1年ほど前、歌舞伎町の花園神社近くに新しい温浴施設ができたということは、新宿駅の駅構内の看板などを見て知っていました。
一度は行ってみたいと思いつつも、入浴料金がけっこう高いなーと思ってなかなか足を運べずにいたのですが、今回、1000円割引券を入手できたのでついに行ってきました!
新宿駅からだと、靖国通りから「四季の路」という名前が実はついている遊歩道をひたすら歩いてきて、遊歩道が途切れたところで右側に曲がるとすぐです。
B2階から4階まですべてがテルマー湯という、かなり大規模な施設です。
朝11時から翌朝9時まで営業しています。
入館料はけっこうお高めだけど、割引券もあれこれ出回っている
テルマー湯の入館料の基本料金は、
18歳以上:2364円
中学生~18歳未満:1620円
となり、けっこうお高めです。
また、時間制限などはありませんが、深夜や土日祝日は上記の料金にプラスして
深夜割増料金(1時~6時の間在館):1836円
休日割増料金(土日祝日・特定日):324円
がかかります。
つまり、土曜の夜に18歳以上の人が朝まで滞在するとなると
2364円+1836円+324円=4524円
が、ただ滞在するだけでかかってしまいます。
ただし、入会金・登録料・年会費無料の「プレミアム会員」になると、入館料が2148円と、200円ほど割引になるようです。
さらに、利用料金の1.5%がポイントとして加算されるようなので、たとえ1度きりの入館だったとしても、プレミアム会員になって割引してもらったほうがよいです。(その場で入会できます)
さて、私の入手した1000円割引券はこれですが……。
この、圧倒的にお得な券はどこで入手できたかと言うと、テルマー湯から徒歩5分圏内にあるラブホのフロントに置いてありましたw
テルマー湯は、ホテル街のすぐ近くにありますからね……ご近所割引というところなのでしょうか。
また、かつては「受付で合言葉を言うと200円オフ」というような割引をやっていたみたいですが、最近は行っていないようです。
最新の割引情報は、テルマー湯のTwitterアカウントがつぶやいているもよう。
【風呂】★★ アメニティは◎。中伊豆の神代の湯を使った露天風呂は?
私がテルマー湯に興味を持ったきっかけは、中伊豆にある「神代の湯」のお湯を使っていると聞いたからでした。
「神代の湯」は、修善寺駅から車で15分ほどのところにある一軒宿で、家族で経営されている感じの、本当に小さな宿です。
かつてこのブログでもレポートを書きましたが、お湯は本当によかったんですよねー。
運び湯ということで、お湯の威力は薄れているとは思いますが、はたして、あのすばらしい神代の湯をどんな風に使っているのか!?
露天風呂の全景はこんな感じ。
露天ということで、一応外気が入るようになってはいますが、歌舞伎町という場所柄、開放感はありません。
お湯につかってみる……と、かなり塩素臭があります。
そして、気になったのは「湯口からお湯が出ていない」ことです。
湧出量の少ない温泉で、循環している場合って、かけ流しのときよりもむしろ派手に、湯口からじゃんじゃんお湯が出てくるイメージなんですが。。。
かけ流しではないのに、湯口からお湯が出ていないって……ただ、運んできた温泉水を溜めてあるということ?
それって、衛生的には、大丈夫なのか。。。けっこうな人数がつかっているのになあ。
早々に露天風呂をあきらめて内湯に戻ります。
内湯のウリは「炭酸風呂」と「シルク湯」だそうですが、ぬるめで泡付きのある「炭酸風呂」にたくさんの人がつかっていました。
そしてやっぱり、湯口からお湯が出ていない!どうして?
(ずっと見ていると、ごくたまに出ているようでした。水道代をけちっているのでしょうか?なんか衛生的に心配なんですけど。。。)
シルク湯は、細かい気泡でお湯が白くなっている浴槽とのこと。
こちらは、湯口からお湯が出ており、そこまでの塩素臭はありませんでしたが、お湯がちょっと熱めなので長湯はしにくかったです。
あと内湯・露天ともちょっと好みじゃないなあと思ったのは、浴槽の段差の高さが高すぎることです。
人気のある露天風呂と炭酸風呂は、浴槽の外周にぐるりと段差が設けられており、そこに座ってお湯につかれば、全身つからず、腰から下のみお湯につかって半身浴ができるはず、なのですが。。。
テルマー湯の浴槽の段差は高すぎて、そこに座ってお湯につかると、お尻までしかお湯につかれず、なんか中途半端なんですよ。。。半身浴したいのに。
また、このほかにもジェットバスや寝湯、ミストサウナなどいわゆるスーパー銭湯的な設備が揃っていましたが、特筆すべきことはありませんでした。
いいなと思ったのは、洗い場の数が多く、シャンプーやコンディショナーが、一種類ではなく3種類ほど用意されていること!
通常は2種類らしいのですが、来訪時は夏ということで、爽快感のあるものが追加されていたようです。
また、脱衣所・パウダールームのアメニティは本当にすばらしいです。
まず、バスタオルは1人1枚、入館時に配布されるのみですが、フェイスタオルは脱衣所に山ほど用意されていて使い放題です。
滞在中に何度かお風呂に入るとなると、濡れたタオルをもう1度使うのは嫌だなと思ったりするので、これはありがたいサービスです。
また、パウダールームには、ドライヤーやコットン、綿棒などの基本的なアメニティはもちろんのこと、ボディローションやヘアローション、化粧水、乳液、メイク落としなど、本当になんでも揃っています。
ヘアアイロンも、ストレートアイロンとカール用のコテが両方あります。
ギャルっぽい子が髪を巻きながら
「マジここ何でもあってサイコー」
って言ってましたw
お湯に期待をしなければ、そうだなと思います。
なお、パウダールームは浴室のある2階と、ロッカールームのある1階の両方にあるのですが、多くの人は2階を使っていましたが、1階のパウダールームを使うほうがおすすめです。
まず、2階のパウダールームは浴室・脱衣所と一緒になっているので湿度が高く、髪の毛を乾かしにくいし、セットもしにくいです。
1階のほうがすいているし、湿度も低いのでメイクやヘアセットがしやすいと思います。
また、アメニティは1階も2階もまったく同じものが揃えてあったのですが、なぜか「ドライヤーの種類」だけが違うんです。
2階のドライヤーは、スーパー銭湯によくある業務用っぽいやつですが、1階のドライヤーは、パナソニックのイオニティのナノイーの、かなり最新式に近いやつが置いてあります。
私はナノイー信者なので、1階のほうがだんぜん好きです。
また、私は今回利用しませんでしたが、岩盤浴(ヒーリングテラと呼んでいるもよう)の提供もありました。
12時から午前0時まで、810円で時間制限なしの入り放題のようです。こちらは、平均的な価格のように思えます。
午前0時以降は、ヒーリングテラコーナーも休憩スペースとして開放するとのことで、これはラクーアと同じ方式ですね。
【食事】★★★★
飲食店は、地下1階に和食とエスニックのレストランが1店舗ずつと、B2階にバー、岩盤浴のある階にジュースバーがありました。
今回は和食レストランとジュースバーを利用してみました。
まずは和食レストラン「散水草木」
こちらの店舗は開店から朝5時まで営業しています。
店舗内は掘りごたつの席のほか、1人でも入りやすい2人がけのテーブル席も多く用意されています。
私が入ったときは、1人で食事や飲んでいるお客さんも多かったです。
注文したのはまず、スーパードライの生小。518円。
私がスーパードライを頼んでいるということは、他社の選択肢はなかったということで、ちょっと残念。
ポテトサラダ。464円。
鮪とアボカドの葱油山葵醤油 745円。
豚の角煮 756円。
揚げ出し豆腐540円
とろたく巻き 648円。
お酒は、日本酒の品揃えがけっこうよかったです。
鳳凰美田 純米吟醸無濾過生 864円を後から追加。
味は普通の居酒屋レベルで、値段はちょっと割高かな~。
でも、これだけのメニューを営業中ずっと提供し続けるのはすごいし、ありがたいことだなと思います。
それから、4階のヒーリングテラコーナーにある、ジュースバーを利用しました。
野菜やフルーツのスムージーを中心に提供しているこの店舗ですが、私が購入したのはソフトクリーム!
プレミアムソフト・クレミア。540円。
少々お高めですが、おいしかったです!
バーコーナーも利用してみたかったのですが、気づいたら終了していました。。。
和食レストラン以外の、エスニックレストラン、バー、ジュースバーはすべて、22時30分ラストオーダーの23時閉店のようです。
【再訪したい度】★★★
簡易宿泊施設としての利用はありかな~と思います。
特に、翌日きちんと髪を巻いてメイクして出たい!という女性の場合は、テルマー湯のパウダールームの充実っぷりは本当にありがたいんじゃないかなと。
ホテルに泊まったって、コテやストレートアイロンまで置いてるとこはあまりないですからね。。。
お湯目当てでは、行かないほうがいいかな~とw
朝5時までレストランが営業してるところなんかは、さすが新宿という感じでいいと思うんですけどね。
それと、マッサージやフットケア、タイ式マッサージなんかも朝5時までやっているので、そちらを目当てに来るとか。
とにかく、お湯以外はすばらしい施設だと思うので、お湯の良し悪しってなあに?という方にとっては、少々お高いけどすばらしい施設なんじゃないかなと思います。
余談ですがここに行った後、綱島のスパリブールに行きたくなりましたw
コンセプト的には近い施設だと思うんですけど、あそこは本当に、お湯がすばらしいんですよねえ。。。また行かなくては!