温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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日光湯元温泉 紫雲荘宿泊記 かけ流しの硫黄泉と食事がすばらしい小さな宿に一人泊

一人旅初心者も泊まりやすい極上湯の宿、奥日光 湯元温泉 紫雲荘

日光湯元温泉紫雲荘は、日光湯元温泉のバス停からすぐのところにある、家族経営の小さな宿です。
お値段もそれほど高くなく、夕食も朝食も部屋食でしかもとてもおいしく、宿のすぐ近くに湯元温泉の源泉地があるため、かけ流しの硫黄泉はすばらしく新鮮なお湯なのです。

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すばらしい宿なうえに、1人旅初心者にも宿泊しやすい宿なのではないかと思います。
こちらの記事でも紹介しています。

というのも実は、私自身が初めて一人旅をした際に宿泊した宿がこの紫雲荘なのです。

それ以降季節を変えて何度も宿泊しており、このブログにもずっと前に記事をアップしていたのですが、2019年の11月に再訪しましたので、大幅に追記して再度公開しました。

戦場ヶ原を散策したり、日光市内で鳴虫山に登った後に宿泊するのにちょうどいい宿

初めて、1人旅で温泉宿に泊まったのがこの宿でした。
1人泊用の小さな部屋がいくつかあったのと、朝夕とも部屋食だったので、一人旅の敷居が低かったのです。
宿泊費は、1泊10000円程度。
土曜日でも数百円アップするのみで、とても良心的だと思います。

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夏なら、戦場ヶ原の周辺をトレッキングしてから伺うのがおすすめです。
遊歩道がきちんと整備されていますので、トレッキングシューズでなくても、スニーカーなどの歩きやすい靴があれば散策が可能です。

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竜頭の滝から戦場ヶ原に向かう道は特に、水辺の道が美しくてお気に入りの散歩道です。

紫雲荘に初めて泊まったのは登山を始める前でしたが、登山を始めてからは、冬にも伺うようになりました。

f:id:happydust:20191206010449j:plain戦場ヶ原でスノーシューハイクを楽しんだ後、紫雲荘へ向かいました。

f:id:happydust:20180503212925j:plainこの日は、雪が多すぎて貸切露天風呂が利用できないというハプニングがありましたが、スノーハイクの後に温泉に浸かって冷えた体を温めるというのは、冬ならではの楽しみの多いプランでしたね。

そして今回は、2019年11月の最終日に、日光市内にある低山「鳴虫山」を登った後に、湯元温泉に向かいました。

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往復4時間ほどで歩けますが、途中には急坂が続くポイントもあって、登り甲斐があります。そこそこ強度はあるものの、冬でもそこまで雪は積もらないので、気軽に歩ける良い山です。

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山頂周辺の木々がすっかり落葉して、見晴らしが良くなっていました。

日光には「男体山」や「日光白根山」など、もっと標高の高い山がいくつもありますが、紫雲荘に泊まるときはもっと気楽に歩ける山を組み合わせて歩くことが多いです。

すごくいい宿で、いい温泉なので、15時になったら即チェックインして、朝は10時までのんびりしたいんですよね。高い山に登るには時間がかかるので、チェックインが夕方ごろになってしまったり、早朝にチェックアウトしなければならないことになるので、なんだかもったいないな、と思ってしまって。

紫雲荘に泊まるときはいつも「温泉中心山行」で、本格的な登山よりもゆる山歩きと組み合わせています。

もちろん、登山やトレッキングをしない方なら、東照宮や中禅寺湖周辺の観光と組み合わせて泊まるのもいいですよね。

日光駅から日光湯元温泉紫雲荘へのアクセス

JR日光駅、及び東武日光駅からは、東武バスによる湯元温泉行きのバスが1時間に1~2本程度運行しています。

時刻表は季節によって変動しますが、こちらのページからダウンロードが可能です。 

また、バス料金については、Suicaなどの交通系ICカードでの乗車も可能ですが、東武日光駅のツーリストセンター、もしくはJR日光駅にみどりの窓口でフリーパスを購入すると非常にお得です。

日光駅から湯元温泉までの片道の運賃は1750円ですが、フリーパスは2日間有効で3000円ですので、1泊2日の滞在であれば、往復するだけでもフリーパスのほうが500円お得です。

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今回は、鳴虫山を登山した後、13時40分東武日光駅発、15時5分湯元温泉着のバスに乗りました。 

バスを降りると、硫黄の香りがはっきりと漂っているのがわかります。湯元温泉に来た!と実感する瞬間です。

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前日に雪が降ったそうで、路面の雪は概ね溶けていましたが、路肩には雪が残っています。

バス停から徒歩2~3分で紫雲荘に到着です。

ちなみにですが、日光湯元温泉にはコンビニのような商店はなく、あちこちにソフトドリンクの自動販売機があるのみなので、お酒やおつまみなどが欲しい場合は日光市内であらかじめ買っておいたほうがいいと思います。宿にも多少の用意はありますが、特につまみについては、そんなに種類はないところがほとんどですので。

チェックインし、女将さんにお部屋に案内していただきます。

【部屋】★★★★ Wi-Fi完備、冷暖房完備で年々快適度が増している

紫雲荘の客室は2階と3階にありますが、エレベーターのない建物ですので、階段を上ることになります。

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今回宿泊したのは3階の「わたすげ」のお部屋です。 
8畳のお部屋です。予約したのは「6畳和室」だったはずなのですが、空室があって広い部屋にしてくださったのでしょうか。

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チェックイン時からお布団が敷いてありましたが、8畳間に1人だと、それでもぜんぜん余裕がありますね。

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女将さんにお茶を入れていただきました。

「今年は雪が降るのが遅くて、このあたりも先週ぐらいまでまだ、紅葉が残っているような状況だったんですよ」

とのこと。

紅葉時期の日光はめちゃくちゃ混むので、あえて紅葉が終わる頃を狙ってきたのですが、つい最近まで紅葉が残っていたとは、少し驚きました。

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3階なので、窓からは日光白根山もよく見えます。

「先日、日光白根山に登山に来たお客さんも『アイゼンやらピッケルやら持ってきたのに、ほとんど雪がなくて使わなかったよ』とおっしゃっていて……ところで今日は、どこか歩いて来られたんですか?」

「ああ、えーと今日は、鳴虫山に登ってから来ました」

「そうなんですね。私も夏に鳴虫山に登ることがあるんですけど、東照宮の近くのほうに、今は使われていない登山道があったりして、楽しいんですよ」

そうだ、この宿の女将さんは、登山をされる人なんでした。

ちょっと気になったけれど、地図に載ってない廃道を歩くような登山は、私はしないものね……昔から登っている、地元の人だけの特権でしょう。と思い、深くは突っ込まず。

夕食の時間を相談して、女将さんが戻られると、窓から外を眺めてみます。

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おお……鍵が、硫黄の成分で腐食し始めている……。硫黄泉の温泉地はこれが大変ですよね……シャワーなどの水回りの設備や、電化製品も長くは使えないと聞きますし。

お部屋にはユニットバスがついていますが、蛇口は硫黄の成分で黒く変色しています。
これは、いくら清潔にしていても仕方ないことなんですよね……。

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ユニットバスではありますが、シャワーは取り外されており、実質は「洗面所とトイレ」というところです。

とは言え、お風呂は温泉に浸かればいいわけで、1泊2食付き1万円ちょいの値段で、お部屋に洗面とトイレが付いているのはありがたいです。

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部屋の外にはハンガーをかけるためのスペースがありました。

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暖房は石油ファンヒーターです。やっぱり、これが一番暖まりますよね。 

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座椅子にはブランケットもかかっていました。お気遣いがありがたいですね。

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浴衣、足袋ソックス、タオル、バスタオル。そして浴室に行くときに便利なかごバッグが置いてありました。

鏡台の前にはドライヤーが置いてありました。Panasonicのターボドライです。このシリーズは安価なわりに風力と熱さのバランスが良くて乾かしやすいので好き。

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実は、鏡台の近くはコンセントがなく、少し離れたところにあるコンセントに挿さなければならないのですが、ちゃんと延長コードも置いてあるのがすばらしい。ノートパソコンを使うときにも延長コードが使えたので便利でした。

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電化製品は、電話と液晶テレビ、そして湯沸かしと保温機能付きの電気ポット。
冷蔵庫にはお酒を中心に有料の飲み物が入っています。ビールが3種類と日本酒とシードルがあり、ちょっと心惹かれてしまいました。これだけ種類があれば、私としては他に買い足さなくても十分ですね。

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この中ではノンアルコールなのはラムネとオールフリーのみですが、フロントの前にソフトドリンク販売用の冷蔵庫があり、ペットボトルの麦茶やスポーツドリンクなどが売られていました。

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冷蔵庫の上にはグラスと栓抜きが。ちゃんと、日本酒用の小さなグラスもあるのがうれしいですね。

ちなみにですが、数年前に泊まったときはまだ導入されていなかったと思うのですけど、今回はお部屋でWi-Fiが使えるようになっていました。スピードも問題ない速さで、ありがたかったです。

初めて紫雲荘に泊まったのは、今から15年ぐらい前の夏だったのですが、そのときはまだ、各部屋にエアコンも冷蔵庫もなかったのです。日光湯元は夏でも涼しいから……ということだったんですが、それ以降エアコンも設置され、冷蔵庫もすべての部屋に置かれるようになり、今回はWi-Fiも……。来る度に時代にあわせて着々と、地道な進歩をとげていて、すばらしいことだなと思います。

【風呂】★★★★★ 無料の貸切露天もあり、源泉地のすぐ近所なのでお湯が本当に新鮮!

日光湯元温泉、そして湯元温泉から引湯している中禅寺温泉の源泉は、紫雲荘のすぐ裏から湧き出ていて、歩いて見学できます。

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源泉地には硫黄の香りのする蒸気が、もうもうと立ち込めています。 

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 源泉ごとに、どの宿の源泉なのかが記してあるのがおもしろかったです。

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地面にあふれ出た源泉がたまった場所は、緑色に変色していました。

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宿が密集している場所だと、電線が写真に写ってしまったりするのですけど、源泉場のあたりからだと日光白根山を撮影するにも都合が良く、ちょうどいいお散歩スポットだと思います。

まずは男女別の内湯へ

さて、まずは内湯へ向かいます。

内湯を利用できる時間は、朝5時30分から夜は23時までで、深夜の利用はできません。

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左側が女湯で右側が男湯。時間帯による入れ替えはないですが、シンプルな浴室ですので造りは一緒なのでしょう。

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脱衣所には、脱衣カゴが置いてあるのみでトイレも浴室の外にあります。ドライヤーも脱衣所にはないので、各部屋に置いてあるものを使います。

源泉の分析表が貼ってありました。

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含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉。ph6.5で弱酸性。
白濁する硫黄泉はph2などの強酸性のイメージがなんとなくあるのですが(蔵王温泉や草津温泉など)日光湯元の源泉は中性に近いお湯で、お肌にも優しいのです。

また、源泉の温度は74度とめちゃくちゃに熱いのですが……はたして浴槽のお湯はどんな感じでしょうか。

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ふんわりと湯気が立ち込める浴室。6~7人は入れるぐらいの浴槽は、緑がかった源泉で満たされています。

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シャワー付きのカランも、温まるまで少し時間はかかるものの、きちんとお湯が出ます。カランも黒く変色していますね。硫黄泉の浴室で、こんな風にきちんとお湯が出る状態をキープするの、けっこう大変なんですよね……。

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ああ……見ただけでわかる、これは絶対いいお湯!!はやる気持ちをおさえて体を洗います。

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壁から2つの管が出ており、奥のほうは源泉で、こちらは勢いを調節することはできません。

手前は水が出る蛇口で、あまりにも熱いときは適宜水を足して入ることができます。これができるからこの宿好きよ……。

けっこう「調節は宿にまかせてね!」というところが多くて、熱くて入れなかったりすることもあるんですよね……。今回は、入る前から少しだけ水が出ていたんですが、それでやや熱めのちょうどいい温度になっていました。

新鮮なお湯を思う存分楽しんだところで、次は貸切風呂に行ってみましょうか!

何度でも利用できる貸切露天風呂

紫雲荘には貸切露天風呂が1つあり、利用時間は朝6時から夜は22時までと少し短くなりますが、空いていれば何度でも利用できます。

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予約制ではなく、こちらの「貸切中」の札がかかっていなければ貸切可能ですので、宿の方に声をかけて貸切風呂を利用したい旨を告げて、入ります。

何度でも貸切可能ではあるのですが、たとえば満室の日に、他にまだ貸切風呂を使っていないお客さんがいる状態で3度目の貸切!とかだと、お断りされる可能性もあるとは思います。全7室の宿ですので「タイミングが被りまくってぜんぜん入れなかった」みたいなことは、あまりないのではないかと思うのですけどね……。

ただ、私が何度か泊まった経験上「貸切風呂に入りたいなーと思って1階まで来たけど、使用中だった」ことはもちろん何度もあります。存分に貸切風呂を楽しみたいならやはり、早めにチェックインして他のお客さんが来ないうちに入ってしまうのが良いでしょうね。

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貸切露天風呂の湯小屋は、母屋の裏口から出て10歩ぐらい歩いたところにあります。

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脱衣所内にはオイルヒーターが設置してあり、ほんのりと空気が暖かくなっていました。

温泉分析表が露天風呂にもありました。内容は内湯のものと同じのようです。

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貸切風呂は予約制ではありませんが、1度の利用は45分以内で、とのこと。

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髪を洗ったりなどは内湯でする方が多いと思うので、45分あれば十分ですね。
また、積もった雪に触らないように、という注意書きもありました。たしかに、雪が汚く崩れていたり雪だるまにされていたら、ちょっとせつないですね。せっかく貸切で、写真も撮り放題なのですから……。

ではいざ、露天風呂へ!

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前日に降ったという雪がちょうど残っていて、いい感じ!

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ちなみに、露天風呂にもシャワーとカランはついています。
体は内湯で洗ったばかりなので、かけ湯して中へ……。

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青みがかった源泉が浴槽に注がれています。

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露天風呂にも内湯同様、温度を調節するための水を出せる蛇口があります。この日は最初からちょろちょろと水が出ていたのですけど、入ってみると42度ぐらいのちょうどいい温度になっていて、それ以上水を足す必要はありませんでした。

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湯口の周辺には、源泉の成分が堆積しています。

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のんびりと30分ほど湯浴みを楽しみました。
あがったら帳場に声をかけて貸切中の札を返すのを忘れずに。利用する度に宿の方が脱衣所や外に出るときに使う履き物などを整えてくださるので、いつでも気持ちよく利用できるのもすばらしいです。

これまで宿泊した際の貸切風呂の様子

こちらは1月に宿泊した際、今回よりもたっぷりと雪が積もっていました。

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お湯は少し暗い感じの緑で「笹濁り」という感じ。日によって色が変わるのもおもしろいですね。

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夏に宿泊したときは、今回よりも白っぽく濁っていましたね。
雪が積もっている場所には、春夏は草が茂って庭っぽくなっていました。

日光湯元温泉紫雲荘で日帰り入浴は可能か

紫雲荘では日帰り入浴を受け付けていないため、このすばらしいお風呂を楽しむためには宿泊する必要があります。

部屋数も7室と少ないため、宿泊すれば本当にのんびりと、すばらしいお湯を楽しむことができます。

【食事】★★★★ 日光の名物が取り入れられた、手作り感あふれるおいしい食事

部屋に戻ってブログを書いたりしつつ、のんびり過ごしていると夕食の時間が近づいてきました。
ちなみにこの時間を利用して書いていたのがこちらの記事です。

紫雲荘の室内でカメラなどを撮影したので、フローリングではなく畳の上なんです。 

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ブログに掲載したこちらの写真は、紫雲荘の窓から見た湯元温泉街でした。

さて夕食です。夕食の開始時間は18時、18時30分、19時から選択可能ですが、私は一番遅い19時からを選択しました。

日光湯元温泉紫雲荘のドリンクメニュー

まずは、お部屋に置いてあった飲み物のメニューをご紹介したいと思います。
夕食の際はこちらから飲み物をオーダーします。22時まで注文可能とのことでした。

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ビールは一番搾りの生ビールと瓶ビールが3種。ソフトドリンクも基本的なものは揃っています。

ホットコーヒーは、朝食後にサービスでいただけるのですが、大変おいしいコーヒーでした。

日本酒のメニューはこちら。

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一合からいただける日本酒が5種類。すべて栃木県産のお酒です。
奥日光限定の「貴婦人」という日本酒もありました。

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梅酒と柚子酒、焼酎も。焼酎は、おそらく瓶での提供なんでしょうね。グラスでの用意はないようです。

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ワインも「農民ロッソ」「農民ドライ」が用意されており、シードルの提供もあります。

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ワインも焼酎同様、グラスでの提供はなくハーフボトルからの提供のようです。

あ!日本酒の利き酒セットもありました!

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これはどれも気になるラインナップ……。

しかし、私は日本酒好きなので選択肢が多くてありがたかったですが、焼酎・ワイン好きの方にはちょっと物足りないというか、グラスでの提供があればと思うところかもしれませんね。

2019年11月宿泊時の夕食

 では、2019年宿泊時の夕食についてご紹介したいと思います。

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お品書きもしっかりと用意されています。

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お酒はやっぱり、利き酒セットをオーダー!

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こんな風に、グラスを置く台にお酒の名前が書いてあり、わかりやすかったです。 

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食事は、デザート以外は一気に持ってきてくれる方式です。

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では、いただきます!

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左上から時計回りに「胡瓜の和風ナムル」「鹿沼こんにゃく炒り煮」「蕪の胡麻和え」「八汐鱒燻製」「里芋の煮転がし」「鶏の松風焼き」

どれもやさしいお味でおいしいのですが、特に「里芋の煮転がし」が、なんというか懐かしいお味で心癒やされます……。

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引き上げ湯波を大分の柚子胡椒で。ぴりっと辛い柚子胡椒がよく合います。 

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 「小松菜と湯波の煮浸し」と、香の物は白菜の浅漬け。

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「やわらか角煮」は、この3倍ぐらい食べれそうなおいしさでした……。 

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「ナスの南蛮」は、辛目の味付けでお酒がすすみます。

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ふろふき大根も優しい味……。いつも思うのですが、紫雲荘の料理は優しさでできている感じが良いのですよ……。

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野菜のかき揚げを新潟村上の天然塩で。
塩も甘みがあり、それだけで酒のつまみになりそうな塩でした。

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豆乳鍋は紙鍋で卓上で調理して熱々をいただきます。

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夕食には汁物がつかないので、豆乳鍋を汁物がわりに〆のご飯をいただいて、ごちそうさまでした!

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食事が終わった旨を内線で連絡すると、御膳を下げに&デザートを持ってきてくださいました。

デザートは酒粕のブラマンジェ。こちらも甘さ控えめの優しいお味。最後まで優しい……。

自分で淹れたコーヒーと一緒にいただきました。ごちそうさまでした!

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デザートと一緒に冷水の入ったポットを持ってきてくださいました。
今回もおいしくて優しい夕食でした。

2015年1月宿泊時の夕食

前回、2015年の1月に泊まった際の夕食についても、簡単にご説明したいと思います。

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豆乳鍋や角煮、引き上げ湯波などのメニューは定番のようで共通しています。
このときはニジマスの塩焼きがついていましたね。

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蓮根の味噌グラタンが大変おいしかったです。

この後、ご飯とデザートもありました。

2019年11月宿泊時の朝食

朝食もお部屋で。7時30分、8時、8時30分から選びます。

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 品数が多いのがうれしいですね。

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 右側のは鶏の胸肉だと思うのですが、あっさりした味わいで朝食にちょうど良かったです。

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サラダにも鶏肉がついていました。野菜は新鮮で、ドレッシングもおいしいです。

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出来たてのお豆腐と、大根の炒め物。

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切り干し大根と、右側の巻いてあるやつは湯波です。この、固めの湯波を巻いて含め煮にした料理は、日光ならではですよね。大好きで、たまにお土産でも買っていきます。

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温泉玉子もつやつやと美しいです。

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ご飯とお味噌汁。

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ほんのりと甘みのあるヨーグルトにはバナナやキウイがたっぷり入っています。

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食後にはりんごジュースかコーヒーのサービスがあります。

今回もおいしかったです!ごちそうさまでした。

2015年1月宿泊時の朝食

2015年1月に宿泊した際の朝食を、簡単にご紹介します。

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朝食メニューは定番の料理が多いのですが、どれもすべておいしいので、同じでむしろありがたいです。

朝食をいただいた後はもう一度お風呂に入り、10時ギリギリまで部屋でだらだらしてチェックアウトします。

 

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今日もいい天気です。

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バスを待つ時間、徒歩5分ほどのところにある湯の湖を散歩しました。
夏は釣りをする方などで賑わいますが、冬はとても静かです。でも、そこがいいなと。

【再訪したい度】★★★★★ 居心地よく、自分の家のようにくつろげる良宿

何度も再訪しており、このブログでも頻繁におすすめしているので、よく読んでいただいている方にはお馴染みの宿かもしれません。

接客も、つかず離れずの(どちらかと言えばあっさり目)接客で、とても居心地が良いんですよね。
以前一度、予約日を間違えて伺ってしまったことがあったのですが、完全にこちらのミスなのに対応していただけて、とてもありがたかったです。

また、違う季節にも泊まりに行きたいですね。

【1人旅に優しい度】75点:人気があって週末の予約が取りにくいが1人旅向きの宿

泊まりやすさ 10/20

6畳の和室が1室あり、その部屋には「1人旅プラン」が設定されていて休前日で一人泊が可能。7畳和室も平日のみ1人泊の設定がある。
人気があるので週末の1人泊の予約は、けっこう前からしておく必要がある。

食事場所の配慮 20/20
朝夕ともに部屋食。内線電話でドリンクオーダーもスムーズ。

プランの選択肢 15/20 
「利き酒セット付き」などのお得なメニューは1人泊には設定がないが、そもそもそんなにたくさんのプランがないので特に影響はない。

ドリンクオーダー  10/20
1合で注文できる日本酒が5種類と利き酒セットもあり、日本酒好きとしては1人でもいろいろ楽しめてかなり満足した。グラスワインの提供がないので、ワイン派の人は物足りなく思うかも。

フリーWi-Fi完備 20/20
室内でWi-Fiを利用可能で、速度も十分。