温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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群馬県 上牧温泉 大峰館宿泊記 GWも1人泊可能!飲泉もできる極上湯の宿で山の恵みを堪能

上牧温泉 月がほほえむ宿 大峰館

群馬県のみなかみ町にある上牧温泉は、水上温泉や谷川温泉などがある水上駅のお隣、上越線の上牧駅が最寄り駅となる、利根川沿いの小さな温泉地です。

旅館やホテル5軒のみで構成されており「温泉街」と呼べるような街並みはありません。ですが、周辺を散歩すれば利根川沿いの緑が美しく、心癒やされる温泉地だと思います。

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今回ご紹介する大峰館は、そんな上牧温泉の中でも最も奥のほうにある宿なんですが、敷地内から湧き出しているという自家源泉のお湯が、とにかくすばらしいのです。

以前一度日帰り入浴に来て、お湯のすばらしさに感動し「次は泊まってゆっくり楽しんでみたい」と思っていたのですが、2018年のゴールデンウィークの終わりに、宿泊が叶いましたのでレポートしてみたいと思います。

大峰館は上越線上牧駅から徒歩12分、午前11時から日帰り入浴もできる

2018年のゴールデンウィーク後半に私は、尾瀬の山小屋「至仏山荘」に宿泊して、残雪の至仏山に登ってきました。

今回の登山で利用した「鳩待峠」は、群馬県側の登山口ですが、その鳩待峠方面に向かうバスが出ている、言ってみれば尾瀬方面への玄関口となる駅が、上越線の沼田駅です。

今回ご紹介する大峰館は、沼田駅から2駅先の上牧駅が最寄り駅なのですが、水曜日以外の午前11時から午後6時まで(最終受付は午後5時)は日帰り入浴も行っているため、実は以前に、日帰り入浴でお邪魔したことがありました。

宿の敷地内から湧き出ているという、自家源泉をかけ流しているのですが、加水も加温もしておらず、飲泉も可能なすばらしいお湯に感動し、次回は泊まってゆっくり楽しみたい!と思っていたのです。

今回、ゴールデンウィークの最後の土日に、1人泊でも予約可能なプランが出ているのを見つけ「至仏山登山の疲れを癒やすためにあのお湯に浸かりたい!」と思い、予約してしまいました。

大峰館へのアクセス、上牧駅からの道のりは?

沼田駅から上越線に乗ってやってきました。上牧駅。

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上牧駅は無人駅ですが、Suicaは使えます。

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駅の中は比較的新しくきれいで、待合室っぽい感じにはなっていますが、コインロッカーなどはありません。

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券売機のみ。

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ポータブルな感じの券売機で、盗まれないようにか、鎖がかかってました。

駅舎は外から見るとこんな感じです。

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上牧駅から大峰館までは徒歩12分ほどの道のりで、散歩気分で歩ける距離ではありますが、宿泊の際は、到着時刻を連絡しておけば、宿の方が車で迎えに来てくれます。

私は今回、駅から歩くつもりいたのですが、当初予定していたよりも1本遅い電車に乗ることになってしまったので「到着時刻が予約時に伝えていた時間より遅れる」旨を電話したところ、駅まで迎えに来ていただけることになりました。

なので今回は、実際は車で宿に向かったのですが、前回日帰り入浴に行ったときの写真で、道程を紹介しようと思います。

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駅前にはコンビニはありませんが(昔あったけど潰れたらしい)昔ながらの雑貨屋的なお店が一軒だけあり、こちらでお酒やお菓子など買うことができます。
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利根川にかかる赤い橋を渡り、その先にある大きなホテル(温泉病院のようです)の裏側に入る道を歩いていきます。

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途中、何もない道がしばらく続いて少々不安になりますが、歩き続けていくと……。

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大峰館に到着です。

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玄関前には、飲泉所もありました。
柄杓で飲んでみると、ほんのりと卵臭の感じられる泉質。素敵。。。

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では、中に入ってみたいと思います。

源泉に自信とこだわりありの大峰館。日帰り入浴料金は900円

フロントで、まずはチェックイン手続きを。

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やや雑然としてはいますが、清潔で建物も古さは感じられません。

日帰り入浴の際も、こちらのフロントで料金を支払い、浴室へ案内していただきました。入浴料金は900円です。

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日帰り入浴については、今写真を見ると「90分内」という但し書きがありますが、入館の際は特にそういった注意はありませんでした。混雑時のみなのかもしれませんね。

今回は宿泊利用なのでこちらで宿帳に記入し、お部屋に案内していただきました。

【部屋】★★★★ 清潔で眺め良く、浴室にも近く申し分ない

大峰館には「洗浄機付お手洗いがついてる眺めが良い新館」と「トイレ無しお得な本館」「お手洗い付きの本館」という3種類のお部屋があり、プランによって部屋が分かれます。

私は今回「三日月コース」というコース料理をいただけるプランを選択したのですが、こちらのプランを選択した場合は自動的にお部屋は新館になるようでした。
ほかに「素泊まりプラン」や、食事の量が少ない「ビジネスプラン」があるのですが、こちらを選んだ場合は、お部屋は本館利用になります。

クチコミを読んだところ、大峰館はそれほど食事のボリュームが多い宿ではないらしく、ビジネスプランで宿泊して食事に不満を持った方のクチコミがやや目立ったのです。私はもともとよく食べるほうですし、ましてこのときは登山後の宿泊だし……ということで今回は「三日月コース」のプランを予約しました。

なので宿泊するのは自動的に新館です。

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「月華」のお部屋でした。

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こちらです。一番手前のお部屋ですね。

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階段の側のお部屋ですが、この階段を下っていくと浴室ですので、浴室に最も近い部屋になります。

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お部屋に入ると既に、布団が敷いてありました。
まあ、これは一人泊ではよくあること。ちなみに大峰館の布団は、敷き布団も厚くて寝心地が良かったですね~。

電気ポットがあるので、いつでも熱いお茶や持参したコーヒーがいただけます。

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お茶請けは、花豆の甘納豆でした。

お部屋には浴衣と羽織、バスタオルとフェイスタオルが置いてあります。

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フェイスタオルは、よくある旅館の名前が入っている薄手のものではなく、厚手のしっかりしたもので「館内利用をお願いしています」とメッセージがついていました。

お部屋の右手奥に洗面所とトイレのスペースがあります。日当たりもよく、とても清潔です。

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このスペースの手前に、冷蔵庫もありました。

なぜか洗濯物を干すハンガーもここに。

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冷蔵庫の中には有料の飲み物も入っていましたが、買ってきたものを入れる余裕もあります。

グラス、栓抜き、日本酒のおちょこなども置いてありました。

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部屋の洗面所にはアメニティは石けんのみですが、ドライヤーがあるのはありがたいですね。

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ウォッシュレット付きのトイレもとても清潔で、お香が焚いてありました。

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部屋の窓からは山並みも見えてなかなか良い眺め。
お茶を淹れて窓を開け、外を眺めながら少し休んでから、お風呂に向かいます!

【風呂】★★★★★ 新鮮な自家源泉が惜しみなくかけ流される浴室を独り占め!

大峰館には、最初は日帰り入浴で伺ったのですが、そのときは夏でした。
受付してくれた女将さんに

「うちは源泉100%のかけ流しなんですけど、夏はお湯が熱いので、女湯は投入量を冬より絞ってありますのでご了承ください。男湯はね、かまわないからどんどん入れてくれっていう人がいるから絞ってないんだけど、それだと43度ぐらいになっちゃうのよ」

と言われました。
源泉にはかなりこだわりを持っているようで、加水も加温もしていないかけ流しのお湯を楽しめる宿なのです。

今回宿泊した新館の1階(もしかしたら地下かも)に、男女別の大浴場があります。 

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階段を下りていくと……。こちらが大浴場です!

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スリッパが並んでいない……ということは、男湯も女湯も無人のようです。
ゴールデンウィーク中にこれは、ありがたいことですね。

 

脱衣所は、カゴが並んでいるだけのシンプルなもの。

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貴重品ロッカーなどは特にないので、日帰り入浴のときは「貴重品をフロントで預かってもらえば良かったかも」と、少々不安になりました。入館時に特にそういう案内はなかったので。

洗面所。

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ドライヤーと綿棒、化粧水などあり。
ドライヤーは、まあ普通に使える感じのものでした。

脱衣所には、温泉分析書がはってありました。

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加水加温なし、循環濾過なし、入浴剤・消毒もなし。
完全にまじりっけなしの源泉かけ流しです。すばらしい。。。
湧出温度の44.3度は、思ったより低めですね。もっと熱いかと思った。
敷地内からわき出る温泉をすぐに利用しているから、冷める暇もないんでしょうね。

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さて、内湯へ!

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洗い場は5つあり、馬油のシャンプー、コンディショナー、ボディーシャンプーが置いてありました。

内湯。

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外に露天風呂があるのが見えますね。

内湯のお湯はぴりっと熱めです。新しいお湯がどんどん流れ込んできます。

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暖かい季節はお湯の投入量を絞っている、ということは、冬はもっと大量のお湯が注がれているということでしょうか。。。

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いずれにせよ、とっても良いお湯です~。

内湯でよく温まってから露天風呂へ。

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内湯よりもややぬるめです。内湯は長湯しにくかったですが、露天ならいつまででも入っていられそう。。。

湯口には温泉成分がびっしり!こびりついていました。

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こぢんまりとした露天風呂ではありますが、私1人しかいなかったのでまったく問題なし。

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でも、混んでいたらちょっと気まずいぐらいの大きさではあります。

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宿の看板などに「月がほほえむ宿」と書いてあるので、月がよく見える露天なのかな~と思っていましたが、露天風呂は完全に屋根で覆われており、塀もあったので月が見えるとしてもだいぶ時間が限られていそうだなあと。
ひょっとしたら、男湯の露天はもっと、眺めがいいのかもしれません。
ただ、屋根があるおかげで、雨の日でも気にせずに露天風呂に入れそうですし、雨水で温泉が薄まってしまうこともなさそうなのは良いなと。

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お湯は「ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物温泉」ということでしたが、なめてしょっぱいほどの塩分はなく、入りやすいお湯です。
入浴後は、お肌がツルツルになったように思います。今回も大満足の湯浴みでした。

宿泊すれば深夜も入浴可能ですので、何度でもすばらしいお湯を楽しめます♪

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脱衣所を出たところに、冷やした温泉水が飲めるようになっていました。

浸かっているときは特に、硫黄の香りを感じるお湯ではないのですが、口に含むとほんんのり、卵っぽい味がするのです。こちらのお湯ならきっと、いわゆる硫黄泉が苦手な方でも大丈夫でしょうね。 

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大浴場の前にコインランドリーもありました。そう言えば部屋に物干し用のピンチがありましたね。
素泊まりプランもあるし、湯治のような使い方をする方もいらっしゃるのかもしれません。

【食事】★★★★ ボリューム控えめだが、春の山の恵みをたっぷり味わえた

お部屋のところでも少し書きましたが、大峰館の食事付きの宿泊プランは「三日月コース」と「ビジネスプラン」の2種類があります。

じゃらんのプラン名を例にとると、コース料理のほうのプランが「天然かけ流し温泉と控えめ食事を味わう三日月コース」という名前で提供されています。
「控えめ食事」ということは、もっと食事の量が多いプランがあるのかな?と考えてしまいますが、2018年現在では、三日月コースよりも食事の量や質をアップしたプランは提供がないようでした。

というわけで、もともとよく食べる&今回は登山帰りの宿泊ということで、三日月コースを今回選択しています。

大峰館のドリンク&追加料理メニュー:地酒豊富で地ビールの生もあり!

大峰館の食事は、1階にある大広間でいただくのですが、ドリンクメニューは大広間のテーブルには用意がなく、お部屋に置いてありました。

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私は、ブログの記事にするために、ドリンクメニューをあらかじめお部屋で撮影していたので、広間のテーブルにメニューがないことに気づいたときにスマホの写真を見て注文したのですが、撮っていなかったら困ったかもしれません。

言えば出してくれたのかもしれないですけどね。
そんなわけでお部屋にあったドリンクメニューです。

ウーロン茶、コーラ、ジンジャーエールなどのソフトドリンクに地元産のミネラルウォーター。コーヒーはホット・アイスあり。

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お酒は一番上が燗酒で、その次に「キリンラガービール中びん」があったので「もしや生ビールはないのかしら」と思いきや……なんと、地元産の地ビール「月夜野ピルスナー」の生ビールがあるのです!素敵!!!

その他、奥利根ワイナリーのワインなど、やはり地元のお酒にこだわっていろいろと揃えられているようです。

日本酒のメニューもなかなか豊富で「水芭蕉」と「谷川岳」の1合瓶が合計4種類も揃っているのは、1人泊としてはありがたいです。 

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そのほかにも、0.5合からいただけるお酒も4種類あるようです。 

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連泊や夜食用の追加メニューもありました。夜食用のラーメンとおにぎりも、22時まで注文を受けてくださるようです。 

大峰館の夕食:筍や山菜など山の恵みが盛りだくさん

大峰館では、夕食・朝食共に1階にある広間でいただきます。

今回は夕食を18時30分でお願いし、時間になったので広間に向かったのですが……。

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あれ?広間の入り口にスリッパが一つもない。

スリッパを脱いで、奥の部屋に向かいますが……。 

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 あらーーー!やっぱり、私だけ?

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素泊まりも可能な宿なので、食事付きのプランで宿泊したのが私だけなのか、それとも今日は私しか泊まっていないのか、少し気になるところですが……。

席に着いた時点で焼き魚も置かれていたのですが、私が広間に入ってくると女将さんが出てきて「魚、ちょっと冷めてしまったと思うので、軽く炙ってお出ししましょうか?」と言い、いったん下げて行かれました。 

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お酒は、気になっていた月夜野ビールの生ビールを注文し、それが来るまでの間は食前酒で喉をしめらせます。 

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メインは七輪で温めた石で焼く上州牛のステーキです。 

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おお、生ビールは陶器のグラスに入っています! 

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それでは……泡が消えないうちに、いただきます!! 

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月夜野ビール、おそらくこのあたりのお水がおいしいというのもあるのでしょうけど、すっきりとしていて癖の少ない味わいで、すいすい飲める大変おいしいビールでした。

ビールは宿のご主人と思われる方が持ってきてくれ、七輪に火を入れてくださいました。 

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その際「ゴールデンウィーク中なのに他にお客がいなくてびっくりしたでしょう?」と言われたので、やはり、私以外にお客さんがいなかったんだと思います。なんでだろう。。。

だって、この宿を予約したのは2週間ぐらい前なんですけど、そのときは「残室2」とかになっていたので、ちょっと慌てて予約したんですよ。直前キャンセルでも入ったんでしょうか。

刺身の説明がなかったのですが、おそらく鱒だと思われる。 

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それにこんにゃくと湯葉の刺身。
「山の中で海の物は出さない」ことにこだわっておられるのだろうなーという感じ。 

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温め直していただいた岩魚の塩焼き。
普通にふっくらと焼けていて、おいしかったです。

このあたりでビールがなくなったので次は日本酒を……というわけで「水芭蕉 純米吟醸辛口スパークリング」の1合瓶をお願いしました。 

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これが、思った以上に炭酸が強くて驚きました。
特に振ったりしたわけでもないのに、瓶の蓋を開けた瞬間に、シャンパンのようにしゅわーーーっと泡が瓶の口からあふれ出てきたのです。

おちょこに注いでも、シュワシュワと泡が出続けています。

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味は、ほんのりと甘みがあり、しかしとてもすっきりとしていて、本当にシャンパンのようでしたね。

こちらは後から熱々の物を持ってきてくださった料理。 

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庭で取れた筍の煮物。
大ぶりな筍がたっぷりの鰹節で煮てあり、筍大好きなので大変おいしかったです!

石で焼くステーキは、お肉を焼くには焦げにくくて良かったのですが、野菜はなかなか焼けなくて、最後に野菜ばかり残ってしまいました・笑 

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お肉は、ちょっと筋があるところもありましたが、それ以外はおいしくいただけました。 

漬けものもたっぷりでうれしい。

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〆に、竹の器に入った筍ご飯と、汁物代わりにタラの芽の天ぷらの載った冷たいお蕎麦もいただき、大満足!

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デザートは、この日は子供の日ということで柏餅でした。 

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大変おいしくいただきました!ごちそうさまでした。
最後、〆のご飯がなかなか出てこなかったので、もうおしまいかと思って一瞬帰ろうとしてしまいました。もしかしたら、ご飯はこちらから「そろそろ……」とお願いするべきだったのかもしれませんね。 

それと、お品書きがなかったこと、広間にドリンクメニューが置いていなかったことが少し残念でした。

大峰館の朝食:温泉粥や温泉湯豆腐が並び、品数もたっぷり

よく朝も同じ広間で8時から、朝食をいただきました。

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朝も品数豊富です。

左は温泉水を使ったスープに、右はもちろん温泉粥。クコの実がのっているのがうれしい。 

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山菜や筍を使った野菜料理が朝から並びます。
左上の、筍とベーコンを炒めたお料理がとてもおいしかったです。 

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鮎の甘露煮と温泉卵も大変おいしく、お粥の後にしっかりご飯もいただいてしまいました。

温泉湯豆腐、お味噌汁にも筍が入っています。
筍、私は大好きなのでうれしかったです。 

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デザートにフルーツもいただいて、大満足!と思っていたら……。 

広間の隣にある、休憩所?ラウンジ?のようなスペースに、コーヒーを用意してあるとのこと……うれしい。。。 

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このラウンジ?のようなスペースは、昨日の午後に見たときには扉に鍵がかかっていたのですよね。
まあ、宿泊客が私1人なら、わざわざここに来てくつろぐ、ということも特にないですもんね。。。 部屋で休めばいいよねと。

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立派なグランドピアノも置いてあり、書棚には温泉関係の本なども並んでいました。
こちらのお部屋、お客さんが多い日は普通に開放しているのでしょうか。

いずれにせよ、いただいたコーヒーはとてもおいしく、のんびりと朝の時間を過ごすことができました。

【再訪したい度】★★★★☆ 週末も常時1人泊のプランを提供している極上湯の宿

本当に素晴らしいお湯でしたし、食事も、春の恵みがたっぷり味わえて、個人的には満足でした!
小規模旅館ではありますが、クレジットカードも利用可能でしたし(VISA・MASTER・DC・NICOS・UFJ)けっこう使い勝手が良い宿だとも思います。

2食付きのプランは、今回私が利用した「三日月コース」と、定食メニュー「ビジネスプラン」と2つあるのですが、金額は、1人泊の場合

三日月コース:平日税込14500円 休前日税込:16700円
ビジネスプラン:平日税込10100円~  休前日税込:13400円~

でした。なのでゴールデンウィーク中の今回は、16700円での宿泊でしたね。2人泊の場合は、1000円~2000円ぐらい安くなります。
素泊まりなら1人泊でも税込6400円~で泊まれますが、周りにあまり食事するところもなさそうなので、到着が夜遅いとかでなければ食事はつけたほうが良さそうだなと思いました。

口コミを読むと賛否両論あるこちらの宿ですが、とにかくお湯はすばらしいです。
料理やお酒にもこだわりがあって良いと思います。そのこだわりのせいなのかはわかりませんが、コスパ良くは見えないのが難点なのかな。
それと、女将さんもご主人も、ちょっと個性的でおもしろい方たちだったのですけど、あんまり「客商売」っぽくないので、好き嫌いは分かれるかもしれません。

関東圏で土曜日に1人で泊まれる、いいお湯の宿を探しているなら、候補にして間違いのない宿だと思います。