時から午後9時までと、けっこう長め。

日帰り入浴料金は400円です。入り口の券売機で券を買ってから入ります。

中に入るとまず、休憩所があり、その奥に男女別の浴室があります。

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浴室ののれんのすぐ隣に貴重品ロッカーがあり、100円で利用できます。
ただし、荷物を取り出すときも100円は戻ってこないタイプです。

休憩所には狭いながらも畳敷きの座敷と、マッサージチェアがありました。

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飲食のメニューなどは特にありませんが、自動販売機と、受付で牛乳などは売っています。

【風呂】★★★★ シャワーがないのがちょっとつらいが、越後湯沢の共同湯の中で最もすばらしいお湯

越後湯沢にはいくつかの共同浴場がありますが、循環・消毒ありのところがほとんどで、お湯にはあまり特徴がないところが多いです。

しかし、山の湯のお湯はひと味違います。

山の湯は、以前ご紹介した「雪国の宿 高半」の二軒手前にあるのですが、硫黄泉の源泉も高半と同じ「湯元源泉」という、越後湯沢の源泉の中でも歴史ある源泉を使用しているのです。

高半の入浴記はこちら。

高半は、川端康成が逗留して「雪国」を書いたという宿で、川端康成が泊まった部屋なども見学することができます。

高半の入浴記にも書きましたが、湯元源泉は湧出温度が43度とちょうどいい温度ではあるのですが、湧き出た時点で43度なので、浴室までひいてきた時点でもう少しぬるくなります。
なので、高半のお湯は通常はやや温めの40度程度、半露天風呂は冬季のみ加温して温度を調節しているのですが……。

山の湯のお湯は、入れないほどの激アツではないですが、熱い!です。たぶん、42~43度ぐらい。

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出典:http://www.niigata-onsen.info/onsen.php?tnid=32255

浴室は、内湯のみのシンプルな造りで、湯口からはお湯がドバドバとかけ流されています。

高半と同じ源泉を使っているのになぜこんなに熱いの?加温しているの?と思いきやそうではなくて、山の湯は正真正銘源泉100%のかけ流しです。

高半と違うのは、高温の源泉と混ぜて使っているから、とのこと。
おそらく、越後湯沢駅周辺の温泉宿で使われている、湧出温度70度ぐらいの高温泉とブレンドしているのではないかなーと思います。

歴史を紐解くと、もともと越後湯沢温泉は、高半旅館の祖先が平安時代に、自噴している湯元源泉を発見したのが始まりで、それ以降小規模な湯治場として続いてきたんだそう。かなり歴史ある温泉なんですね。。。

それが、1931年に上越線が開通したことから新たな源泉の発掘が行われ、70度という高温の源泉が発見され、そのお湯が、現在越後湯沢駅周辺の旅館街では使われているのです。

高半旅館では、湯元源泉100%で提供することにこだわっていましたが、共同浴場の山の湯は、湯元源泉と新しい源泉のいいとこ取りをしているというわけですね。

山の湯では、カランから出るお湯もすべて温泉!だそうです。ちなみにカランの湯は、硫黄泉ではなく、高温の源泉のほうです。

ただし、山の湯には実はシャワー設備がありません。カランのお湯のみです。

実は、登山後の入浴で使うにはこの点がネックだなあと、個人的には思っていました。
また、こちらの共同浴場、時間帯にかかわらずけっこう混み合うことが多いんですね。朝だから空いている、とかいうわけでもないみたいで。。。平日も地元の方で賑わっていますし。

カランは4つほどあり、リンスインシャンプーとボディシャンプーも備え付けられていますが、混み合っているときにカランを占領して髪を洗うのが、なんだか気が引けてしまう私なのでした。。。ロングヘアなのでちょっと時間がかかるんですよね。

ちなみに、脱衣所にはドライヤーが1つありますので、髪を乾かすことはできます。

【再訪したい度】★★★★ 純粋にお湯を楽しみに行く、という使い方が○

観光客である私の視点だと、ゆっくり頭を洗ったり、身支度を整えたり、休憩室でのんびりしたり、というような使い方をする施設ではないなあとは思います。

でも、本当にお湯は良いので、頭を洗ったりのんびりしたりは、別の設備の整った温泉施設でやることにして、山の湯には純粋にお湯を楽しみに行く!

空いてればラッキー!混んできたらササッとあがる!という風に楽しむのが良いのではないかなーと思います。

ロッカー料金を含めても500円で、高半の半額ですからねw