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2017年春のスタンプハイクは今日から!高尾山日帰り登山のすすめ おすすめルート編

京王電鉄が主菜している、毎年恒例の「2017春 高尾・陣馬スタンプハイク」が、本日からスタートしました!

初日の4月1日はあいにく、開催地の東京では冷たい雨が降っていますが……今日から5月31日までの2ヶ月間、イベントが開催されますので、高尾山のおすすめルートについて書いたこのブログを更新することにしました。

東京都民にとってはあまりにも身近な山である高尾山ですが、気軽に旅気分を味わえる山だとも思いますので、高尾山やその周辺の山に関連したおすすめ情報をご紹介したいと思います。

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写真は、2013年の4月に高尾山口駅前で撮影した、しだれ桜です。

高尾山口駅も、今では駅舎も新しくなって、別の駅のようですね。

私のルーツとも言える高尾山の魅力を、より多くの人に伝えたい

なぜか驚かれることもあるのですが、今はいろんな山で(しかも1人で)登山を楽しんでいる私ですが、登山を始めたきっかけは高尾山でした。
夏に営業しているビアガーデン目当てに高尾山に行ったところ、あまりの待ち時間の長さに辟易して、ビアガーデンには入場せずに登山をしてしまったのですが、それが案外楽しかったんですよね。そのときは、さすがに1人ではありませんでしたが。。。

現在は、3000メートル級の山にテントを担いで登ることも珍しくない私ですが、それでも高尾山とその周辺の山には、毎年3~4回は登っています。

高尾山登山のおすすめルートは?

高尾山と言えばケーブルカーを思い浮かべる方も多いと思いますが、もちろん、ケーブルカーを使わずに登るルートもあります。

いくつかの登山ルートがありますので、簡単に説明したいと思います。所要時間は平均的なもので、もっと早い人も遅い人もいます。

・1号路(所用時間:1時間50分)

 表参道とも呼ばれる。おおむね舗装路で山頂付近は一部未舗装の地面も歩く。ケーブルカーの位置まで登るのに1時間10分かかる。
 けっこう傾斜が急だし舗装路は上りも下りも実は疲れる。

・ケーブルカーorリフト利用&途中から1号路(所要時間40分)

 ブラタモリでタモリさんも歩いていたコース。

 ケーブルカーorリフトに乗って一気に標高を上げ、薬王院をお参りして山頂に至る、おいしいとこどりな感じ。

・6号路(所要時間:1時間30分)

 滝があったり沢の側を歩いたりと、水辺を歩くコース。沢はきれいだが、いわゆる「眺望」はない。
 日陰も多く夏は涼しくて良い。道幅が狭いので大人数で歩くには不向き。

・稲荷山コース(所要時間:1時間30分)

 途中で「稲荷山」と呼ばれる眺望スポットを通る登山道。
 樹林帯の中を歩くが、6号路に比べて明るく道幅が広い。
 グループ登山なら稲荷山コースが良いと思う。

という感じ。

登山経験やその日の人数、気分でルートを変えられるのが良いところですが、どんなときにどのルートを選べばいいかのおすすめは下記のような感じ。

【超初心者or運動靴じゃない靴で来た】上り:ケーブルカー&1号路 下り:1号路&リフト

1号路を途中から往復するだけでも、普段運動してない方にとってはちょうどいいハイキングになります。

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ブラタモリでタモリさんも言ってましたが、高尾山のケーブルカーは傾斜がきついので特に下りだとけっこうこわいですw

なので、上りはケーブルカー、下りはリフトを使うのが良いと思います。

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リフトの下りは、天気のいい日はとても良い眺めです。

途中で、乗っているところを写真に撮ってくれるスポットもあります。(断ることもできますw)

【初心者だけど少しは登山気分を味わいたい】上り:稲荷山コース 下り:1号路&リフト

上りか下りか、どちらかはケーブルカーもリフトも使わずに歩きたい!という場合は、上りを稲荷山コースにすることをおすすめします。

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稲荷山コースの途中にある眺望スポットからの眺め↑
どうせならきつい上りをショートカットしたい!という方も多いと思いますが、上りよりも下りのほうが、転倒したりしやすいし、膝や関節を痛めやすいのも下りです。
それに、上りは展望のある稲荷山コースで頂上まで行けば、達成感も倍増すると思います。

【ちゃんと登山をしてみたい】上り:6号路 下り:稲荷山コース

上りも下りも舗装路のある1号路を歩かず、純粋に登山道だけを歩けるルートです。
6号路は沢が近くに流れていてちょっと滑りやすかったりしますが、そのぶん涼しいので上りに向いています。

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6号路の途中にある「清滝」です。

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沢の側を歩くので、夏でもわりと涼しいです。


稲荷山コースは道幅も広くて、下りでも歩きやすいので、どちらかと言えば下りで使うと良いかなと思います。

登山経験を積んだ人でも毎年何回も登ってしまう、高尾山の魅力って何?

私自身もそうですが、登山経験者で「混んでる山は嫌いだけど、高尾山だけは別」と言って、毎年高尾山に登る人はけっこう多いです。
何度も登ってしまう高尾山の魅力っていったい何なんでしょうか?

都心から交通の便が良く、昼頃家を出ても普通に登れる

私の場合、自宅の最寄り駅から1時間ほどで高尾山口駅に着くことができます。
電車代も片道400円かからないぐらいです。

登山は早起きして早出するのが鉄則ですが、疲れていたり寒かったりして休日の朝に早起きするのがつらいこともあります。
ああ、起きれなかったなあ。でも、せっかくの休日、天気がいいしちょっと登りたいなあ、というときに、高尾山は最適です。

私の場合、高尾山だけ登るなら、登り始めから下山までだいたい2時間ぐらいです。
どのルートを通ったとしても同じぐらいの時間で下山できますから、時間も読みやすいですし、本当は良くないんでしょうけど、夏場なんかは日が傾き始めてから夕方にかけて登ることもあります。そのほうが涼しいですからね……。

同じように、夕方から登り始める人も多い山なので、人通りも遅くまでありますし、心細いということもありません。
「今日は遅くなっちゃったなあ」と思いながら16時過ぎに下山していると、その時間に登ってくる人がいっぱいいます。

装備も、登山装備というほどの物は持たなくて平気ですが……
その場合もヘッドランプだけは必ず持っていきます!

ペツルのヘッドランプは、デザインも良く、壊れにくいのでお気に入り。
高尾山も、毎年70件前後の遭難事故が発生していますから油断は禁物です。
それと、季節によって運行時刻は変わりますが、ケーブルカーやリフトは日没ぐらいの時間で終わってしまいますので、夕方から登る場合はあてにできないことをお忘れなく。

周辺に縦走できる低山が連なっており、春と秋にはスタンプハイクを行っている

高尾山の周辺には高尾山より少し標高が高い「城山」「景信山」「陣馬山」などの低山が連なっており、高尾山から縦走(続けて歩いていくこと)ができます。

最初、私もこのことを知らずに高尾山だけに登っていたんですが、春と秋に京王電鉄で開催しているスタンプハイクがありまして、そこでそれらの山の存在を知りました。

2018年春のスタンプハイクの詳細はこちらに掲載されています!

prtimes.jpスタンプハイクでは、茶屋などのチェックポイントで設置されたスタンプを押していくのですが、高尾山だけに登っても半分のスタンプは集まり、懸賞に応募することができます。
でも、コンプリートしてよりランクの高い商品に応募するためには、「城山」「景信山」「陣馬山」を登る必要があったのです。

全部登ってコンプリートしましたよ!

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それで、最初はスタンプのために登ったんですけど、歩いてみるとそれらの山は高尾山よりも人が少なくて、山によっていろいろ個性もあり、楽しかったんですよね。道もよく整備されていますし。
たまに、最近登山を始めた方に「高尾山の次はどこに登ったらいいの?」と聞かれることがありますが、「高尾山から陣馬山までの縦走ルート」を勧めることが多いです。

ただ、高尾山のみなら地図がなくても登って大丈夫だと思いますが、縦走する場合はきちんとした地図が必要です。

スタンプハイクのパンフレットにも、高尾山より先はかなり簡易的な案内図しか書いていないので、一度もその道を歩いたことのない方には、パンフレットの案内図だけを頼りに歩くことはあまりおすすめできません。
去年の秋のスタンプハイクはこんな感じでした。

今年もおそらく、10/1から11/30まで開催されると思われます。
もうすぐ発表されるかな?

トイレがきれい

女性にとっては特に、トイレのきれいさは気になるところではないでしょうか。
高尾山は、山頂直下にかなり広い公衆トイレがあり、新しく、当然水洗でとてもきれいです。
たしか、まだできてから数年しか経っていないんじゃないかな……。

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ブラタモリでも紹介されてましたね!2階建てのトイレです。


ただ、コース途中にはトイレはありません。1号路の場合は、薬王院にはあるかもしれませんが……その他のルートにはありません。
ですが、高尾山口駅から山頂まで、かなりゆっくり歩いても2時間ぐらいですから、大抵の方はそれで大丈夫ではないかなと思います。

ちなみに高尾山口駅のホーム内のトイレも、去年ぐらいに新しく・広く・個室の数もかなり多くなり、美しく便利に生まれ変わりました!
数年前までは個室が2つしかなくて、いつも混雑していたんですよ……新しくもなかったですしね。。。
今のトイレでなら、個室内でちょっと着替えたりサポートタイツを脱ぎ着したりしても、自分自身が不快になることもないし、人を待たせて迷惑をかけてしまうこともないと思います。

お花がいっぱい&紅葉がきれい

高尾山にかなり多くの種類の植物が生えていることは「ブラタモリ」でも触れられていましたが、たしかに、それほど高山というわけでもないのに、お花もかなりいろんな種類を見かけるように思います。

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春は、桜が見事です。

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山麓にも山中にも桜が多くあり、4月上旬ごろが見頃になります。

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紅葉もすばらしいです。時期は11月上旬~下旬ぐらいでしょうか。
スタンプハイクの時期とも重なりますし、紅葉を眺めながらスタンプを集めるのもよさそうですね。

ダイヤモンド富士を、泊まらずに、わりと楽に見に行ける!

ブラタモリでも紹介されていましたが、冬至ごろの日没に、高尾山の山頂から富士山を眺めていると、富士山の山頂に日が沈んでいくところを見ることができるそうです。

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高尾登山電鉄サイトより

時間帯は16時から16時半ごろ。
日が沈んでしまうと真っ暗になってしまいますが、見頃の期間中の12月20日ごろから12月24日ごろまでは、ケーブルカーが18時まで特別運転をしているそうです。

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これは、ダイヤモンド富士の日よりも10日ほど前に、高尾山の山頂から見た富士山です。
あと1時間ほどで日没という時間でしたから、このまま待っていれば太陽がまっすぐ沈んでくるんでしょうね。


東京近郊の山で、山頂からダイヤモンド富士が見れる山はいくつも聞いたことがありますが、通常の登山であれば日没後の行動は避けるべきですから、山頂に宿泊する用意が必要となります。それを高尾山なら、ダイヤモンド富士を見た後にケーブルカーで帰れるのです。

ケーブルカーの駅までなら道もしっかりしていますから、ヘッドランプさえ持っていれば大丈夫でしょうね。

ただし、この時期は日没を待っている間非常に寒いですから、防寒対策だけはしっかりしていったほうがいいと思います。

高尾山登山の必需品は?持ち物リストを作ってみた

春は桜をはじめとしたお花、夏はビアガーデン、秋は紅葉、冬はダイヤモンド富士と春夏秋冬楽しめる高尾山。
通常の登山であれば登山用のザックがないときついですが、高尾山なら家にあるリュックや斜めがけのバッグでも大丈夫です。
私は、高尾山に行くときは、グレゴリーのハーフデイを使っています。

街でも使えますし、ショルダーベルトもしっかりしていて背負いやすいです。


とは言え山は山。
私自身が高尾山に行くときに、必ず持っていく物をリストアップしてみました。

・水かお茶のペットボトル

登山口と山頂には自販機や水道もありますが、1号路以外では、道の途中では購入できません。

ペットボトルの水は必需品ですね。ボトルホルダーでリュックに括り付けると、歩きながらでも楽に飲めます。


・折りたたみ傘(レインウェア)
登り始めるときに晴れていれば、そんなに天気の急変を心配することはありません。
でも、念のため折りたたみ傘だけは持っていきます。

もちろん、最初から雨が降りそうな天気のときは、レインウェアを持っていきます。

・ハンカチ&ティッシュ&ウェットティッシュ
水道がある場所は限られているので、途中で手が汚れたときなんかにウェットティッシュは特に便利です。

・ヘッドランプ

何はなくてもヘッドランプだけは絶対持っていきます!
危険箇所は少ないと思いますが、山である以上、道迷いや道を踏み外す可能性もありますから……。

・トレッキングシューズ
スニーカーでもおおむね大丈夫ですが、ローカットのライトなものでも、底に滑り止めの書こうをされたトレッキングシューズを履いていればかなり登りやすくなります。

高尾山があんまり混みすぎるのは嫌だー!と思う反面、ブラタモリを見て高尾山に来て、高尾山を好きになってくれる人が増えるといいなあ、とも思っています。

道草グルメ&日帰り温泉編も公開しました。